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2005年初夏Morris.ソウル滞在記

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2005/06/05(日)●夏の夜のコンサート●

9時起床。昨夜3時過ぎに寝たわりには早起きである。

観光公社でメールチェックした後、オヌンジョンという食堂でスンドゥブチゲ頼む。店の奥の超大型液晶TVでちょうどのどじまんやってたので、席を移させてもらう。こんな大きなTVの美しい画像で韓国のどじまん見るのは初めてである。途中からで、会場の場所はわからないが、昨日の中継でないことは確かである。(後で確認できたことだが、全羅南道のヘナム(海南)だった)

店を出てからバス停のベンチでちょっと横になったらそのまま寝入ってしまったらしい^^; 白昼堂々の顰蹙ものである。

挨拶回りみたいに、今日も市庁前広場に行ったら、大きなステージが組まれ、「夏の夜の音楽旅行」というコンサートが7時から始まるらしい。アンチファンが出ると誰かが言ってたので、絶対見ることにした。

広場ではアジア各国のブースが設けられて、ネパール人男性と韓国女性の結婚式や、民俗衣装での撮影会、民族楽器展示と試用、農楽など、何かと賑やかだった。Morris.はミャンマーやタイやベトナムの女性と記念写真撮った。

噴水は多くの子供が水浴びしてたが、タイの水かけ祭りそのままに誰もが水をかけられていた。Morris.もちょっとかけられたが、カメラはケースに入れてかばんにしまっておくべきだと思った。

6時には戻るつもりで、南に向かったら、あるビルの前に人だかりがしている。SBSのTVドラマロケらしい。当然見物する。題名は「何とかのシングル」とかいうもので、男優はキムソンテク、女優はキムジホとか言ってたようだ。男優はなかなか男前だった。でも何か、今風ではない。ロケはレールも使ってた格的なもので、Morris.は30分くらい見てた。何か韓国ドラマの撮影の癖がいくつかわかったような気がする。韓国ドラマの台詞のやり取りは、高校の演劇部みたいでもある。

6時にステージに行ったら、すでに椅子席は満席だったが、椅子の並べ方が大雑把だったので、しっかり前まで行って椅子と椅子のすきまの地面に座り込んだ。

コンサートはかなり大掛りなもので、朝から「外国人労働者文化祝祭」というイベントが催され、コンサートはそのフィナーレに当たるらしい。韓国文化観光部の主催である。ネパール、スリランカ、ミャンマー、ベトナムなどのグループや歌手も出演する。ネパールの打楽器演奏はすごい迫力だったし、ベトナムの女性歌手KHANH NGOCの色っぽいこと。しかも彼女は舞台から降りてちょうどMorris.の目の前で歌ったりもしたので、近いところからすごくいいショットを撮影することが出来た。これは夢に出てきそうだ。

韓国歌手陣もなかなか豪華で、女性ではチョンジャ、sugar、男性ではイギチャン、アンチファン、カンインファン。途中クラシック声楽家のキムジョンゴンとイチョネが「オーソレミオ」をデュエットしたりもしたな。

アンチファンはやっぱり最高だった。2曲歌ったあと、きっちりMorris.の予想通り「サラミコッポダアルムダウォ(人は花より美しい)」を大熱唱してくれた。

そうしておしまいに出てきたのが、「チェハリョンサンサンノリダン(再活用創造遊戯団)」というグループ、というか団体で、まず観客にポリ容器を二つずつわたして、これで一緒にリズムを叩かせる。ステージ上では、太いホースやガラクタを改造した楽器で演奏する。舞台の下ではオレンジの衣装にポリ容器を身に付けた一団が踊りリズムをとる。そうして最後は花火が打ち上げられ、団員、観客全員総立ちで踊りまくる。Morris.は、カメラがあるので、玉子マラカスでリズム参加、でもおしまいにはカメラも収めて、一緒に踊りの輪に加わったことは言うまでもない。

いやあ3時間半にわたる、充実した濃い、素晴らしいコンサートだったあ。これを見るだけでもソウルに来た甲斐があった、と、いつもの貧乏症が出てしまう。

ところで、Morris.のデジカメがまたまたちょっと異常である。時々作動が変で「E-18」というエラー表示が出る。旅行前に買ったばかりなのに、ちと不安である。ネットオークションで格安中古だから、あまり文句は言えないが、とりあえず、この旅行終るまではもって欲しいものである。

夜はキムパを買って、宿で食べる。


綺麗なスンドゥブ定食

ホバク(ズッキーニ)美味しいっ

バス停のベンチで仮眠

市庁前は無国籍広場に

踊るネパール人

民俗結婚式

農楽ももちろん出てる 拡大画像

ベトナムのお姉さんと

こちらはミャンマー

こちらはタイ

歌って踊って水かける

これはどこの国だろう?

