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11月20日(火) 何故か放送大学−鍮器博物館−ああ勘違い「安城湯麺」(>_<)−車窓の夕陽

今日は安城(アンソン)に行くことにした。
安城という町の名前は、韓国語学習始めてすぐ覚えた。「アンソンマッチュム-おあつらえ向き、うってつけ、ぴったしかんかん」という有名な慣用句があったからだ。「アンソン」はもちろん安城の地名、「マッチュム」は「マッチュダー合わせる」の名詞形。安城は鍮器(真鍮製品)が名産で、安城製品のおわんとふたが一分の狂いも無くぴったり合うことから来た言葉らしい。
でも、Morris.は安城がどこにあるかずっと知らずにいた。
もう一つ安城といえば、「辛ラーメン」の次かその次くらいにポピュラーな「安城湯麺」というインスタントラーメンを良く見かけるから、これも安城の名物麺なのだろう。平壌冷麺ほど有名でなくても、春川(チュンチョン)のマックッスくらいには知られてるのではなかろうか。インスタント麺の名前になるくらいだものね。
そして、先日牡丹市場で偶然出会った「安城市立ナムサダン」の演戯にすっかり魅了されたこともあって、とにかく安城に一度行きたくなったのだった。ナムサダンはこの前見たから良いとして、真鍮のスッカラ(匙と箸)でも土産に買って、本場の安城湯麺を食べて帰ってこよう。
デーウォン旅館のインターネットで検索したら京畿道の南端に位置して、忠州の真西くらいのところだ。思ったより近い。地下鉄で南部ターミナルに出て、チケット買う。4,000ウォンで、運転技師に尋ねたら1時間ちょっとで着くらしい。
9:45発に乗り込んで出発進行。
のどかな田園風景を望んで、1時間くらいで安城の大きな立て看板が見えた。チャンゴを叩いてるナムサダンの写真がかっこいい。
バスは市内の数箇所で停車したが、とりあえず高速バスの安城行きだから終点まで乗っておけばよかろうと思ったのだが、これはMorris.の勘違いだった。市街を越えて20分以上も走ったバスの終着点は山深いバスターミナルというより車庫みたいなところだった(^_^;)。市街にもどるには、いったん下の幹線道路までおりてローカルバスに乗らなくてはならないらしい。
せっかくだから、近所に名刹とかお寺とかないのか尋ねたが、要領を得ない。でも、山の上に大きな建物があり、大学のようなので、ちょこっと冷かすことにした。
入り口には「東亜放送大学」と書いてある。山間地だけにゆったりした造りで、校庭では学生がビデオカメラ撮影練習などやってる。脇の建物では学生が大型TVでサッカー見てたので、これも勉強かと聞いたら、単に観戦してたらしい。彼らにこの学校のことなど教えてもらう。割と新しい学校で、韓国で放送専門の大学としては最初のものらしい。この建物はスタジオとのこと。そのうち、すこしだけ日本語のできるチャンサンウンという1年生の女の子が来て、学内を案内してもらえることになった。学生の半分はソウルから通っていて(だからバスの終点がここになってるようだ)、1/3くらいは寄宿舎に入ってるらしい。
スタジオでの授業風景を見物したり、無人の教室で記念撮影したり、コンサート準備してる講堂のステージでギター弾く真似したりして、ちょっと昼食には早いけど学生食堂で定食を食べることにした。いちおう韓食と洋食のメニューがあり、Morris.はもちろん韓食にしたさ(^_^) 2,000ウォンで、ご飯とスープ、キムチ、ユブ、セコギポックンで、けっこう食べでがあったし、味もそれほど悪くはなかった。
しばらく学生らと話して、校庭で「オモナ」や「コルモッキル」歌ったら喜んでくれた。学生から「ナガブッチチュヨシはできないか?」とリクエストされたが、Morris.には無理な注文だった(^_^;)
午後には声楽などの発表会があるから見て行ったらと誘われたが、安城市街見物もしなくてはならないから1時ごろ学校を出る。坂道の端にハルミッコッ見つけて嬉しくなった。日本名「翁草」である。これについてはMorris.にはちょっとした思い出がある。興味のある方はbotanical gardenの「おきなぐさ」を見てもらいたい。
バスはすべて安城市街に行くから、方向さえ間違えなければ大丈夫とのことだったので、あっさり安城市役所前で下車。学食の定食でおなかは減ってないから安城湯麺は後回しにするとして、町を散策。思ったよりかなりの田舎町である。それだけに鄙びた風景を楽しむことができた。Morris.好みの味のあるコルモッキルはあまりなかったが、かなり年季を経た民家は多かった。
街角で2匹の猫を見つけ、撮影してたら、そのうちの雉猫が道路を横切って行くところを流し撮りしたカットは気にいった。
また、すでに廃業したらしい旅行社の建物は素敵だった。お洒落な飾り窓に、ビニールテープで書かれた文字が、雨風にさらされて周辺がめくれ上がり、それが面白いレタリングに見えたし、そのハングルが「ソ連、中国、東欧圏、学生海外旅行業務」と書かれてあることから、学生向け、それも共産圏を専門にしていたのかもしれない。
公園とも空き地ともつかないところにコンテナ利用の小屋があって、「クリスマス」なんて書いてある。教会の子供会の施設か何かだろうか。今日も結構冷え込んでて、昼でも道の水溜りは凍り付いていた。
鍮器店でも冷かそうと思って、町の人に尋ねたら、鍮器買うなら、ソウルの市場で買うようにと言われてしまった(>_<) 代わりに鍮器博物館?を教えてもらう。4階建てのビルの1階部分だけが展示室になっていて、韓国お得意の人形による製作工程場面がいくつかあり、工具や製品もいくつか展示されてたが、はっきり言ってしょぼい。早々に切り上げて出ようとしたら、展示室の隣のドアの向こうから、カツンカツンと何かを叩いてるような音がする。ドアを開けて覗いたら、万力に原型の鍮器を固定してトンカチと鑿で作業してるアジョシと、ソファでくつろいでいるハラボジがいた。見物しても良いかといったらOKとのこと。ソウルの宗廟で使う鍮器を製作中とのことだった。ハラボジが冷蔵庫から人参ドリンクを出して振舞ってくれた。アジョシの話によると、ハラボジは鍮器製作のベテラン職人で韓国無形文化財の一人らしい。記念写真撮らせてもらう。
この建物は安城鍮器業界の会館みたいなものだが、近い将来、整備してちゃんとした博物館にする計画があるらしい。2年くらいしたら完成してると思うから、また来るようにといわれた。また来るかなあ(^_^;)
庭には大型の真鍮製品、鐘や動物像などが並べられていたが、Morris.は片隅にひっそり置かれてある古い工作器械(プレス機?)に見惚れてしまった。
そのあとしばらく街中を散策して、そろそろ小腹も空いたので、お目当ての安城湯麺を食べることにする。せっかくだから安城で一番の湯麺食堂に入ろうと、市場や商店街を歩いて湯麺の看板のある食堂を探すもいっこうに見つからない。思い余って、果物屋のアジョシに尋ねる。

