Movie 鑑賞記

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8人の女達 [公式サイト]
 観てきました、8人の女達。

いやー、ミッションインポッシブルを観て「エマニュエル・ベアール」の大ファンにな ったのですが、こいつをみてまたまた「いいなぁー!」という感じです。

あと、カトリーヌ・ドヌーブも出演しているちゅうことでお得かなーと思い、ま、テア トル系は、株主優待で見れるので長いこと映画館もいってないし、おくさんと「いこか」 となったので行ってきました、銀座です。

正直なところ、テアトルダイヤ(渋谷)でやってる「スターウォーズ・エピソードII」 のほうが観たかったのですが、レイトショーということであきらめました。

全然、粗筋も知らずにいってきたのですが、それでもかなり楽しめました。実は、なん か、「カトリーヌ・ドヌーブが唄う、エマニュエル・ベアールが唄う!」というだけで、 この映画に決めたところもあるんですが、結構それだけでもいいかなーって感じです。

この映画は、9人しか出演者がいないのに、かなりぐいぐい惹き付けられる内容です。 もういろいろてんこ盛りです。派手なハリウッド映画も楽しいけど、大人になったら、 こういう映画も楽しまななーって思いました。

おくさんいわく、「みんな喧嘩するけど、唄ったら仲良くなるなぁ」で、なんかまじめ なのか不真面目なのかよくわからんところがありますが、なんか観終わったあとで、し っかりとした充実感を味わえて、一応、アン・ハッピーエンド何ですが、暗くもならず に劇場を後にすることができます。

今思いましたが、これは、推理ものですかね。

でも、帰ってきて公式サイトみて一番おどろいたのが、エマニュエル・ベアールが2003 年で38歳ということでした。38歳でもみえんくらいに美人なんで、だからなんなんの世 界なんですが(笑)

ミッションインポッシブルが1996年とは・・・。月日がたつのは、はやいもんですなぁ ・・・。
ジョン・Q [公式サイト]
 テアトル池袋でみてきました。結構前にです。

久しぶりにみたデンゼルワシントンは、太ったなー、腹でてんなーって感じでした(笑)

話の流れは、「次はこうなるんやろなー」と思ったとおりに展開していくのでどうかな? と思いますが、泣かせの部分ではやっぱり夫婦で泣いてしまいました(笑)

でも、これ、「アカデミー主演男優賞受賞」ってありますが、「ほんと?!」って感じ です。なーんとなくですが、一級品!とまでは思わなかったです。(FUJIIがすれたのか なぁ?)

冒頭シーンは、ハイウェイで車が走っているシーンなんですが、話の本筋とどういうつ ながりあるんかなー??と思っていたら、最後のほうでちゃんとつながりました。でも、 そういう始め方なん?という感じで、なんとなくですが、FUJIIの頭は?マークです。 でも、この映画を見て保険はちゃんとはいっとかなあかんなーと思った次第です。
es [公式サイト]
 おえー・・・それが、最大の感想です。

この映画は、スタンフォード大学で1971年に行われた心理学の『監獄実験』を元に描かれ たそうです。『監獄実験』とは、ナチスの人々がなぜあのような残虐な行為を行うに至っ たか、というのを検証するために行われたそうです。

 ストーリーとしては、ある大学で、『看守役』と『囚人役』に別れて、2週間すごすだ けで、4000マルクを貰えるという心理学実験に参加した人々が経験していくことをつぶさ に見せていく・・・という物です。

 なんか、平凡な文章ですが、ほんとこの映画は、恐ろしいです。なにが恐ろしいかとい うと、『与えられた役割』、『大義名分』、『人間の感情』というものがほんとに残虐な ものを生み出してしまうというところです。

 登場人物は、まーちょっとアクがありますが、一応普通の人々です。それが、『役割』 と実験を成功させるという『大義名分』を与えられ、日々生活の中でお互いが、お互いの 役割をまっとうしようとしたときに起こるさまざまな軋轢から生まれる『感情』・・・、 それらが、まざりあって、どんどん『実験』が『本物』になっていきます。
 また、危険な状況になっていっているにも関わらず、主催の教授は、「世界初のデータ」 ということに魅了されて、実験を継続していく、また、助手もそれを理解しているが為に 気持ち的に逆らえない状況・・・。

 ついには、看守役が大暴走で、リンチ、頭部殴打で椅子に縛り付け生殺し、助手の女性 を裸にしてレイプしようとしたり(未遂ですが・・・許せんです)・・・。囚人役は、脱走 するのですが、止めに入った教授も拳銃で撃たれる始末。  最後は、ハッピー(?)エンドのような感じになりますが、見終わったときには、それだ けじゃ癒されないほど気持ちが悪くなります。  どうすれば、そんな状況を解消できるんでしょうかねぇ?