コンサートの準備着々と

SBSのドラマ撮影風景

男前だがちょっと濃いなあ

いよいよコンサート開始

客席と市庁舎の好対照 拡大画像

大スクリーンで見やすい

スモーク使いすぎぢゃ

ポップな女性歌手チョンジャ

ネパールの打楽器隊

SUGARは大人気 拡大画像

声楽家のデュエット

ベトナムの歌姫KHANH NGOC

舞台を降りてMorris.の目の前で歌ってくれた 拡大画像

イギチャン

Morris.お目当てのアンチファン、流石である 拡大画像

舞台全景

再活用遊戯隊

ホースや廃材などを利用

とにかく一体感がすごい

ペットボトルでリズム取る観客

総立ち状態

打ち上げ花火も

楽団観客みんなで踊りまくる

ピマッコルタウン(極安酒場)
2005/06/06(月)●パクサとノレバン●

今日は韓国はヒョンチュンイル(顕忠日)という記念日で公休日である。朝鮮戦争、ベトナム戦争などで亡くなった軍人の慰霊日みたいなものらしい。

何故か6時起床。洗濯して、7時半に宿を出る。

市庁から徳寿宮に回ったら、ここの大門も移築工事か何かで、原寸写真パネルである。流石にこれはもう撮影する気も失せた。すぐ隣にえらく雰囲気のあるカトリック教会があるのに気づいて入って見る。「大韓聖公会」で1926年に米人の設計で建てられたものを、96年に復元したとパネルに記してあった。民主運動の基点となったこともあるらしく、写真撮影する人が絶えなかった。教会の裏の韓洋折衷みたいな横長の建物もいい感じだった。本当にソウルには、Morris.の知らない見所が、まだまだいくらでもありそうだ。しばらくここでくつろぐ。

その後、コレアナホテル近くでオートトイレがあったので、冷やかしで入ってみることにした。前に南大門市場で見かけて気にかかっていたのだ。100wで10分間使えて、10分後に、自動でドアが開くという、便座に座ってうたた寝したら大笑い(^^;)の施設だが、Morris.はやっぱり落ち着かなかった。途中「後5分でドアが開きます」とアナウンスがあったから、10分の直前にはカウントダウンがあるのかもしれない。でも、Morris.は6分足らずで出てしまった。って、別に長く入ってる必要も無い。

観光公社でメールチェックして、ロッテデパートに寄ったがまだ開いてない。ミョンドンで軽い朝食をと思い「明洞チャンマッ栄養粥専門店」で野菜粥5,000w頼む。日本のガイドブックに載ってるのを謳い文句にしてる店で、店内にもやたら日本語の貼り紙があり、インターネットも日本語で使えるということだった。味はまあまあだった。

ロッテで菓子など土産に買って、2号線6号線乗り継いでウォルゴクに出る。パクサの新しいアパートは良く覚えてないので、近くで電話。なかなか繋がらなくて、時間潰しに近所を探索。白い壁の続く素敵に安っぽい通りを見つける。やっと繋がったパクサは、クリーニングに寄ってから、新しい事務所に連れていいってくれた。キムチョンヨンという若くはない新人歌手がいた。パクサは最近プロデューサーみたいなことをやってるみたいだ。彼としばらく話して、記念撮影して、彼の新曲練習のために近くの「パンパンノレバン」に行くことになる。あまりノレバン好きでないパクサとノレバンに行ける機会を逃すわけはない。新曲はもちろんノレバンにないので、CDをかけるためマイクロステレオ持参である。自転車の荷台に乗せるには大きすぎるステレオを無理して乗っけて、ふらふらしながら走っていくパクサの自転車姿はみものだった。

「メドレーの皇帝イパクサ」2枚組CDノレバンでは顔馴染みたいで、何の問題もなく、ステレオつないで練習始まる。だんだんMorris.が飽きてきたのを感じたらしいパクサが、Morris.に一つ歌うように言う。突然だったので何するか決めてなかったが、ヒョンチョルの「シルタシロ」歌う。何でこれを選んだのか良くわからない。キムチョンヨンさんは、ちょっと驚いたみたいだが、とりあえず拍手してくれた。そのあとまたリクエストあったので、最近良く歌うヘウニの「ヨルジョン熱情」歌ったら、パクサがどんどんキーを上げる。あまり高くて裏声になったところでキーを下げる。これを5,6回やられて、やっとのことで歌い終えたが、それはないやろという気分。終りにもう一曲というので「トクトヌンウリタン」でお開きにした。食堂からテンジャンチゲとおかずなど出前たのみ、ノレバンの床で選曲本尻に敷いて食事するというのも、変な感じだが、パクサなら絵になる。

パクサから新しい2枚組のCDプレゼントしてもらう。新しい、と言っても、要するにいつものポンチャックディスコメドレーに、最近の曲をいくつか加えたものである。本当の意味のオリジナルアルバムの予定は無いみたいだ。それでもバックのキーボード天才キムスチョルさんの演奏はやっぱりすごいし、パクサもいつものノリで楽しめそうだ。もちろんジャケット(函)にサイン貰った。

結局5時にパクサ宅を出て、163バスで東大門市場に戻り、タイガーバウムなど買って、ぷらぷらと市場冷やかしながら、一旦宿に戻り、一休みして、8時過ぎに夕食に出る。旅のはじめに食べたカムジャタンをもう一度食べたくなり、キョーボ文庫近くまで出かけたが、閉まっていた。しかたないので引き返したが、どうもこの時間になるとたいていの食堂は半分居酒屋になってる。結局インサドンまで戻るが、広場で歌ってたので、2,3曲だけ見物。そのあとピマッコルの近くにあった、軽食堂に入る。ここの売りはクッパプらしいので、ソコギコンナムルクッパプ4,500wたのんだら、これがまたとんでもなく美味かった。これも帰ってから作らねば。もやしが新鮮なのと、スープの味が絶妙。アミの塩辛がかなり効いている。

10時に宿に戻り、シャワー浴びようとしたら、1階に泊まってるインド人が洗い場(兼シャワー室)に洗濯物水につけたままほったらかしてる。文句行ったら端によけたが、洗って絞ったものもそのままである。シャワー使うとまたびしょ濡れになるかもしれないと思いながら、結局シャワー浴びる。

今日もデジカメの調子良くなかったというか、どんどん悪くなってるようだ。レンズ回りを良く見ると、小さな凹みがあって、これがレンズの前後移動を妨害しているようだ。まあ、派手に転んだりしてるようだから、ジーンズにぶら下げてるデジカメは、ケースの上からとはいえかなりぶつかったりしたのだろう。


