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Morris. デジカメスケッチ in KOREA
1997/04/30〜05/15
これはいったいなんだろう?


いかにも韓国の犬初めて韓国に出かけたのが88年で、それからほぼ年に2回の割で行ったり来たりしてるから、今回の旅は多分20回目くらいになると思う。しかし今回の旅くらい辛い旅はなかった。原因の第一は旅行直前から気になっていた右目の調子が到着早々悪化してしまったことだ。コンタクトレンズによる傷のせいだが、旅行中だからと無理したのがたたって、5日目くらいからは、片目はほとんど使えない状態だった。

雨のチョゲサそもそも旅行前からいやな予感はしていた。

横浜の福田から原稿連載断りの葉書が来たのがケチのつき始めかもしれない。サンボ通信の(特に歌集の)一番の読者だと思っていただけに、なんだかすべてを否定されたみたいで、落ち込んでしまった。

いつもなら旅行前は、わくわくしたりそわそわしたりするものだが、そんな気にもなれず、半ば義務を果たすみたいに出発の日を迎えた。

飛行機に乗った時点で部屋にカメラ(TIARA)を忘れてきたことに気づいたが後の祭り。タイトルに「デジカメ云々」とあるように、デジカメは持って行ったのだが、今回は主にTIARAで撮影するつもりでいたのだ。予備の35ミリフィルムは3本も持って行ってたのが情けなさを増幅してくれた。本体とフイルム3本とはほと んど同じ容積を占める。


韓国友人の奥さんと娘金浦空港に到着して所持金を全部外換銀行に預金したらレートが7倍を切っててえらく安いなと思ったが、これが帰国前には円高で8倍近くに跳ね上がった。これは別に僕の責任ではないがもし銀行口座作ってなければ4、5回くらいに小出しに両替したはずだからトータルで6万ウォンくらいは得してたことになる。

旅行中だけのために南大門で度入りの眼鏡を作ったが、結局ちゃんと見えるには程遠かったし、半月の旅行日程のうち10日近く雨に降られた。特に移動の日とか、行事のある日に雨にたたられたし、宿では部屋を代えてもらったとたんに朝方雨漏りして(!!)買ったばかりの本を濡らしたりしてしまった。

そんなこんなで心身ともに落ち込んだまま人に会ったりすると、話題もいまいちのれず、楽しかるべき旅が、どんどん重くなるばかり。気分を変えようと思い切ってキムチョンの高慶玉さんに会いに出かけることにして、汽車も予約したら、直前になって断りの電話が入ったり、最後の最後に一発逆転をかけようと、意気込んで出かけたナイトゥではイジヨンに会いそびれるし(後記事参照)本当に、やること、なすこと裏目に出る、そんな旅だった。


ウイルスを土産にくれた友人やっとの思いで帰って 来るやいなや、韓国の友人から貰ったソフトのフロッピーからノレバン1号がコンピュータウィルスに取り付かれてしまい、数日間パニクってしまうと言うお土産までついて、もう、いい加減にしてくれ、って感じだった。まあ、そうは言いながら、イパクサにもキムヘヨンにもきっちり会って、話もしてきたし、日本から一斉に集合したパソ通(光化荘)の仲間たちとの再会もあったし、おいしい料理もたくさん食べたし---と、それなりに収穫はあったわけだった。

今回は日記風にではなく、数葉のデジカメの映像をメインにその解説と言った感じで、記事よりも写真に多くを語らせようと思う(手抜きじゃないのか、というお叱りの声も無く??---)。

●幸運のジパンイ●

典型的な駄菓子であるタイトルに使っているのが、今回撮った約70枚の画像中、一番気に入ってるものだ。
そう、道に写った僕自身の影法師である。
眼目は肩から上に突き出している螺旋状の物体、画面左部分に大きく写っているのが実物だが、さてこれは何でしょう?
子供の頃やった蛇花火に似ているが。

分からない方は左の写真を見てもらおう。それはこうして売られていた。ところは徳寿宮北側の梨花女子中学付近。
右側の娘らは多分同校の生徒だろう。
ハングルで「ヘンウン(幸運)のジパンイ(杖)、300ウォン」とある。

