Morris. KOREA WEEK 2000/10/11〜18
      2000年秋 韓国 旅の絵日記
             イパクサ(中央)、イジョンビン ファンクラブ会長(左)と
    韓国日記テキスト版へ

    2000/10/11(水)●初日から潰れてしまった(>_<)●
    8時起床。天気は上々。
    簡単に部屋の掃除。
    10時前にイパクサからいつ来るのかという電話。
    今日の夕方到着というと、夜は放送の仕事が入ってるから、着き次第携帯に連絡入れるようにとのこと、本当に売れっ子になってるみたいだ(^.^)

    昼前にJR尼崎に出てバスで関空に。
    湾岸線に乗るまでがえらい渋滞で、15分ほど遅れてしまったが、余裕見て出たので問題なし。
    HISの格安航空券なんて使うのは初めてで、これはいちおう団体ツアーの余り券みたいなものらしい。いつもと勝手が違うし、日本エアシステムに乗るのも初めてだ。
    今出発ロビーでこれを打っているのだが、目の前にある機体はデザインはぱっとしない。

    Morris.は子供っぽいところがあって、飛行機に乗る時はなるべく早めに手続きして、窓側の席を取る。
    景色というより雲を見るのが好きなのだ。
    今日もばっちりいろんな雲の生態を楽しんだソウル着は午後5時。
    ちょっと遅れたみたいだ。
    ソウルは曇り空。
    空港でイパクサに電話したが繋がらない。地下鉄で鍾閣に出て定宿の大元旅館に行ったらなんと修理中だった(@_@)
    仕方ないので近くのピマッコル(避馬路)の路地にあるウォンガプ旅館というところに泊まることにした。
    初め2万五千ウォンというのを2万ウォンにまけてもらい、入ったら思ったより部屋も広く、バスタブにお湯も出るし、テレビもまあまあ奇麗に映るし、電話もついてるしと、結構気に入ってしまった。
    なんせ、大元旅館は、部屋の大きさはまちまちで、風呂無し、トイレは共同、電話は受付にしかない。
    それに比べると5千ウォンの違いでここは、大当たりかもしれない。巨大なミノとテッチャン店内の様子

    イパクサには連絡つかないまま、ソウルの杉山さんに電話、8時過ぎだったが、夕食まだというので、梨大前で待ち合わせ、そこからまた地下鉄に乗ってハプチョンの「ファンソコプチャン専門店」に連れていってもらう。
    Morris.がミノ好きとしってのはからいだった。
    ここはよく流行ってるらしく、広い店内もほとんど満席、四角くて平べったい鍋に、ほとんど丸ごとのテッチャンと、ミノ。
    日本でミノというと一口大に切って出てくるがこれはまたでかい。
    まるで手のひらみたいだ。もちろん焼けたところで店員が鋏で切ってくれる。でもその切ったものでさえ、日本の倍はある。
    これに多分「タシダ」(韓国の調味料)をかけて、味噌ダレで食べる。
    大きすぎて勿体無い気もするが、何しろミノ好きのMorris.のことだからぱくぱく食べてしまった。
    テッチャンも竹輪みたいになってて、これまた美味しかった。
    杉山さんとは初対面みたいなものだが、ネットでやり取りしてるので、ずっと前からの知り合いのような気がする。
    先日TVのトークショーにイパクサが出演した時のビデオと、ソウル句会の句集を貰う。会員の1/3くらいは韓国人とのこと。
    もちろん杉山さんの句も掲載されている。少しだけ引用しておく。ソウル俳句会句集

    ●秋冷を泳ぐや一人太極拳
    ●水あふるる市にあふるる白き息
    ●白菜の白き尻より裂かれけり

    食って飲んで話して、までは良かったのだが、ついついMorris.はソジュを飲み過ぎてつぶれてしまったらしい(>_<)
    やっぱりビールにしとくんだった、と思っても、後の祭り。
    結局、杉山さんに旅館まで送り届けていただいたらしいが、ほとんど記憶に無い。
    ひょっとして勘定も払ってないのでは(@_@)
    うーーーーん、初日から大失態だ。ちゃんみさんが掲示板で何度も、飲み過ぎないようにと書いてたのに、全然きいてない。

    [追加・補足]
    この日のMorris.の、泥酔事件の第一被害者であり、目撃者でもある、ソウルの杉山さんからメールで、状況報告が寄せられたので、ここに、補足説明として、引用しておく。
    ---------------ここから--------------
    こんにちは。
    韓国旅行日記のところ拝見しました。
    Morris.さんの記憶の抜け落ちているところを私が補足しておきましょう。
    ミノの店ではビール一本と焼酎4本を飲みました。食事をあまりしないで酒ばっかり飲んでいたのが敗因だと思われます。

    店を出る時、Morris.さんはエプロンを着けたまま店の外に出て、お店の人に脱がされていました。
    タクシーに乗る時、Morris.さんがグデングデンなので乗車拒否されてしまいました。
    「ほら〜、Morris.さんがしゃきっとしないから乗車拒否されちゃったじゃないですか。今度のタクシーが来たらしゃきっとして下さい。」で、次のタクシーが来た時は、Morris.さん、乗り込むまで直立していた。
    あれは立派でした。

    YMCAの前でタクシーを降りて、旅館の人に電話をして迎えに来てもらうことにしました。
    YMCAの前にしゃがみこんで待ってる間、Morris.さんはちょっと吐いて、デジカメの乾電池をボロボロ落しました。

    2回目のコールで、やっと旅館の男の人が来てくれて、ほとんど等身大のマリオネットのようになっているMorris.さんを旅館の人と私で運んで行きました。部屋に入って荷物を指差し確認しました。

    でも、こうして考えてみると、旅館の人がいい人でよかったですね。それから、デジカメの乾電池は私がうっかり家に持って帰ってしまいました。

    なお、この日のことについては私が気分悪く思ったりしていることはないので、あまり気にしないで下さい。(杉山 wrote)
    ---------------ここまで--------------