巷の黒猫 拡大画像

韓国大聖公会

南欧を彷彿させる

渋目のステンドグラス窓

お気に入りの資料館 拡大画像

オートトイレット

中はこんなふう

野菜のお粥

パクサ宅付近の小路 拡大画像

たまらんゴミ入れぢゃ

洗濯屋でのパクサ

ここでサイズ直すらしい

一年ぶりの2ショット

歌手キムチョンヨン(左)と 拡大画像

自転車の荷台に積んでるのはステレオ

ノレバンで勝手にステレオつなぐパクサ

マイクじゃないよ、スプーンだよ

ノレバンでテンジャンチゲ(^^;)

東大門廣蔵市場

インサドン広場慈善ライブ

美味しかったモヤシクッパブ
2005/06/07(火)●デジカメお亡くなりに(^^;)●

9時起床。「にんじん」に行ってキムパ頼む。今日はアジュマもいる。新聞を見てたら先日のTVドラマロケ、そのときの写真が出ている。あわててデジカメで接写する。アガシに聞いたら、これは「ファッション70年代」というドラマで、男優はチュジンモ、女優はイヨウォンとのこと?? 今夜10時頃から放映されるというので、絶対見ることにした。(しかし、これはMorris.の思い違いで、ロケとは別のドラマだった)

今回の旅のことなどアジュマに話して、実に良い旅だったというと、アジュマがえらく喜んで、そのためかどうか、ニラのチヂミをサービスに焼いてくれた。これがまた、めちゃ美味で、ああ、これもまた帰ってから作ってみなくては、である^^;

本当にそろそろ帰国の準備しなくてはということで、旅行社でソウル-大阪とプサン-大阪の航空チケットの値段を尋ねる。往復だとソウル-大阪よりプサン-大阪の方が高い、それも50万w台という高さである。これにはちょっとびびってしまった。

今回は円のレートが予想外に低くて、予定より1割くらい両替利率が悪かったうえに、航空運賃の高騰で、ほとんど予算が無くなってしまった。すでに往復運賃払う余裕はなく、片道でもソウル-大阪が22,000w以上するということで、完全にお手上げである。仕方なく、10日昼のANA便を予約して、帰りの足だけは確保したが、残金はかなりお寒い状態である。

観光公社でメールチェックして、260バスでチョンヤンリへ向かう。

夜の町の昼の風景と、子犬や兎などををちょこっとだけ撮影して、歩いて京東市場と韓薬市場にまわり、市場を冷やかして回る。やっぱりこの市場は、南大門や東大門より、観光臭の少ないこととと、地域に密着した雰囲気が好ましい。前々回の旅でここの画像はかなり紹介したので今回は少数に留める。

前々回のときにキャンペーンガールが宣伝してたロッテのビルはまだまだ基礎工事という感じだった。コンクリートポンプ車が大型クレーンのような巨大な腕を空に伸ばしてるところに行き当たり、これもしばらく見物する。

263バスでヨイドに行くことにしたのだが、途中サンワンシムニ(上往十里)あたりで小さな鉄工所の密集地帯を見つけたので、途中下車して、引き返すことに。

バストレッキングはこうやって、興味あるところで降りて見物することが出来るので、Morris.にはすごくありがたい。

うーーん、前にソウル駅近くの鉄工所地域を撮影したこともあるのだが、何故かこういう風景はMorris.のメチャ好みである。工場の主人と話すことが出来て、Morris.がこういった風景がとても気に入ってると言ったら、いくらでも写してかまわないと言ってくれた。

ヨンドゥンポ駅の南のほうにある、中小鉄工所地域より、さらに小規模な町工場が並んでいる。気に入った工場をカウントするようにデジカメに収める。それはいいのだが、デジカメ、相変わらず不調が続く、と言うか、一時完全にダウンしてしまった。休憩所でいろいろ触って何とか回復したが、かなり不安である。

近くの中央市場は去年来たときは工事中でいたるところ掘り返して、それでも空いた路上で商売やって、まるで戦後の闇市みたいで興味深かったのだが、工事も終り、広いアーケイドの奇麗な市場に変身していた。これはこれでいいことなんだろうが、Morris.には何となく残念な気がする。ここで、タシダのスティックタイプを探したが見つからなかった。この前オクスアパート近くのスーパーでもう少し買っておくんだったな。

クロコダイルの男性衣料店が今日オープンセールということで、長い髪の若い女性2人が青い扇情的な衣装で、車道まで出て踊っていたので、デジカメで写そうとしたら制止された。それでも後でこっそり後ろから写しておいた^^;

化粧品店のドアに貼ってあったポスターが、ソルミンみたいなので、路上の雑貨売りのアジュマに聞いたが、邪険に知らないと言われてしまった。でもまあ記録しておこう^^;

さらにKFCの店前のポスターがオモナのチャンユンジョンみたいだったので、通りかかった高校生3人組(男1女2)に聞いたらこれは、はっきり違うといわれた。ちょっとだけ彼等と話したが、別れ際に「トクトヌンウリタン!!」といわれたので、Morris.が例によって「鬱陵島東南側百km、二百里淋しい島ひとつ鳥たちの故郷」と歌ったら、びっくりしてた(^。^)

そのあとおなじ263バスでヨイドに行く。途中のマポ市場あたりも面白そうだったので、後日行こうと思う。

使い捨てカメラ1枚目、かなりひど(^^;)ヨイドの船着き場で降りてMorris.の大好きな漢江の川辺でしばしのんびりすることにした。ちょうど真下には植物公園があり、種類別に植え分けられ、それぞ植物名が表記してあって、Morris.にはこれだけでもすごく嬉しい。花壇の中央を背景に記念写真を撮ろうとしたのだが、ここでデジカメが完全に動かなくなった(><) これはもう、どうしようもない。

