Becoming a 活字中毒 !

※尊敬する作家方ですが、基本的にこのページは、敬称略とさせて頂きます
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わしらは、怪しい探検隊 / 椎名 誠 (1982年 角川文庫)
 じゃじゃーん!ついに始まった活字中毒者への道!記念すべき第一回は、中学生くらい のときから、愛読している椎名誠の本の紹介から・・・。

 今まで何百回読んだかわからない、文庫本を改めて眺めてみるとなんと、1982年頃のお 話です。お話といっても小説ではなくって、椎名誠率いる「東日本なんでもけとばす会」で 行われたキャンプの行状その他周辺事態について書かれているだけです。登場人物は、み な実在の人で、それぞれすごくユニークな方々です。

 ここの本から、始まっていろいろ椎名誠の「明るい私小説」をぐるりと読み終わってから、 再度、この本を読むと最初は、それぞれの人との知り合った過程を世間に知ろしめていな いからか、ものすごく他人行儀な書き方をしているところに、違和感を感じます。特に、 「木村先生」なんて、いっしょにアパートで共同生活を送ったのに、全然他人のようです。

 この本を何度も読みかえしているのは、やっぱり、いいなーおもしろそうだなーという のがものすごく滲み、伝わってくるからだと思います。疲れた夜の寝入りばなに読んだり、 ぼーっと明るい気分になるためには、打ってつけです。状況が20年も前の話なので、さす がに現在の椎名誠を知っている人には、違和感あるかもしれないですが、軽めのばか話を 読みたい方は、ぜひどうぞ!

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ご本といえば?!