    でへへへへへ(^_^;) 想像を上回るていたらくだったんですねえ(^○^)←笑ッテゴマカスシカナイ

    【今日のぐいぐい俳句】

    ・東海トンヘ上空眼下に鰯雲游ぐ
    ・湖うみ光り水銀状の玉となる
    ・始まりはミノに食はれし秋の旅
    ・背負はれて避馬路の宿に枯葉落つ

    2000/10/12(木)●町回り、頭も回る●
    どひゃーーっ、宿酔で目覚めたのが8時前。
    起きるのしんどいな、とベッドでぐずぐずしてるところに、一人の男が部屋に飛び込むように入ってきてMorris.のベッドに潜り込んで寝てしまった。
    ひょっとして杉山さんか、と、顔を確かめたが違う。
    な、なんなんだ(@_@)
    受付に電話したが繋がらない。ちょっと強く背中を叩いて、起こしたら、Morris.の顔を見て相手もびっくりして、ごめんと言って、おおあわてで隣りの部屋に駆け込んで行った。
    部屋を間違えたらしい。
    韓国人にもMorris.の同類がいることがわかった。
    しかし、よりによって隣室同士になるとはね(^○^) イパクサCD「SPAECE  FANTASY」

    闖入事件で起きてしまったので、とりあえず顔洗って、外に出た、うっ、結構寒い。
    近所の食堂で、定番のスンドゥブチゲ食べる。まずまずの味だったが、吐き気がしてきたので教保文庫のトイレに駆け込む。
    その後、ふらふらしながら本とCD売り場を見て回る。
    キムスヒの新アルバムを発見。これは忘れないで2枚買うことにしよう。
    イサンウンの新作も出ていて、えらく派手に売り出してて、試聴盤の中に入ってたので聞いてみたが、いまいちピンと来なかった。
    そして噂のイパクサのCDも。
    これ、ほんとに若作り。
    Morris.が全然パクサだということに気付かなかったくらい。
    一
    向に宿酔は収まらないが、今回は日程が短いので、寝込んでたのでは勿体無い。
    とりあえず、傷のついた眼鏡レンズを買いに南大門市場に行こうと、歩き出して、しっかり道間違えたらしく、農業博物館前にたどり着いたところで、西大門方面に歩いてたことに気がついた。
    せっかくだから(^_^;)博物館を見る。
    6,7年前に一度見たことがあり、結構面白かったのでその後もう一度行ったら休館日だった。
    今回は道間違えて大正解??。
    いつのまにかリニューアルされてて、建物も立派な3階建てになり、展示物も充実、模型だが、キムチ展示室も併設され、農機具や風俗図、祭りの飾り物、大きな幟や旗もあり、随分と見ごたえがある。
    もともとMorris.はこういうの見るのは好きなので、ホミ(草を刈る手前に刃がまがっている鎌)の様々なヴァリエーションや、韓国人の工芸に繋がる生活道具の美を堪能させてもらった。ホミ(草刈り鎌)の大群機織り機農業博物館

    さらに、博物館回りの庭も整備されていて、入り口の見張り番の小屋もパガジ(瓢箪)を絡ませてあったり、水車が回ったり、石臼がおいてあったりと、すごくいい感じの公園になっていた。
    パガジはちょうど実が垂れ下がってるし、白い素朴で美しい花も咲いていた。裏にある温室には入れなかったが、その脇に、これまた花と実のついた綿が、根こそぎになって山ほど積んであった。
    日本なら生け花に使えそうなのに、もったいないことをするもんだと思ったが、考えてみると綿はもちろん木綿の原材料だから、農産物には違いない。
    藤棚の下で一休みする。寒いが空は澄んでどこまでも高く、刷毛でさっと一塗りしたような雲もあり、秋の風情を感じさせてくれた。
    でもまだ頭は回っている。パガジの実パガジ(丸い瓢箪)の花

    その後、方向転換して南大門市場に行き、去年買った店で、レンズを買おうとしたらえらく高いので、隣りの店で買うことにする。
    出来上がるまでちょっと時間かかるので、南大門市場をぐるぐる回る。市場自体はそれほど変わっていないが、ファッション関係の大型ビルがいっぱい建っていた。
    中は、小さなブースがぎっしりで、前は問屋がこんな感じだったが、今は一般客がターゲットになっているようだ。
    ビルの前でアトラクションを兼ねて、踊って歌う飴売りがいた。ポンチャクの響きはなかなかよろしい。ここは分業で男が、大きな板状の飴をリズミカルに叩き切り、女は鋏(打楽器)と踊りで、ポンチャクに合わせて歌ったり踊ったり合いの手入れたりと忙しい。

    5時前に宿に戻る。今回ちびくろ持ってきたのだが、この旅館の電気は220Vなのだった。
    以前は韓国では100Vと220V半々くらいだったのが、このところほとんど220Vに変わっているようだ。ちびくろのACアダプタは100〜240Vまで使えるのだが、いかんせんコンセントの形状が違っている。で、南大門でコンセントのアダプタを買ってきた。穴で言うと「||」を「・・」に変えるわけだ。
    わかってはいても、やっぱり初めて220Vでちびくろ使うのは、怖かった(^_^;)
    でも、まあ、こうやって使えてはいる。

    今夜は8時から、友達のヤンジェイン宅に行く予定。
    パクサとはまだ連絡つかない(;_;)今夜はお酒はセーブして(結局飲むのだ)ちゃんと帰ってこなくては。

    旅館を出る直前にイパクサから電話、今から来いという雰囲気だったが、先約あるので明日以降に時間取れないか尋ねたのだが、さすが、売れてるのでスケジュールぎっしりとのこと。
    結局明日の朝パクサ宅に行き、明日の公演に一日付き合うことに決まる(^_^;) かぼちゃ飴売りヤンジェインと長男ソンボク

    8時にヤンジェインのところに行くと、嫁さんだけでなくヤンソンボクという赤ちゃんまでいた(@_@)
    結婚したのは知ってたが、子供のことは寝耳に水。
    2000/01/01に生れたとのこと。
    韓国では2000年から21世紀なので彼は今世紀最初の日に生れたことになる。
    もう一人の友達ファンソンウンは、ホテルの厨房で日本料理を作っているらしいが、今日は遅番で、10時まで仕事、ジェイン宅に行くには早くて11時半というので、残念ながら今日はパスすることにした。
    奥さん手作りのテンジャンチゲは、かなり辛目だったが美味しかった。
    ただジェインが風邪ひいて体調悪くて酒飲めなかったので、Morris.もほとんど飲まなかった。
    これは結果として良かったかもしれない。

    明日パクサ宅に行くのと、昨夜の失態もあるので早めに宿に戻り、風呂に入って、1本だけビール飲みながらTV見てたら演芸ニュースの中でキムゴンモ日本公演のレポートがあり、岩手から船に乗って見に来たというファンがインタビューされてた。
    あれは、ひょっとしてどんぐりさんではなかったろうか??