漢江で酒でも飲みながら気持ち良いひとときを過ごそうと思ってたのが、ちょっぴり自棄酒になりそうだったが、まあ、旅にはこういったこともあるさと諦めることにした。

でもやっぱり、漢江は良い。コンビニで買ったマッコリ「長寿」をちびちびやりながら小一時間ぼーっとしてた。

でも漢江での記念写真が欲しいと、近くの売店(これがまたいい風情である)で使い捨てカメラを買い、近くにいたグループの女性に頼んで一枚写してもらった。

(しかし、この使い捨てカメラ、どうも粗悪品(というか、光がかぶってるか、品質劣化)だったらしい。帰国して同時プリントに出したものの、ほとんど使い物にならない画像ばかりだった(>_<))

同じバスで明洞で降りてしばらく徘徊するが、やはりこの街はMorris.向きではないな^^;

鍾閣に戻り、ソルロンタン5,000w食べて、宿に戻る。例のSBSドラマを見なくてはと思ったからだが、うーーん、どうもこのドラマは日曜のロケとは全然違うぞ(^^;)、まあいいかと、とりあえず最後まで見た。今日はソジュでなく、マッコリ「長寿」をナイトキャップに寝ることにする。


にんじんのキムパブ

チョンヤンニの貧しい色町

夜に来ると恐そうだ

すごく小さな出入り口

その向かいの子犬たち 拡大画像

兎飼ってる家もあった

京東市場のテープ屋台、CDは扱ってないようだ

同じく西瓜配達のトラック 拡大画像

薬令市場にはこういった韓薬店が並ぶ

高麗人参市場 高い(>_<)

たぶんリヤカーの車庫だろう

天敵ポンテギ(蚕のサナギ)

コンクリートホース作業

ロッテの韓薬ビルは工事半ば

こんな所はつい写してしまう

綺麗になった中央市場

上往十里の板金屋通り

板金屋のアジョシ

町工場は好ましい

一心不乱に作業に打ち込む

ここはバネ屋らしい

オープンファクトリー?

尼崎を思い出した

長田にも似てるぞ

ああ、いいなあ

どうしてこんなに絵になるのか 拡大画像

そこは車道だよ

ソルミンかと思ったんだけど

バスから旧ソウル駅舎を望む 

漢江河川敷の植物公園。これがデジカメ最後の画像(>_<)
2005/06/08(水)●骨折り損の●

8時半起床。髭剃ったり、日記打ったりして10時過ぎに宿を出る。昨日飲み残したマッコリを意地汚く朝から飲んでしまった。どうもこれが良くなかったようだ。酔っ払ったたわけでもないのだが、体調が良くない。観光公社でメールチェックして、刺繍博物館の場所を尋ねる。後から行くことにしたのだが、観光公社の案内係が、今からすぐ行くと伝えていたらしい。

スポーツソウルのキムヘヨン記事それに気づかなかったMorris.は、ヨンプン文庫とバンディBOOK CENTERを冷やかして、トロット歌本と、チェミンシクの写真集、そして「ポップス考古学70年代」というすごく楽しそうな本を買う。日本でもMorris.がいっぺんに本を3冊買うなんてめったに無いことだ。何故か前に買っておいたことわざの本もカバンに入っていて重くなったので、一旦旅館に戻って置いてから出かけるつもりでいたのだが、ついそのまま地下鉄に乗ってしまった。これこそ今日の一番のミスだったと思う。

1号線3号線7号線と乗り継いで、ハクトン(鶴洞)という駅で降り、教えられた8番出口から地上に上がる。歩いてすぐとのことだったが、表示もないし、数人に尋ねたが誰も知らない。

親切な女性が、住所を見て一緒に探してくれてやっと見つかった。歯科医のビルの2階にあって看板も見にくいし、普段は閉まっていて、ビルの管理人アジョシが、そのつど、鍵を開けて見せるシステムらしい。管理人は観光公社から電話があったので、すぐ来ると思いずっと待っていてくれたらしい。こんなことなら、本屋は後にして、すぐに来るべきだった。

刺繍の展示場も歯科医が個人的に収集したものを展示しているらしい。それほど大規模でもないし、収蔵品もあまり多くはない。それでも古いポジャギ(パッチワーク風呂敷)やコルムウ(指貫)、シンバル(韓靴)など由緒ありそうなものが揃っていて、楽しめた。ここは無料だが、隣室にカタログや刺繍のグラフィック本が並べて売ってあり、たいてい入場料の代わりに観覧者は本を買うようになってるらしい。さすがにカバンの重さを思うと手が出ない。それに刺繍は、テクスチュアが命で、紙に印刷された写真ではほとんど魅力が感じられないので、何も買わずにしまった。それでもアジョシは愛想よくいろいろ説明してくれた。

近くの食堂でユッケジャン食べながらスポーツソウルを見てたら、キムヘヨンの記事が出ている。あわてて読んだら、「ガラスの靴」がかなり人気を呼び、新しいアルバムが出たということだ。そして4日にはチュンチョン北道のモジュというところの催しで祝賀公演をやったそうだ。4日といえばMorris.がシフン市のノレチャランに行った日で、彼女はそういうわけでノレチャランのゲスト出演をキャンセルしたのだろう。

それにしてもキムヘヨンが相変わらず人気トロット歌手として活躍してることは、KBSのアーカイブでチェックしてわかっているものの、こうやって新聞記事になってると、改めて嬉しくなる。食堂のアジュマに頼んでこの記事の載ってるページだけもらって帰ることにした。