製造機兼運搬用のリヤカーを引いて販売しているアジョシに、許しを得て撮影して画像を見せたら、すごく喜んで1本プレゼントしてくれた。
金を払おうとしても要らないと言う。

折角だからしばらく持ち歩き、先の写真を撮影した後、食べてみたら、かすかに甘みがあるものの、ほどんどスカスカで粉っぽかった。
でも結構腹はふくれる。女生徒たちは2,3人で1本を分け合っていた。
●番地の無い酒幕●

番地のない飲み屋 千里眼(韓国のパソ通)会員でソウル在住の土田さんが日韓合同オフの打ち合わせを兼ねて、僕と相部屋のYUKI会長を光化荘(旅館)に立ち寄られ、その後数人誘って、食事に出かけた。ヘジャンクッ食べて、一杯飲ろうと連れて行かれたのがこの店。

場所は鍾路のYMCAとパゴダ公園間の北側の路地裏で、外から見ると単なる波板の壁で入り口すらはっきりしない。

とにかく土田さんに付いて中に入ると天井は低いものの、奥行きが深い。薄暗い店内にはテーブルがぎっしり並び、若い客であふれかえっていた。
メニューはヤカンに入ったトンドンジュ(実はマッコリ)とサムチクイ(焼きさわら)。
壁や、柱や、天井まで落書きに覆い尽くされていたが、わしらがそれに一筆ずつ書き加えた事は言うまでもない。

お世辞にも奇麗とは言いがたく、便所もほとんど野外の仮設みたいなものだったが、来ている若い客たち(一見高校生みたいな子もいた)は、健康的でまるで喫茶店みたいだった。

Morris.のデジカメはフラッシュが無いので、写るかどうか心配だったが上の1枚だけは何とか店の雰囲気を再現しているようだ。

店の 名前は無いと言われたが、帰りに見ると「ポンテッチ」と書いてあったのでそれが店名かもしれない。店名は無くても住所は知らないだけで、ちゃんと存在しているんだろうけど、「番地の無い酒幕」と言うのは古い韓国演歌のタイトル。

オフ会その1

オフ会その2

オフ会その3

●イパクサ三昧●

自慢の寿石コレクション前のイパクサ結局、今回イパクサには3回も会った。
泊りこそしなかったが、2回も自宅を訪問し、6日にはあしやん、うり丸さん、とっけびさんとともに、日本の読売テレビ「どっちの料理ショー」の録画に、半日付き合う。

ミョンドンのピビンパ専門店での撮影から、街頭でパクサが歌う怪作「ピビンパの純真」(これはすごく面白かった)、公園での決めのポーズまで、たっぷりパクサワールドを満喫したのだが、この日の詳細はあしやんが光化荘紀要に寄稿しているので、そちらに譲る。

最初3日に一人で訪ねたときには、奥さんの手料理のキムチチゲご馳走になる。
キノコや肉のたっぷり入った豪華なもので、味の方も上々吉だった。去年行った時にはなかった、事務所兼練習室には驚かされた。

イパクサ音楽室道路に面したガラス窓には麗々しく「イパクサ音楽室」と書かれている。何とパクサの現在の第一の趣味は「水石」蒐集で、そのコレクションを自慢すること。
買ったり貰ったりしたものが多いが、中には自分で採ってきたものもある。こぶし大の黒い石もその一つで、中央に白く模様が浮き出してそれがまるで日本地図のように 見えるので、これはいいやと喜ぶと、僕にあげるから持って行けと言う。3`以上ありそうなので、気持ちだけということで丁重にお断りした。

10日には留学中のうり丸さんといっしょに事務所を訪ねた。この日は奥さんは外出中だったし、パクサは夜にインチョンに行く用があって、最初予定していたみんなでノレバンへ行くことはかなわなかったが、わざわざキーボードのキムスイルさんが来てくれて、4人で近所の食堂でテンジャンチゲご馳走になる。

スイルさんと3人で鍾路楽園楽器市場に行き、中古のポンチャクマシンを見つけて欲しくもあったが我慢。

パゴダ公園でしばし話して別れたがスイルさんは夜9時から朝4時までクラブでキーボード演奏して歌うことを、何年も続けていて、それも休みは年に1回だけというので驚く。
生まれつき目の悪いスイルさんの前ではさすがに今回の右目の傷のことは話せなかった。

嬉しかったのはスイルさん自作自演(作詞、作曲、歌、演奏)のテープを貰った事だ。

*「どっちの料理ショー」は6/12に放映されたが、パクサの出番は何と1分足らずだった。まあ、ピビンパが勝ったからいいか。

パクサ家の夕食

パクサ娘(中)とその友人

日本地図模様?