    【今日のぐいぐい俳句】

    ・海よりも海のやうなる空深し
    ・番小舎にパカチ花咲き実は垂れて
    ・種子たねの羽蛾の如き舞燦燦きらきらと
    ・石臼に神宿るらし秋の寒

    2000/10/13(木)●生パクサに振り回された一日●
    7時起床。TV朝のニュースによると今朝の最低気温は5℃だとのこと。
    地下鉄でソッケに出る。ちょっと時間があるので、初めてPC房に入る。
    1時間千ウォンで、インターネット使えるということは知っていたが、日本でもこういうところへは入ったこと無いので、勝手が分からず、受付の兄ちゃんに接続まで頼み、Morris.部屋見たら、おお、ちゃんと日本語読めるぞ、すばらしい。
    ぐいぐい酒場覗いたら書き込み無し(;_;) これはちょっと淋しかった。
    とりあえず、ローマ字で書き込みする。 ビデオ見るパクサと奥さんパクサの長男ソンイル

    30番バスでパクサ宅へ。
    久しぶりのパクサは、ウルフカットに緑のメッシュ入れて、意気軒昂。去年生れた、イソンイルも素っ裸で寝ていた。
    奥さんも、去年とは打って変わって愛想よく迎えてくれた。

    杉山さんから貰った、トークショーのビデオを一緒に見る。
    当人と一緒に見るというのも不思議な体験だ。内容も実演やCFのビデオも盛り沢山でなかなか充実している。
    しかも40分近くある。いいものをもらったものだ。

    今日の演奏は、キョンギド、カピョン(加平)でおこなわれる、真露酒造主宰の大野遊会。
    これは楽しめそう。
    1
    1時過ぎ迎えに来た車でまず、韓国SONY事務所へ。
    マネージャーのイヒョクさんと、ファンクラブ会長のイジョンビンさん、所長のチョヨンミンさんがいた。
    昼食にスンドゥブチゲを取ってもらう。昨日も食べたのだが、宿酔で味わう余裕がなかった。
    今日は酔いは残ってないのに味はいまいちだった。こうなったら美味いのにあたるまで毎朝豆腐チゲだ。(^_^;)
    イヒョクさんがパクサのヘアをセットしている、日本語もうまいし、パクサの歌の歌詞のアレンジもするし、スタイリストも兼ねてるし、男前だし、まだ若い。スタジオ録音ではミキサー兼ダメ出しもこなし、夜にはメイキャップまで完璧にやってた。
    こういうのを韓国語で「パルパンミイン−八方美人」と呼ぶ。

    どうも今日の野遊会というのは夜のイベントらしい(^_^;) 参ったなこれは、と思ったがこうなったら最後まで付き合うほかない。
    出発まで時間があるというので、すぐ近くにある、ヒョリョン大君の陵を見物する。最近整備されたらしい。
    なだらかな芝生の山とそれを守るように立っている石像、バックの松林のたたずまいは、朝鮮の墓の特徴を備えていて昔に帰ったような気にさせてくれる。
    こちらに来て始めてカッチ(かささぎ)を見た。王陵の石像食事中のイヒョクsan(左)とパクサ

    事務所に戻ったら地下のスタジオでパクサが、SBS「Two Men's show」のための録音していた。
    しばらく見学する。
    いやあ、やっぱりパクサのパワーは、凄い。
    一人で合いの手を重ねて行くのだが、合いの手のヴァリエーションも多様だし、全然疲れを見せない。

    この後キムチ焼き飯出前とってもらい、出発したのは5時半過ぎ、結構渋滞して現場に着いたのは8時前だった。
    途中車内のTVニュースで、金大中大統領にノーベル平和賞授賞のニュースが流れ、歓声が上がる。
    着いたら、出番は9時半とのこと。あまりに寒いので近くのレストランに避難して軽食。やっと9時半過ぎにパクサの出番。
    この催しは焼酎の「真露」社員の団結を固めるための野遊会みたいなもので、広場に席をしつらえて、ビール、バーベキューをいただきながら前面に設けた舞台での歌舞音曲を楽しもうというものらしいが、あまりにも寒くて半分以上は数箇所のたき火の回りに固まっていた。
    でもパクサがステージに上がると、若い子が数人舞台の前に集まる。
    初めは普通のトロットだったが、これでけっこうみんな踊り出して、最後はみんなで大きな輪を作ってしまう。まるで春待ちファミリーBANDみたいだ。 輪になって踊る観客舞台の上にも客が殺到待ってました!!パクサのステージ

    ポンチャクディスコになると、舞台の上でみんな踊り狂う。確かにファン層が変わっている。
    本気で踊り手を振ってるのは高校生が中心だ。4年前の大阪のわしらの熱狂ぶりを思い出させてくれた。途中花火がどんどん打ち上げられるわ、音響は半端でないけたたましさで結構大掛かりなステージだった。
    帰りは割と早く戻れたといっても、パクサ宅到着が零時過ぎ。金大中大統領ノーベル賞を報じる14日の朝刊

    パクサは、急に予定が入り、そのままSONY近くのホテルに泊まることになり、Morris.は奥さんのテンジャンチゲを食べ、サッカー(韓国−中国戦)を見ながら一緒にビール飲む。疲れたし、効率の悪い一日だったが、パクサの予定の当てにならないのは慣れているので、こんなもんだろうと思う(^_^;)

    【今日のぐいぐい俳句】

    ・嬰児みどりごの赤唐辛子屹立す
    ・緑弧なす李王の陵や松嵐
    ・月野埋めポンチャク乱舞国境くにざかひ
    ・火薬印平和賞とかや国の長をさ

    2000/10/14(土)●光州へ●
    7時半起床、顔洗ってたらパクサの娘ナミちゃんが起きてきて、辛ラーメン作ってくれた。
    小学6年だがしっかりしている。おでんナミちゃんの作ってくれた辛ラーメン