本当ならそのまま旅館に戻れば良かったのだが、今日のMorris.はまるで魔が差したみたいに、しんどい方、しんどい方を選んでしまう。

地図を見て、東南方向に三陵公園というのがあり、地図の縮尺で見ると1kmちょっとだから、歩いて行くことにしたのだ。実はこの縮尺はkmでなくmile表示の方を見ていたので、たっぷり2kmはあった。しかもかなり広い公園の入口は南側にあり、結果的に公園の外側を半周して入場した時には、いい加減ふらふらになってた。

公園に来る途中にスーパーでタシダスティックを見つけたのでラッキーと思い、数袋買ったのだが、おかげでカバンはさらにふくれて重くなってる。
使い捨てカメラ2枚目とにかくこの公園はだだっ広い。名前の通り三人の王様の陵があり、それぞれを結ぶ回遊路があり、芝生と林にアップダウンがあって、一種の森林公園みたいなものだ。Morris.はすでにカバンの重さと、蓄積疲労とで、ノックダウン状態。ベンチでカバンを枕にしばし昼寝をむさぼる。
その後、陵の前で記念写真撮ってもらう→(これでも使い捨てカメラのプリントの中ではかなりましな方である)

そうこうしてる間に5時半になってしまった。6時からインサドンのギャラリーで近藤さんの出展してる展示会のオープニングがあるので、それに行こうと出口まで戻るのにまた1km以上歩かなくてはならなかった。

この公園は身軽で落ち着いて回ればとても良い場所だし、カッチも多く、何と目の前に雉子が歩いてたりするので、また次回にでも出直すことにしよう。

地下鉄はラッシュアワーで、久しぶりにすし詰め電車を体験させられてしまった。3号線に乗り換えたら、敬老席に座ってた二人連れの婦人が、Morris.のカバンと、しっかり疲れた様子を見て席を譲ってくれた。ふだんなら断るのだが今回は感謝して座らせてもらう。

婦人らは、宣陵(先の三陵公園入口)に住んでいて、今日はインサドンで同窓会があり、30年ぶりにアメリカから帰って来たチングに会えると嬉しそうに話してくれた。安国で下車し、一緒にインサドンまで歩き、記念写真も撮る。(この写真も真っ黒だった(^^;))

展示会のあるカイアギャラリーが分からなかったので、画筆屋のハラボジに尋ねたら、日本語で教えてくれた。

クラウンベーカリーの前とのことだったが、ベーカリーが多角形をしているのでどちらが正面なのか、分かりにくかったのだ。ビルの2F3Fが展示室で、2階には妙齢の女性15人ほどが談笑していた。近藤さんもいるかと思ったが、彼女は多分大学の教授らと食事に出かけたのだろう。作品だけ見られればいいや、と彼女の二点(連作?)をカメラに収める。

例によって彼女らが記念撮影してるところに混ぜてもらってこれもちゃっかり使い捨てカメラで一枚撮ってもらった。デジカメと違って、すぐ確認できないのがつらいところである。

キュレータのジョンスンヒョンさんが話し掛けてくれたので、しばらく話す。話の途中で、わからない単語があったので、古い電子辞書で調べようとカバンのなかを探ったが、無い(**) きっと公園で昼寝したとき、カバンの口が開いていて滑り落ちてしまったのに違いない。すべてはあの重い本を持ったまま動き回ったのが原因だと後悔しても後の祭りである。かなり気落ちしたMorris.を見てスンヒョンさんが、えらく心配してくれた。とりあえず、ケンチャナヨと行ってビルを出る。でもやっぱり落胆は隠し切れない。かなり旧式ながら、それなりに使い馴れてたし、現在ではすでに会社自体が潰れて、後継機も無いようだ。

こうなると、いい機会でもあるし、SharpかCasioの新型の電子辞書を買いたいのはやまやまだが、すでに持ち金は底をつきかけている。20万wは高値の花(うまいっ!!ちびくろに座布団一枚っ(^^;))である。これも次回の楽しみということにしておこう。

しかし、今日一日の疲労が、これで倍加してしまったような気がする。

飴売りの二人組にも、今日は疲れてるから明日の晩会おうと約束して、宿に戻ったのが8時過ぎで、それからもう1時間以上日記打ってしまった。今回の旅行はずっと楽しいばっかりだったのが、昨日のデジカメ、今日の電子辞書と、故障や紛失で、影が射してきたようである。「2度あることは3度ある」というから、実質的最終日である明日は、精神を締め直して、落ち着いて行動しよう、といいながら明晩は例の二人組といっしょだからなあ^^;

とにかく、今夜は休肝日だ。寝よう。
2005/06/09(木)●The Last Night●
何となく昨夜は寝付かれなかった。朝4時に目を覚まし、しばらく昨日買った本をパラパラと見てたが、結局それから寝付いて、8時起床。

今日も天気は良さそうだ。本当に今回の旅程中雨が降ったのは陶磁ビエンナーレに行った日の夕方からと、その翌日だけで、それも、うまい具合にバスに乗ってるときに強く降ったりで、持参した折畳傘は使わず終いだった。

前回は結構雨にたたられて、それでも荷物になると傘は持ってこなかったし、買うのも業腹だと、結局ズブ濡れになってしまったことを思うと、持って来て使わなかったというのは、保険が効いたというべきかもしれない。

今日は昨日みたいな無理はするまい、それでも、やっぱり電子辞書のことが未練で、とりあえず駄目もとで、宣陵公園に行って確かめとこうかと思う。2号線で行けばすぐ入口があるしそれほど時間はかかるまい。何なら今日はせっかくだから、あの公園をゆっくり見物するのもいいかもしれない。

