応援風景2000特別版
〜新潟が仙台に敗戦した後の,老夫婦の会話〜
written by ホメ


 

にいがたの ひかりのどけき はるのひの 市陸かえりの ふうふのやりとり
おばあちゃん、オレンジ色のメガホンをぶらぶらさせながら 「なあせっかく仙台が2人もいなくなったのに負けちゃってブツブツブツ」
おじいちゃん、気のない相槌 「んだなぁ」
おばあちゃん、悔しさのあまり、道端の木の葉っぱをちぎって投げ捨てながら 「仙台にわざわざオミヤゲくれてやったよなもんでねえのブツブツブツ」
おじいちゃん、ふたたび気のない相槌 「んだなぁ」
おばあちゃん、未来に思いを馳せながら 「こんげだらJ1なんて夢のまた夢じゃねえがぁブツブツブツ」
おじいちゃん、みたび気のない相槌といかにもなフォロー 「んだなあ、仙台では勝つよぉ、きっとぉ」
おばあちゃん、言葉に力が入りながら 「あたりまえよぉ、こっちだってオミヤゲこんどは頂かないとぉ不公平ってもんじゃねえブツブツブツ」
おじいちゃん、よたび気のない相槌 「んだなぁ」
最初から繰り返し×∞。きっと帰宅するまで繰り返し。きっと帰宅してからも繰り返し。 「それにしてもせっかく2人もいなくなったんでねえかブツブツブツ」
Viva老夫婦! たとえ敗れようとも!!