    パクサ宅に別れを告げて、バス、地下鉄、高速バスと乗り継いで午後1時半光州(クヮンジュ)に到着。ソウル9時20分発の優等バスだったが、4時間半以上かかってる。光州は結構遠い。
    バスはリクライニングで、快適すぎて、半分寝てた。
    寝ながら窓の外の田舎の秋景色を楽しむことも出来た。バスターミナル近くのペンニムジャン(白林荘)旅館にチェックイン。
    風呂に入って、ハンナちゃんの家に電話したが不在だった。旅館の電話は市内通話しか使えないから、外出して携帯に電話しよう。
    で、外から電話したら、彼女は今日ナジャ市に行ってて、今帰りのバスの中で、帰宅するまで時間かかるので、17番バスでチュンジャンノに出て、後で電話するようにとのこと。
    チュンジャンノは光州の中心街らしいが、バスターミナルからは結構かかった。
    光州には7年ぶりで、その時は周遊という感じだったが、1週間の旅程にわざわざ組み込むほどのことはない町だということを再確認した。
    とりあえず小腹が減ったので、軽食屋で、おでん頼む。
    これが思ったより美味しい。ちゃんとスープに刻んでで入れてあり、ゆで卵も入って、キムチ、タクワンついて1,500ウォン。

    ハンナちゃんが、むきになって「全州より光州が美味しい」といってたのもあながち嘘ではないかもしれない。ハンナちゃんとオモニム

    待ち合わせ場所の郵便局の2階には無料のインターネットコーナーがあるというので、勇んできてみたのだけど、土曜日のせいか、使用中止になっていた。残念。
    ということでちびくろで日記打ってるのだが、すでに電池が切れかけている。
    電源はあるのだが、アダプタコンセントを旅館に忘れてきたらしい。何と言うドジ(^_^;)

    約束の時間に30分遅れてハンナちゃん到着。
    母親(キム オンニムさん)同伴である(^_^;)母親といってもMorris.の方が年上だった(^○^)
    オンニムさんは明るい笑顔の奇麗な母親で、現在お寺に詣って、お説教を聞くのが一番の生きがいらしい。
    明日はMorris.も一緒に、ムドンサンに行こうと誘われたが、丁寧にお断りする。

    クヮンヤン炭焼という店に連れていってもらい、まず焼肉たっぷり、次にテンジャンチゲペクバン。これはなかなか豪華だった。
    近くの骨董品や絵、陶磁器などの店の並ぶ「芸術通り」を見物した後タクシーで「金松」という韓国伝統茶店へ。
    ここはオンニムさんのお寺参り友達イ クムジさんの店で、智異山の高地の野生茶で作った煎茶を飲ませてもらう。
    これも独特の味わいがあって美味しい。
    でも、飲むたびに注がれるので、結局Morris.は10杯くらい飲んでしまった。
    ぐい飲みくらいの茶碗だったけどね。イクムジさんに韓国の伝統茶を煎れてもらうテンジャンチゲクッパン

    9時前にお開きになって、88番のバスで、ターミナルに戻り、近くのPCバンで書き込みしようとしたのだが、ここのPCではMorris.部屋も、ぐいぐい酒場も日本語はすべて文字化け。
    4件ほどあった書き込みも読めず、myzkさんとちゃんみさんの書き込み中の一部ローマ字部分だけが辛うじて読めた。とりあえず書き込みだけでもしとこうと、しこしこ、かなり長文のローマ字で文章作って、送ろうとしたが、何度やってもErrorになる(;_;)とうとう諦めてしまった。
    もう一軒別の店でやってみたが、やっぱり駄目だったので、諦めて宿に戻る。

    【今日のぐいぐい俳句】

    ・菊芒墳墓飛び去湖南線ホナムソン
    ・見渡せば秋季語だらけ韓からの鄙ひな
    ・恨ハンの広場夜空に著しるく白鷺四羽
    ・煎茶より淡き水色野やの香

    2000/10/15(日)●味覚の光州●
    7時半起床、風呂入って朝の散歩を兼ねて、高速バスターミナルの視察?? 切符売り場や乗り場を確認してから宿に戻りハンナちゃんの電話待ち。
    9時に電話があり、ターミナル、ロッテリアでまちあわせ。
    今そのロッテリアの電源使ってこれ打ってるのだが、店員から電源使うなと注意された。
    「10分間だけ」と頼む。そうこうしてるうちにハンナちゃん到着。縄で作った遊具粉青沙器(プンチョンサギ)光州国立博物館

    バスで文化芸術館前下車。公園みたいな路を歩いて、光州国立博物館へ。
    ここは10年以上前に初めて訪れ、民防の日の避難訓練に巻き込まれた思い出のあるところで、新安記念室の沈没船から引き上げた陶磁器の部屋が印象的だったのだが、何かえらくちゃちだ。
    尋ねたら、木浦に出来た海洋博物館に大部分移行したとのこと、ちょっとがっかり、ついでに近くの民俗博物館にも立寄る。
    こっちの方が圧倒的に充実して面白かった。
    前にテントが林立していた。18日からキムチ大祝祭の催しがあるとのこと。
    残念だがそんなのあってたら、ゆっくり見物もできないだろう。
    この辺一帯は文化施設が集まっている。SLの「統一号」飾ってあったので、嬉しくなってデジカメで記録。キムチ祭りのためのテント群蒸気機関車「統一号」民俗博物館入口のレリーフ(チャジョンノリ)

    その後バスでハンナちゃんお勧めの「ソガムトルソクパプ」を食べる。
    石焼きピビンパプの変種で、小豆などの豆類、栗、ぎんなん、椎茸、人参、などの混ぜご飯を石の碗で炊き上げ、それに各種キムチ、ナムル、ヤンニョン、胡麻油、葱などを載せてかき混ぜて食べる。たしかにこれは美味しかった。
    これで1人前5,500ウォンは安い。
    隣席のグループでイパクサの話題が出たのでつい嬉しくなって、昨日撮ったデジカメ画像を見せびらかしてしまった。

    ターミナルに戻り、近くのPCバンに行き、ハンナちゃんに頼んでいろいろ触ってみたが、結局ここの機械では日本語表示できないことがわかった。
    でも、アレアハングルで日本語打つ方法教えてもらったので、文章作りそれをハンナちゃんのアドレスにメールして、後で家から掲示板に貼り付けるよう頼んだ。ソガムトルソクパブ