パクサと記念写真(拡大画像)

街頭インタビュー

全州会館でピビンパ試食

キムスイルさん(左)とパクサ

うり丸さん(右)とパクサ

これも集合写真

●ヘヨン嬢、チョッケンネ!!●

自家用でやってきたヘヨン嬢全日本金惠蓮Fan Club 神戸支部長の肩書きを持つMorris.は同会長のうり丸さんと誘い合わせて小雨の城北区民会館にタクシーを飛ばした。

この日公開録画されるKBSのお笑い番組「コメディ一番地」に、我らがキムヘヨンがゲスト出演すると言う情報を仕入れていたからだ。待つこと4時間、最後の最後にヘヨン登場、スモーク舞い上がる中、「ソウル、ピョンヤン、パンナジュル」を熱唱する彼女。ラストの掛け声「チョッケンネ!!」を大声で唱和するわしらに、ヘヨンさんもびっくりしていた。

その後、楽屋に駆け込んで挨拶もそこそこに、にわかファンの小学生らを振り切って傘を差し掛けながら車の待つ駐車場までひた走り、そのまま彼女の愛車BMWに乗り込むわしら。

何と車にはヘヨンさのオモニム(母親)ともう一人アジョシも同乗していた。夕方に鍾路で仕事があるが、その前に15分くらいなら時間があるとのことで、近くの2階にある喫茶店で、インタビュー。

舞い上がる二人で、思うように話せない。それでもうり丸会長はファンへのメッセージを録音、さらにツーショットの写真撮りまくるわ、サインもらうわ、結局コーヒーもおごってもらい、店の前で別れた。

Morris.のデジカメは先に書いた通りフラ ッシュがないので、屋内撮影はむずかしい。(そのためにも、TIARAが必要だった)別れ際の母子ツーショットが、思いがけなくよく撮れてたのが救い。

それにしても韓国の芸能人のファンサービス(ファン管理というらしい)は、徹底している。
日本のえらぶった同業者にヘヨンさんの爪の垢でも飲ませたいくらいのものだ。

しかし、あの日一緒にいたアジョシはだれだったんだろう。後になってもしかしてアボニム(父親)ではなかったかと二人で話したが、後の祭り。

ワダノリさんのインターネット情報ではヘヨンの新曲「エップンヨウ−−美しい狐」がベスト20を駆け上がっているらしいが、まだ耳にできずに入る。

舞台のキムヘヨンさん

嬉しはずかしの2ショット

ヘヨンさんとオモニム

●涙の絵葉書●

涙の絵葉書釜山で高校のバスケット部にいたころ知合った高 慶玉さんはノンプロチームを経て今は金泉でコーチをやってる。

たいてい一度は会いに行くのだが、今回はこちらの体調やあちらの日程の関係で会えなそうだったが、土曜日の夜慶州から金泉に戻ると言うので、日曜日に会うことにして、ムグンファ号の予約も買ってたのに直前になって、金泉に戻るのは日曜の夜になるとの電話。
愕然としたが、今回の旅ではすることなすこと、てれこだからしょうがないと、あきらめた。

帰国前に、ソウルからお土産とサンボ通信などを郵送したが、その時持っていた絵葉書の裏に書いた手紙がこれ。
私信の公開だが、大半の読者はハングル読めないだろうし、読めても僕の字じゃ判読できまい。なぜ、これを撮影したのかわからないが、これを見ると、今回の旅のしんどかったことが思い出されて、せつなくなってしまう。
●イジヨンに会えず●

釜山に行かずじまいで大好きなチャガルチ魚市場にも縁の無かった今回の旅行。

日曜日の時間をもてあました昼下がり、ヨイドの南にあるノリャンジン水産市場を見物した。チャガルチとは比べようもないが、魚を見るのは楽しい。その後、ガード下をくぐりぬけるとき、ふと壁のポスターをに小さいながら最愛のイジヨンの写真が中央にあるのを認めた!!

