1998年8月9日対本田技研戦観戦記


いつものゴール裏と新人サポーター

 今日の試合は,昨年の天皇杯を知らない私にとっては,これまでで最高の感動をくれた楽しい試合でした。前半はともかく,後半は内容的にもなかなかのもので,小林・中丸両選手の意欲あふれるプレーには心地よさを感じました。

 さて,試合内容についての観戦記は「ガスはめ」などを参照して頂くとして(笑),私がこの日特別に注目したことについてちょっとだけ。それは東ガスサポ用にテープで区切られた区画からわずかに外れたところにいた,おそらく東ガスの試合をはじめてみるのであろう女の子サポーター二人でした。(笑)

 スタンドのベンチにちょこんと座り込んで観戦していたその二人は,いつものゴール裏が繰り出す全員コールにことごとく感じてしまった模様で,何度も控えめな吹き出し笑いを見せていました。例えばサンドロ選手に向けた「サ〜ンドロ〜」なんてコールにも笑いを漏らし,「なんてったって東京」にも笑いを漏らし,さまざまな小さい野次にも笑いを漏らしていました。あたかも今まで知らなかった快感を知ってしまったかのように。

 今日は東ガスチームとサポーターの絆を強くするという狙いからももちろん大成功だったですが,同時にいつものゴール裏と一般サポーターとが近づくという点でもとてもいい機会でした。一般サポーターには,いつものゴール裏がいかに東ガスを愛して応援しているかが伝わったはず。

 もう一つわかったことですが,実は東ガスFCの運営の方々もいつものゴール裏の応援を愛している(?!)らしいので,今の応援スタイル,まだまだすたれることはなさそうな,気がします。