「あの、安城で一番美味しい「安城湯麺」の食堂知りませんか?」
「え、何だって?(@_@)」
「だから、ここは安城でしょう。僕は日本人で、本場の「安城湯麺」を食べに、わざわざやって来たんですよ。」
「何、本場の「安城湯麺」だと。ぎゃはははははっははははっはっは(^_^)/!!!!」
「何でそんなに笑うんですかあ?」
「あんたね、「安城湯麺」はどこで食べても一緒だよ。」
「どうしてですか?」
「だって同じものどこででも売ってるじゃないか」
「え????」

さすがに、Morris.もこのあたりで、何か勘違いしてたことにはうすうす気づいてしまった。とりあえず確認ね。
安城湯麺「と、いうと、あのインスタント「安城湯麺」のことですか?」
「当たり前じゃないか、あれ以外に何があるんだい?」
「つまり、「安城湯麺」って、製品の名前なんですね」
「そうさ、あれ作ってるノンシム(農心)の本社工場がここ安城にあるからあんな名前にしたんだろう。
それにしても、日本人が「安城湯麺」食べに、わざわざ安城まで来るかねえ、ぎゃはははっはっはっ(^_^)//」
「す、すんまっせんっ(^_^;)m(__)m」


というわけで一件落着。
こうなったら、シャレで、近所の粉食堂かキムパ屋で「安城湯麺」食べて帰ろうかとも思ったが、それもあまり意味がないので、ちょっと早い目にソウルに戻ることにして、日も暮れかけた4:45発のバスに乗車して、西側の窓ぎわの座席に坐ったのが大正解だった。バスの車窓から本当に絵に描いたような夕陽を望むことができたし、これをデジカメでちゃんと撮影できたのだった。いやあ、夕陽の撮影はこれまで何度か挑戦して、なかなか上手く撮れたためしがなかったのだが、今日の夕景は、動いてるバスの中から撮ったとは思えないくらい綺麗に撮れてた(^_^)
これも怪我の功名といえるのだろうか。まあ、今日は朝から、バス乗り過ごしたおかげで大学見物できたし、何でもありのMorris.の旅らしいということにしておこう(^_^)。
帰りは正味一時間でソウル着。何故か、南部ターミナルでなく、高速バスターミナルに着いた。ああ、今日も楽しかった(^_^)(^_^)


ソウル-安城 4,000ウォン

安城ナムサダンの立て看板


何故か放送大学に

授業もスタジオで

大学教授のふり

ミュージシャンのふり

学生食堂

見た目よりじゅうじつしてる

学生と

記念写真

ハルミッコッ(おきなぐさ)

街角に猫発見

ナイスショット(^_^)

クリスマス部屋?

さ、さぶいっ(>_<)

こんな民家が多い

公園の石仏

ハンマウム海外旅行社

素敵な窓

食堂裏の猫

こんなたたずまいもグー(^_^)

鍮器製作工具

アンソンマッチュム!!

鍮器製造工程

こちらはほんまもん

無形文化財ハラボジと

庭の真鍮製品たち

古いプレス機?

1階はトイレらしい

市場の2階

何となく好き

さあソウルへ帰ろう

夕景その1

夕景その2

夕景その3

夕景その4

夕景その5

夕景その6

夕景その7
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