    4時36分発のソウル行き高速バスに乗る。
    これがすごい渋滞に巻き込まれ、遅れる、遅れる。結局ソウルターミナル到着したのが10時半をとっくに回っていた。
    行きが4時間半、帰りが6時間だ(^_^;)
    あせって地下鉄乗り継いで、鍾閣でウォンガプ旅館に部屋を取り、一服して食事に出る。軽食屋が開いてたので、ムルレンミョン食べる。
    やっと人心地ついた。
    ついでに近くのPCバンで、Morris.部屋開いたら、ちゃんと日本語表示できる。やっぱりソウルは違うよなと、感心してぐいぐい酒場みたら、さっそくハンナちゃんが先の書き込みを貼り付けてくれてた。
    Morris.も真似して、アレアハングルで日本語打って貼り付け、送信したらうまく行った。漢字が旧漢字になり、所々文字抜けがあるが読めないほどではない。
    これなら、PC持ってこなくてもかまわない。とも思ったが、ちびくろは、ワープロとしてだけでも意義がある。でも、後で思ったのだが、アレアの日本語の貼り付けは、ひょっとしてMorris.の環境では見えないかもしれないぞ。今後はやっぱりローマ字書きしようか、と思う。
    ビールと、あてに「辛いえびせん」があったので買ってみる。
    確かに辛い。でも、あまり美味くない(^_^;)

    【今日のぐいぐい俳句】

    ・収穫祭高麗の妃ひの耳飾り
    ・萩色の勾玉まがたま艶を競ひをり
    ・喉飴を舐む児の頭上花梨の実
    ・公園の林毬いが踏む老夫婦

    2000/10/16(月)●落としてしまった(>_<)●
    8時起床。風呂に入り、今日は買い物全部済ましとこうと思う。
    地下鉄に乗ろうと宿を出たら、街頭でSBSの朝のニュースショーのインタビューで、女性アナウンサーが女子高生にインタビューしてた。
    HOT(人気グループ)のどこが、いいのかなんて聞かれて、女子高生が「全部!!」と答えていた。インタビュアーと女高生

    地下鉄1号線でヨンサンに出る。
    電子街も前ほど興味はなくなったが、とりあえず、韓国歌謡ノレバンCD1枚買う。
    曲目表を見ると、新世代歌手中心だから、あまりMorris.のレパートリーは増えそうにない。
    キムスヒのCD買おうと電子ランド地下のシンナラレコードに行ったが、無い。
    いつでも割引セールして元気の良かったこの店も何となく秋風が吹いている感じがした。

    そのあと地下鉄でサムガクチまでもどり、歩いてイテウォンへ。
    戦争記念館前で朝鮮戦争被害者の家族が遺影を掲げて祈りを捧げていた。
    地下鉄6号線の工事のためにイテウォンへの道はやたら掘り返されて歩きにくいこと。
    やっとたどり着いてひと通り見物して、バスケットシューズ買う。日本円ならバーゲンするというので1万円札を使う。401番バスで鍾路2街にもどり、鍾路書籍でちゃんみさんにたのまれた、日本語漢字イルキ辞典買い、いったん宿に戻り鞄を開けたら、(@_@)(@_@)(@_@)
    わぁーーーーっ、大事なシステム手帳が無い(>_<)
    バスの一番後ろの座席に坐ってて、メモしたのを覚えてるから、バスに乗るまではあったことは間違いない。
    401番バスというのが、割とローカルな路線で、出口が前に一つしかないのに一番後ろに坐ってしまい、バス停の車内案内も無かったので、突然YMCAの建物に気づき、あわてて降りた時に落としたに違いない。じゃああん。

    免許証やら、韓国知人の住所録やら、母の写真やら、いろんなものが入ってるのに。
    おまけに手持ちの日本円もすべてこれに入れてたのだった(>_<)
    これでは出てくる可能性はほとんど無いだろうけど、宿の主人に頼んで401番のバス会社(親会社は81番バス会社)に連絡だけは入れてもらった。
    手帳だけでも出てくればもう獣だ、いや、儲け物だ(^_^;)
    パスポートと、帰りの切符と、韓国ウォンは別にしてたから、とりあえず日本に帰ることは問題ないし、明後日までの食事や観光するぶんには充分だ。
    それに外換銀行の残高もまだいくらかあるはずだ。
    ああ、長いこと韓国に何度も来ているけど、こんな大きなドジは、初めてだ。
    酒の上の失敗でないのが救いかもしれない(^_^;) ピョルク市場(泥棒市)
    金が無いからといって腐っていては勿体無い。
    せっかくソウルにいるのだから。Morris.は金無しで遊ぶのは得意なのだ。
    とりあえず、バスで泥棒市場へ。ここは正確には黄鶴洞市場というのだが、地元民は「ピョルクシジャン=蚤の市」と呼んでいる。
    Morris.はここが好きで好きで、以前は毎日のように通っていたのだが、最近はちょっと面白味が減ってきたような気がする
    。神戸元町の高架下商店街の昔を彷彿させるところが気に入っていた。日曜日は特別露店も多く出て賑わうのだが、平日でも人込みで歩きにくいくらいだ。
    「Mgic singing alone」(携帯マイク付きカラオケマシン)の実演販売をやってて面白そうなのでしばらく見たが、なかなか値段を言わないので、相場は分からなかった。
    ヘビのエキス屋の実演、海賊版CDROMや、本当のガラクタなどが並べてあり、投げ売りのCDの中から、チョヨンナムのベストを買う。Morris.が韓国のどじまんで歌った「ファゲチャント」が入っていたからだ。
    Morris.はCDもテープも持ってなくて、昔の歌謡番組のビデオでしかこの歌知らなかった。よくそんな歌を選んだもんだ、と今になって感心した。

    そのまま東大門市場を冷やかす。天敵のポンテギが売ってあり、売り子がいなかったので、決死の撮影を試みる。
    ここのはひときわ大きいような気がする。漫画問屋も覗いたが、食指の動くものは見当たらない。セウン電気商街西側のCDショップでキムスヒの「アモール」を2枚買う。
    チャンサイクの新作「ホホハダ」が出ていることを知りこれも買う。
    金無くしてすぐCD4枚というのは、なかなか豪勢だ。パクチヨンポンテギ(蚕の蛹)

    ミュージックランドのビルは改装工事中だったが営業していた。
    地下2Fの雑誌閲覧所はまだ継続している。これは実に素晴らしい。
    鍾路書籍で、トロットの歌本探すが見つからない。
    トロットはやる気ないのだろうか?