その前に、とりあえず恒例の観光公社メールチェックに赴く。受付の女性が、Morris.の顔を見るなり声をかけてきた。さすがに顔馴染になったもんだと、挨拶を返したら、右手に茶色いものを持って、これこれ、と指し示す。おお、Morris.の電子辞書ではないか\(^o^)/昨日の朝、PCが満員だったので、待つ間、受付女性といろいろ話し、Morris.部屋を紹介、あまつさえカウンタの中のPCでMorris.部屋を開いて韓国ページを見せびらかしたりしてたが、知らない単語があったので辞書を使って説明していて、途中にPCが空いたので、移動するとき、辞書はカウンタに置き忘れていたらしい。

いかにもMorris.らしい粗忽ぶりだが、何はともあれ、辞書が出てきたのは嬉しかった。万歳マンセーッ\(^o^)/である。

これで、宣陵に行く必要も無くなったし、昨日までの鬱屈はきれいさっぱり消えてしまった。現金なものである。

さわやかな足取りで、今回なんかえらく足繁く通った市庁前広場に出る。ついでだから、市庁の中も見物しておこうと、門番にことわって入る。2回目だからそれほどの感慨はない。PCがあったので、昨日の日本と北朝鮮のサッカーの結果を見る。2-0で日本が勝ち、予選突破を決めたよし。結果オーライである。

先日初めて行った徳寿宮横の大韓聖公会にまた立ち寄る。今日はほとんど誰もいない。裏手のベンチに座り、向いの韓風の資料室を眺める。見るほどに雰囲気が良い。この広場自体が良く計算された構図になっていて、樹木や石垣などもさりげないなかに、韓国人ならではのセンスが光っている。今回の旅ではソウルの一番のお気に入りの場所かもしれない。無料の駅前新聞を読みながら1時間くらい座っていた。

そのあと、徳寿宮の反対側の路を通って、以前何度か行った農業博物館にでも行ってみようと思う。徳寿宮大門前では、李朝時代の衣服を着た武官たちが恒例のセレモニーを行っていた。儀式を終えた彼等を追うように付いていったら右手に市立美術館があった。むかし市立美術館はキョンヒ宮にあって、一度行って貧弱だったイメージがあるし、いまさら美術館でもなかろうと思いながら、古そうな洋風建物に惹かれて前まで行く。大した展示もやってないみたいだったが、せっかくだから入ることにした。これは結果的に大正解だった。

個人展では千鏡子という女性画家の作品展があっていて、Morris.好みではないが、えらく多様な表現洋式を駆使し、図案から油絵、水彩、実験的な作品までバラエティに富んでいた。日帝時代の作品には「千田鏡子」という署名があった。

もう一つの特別展は、建物の中に自然を再現するといったテーマで、Morris.にはいまいちぴんとこなかった。案内をやってるソンジョンアという女の子としばらく話す。本当に今回の旅ではMorris.は多くの韓国人と話すことが出来た。これは自分を誉めてやりたい^^;

展示場一画に、ざら紙に印刷した白黒写真のカタログみたいなのがあった。めくってみたら、これが、Morris.の大好きなコルモッキル、というか、一つの地域全体が貧しいコルモッキルだけで出来たようなところの写真集だった。タイトルは「nakgol(落骨)2001-2002」。Morris.は何度も見返して、すっかり気に入るというより、参ってしまい、スタッフらしい男性に、買えないものか尋ねたが、これは作家たちが、自分で製本したもので、売り物ではないという。解説によると、柳賢民を初めとする10人近くの写真家が、この地域の特殊性とその記録のため、近く都市開発計画で消え去る前の姿を写真に記録したものとある。

うーーーん、これは、絶対今日にでも見に行かなくては、とスタッフに場所を聞く。適当な感じだったが地下鉄新林で降りたらいいということだけは分かった。カタログに住所は新林7洞で、現在は「nangok蘭谷」という呼び名に変わってることだけを確認する。

美術館を出る前に受付にこの建物の由来を聞いたら親切なアジュマが詳しく教えてくれたが、あいにくMorris.にはほとんど聞き取れなかった^^; ともかくも大法院か何かの建物だったらしい。

先の「落骨」地域のことも尋ねたが、あまり詳しくは知らないようだった。それでも、Morris.が建物に興味をもってると思ったのか、1冊の本を贈呈してくれた「プクチョン北村」という本で、韓屋のカラー写真多数とそれぞれの平面図側面図、写真には工事前、工事後の記載されてるから、そういった類の本で、ありがたいが、重いのが玉に瑕だなと思ったが、ありがたく頂戴する。外でコーヒー飲みながら、ぱらぱらとみてたら、北村というのは地域の名前で、ソウル髄一の韓屋密集地帯と書いてある。しかも、なんとインサドンのすぐ北一帯ではないか。これは旅の終りの散策にもってこいだと思った。

ともかく、まずは、新林に出る。小腹が空いたので近くの粉食屋でキムパとおでん頼む。お、ちょうど、韓国ークウエートのサッカーやってる。後半5分で2-0で韓国がリード、これなら余裕で観戦できる。それにしてもいいタイミングである。20分ほど見ていたがその間に、韓国は駄目押しの3点目、4点目を入れる。これなら大丈夫と店を出る。

詳しい地図が無いので新林7洞が良くわからないが、距離的には新林駅より隣のシンテバン駅の方が近そうでもある。良くわからないながらそちら方面に向かいそうなマウルバスに乗るが、これは完全に失敗だった。そのまま、折り返して、今度は普通のバス「蘭谷団地基点」行きに乗る。

