2002年7月11日(木)発行 第5号東京中華スポーツ1

千客萬來スポーツ 熱烈歡迎

チケット問題混迷

架空人物にもチケット

発行か?

pastel.jpg (25210 バイト) 売れ残り問題に端を発し,チケットゲッター,事前取り決め破りの当日販売,外国人対面販売,故意的二重発券など,今回のワールドカップでも多彩なチケット問題が振りまかれたのは記憶に新しいところ。本社編集部では,横浜国際競技場での決勝戦について,架空と思われる人物のチケットが存在していたことを確認した。
 右の写真が問題のチケットである。決勝戦を示す"64"と,カテゴリーを示す"3"が大きく印刷されている。

原則実名の根幹揺るがす大失態,バイロム社への責任追及は不可避!
  そして次の写真が問題の氏名印刷部分の拡大写真である。一枚には「矢吹 丈」,もう一枚には「星 飛雄馬」と記されている。これらはいずれも20~30年前に一世を風靡した少年漫画の主人公の氏名であり,実在しない使用者への架空の発券であったことは必至である。ところが決勝戦当日には,これらのチケットで決勝戦を観戦した人物が存在することも確認された。本社編集部ではその人物のうちの一人,M村K司(34=元貧乏旅行研究家(自称))氏に話を聞くことができた。
 M村K司さんの話「決勝戦チケットは何日も前からインターネットの追加販売で狙っていた。これらのチケットは決勝戦当日の午後1時半ころに突然取れたのだが,氏名入力をどうしたのかは記憶にない。『本人確認をする』とさんざん脅しておいて,こんなおかしなチケットの発券を許したバイロム社のシステムは絶対におかしい。『大空 翼』名義を手にしてインターネットのオークションに出していれば,ひともうけできていたのではないかと思うと,それに気付かなかった自分に余計に腹が立つ。」

注:昨年,一部高校野球界で話題になった石巻西高校出身の星飛雄馬さんは,このチケットには無関係であることが確認されている。


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