 やっぱり『その状況下での権威』が終結を宣言するしかないのでしょうか?
人間の理性ってなんでしょう・・・というか、理性が危ないのかな?ありきたりですが、 すべての状況を取っ払った時に、最低限、人として何が正しくて正しくないかのを徹底的 に叩き込まないといけないんでしょうかねぇ?
 教育?

うーむ、・・・FUJIIは、この映画で、ほんとに日本が平和でえばってる奴がいなくて、 よかったと思いました。
 ま、血液製剤とか、サリン事件でサリン列車を止めずに運行した営団とかありますけど ね・・・。
千と千尋の神隠し [公式サイト]
 近所のTUTAYAでは、DVDの色付き問題を考慮したらしくビデオテープ版しか置いて いませんでした。で、全部貸し出し中だったのですが、私(達)が借りに行ったら、たまた ま返却されたやつがあったので、すばやく借りてきました。って、そんな話は、置いとい て・・・

 日本映画史上大ヒットを記録したこの映画の感想なんて畏れ多いですが、書いちゃいま す。

 恥ずかしながら、FUJIIは、『??』というのが感想で、今一つよくわからなかったと いうのが正直なところです。わからなかったというのは、どこがそんなに人々を惹きつけ たのかということです。
 無気力な女の子が、その世界では、がんばらないと生きていけなくなって生気を持って 生活していくってところなんでしょうか?よくわからんなぁ・・・。
宮崎駿・高畑勲映画関連では、「平成たぬき合戦ぽんぽこ」と同列ですねぇ。感動度合い は。

 No1は、もちろん(?!)、『もののけ姫』です。

※なんか、『千と千尋の神隠し』について上手いこと解説しているサイトあれば教えてく ださい。
山の郵便配達 [公式サイトは、なさそうです]
 またまた、ビデオです。映画館には、行けないですねぇ・・・。

そんな愚痴はさて置き、この映画は、今の日本やハリウッドの映画では作れないような 映画だと思います。ひじょーーーーーーーーに素朴な映画です。あらすじは、1980年代 の中華人民共和国の山岳地帯で郵便配達人を父親から引き継ぐことになった息子が、村々 に父親と郵便を配達・収集する話です。まぁ、そこにいろいろなエピソードがからむので すが。

 なにが素朴かというと話の筋は、もちろん映像的にも素朴でまるでドキュメンタリーで す。しかもなにかの効果的な写し方というのもスローモーションにするだけとか、なんか 今ではなかなか見られない撮り方でした。

 映画の筋的には、ほんと長年、厳しい山岳地帯の郵便配達を黙々とこなした父と、村々 の人々との信頼感、郵便配達が長期にわたることによって、あまり親しい付き合いをする ことができなかった父と息子が、同じ仕事をすることによってお互いの心の溝・壁がなく なっていく過程が中心になってて、見ててじーんとする映画です。なんとなく、奥の細道 って感じですな、『静かさや岩にしみいる蝉の声』って感じです。

 約2時間の映画ですが、私の中では、2時間費やしてもいいかなーっていうランクでした 。
Memento [公式サイト]
 最近は、映画に全然いってないので、DVDビデオで借りた、この映画の感想を書き ます。

 いやー、まったくもって、不思議な映画でした。すっごく面白かったですが、途中で 振り落とされそうになります・・・、なにがって?それは、見てのお楽しみ、なーんちゃ って。
 この映画の主人公は、なんとある時点以降の記憶は、10分間しか留められないという病 気(?)にかかってしまっています。で、ある時点とは、妻を殺された時点なんですね。妻 が殺されるときに自分も一緒に襲われて、頭部に負傷をおってしまいます。それが原因で 記憶が留められなくなります。
 映画の筋としては、この妻殺しの男を復讐しようという話なんですが、それが、逆から 始まります・・・つまり、妻殺しの男を殺すところから始まるわけです。

   すごいでしょ!?

 観客は、どうやって、殺される男が犯人(実は、そうでなかったりするのですが)である と主人公がつかむ過程をおっていくわけです。10分間ごとに。主人公の記憶は、10分間し かもたないので、映画も10分毎にシーンが変ります。もちろんその10分の最初と、次の 10分間の最後は、つながった話ですが。
 ほんとに、この映画は、ずーーーーーーーーーっと集中していないとなにがなんだか、 わからなくなります。
 そして、最後(?)のシーンは、えーーーーそうなん?という結末です。 でも、スタイリッシュで、なんかかっこいいし、面白いです。どうぞご覧あれ!

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