使い捨てカメラ、落骨旧家屋と高層マンション終点が新林7洞だったが、がーーん、目の前には20棟近くの巨大な高層アパートが工事中だった。とりあえず、あたりを徘徊するも、それらしい雰囲気の建物はない。諦めて折り返しのバスに乗る。

ところが、

反対側の商店の裏手にそれらしい家並がちらっと見えた。あわてて、次の停留所で降りて引き返す。

おお、やっぱりそうだ。あのカタログで見たそのままの風景が、小規模であるが残っていた。百米四方くらいの中に数十軒の家がかたまっている。縦横に巡る道ともいいがたいコルモッキル。だが、悲しくなるほど美しい。この一帯も来年まで残ってるかどうかわからない。ある意味ではMorris.はぎりぎりで、落骨の残滓を見ることができたのかもしれない。市立美術館に行かなかったら、そのまま知らずに終った可能性も高い。それにしてもあのカタログは、欲しいぞ。

バスで、ヨンドンポ駅まで戻り、地下鉄で安国に出る。昨日のカイア画廊に寄って、スンヒョンさんに辞書が出てきたことを報告しとこうと思ったが、今日は来ないというので、別の子に伝言を頼む。

「北村」というのは、慶福宮、昌徳宮、宋廟に挟まれた地帯で、李朝時代から、政府高官や役人の邸宅が多かった、いわば昔からの高級住宅地帯だが、日帝時代に分割され、現在の小住宅の街並みになったのは1930年代らしい。それも太平洋戦争、朝鮮戦争などで破壊されたり、傷んだりしていたが、ソウル市が梃入れして、昔の街並みを復元しようという運動を進め、今ではかなりそれらしい街並みを取り戻したようだ。Morris.がもらった本は、その成果を紹介するためのものだったらしい。

かなり広域だが、本の巻末に観光ルートマップが付いていたので、今日はMorris.にはめずらしく、このルートに沿って歩いてみることにした。大まかに東西二つのルートで、Morris.は西側から攻めてみた。

いや、大したもんである。灯台下暗しとはこのことである。数年前からインサンドンをねぐらにして、うろうろしまわってたのに近くにこんないいとこがあるなんて、全く知らずにいた。これはもしかして知らぬはMorris.ばかりなりだったのかもしれない。

途中ちょっと横道に入ったり迷ったりもしながら楽しい2時間ほどの散策を終える。

道端で小学生の女の子二人に声をかけられたり、坂道でちょっと迷ったと言ったら道案内してくれた9歳と6歳の男の子、ペヨンジュングッズを売ってた土産屋のアジュマとの馬鹿ばなしなど、人との触れ合いもあって、なかなか良い最後の日の散策になった。

アルムダウンカゲという、リサイクル屋も覗いたが、大して見る者はなかった。

8時ごろ一旦宿に戻り、一休みしながら日記つけて、10時前にインサドンの飴売り屋へ。最後の夜は、一杯やろうと約束してたのだ。今日はヒギョンのギターと歌を聞きたいから、そういう店に連れて行ってくれるように頼む。またタクシーでテハンノに出、例の「東学」に挨拶に立ち寄る。主人はいたが、すっかり酔っ払ってた。

その後、ライブハウスに連れて行かれる。ビルの2階にあるこの店は、レコードマニアの店主が作ったみたいで、いちおうドラムセットなど置いてはあるものの、ずっとレコードがかかるばかり、それも洋楽である。Morris.は洋楽が嫌いというわけではないのだが、こちらに来たときは韓国語の音楽が聞きたいし、今日は最後の夜なのだ。ヒギョンがギター弾けるような雰囲気でもないので、文句を言ったら、別の店に行こうと言う。

タクシーでインサドンに戻り、さっきよりはちょっとくだけた感じの店に入る。ここならまだましかなと思ったのだが、またまたかかるのは洋楽が多い。韓国の歌をかけるように頼んでもすぐに洋楽にもどる。だんだん腹が立ってきた。

そんなMorris.の様子に気がついたのか、やっとヒギョンが主人に話してギターを出してもらい、チャンナラの「コベク-告白」とソンチャンシクの「コレサニャン-鯨狩り」の2曲を歌ってくれた。ギターはそこそこだが、唄はなかなか上手い。でも、それだけで終わりで、またレコードがかかる。外はいつの間にか雨が降ってる。もう1時回ってるが、あと一軒くらいは行けるだろうと、移動することにした。

インサドンの一番北側、クラウンベーカリーの前の三角公園に、前に一緒に飲んで顔なじみになったアジョシが軒下にマットを敷いて雨宿りしていた。もちろんフンヨンらの仲間だ。Morris.らも一緒に座り込み、前のコンビニでソジュを買ってきて、飲む事にする。ヒギョンがコンビニで最近人気の、どでかいカップラーメンを買ってきて、それが肴である。てんでに箸を持って回し食いだ。

雨だから、公園には誰もいない。4人で飲んで話して、ちょうど手元にあった歌本を回して歌い始める。Morris.は玉子マラカスで合わせる。もちろんMorris.も知ってる歌を歌った、ような気がする(^^;)。そうだよ、はじめからこうすれば良かったんだ。ここにギターでもあれば申し分無かったのだが、ともかくも、この旅の最後の夜の有終の美?を飾ることができて何ともめでたい祝着である。

3時にお開きにして、宿に戻る。アジュマは起きていたので、先に挨拶を済ましておく。今度はいつ来るかと訊かれたので、たぶん来年だろうと言うと、もしかしたら、来年までいるかどうかわからないと、ちょっと淋しそうな顔をされた。契約があるんだろう。Morris.が最初にこの宿に来たときは違うアジュマがいたもんな。