    宿に帰り、バス会社に電話してもらうも要領を得ない。
    もう一度後で電話してもらうことにする。

    パクチヨンの「成人式」のビデオがえらい人気で、あちこちでかかってるし、ますますきついメイクしたポスターもよく見かける。
    携帯電話 LG Tele ComのCMらしい。

    思い付いて楽園のハリウッド劇場を覗いたら「共同警備地域JSA」が始まる直前だったので、見ることにした。
    板門店付近を警備する、南北軍人同士の交流と殺戮に絡んで米軍が捜査に当たり、米軍側の一人として、イヨンエ演じる女性軍人が捜査にあたり様々な思惑が絡み合ったりするミステリーらしいが、Morris.には良く理解できなかった。
    目的はイヨンエ見ることだったからそれで良かったのだが、看護婦姿の観月ありさは、普通の彼女より好きなのだが、軍服姿のイヨンエは、myzkさんの部屋のポートレートより魅力に欠けてると思う。「シコ踏んじゃった」韓国語のポスタースクリーン上のイヨンエ「共同警備地域JAS」のポスター
    予告編で、もっくんの「シコ踏んじゃった」が流れた。韓国語タイトルは「ウラッチャッチャ スモブ」で来週公開とか。
    たしかに日本文化解禁は進んでいるようだ。

    夜中なのにしつこくスンドゥブチゲ食べる。
    うーーむ、いまいちだ。
    例のPCバンに行って繋いだら、文字化けしてしまう。
    数台乗り換えてやっと日本語表示できたので書き込みする。
    零
    時ごろ宿に戻ったら、アジュマが「冬蟲夏草」のドリンク剤をくれた。
    きっと手帳無くして落ち込んでるMorris.に「ヒミネラ!!元気出して」という意味と思う。感謝。

    【今日のぐいぐい俳句】

    ・絹吐きし蛹煮られて吾あを呪ふ
    ・統一の悲喜劇三八線サンパルソンの秋
    ・励ましの冬蟲夏草一気飲み
    ・無くす快さて懐に秋の風

    2000/10/17(火)●最終日の市場巡回●
    今朝はMorris.にしては早起きして、地下鉄1,2,8号線乗り継いで、ソウルの中央市場「カラクトンシジャン(可楽洞市場)」に出かけた。
    これまで、昼間にしか行ったことなくて、一度早朝の活気ある市場の様子を見たいと思いながら果たせずにいた。
    と、言っても到着したのが7時だから、市場では出遅れもいいところで、やっぱりもっと早起きしなくてはならないようだ。
    何しろ鍾閣からカラクトンまでは乗り換え入れると1時間以上かかる。
    ここは青果がメインなのだが、特にニンニクの量は半端ではない。3棟ほどが全てニンニクで占められている。
    後は、葱、玉葱、キャベツ、白菜、南瓜、ジャガイモなど日本とそれほど違わないが、コチュだけはやはり抜群に多い。
    果実市場は今シーズンで活気はあるものの、商品がすべて箱に入ってるので面白味はない。
     

     
    全部にんにく。 
     
     
    大根は韓国語で「ムー」 
     
     
    葱を中心に扱ってる市場 
     
     
    畜産市場は、真っ赤っか 
     
     
    床には豚の頭がごろごろ 
     
     
    手際よく解体していく 
     
     
    魚市場全景、魚見るのは大好き 
     
     
    カムルチー(雷魚) 
     
     
    生簀の中はドジョウだらけ 
     

    魚市場も釜山のチャガルチと比べると話にならないし、ソウルでなら、ノリンジャンが魚市場としては規模が大きい。
    でも、ここでは、イリコの競り市を見ることが出来た。畜産市場もあまり大規模ではないが、やはり迫力満点。
    豚なんか半身がぶら下がってるし、頭は床にごろごろ転がってるし、牛も100kg超えそうな塊を一人で担いだりしてる。それでなくとも肉だらけなのにわざわざ照明を赤色にしてるので、けばけばしいこと。
    Morris.は市場に来るとついつい訳も無く嬉しくなる質なので、ここでも1時間半くらい歩き回った。
    ジャガイモ市場の兄ちゃんにいろいろ聞いたがやっぱり午前3時くらいに来ないと本当の醍醐味は味わえないみたいだった。81番バス会社いりこの競り市風景

    ついでだから、今日は市場巡りをしてやろうと、地下鉄でウルチロ2街に出、中部市場を冷やかす。
    ここは、するめ、海苔、棒鱈など海産物の乾物がメインで、もちろん一般の農産物も多い。

    朝食取る前に、パス会社に電話したら、少しだけ日本語の出来るアジュマが出て、拾得物に手帳があるから、取りに来るように言う。
    えーーっ(@_@)ほんとかよ、と、あまりの嬉しさに我を忘れて、イテウォン近くの81番バス会社まで出かける。
    サムガクチからタクシーで会社に着いて、勢い込んで事務所に言ったら、件のアジュマがいて、これとこれ、と出してくれたのは、Morris.のシステム手帳では無かった(>_<)
    あーあ、ぬか喜びだった。
    喜びが大きかっただけ落胆も大きいし、時間も無駄遣いしてしまったよ。
    でも、まあ向こうも親切で言ったのだし、Morris.の感国語がも少しちゃんとしてれば、こんな間違いはせずに済んだはずだ。

    ともかくも、ここの81番バスに乗って東大門市場へ。
    ここのDOOSAN TOWERは、ファッション店の革命として話題になったが、地下2階にチョルリアン(千里眼=韓国のPC通信)専用の無料インターネットコーナーがあり、Morris.は勝手に自分の部屋に繋いで、しっかり書き込みしてしまった。
    前の屋台で、トロットのテープ買う。
     

     
    韓国人の好きなクルビ(イシモチ) 
     
     
    チュンブシジャン(中部市場) 
     
     
    古本市場 
     
     
    動物市場 
     
     
    元気のいいホバク(ズッキーニ) 
     
     
    キョンドンシジャン(京東市場) 
     