ともかくまた会えることを願って別れを告げる。アジュマが「百歳酒」という小さな瓶の薬用酒を二つくれた。これは記念に神戸に持って帰ることにする。そういえば、ずっと以前、近くのウォルガン旅館に泊まっているとき、バスにシステム手帳と大金(Morris.にとっては)を落としたとき、宿のアジュマが「冬蟲夏草」ドリンクくれて励ましてくれたことを思い出した。

荷物の整理もそこそこに、目覚まし9時にかけて眠りにつく。
2005/06/10(金)●帰国●

8時半起床。ちょっと宿酔気味だが、それはいたしかたない。

部屋をさっと片づけて、忘れ物ないかチェックして、ボストンバッグに荷物ほとんど詰め込む。本が5冊にCD10枚以上あるし、カタログ、パンフレット、捨てるに忍びないデジカメに、三脚、傘に衣類、何やかやで結構な重さである。

9時半に宿を出る。アジュマにも挨拶することができた。

「にんじん」で食事とっておくことにした。もちろん最後のスンドゥブチゲである。去年初めてここで食べたスンドゥブは、安い割に結構美味しかった気がするが、今回はちょっと味が落ちてる。というか、朝はアジュモニがいなくて娘が作るので、その腕の差が出てるのかもしれない。今日は宿酔だけに、ちょっと食べるのがきつかった。

アジュモニにもよろしくと伝言して10時前に店を出て、YMCA前から空港バスに乗る。えらく混んでいる。今日は金曜日だから出発客が多いのかとも思ったが、客の格好からするとそうでもなさそうだ。

空港についたのが11時前で、えらく早い。でも、Morris.はこの空港で、のんびり待つ時間というのは結構好きだ。

最新とロットごちゃまぜCD2枚組重いバッグは預けてチェックイン済まし、地下におりて、本屋とレコード屋を冷かす。本屋では巻田さん用に映画雑誌「SCREEN」買う。シンナラレコードは、町で買うより高いのでいつも見るだけだ。った、はずなのに、チャンユンジョン表紙の最新トロット2枚組見て、ああ、市場で買っとくんだったと後悔した。市場価格の倍くらいの値札が付いてるが、残ってるウォンで思い切って買うことにした。「オモナ」とキムヘヨンの「ユリクドゥ(ガラスの靴)」も入ってるから、良いことにしよう。

コンビニでサイダー買って、早めに入場し、搭乗口の椅子に座ってぼんやりしてたら、突然「Morris.さん」と呼びかけられた。ちょっと思い出せなかったが、10年程前ニフティの光化荘のメンバーだった鈴木さんで、一度だけ鶴橋のアリラン食堂オフで会ったと言われた。よくMorris.のことわかりましたね、と言ったら、特徴があるのと、Morris.部屋はときどき覗いてるからとのことだった(^^;)

彼は現在東京在住で、名古屋の弟とネット関係の仕事してて、今回は取材も兼ねての1ヶ月の滞在だったと言うことである。それにしても偶然こういうところで会えるというのも、面白いものである。メールのやり取りを約束して別れる。

今日の席は右側のちょうど翼の真横だった。1時20分のフライトのはずが、客が一人荷物を預けたまま、時間に遅れてしまったという理由で、待たされる。結局キャンセルになったらしいが、荷物を探すのに手間取り、さらに、離陸の順番待ちもあって40分くらい遅れてしまった。その頃には雨は止んでいたが、今日はえらく雲が厚く空からの景色もいまいちだった。

結局関空到着が3時半過ぎ、JRで乗り継いで部屋に戻ったら6時過ぎてた。食堂出てから8時間というのは、いくらなんでも時間かかり過ぎである。

やっぱり18日間、歩きまくり、飲みまくり、歌いまくりで、結構疲れてる。

イウナ二本組だと思うよなあ(^^;)でも何はともあれ、ちびくろの日記ファイルをアップしてhigashi4号に取り込み。さらにデジカメのメモリカードを、以前のデジカメ(こちらは壊れているが、読み込み、表示はできる)を使って、higashi4号に取り込む作業。結局全部で850枚くらいあったようで、結構時間がかかった。それでも、この作業が済んで、一安心である。

阪神がMorris.の旅行中も好調を維持してるというのは、掲示板などで知っていたが、今日の対日ハム戦も、4-4の同点で延長になったものの、金本のサヨナラホームランで4連勝ということになった。

遅めに風呂に入る。考えてみると今回は一度も風呂行かなかった。毎日宿のシャワー使ってたからだ。

取り込んだ画像をスライドショーで見て、旅の思い出を反芻しながら、イウナのテープを聞く。なかなか良かったのだが、2本のうちの片方はイウナではなかった(>_<) 「熱風トロット」には、確かにイウナとはどこにも書いてない。「にんじん」でチェックしたときはちゃんとテープが鳴るかどうかだけに気がいってたので、気づかなかった。ちょっととだまされた気もするが、こちらはとぼけた感じの男性歌手である。見事にチープな演奏なので、これはこれで面白いということにしておこう。

ちびくろ持参で、現地でほぼ毎日日記は打ってたから、本文はほぼ打ち上がっている。1行40字詰めで1,200行超えてるなあ。今回は韓国滞在18日と、いつもよりちょっと長かったこともあるが、四百字詰原稿用紙で軽く百枚は超えてることになる。

はたして何人がこれを読むんだろう。大半は、さっと、写真に目を通すのだろう。でも、今回は写真がメインだから、それでいいのだ。

これからその画像の整理にかからねばならないが、800枚からの画像の中から選択したり加工したり、キャプションつけたりとなると大変だろうな。ちょっとぞっとしてきた。ぼーっとスライドショー観てる方が楽しそうである(^^;)

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