     
    韓薬(漢方薬)店 
     
     
    韓薬市場、すごい匂い 
     
     
    蜜蝋と一緒に生きてる蜜蜂も 
     
    またバスで、チェギドン京東薬令市場へ。
    ここは、果物と韓薬(漢方薬)専門市場で、Morris.は割とお馴染みの場所だ。
    通り全体に漢方薬の匂いが充満していて、ここに住んでいるだけで、薬飲む必要はないかもしれない。
    地
    下鉄で鍾路3街に戻り、パゴダ公園に行った。
    嫌な予感がして、今回は行くのを延ばしていたのだ。
    悪い予感は当たるもので、Morris.が一番好きなパゴダは、ガラスの箱の中に閉じ込められていた。
    しかもガラス全体に格子状の枠があり、内部に鉄骨が張り巡らされている上、ガラスに回りの景色が映り込んで見づらいというより、見えないに近い。
    あの素晴らしい石塔をこのような劣悪な環境で披露するのは、冒涜だ。
    これなら、大きな建物を作って照明をあて、中に人が入れるようにした方がまだましだ。
    とにかく、最低(>_<) 何とも見づらくなったパゴダ絶妙なこくと味、コリクッパブ
    というわけで、塔の見物もほどほどに、インサドンに行き、昼食をと、脇道に逸れて何気なく入った店で「コリクッパブ」を頼む。
    コリはしっぽ、クッはスープ、パブは飯だから、ぶっかけ汁飯みたいなものが来ると思ってたら、小豆ご飯に、茶色のスープが出てきた。
    一匙すくって口に入れた途端「おおーーっ」と声をあげそうになった。
    う、うまい。
    辛いのに、こくがあり、濃厚なのに嫌味にならない味がある。
    これこそMorris.の理想ではないか。
    味噌が入ってるみたいだがいわゆる味噌汁の味は全くしない。具も少ない(メインはほとんど溶けている)が、食べても食べても食べ飽きない。
    キムチ(白菜、カッ(芥子菜)、青胡椒、豆腐)、椎茸、蒸し鶏、ジャガイモの小皿パンチャンも、どれもこれもきちんと味付け調理してある。
    うまい、うまい、これで5,000ウォンはとんでもないな、と、立ち上がろうとしたら、おしまいにスジョンガ(シナモンの効いた冷たい飲み物)まで出てきた。感激。店の名は「オルゲンイ(コリ)クッ専門店」だ。この店に来るだけのためにもまた、韓国に来ようという気になった。
    インサドンもすっかり様変わりしてる。モダンな小物店が増えてるし、アートビルも建ってる、商品も何となくファンシーショップの商品みたいなのが多い。喫茶店は懐古調が流行っているらしく、表に古い井戸ポンプや、農機具並べたり、昔の映画のポスター(複製だろうけど)貼ったりしている。
    例のパクヨンスクさんの白磁の作品を置いてる店も冷かしに覗いてはみた。本当に素敵だが、ちょっと手が出ない値段ではある。パクヨンスクさんのティーセット。100万ウォン!!昔の「春香伝」の映画ポスター骨董品店鉢巻き石像
    骨董店は高級化が進んでるようだ。「ソリ ハナ」という店でセンスのいいイラストの絵葉書見つけたので買う。店主の話によると、作者のイチョルスは最近人気の出ている版画家とのことだから、エッチングなのだろうか? また、隣りの店で素朴な箸を見つけたのでこれも買う。トンインアートというビルが閉鎖されて、労働組合のビラが貼ってあり、門前の石像が「団結闘争」と書いた鉢巻きをしていた。韓国で、こういう風にこじれると円滑な解決は難しいと思う。共倒れになるケースが多いのではないか。
    ちょっと疲れたので宿に戻り、これを打っている。もう、5時半だ。最後の夜は何処に行こう。イチョルスの版画絵葉書
    で、さっき財布の残りを数えたのだが、かなり金が余っている(^_^;) 両替はいつもの旅行と同じくらいしかしてないのだが、イパクサに立て替えてたダイヤモンド入り麻雀牌の料金をウォンで払ってもらったので、その分余った形だ。新しいシステム手帳でも買おう。ただ先程から雨振り出したので、屋根のある所がいいな。天気予報では明日は晴れるとのこと。
    雨も小降りになったので、傘無しで出かける。地下鉄通路に続く広場の舞台でダンス大会みたいな催しがあってて、それに出場した7人組みの衣装の背中に、ひらがなで「ねつあげろ」とロゴが入っていた。
    ヨンプン文庫でシステム手帳見たが気に入らず、教保文庫に行く。入り口にあるノーベル文学賞受賞者の肖像に混じって、早くも金大中大統領の肖像が追加されていた。彼は「平和賞」なんだけどね(^.^) 教保文庫の文具売り場に、無くしたのとほとんど同じデザインの色違い(Brown)のシステム手帳があったのでこれを買う。
    地下鉄で明洞に出る。特に好きな場所でもないのだが、今回行ってなかったよなと思っただけだが、やはり若者の熱気で、街の雰囲気が盛り上がっている。露店のスピーカーから、イパクサの「ファンタジー」がかかって、つい聞いてしまった。
    薬局の入口に、韓国のバイアグラといわれる漢方薬のビラの横に変な日本語のビラを見付ける。「毛リガナ」?? トホホな日本語表記には、よく出会うが、これは、わからない(@_@)。「ねつあげろ」のロゴ薬屋に貼ってあった謎のビラ
    3年前に出来たMiglioreというファッションビルを冷やかし、地下でちょっとだけ買い物。最後の夕食は何にしようか、やっぱり参鶏湯にすることにしたのだが、明洞はあまりいい店が無い。百済参鶏湯はいまいちだし、栄養チキンはどちらかというと丸ごと唐揚げがメインだしということで、ふと目に付いた「大韓参鶏湯」に入る。9時でもう閉めかけてたので帰ろうとすると店主がしつこく呼び込む。この時に止めておけば良かった。つい参鶏湯を注文したのだが、5分もせずに出てきた時にすでにこれは、おかしいと思った。参鶏湯なんて、普通15分以上、下手すると30分近く待たされることがある。それがこんなに早く出てくるのは変だ。まかないのアジュマは逃げるように帰っていくし、鶏に箸を突き刺して中のもち米を口に入れたら、つ、冷たい(>_<) これは前に作って冷めてしまったものをあっため直して、それも中までちゃんと熱が通らないうちに出したのに違いない。閉店時間だったので、まかないのアジュマが早く帰りたくて、手抜きしたのだろう。これではあんまりなので、主人に頼んで温め直してもらったが、もう鶏は半分ほぐしてあるし、美味いわけがない。今回の食事中最悪だった。これまで参鶏湯を残すことなんてなかったのに初めて1/3ほど残してしまった。昼のコリクッパブがめちゃうまだっただけに、この店には大いに不服。えらい店に入ったものだ(;_;) 生煮えサムゲタン(>_<)
    歩いて鍾閣まで戻り、PCバンで最後の書き込み、ぐいぐい酒場には新しい書き込みがなくてちょっと淋しかった。
    11時に宿に戻り風呂に入り、荷物の整理。明日は11時過ぎに宿を出て空港に向かうことになる。
    零時過ぎチャンネルを変えたら、サッカー、日本−ウズベキスタン戦をやってる。高原絶好調で、前半23分で日本5-0のリードだ。これならもう、寝てもいいだろう(^_^;)

    【今日のぐいぐい俳句】

    ・大根葉踏みしだかれて朝の市
    ・骨を裁る擦音の中に生せいを聞く
    ・鈴懸の鈴振り回すソウルの子
    ・豊穣のテールスープに舌の秋

    2000/10/18(水)●ソウルよ安寧!!●
    7時起床。窓の外は濡れていて空も曇ってる。夜中にまた雨が降ったらしい。荷物の整理したり着替えたりしてるうちに、空はみるみる晴れ上がった。最後の散歩を楽しむため外に出る。これまでの旅の最終日の朝は、宗廟を散歩するのを恒例にしていたのだが、今日はインサドンの方から回って、今回まだ行ってなかった慶福宮に行くことにした。帰りに教保文庫に寄りたかったためでもある。でも、慶福宮は、大改装工事中で、ほとんどの建物が囲われていた。せっかくだから国立博物館を覗いて帰ろうかと思ったら、こちらは9時開館なので、30分以上時間がある。朝飯先に済ませようと、外に出たが、この辺りの食堂はまだやっていない。仕方ないので戻ることにした、途中、雑草と見まがうほどの小さな朝顔が咲いていた。親指の頭くらいの朝顔の花工事中の慶福宮
    慶福宮の敷地内の、石塔や植物園など見て、やっと博物館に入棺、ちゃうちゃう(^_^;)入館した。「民族の文字ハングル」という企画展をやってて、訓民正音を始めとする古文書に混じって、ハングルのタイプライターや、ガリ版刷りの器具なども並べてあり何か懐かしかった。その他の展示は、毎度お馴染みのものばかりなので、ほとんど全速力で流した。国立博物館30分というのはなかなかのものだ。地下鉄の通路からセジョンノを下る。カンファ門にも大統領ノーベル賞祝賀の横断幕がかかっていた。
    教保文庫では、開城料理の本を買う。これは去年見付けて、何となく気になっていたものだ。最近の韓国の料理本の写真技術はすごく水準高くなってる。満足のスンドゥブチゲケソン(開城)料理の本
    その後、本気で食堂を探す。今回まだ一度も満足できる、スンドゥブチゲに当たってないので、最後のアタック。けっこううろうろして、カルビ専門店にスンドゥブの文字があったので入ったら、これが大正解。ちゃんとテーブルの上のガスコンロで、調理しながら食べる方式で、いやあ、これが、ふーっ、あ、熱い、か、辛い、う、美味いっと、もう、言うことなし。玉子も自分で割っていれるのだが、これまた殻が固くて黄身もしっかりしてる。パンチャンもキムチ(白菜、カッ、ケンニプ)だけで、とにかく今回の旅で食べた一番辛い食事だった。でも、うまい。これ、これ、これこそMorris.の好きなスンドゥブチゲだ。本当に最後の最後にまともなのに当たって、めでたし、めでたしだ。スンドゥブの「スン」は「純」ではないかと思うが、要するに普通食べる豆腐みたいにしっかり固まる前のとろとろの豆腐で、これは、日本ではなかなか手に入れにくい。いつか豆腐屋に頼んでこれを分けてもらい、モリス亭で、本格的スンドゥブチゲに挑戦したいものだ。
    すっかり汗だくになって、宿に戻ったのが11時過ぎ、顔洗って、いよいよ帰ることにする。短いながらもいろいろあって、それなりに記憶に残るいい旅だったよな、と思う。
    宿のアジュマに挨拶。アジョシはいなかったが、この旅館は値段の割に便利だし、アジュマ、アジョシがとても親切にしてくれてありがたかった。今後贔屓にしよう。地下鉄1,5号線乗り継いで、空港に着いたのが12時半。余った(^_^;)韓国ウォンの大部分をカードで入金して、残りで、「Junior」という若者向けのアイドル雑誌を買う。ピンクルやY2Kの特集があったので、後で、ポンちゃんやぶんたさんに配布しよう。
    帰路も、ちゃんと窓際の眺めのいい席に陣取り、思う存分、雲と、地上の景色を堪能した。帰りの便は遅れることもなく午後4時に関空に到着。バスとJR乗り継いで部屋に着いたのが6時前だった。帰りの飛行機の窓から

    【今日のぐいぐい俳句】

    ・沸沸と純粋豆腐辛き罠
    ・王宮の朝顔さやに慎ましく
    ・綿雲に己の陰のそこはかと
    ・拝み見る墓の群々むらむらソウルよアンニョン
     



    今回の旅は、日本で買った1週間フィックスの格安航空券を使ったため、Morris.の韓国の旅としては異例の短さだったし、その中に光州への往復メニューを挟むという、ちょっと無謀な旅程でもあった。初日から潰れたし(>_<) 手帳と金を無くすという嬉しくないハプニングもあり、韓国の友人、知人に結果的に不義理してしまったり、嫌な思いをさせたりしたかもしれない。特にソウルの杉山さんには、何と言っていいやら。合わせる顔がない(>_<) 無くした金は、不景気の韓国に70万ウォンほど寄付してあげたとのだ思うことにしよう(^_^;)

    いつもの半分くらいの旅だったのに、日記はえらく長いし、写真もやたら多い。ということは、かなり水増しということかもしれない。期間の短さを日記の長さでカバーしようとしたのかも(^_^;) ちびくろ持参で、毎日記録してたからその分、生の雰囲気が出てると思うのだが、どうだろう? 最初から最後まで読んでいただいた方、おつかれ様 m(__)m

    「ぐいぐい俳句」というのは、Morris.の掲示板、ぐいぐい酒場で、9月から突然始めた、やっつけ俳句で、ほぼ毎日4句ずつでっち上げては書き込んでいるのだが、この旅行中は、毎日の日記のおしまいに載せてみた。

    一年半ぶりの旅というのも、韓国に行き始めてから、一番長い間隔の空きだったが、思ったほどの大きな変化は感じなかった。しかし、やっぱり、日本からのチケットは、Morris.向きではないなあ。今度は冬か春に、青春18切符で下関まで行き、関釜フェリーで釜山に出て、光州回りでソウルに上り、ソウルでOPENの往復切符を買おう、などと、早くも次回の旅に思いを馳せているMorris.だった(^○^)


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