夢かと思って確かめると間違いなく彼女の、それも7,8年前の写真で、何でもヨンドゥンポのナイトゥに出演しているという。すでに引退していると思い込んでいただけに、ちょっとうろたえながら、公衆電話で確認。確かに彼女は出演していて、昨夜も出てたとの話。今夜も多分出るだろうと言う。

ショータイムは9時からで彼女の出番は10時過ぎと言うことまで確認したところで、とにかく現場へ下見に出る。ラスベガスホテル地下のナイトゥで、客室係のアジョシが出てきて今日は日曜割引で基本料は2万5千ウォンだと言う。夜に出直すことにしたが、一人で来るのはあまりにさびしいので、電話でうり丸さんを呼び出す。

件のラスベガスナイトゥ彼もイジヨンを最近好きになっ たそうで、サイン貰うためにわざわざCDを買ったりした。僕が最愛のイジヨンに会えそうなことを自分のことのように喜んでくれてた。9時に入場。ビールと果物が出て、しばらくDJとロックパンドが交代に出て、わしらはじっと、イジヨンの登場を待つ。

しかし、10時が過ぎ11時になっても、彼女の出番はない。11時半すぎて、例の客室係が「今日はイジヨンは来ないそうだ」と言う。がぁぁぁぁーーんん!!なんてこったい。

ここでイジヨンに会えたら、今回の旅も意義ありで納得できたものを。これでは全くの駄目押しじゃないか、と、本当に萎れてタクシーでうり丸さんの部屋に戻った。

手元に残ったのは例のポスターだけ。しかし、イジヨンが現役でまだ活動していることが分かったことだけでも収穫だった。ということにしておこう。次回こそはなんとか---
●サラ地になった総督府

慶福宮の前の広場にあった、国立中央博物館(旧朝鮮総督府)のあった場所はは、見事にサラ地になっていた。89年に撮ったのと同じショット(光化門越しに北方を望む)で見比べて欲しい。上の写真にマウスを持っていくと今は無き博物館が(@ @)

この建物の撤去問題に関しては、韓国国民にはそれなりの意見があり、今はそれに詳しく触れる余裕も無いが、やっぱりMorris.はあの建物には思い入れがあったので、なんだか悲しかった。

正面に見える建物が景福宮の勤政殿だ。ついでに、仮住居の博物館にも寄ってみた。

思ったより中は奇麗で収蔵物もお馴染みのものが大方展示されていたが、日本室と中国室は不在で、眷恋の中国宋時代の木彫観音菩薩にはまたしても会えなかった。もう何年会えずにいるのか?
ふと「会えない時間が愛そだてるのさ」という歌詞が頭をよぎった。

慶福宮前から光化門を望む

光化門前から慶福宮を望む

どこでも農楽

●鉄道博物館●

ソウル駅設計パース総督府が無ければソウル駅があるさ、って訳でもないが、ソウル駅の建物も日帝の遺物でMorris.のお気に入りの一つ、ご覧の通り堂々たる威風をほこっている。

でも、この写真ちょっと変だぞと気づいたあなたは鋭い。実はこれは設計時のパース図の複製なのだ。

ソウル駅の中に「鉄道博物館」があるなんて、今回初めて知った。入館料も安かったので、覗いてみた。この図もそこに展示してあったというわけ。

Morris.は鉄道マニアどころか、ほとんど興味は無い方なので、古い切符販売機や機関車の部品やミニチュア模型などもぼーっと見てまわった。

一番力がはいっているのはまもなく導入される新高速鉄道(韓国の新幹線)の紹介で、そのPR用の車体と車内案内の立体映像システムは、とんでもなくよくできていて、思わず見入ってしまった。とにかく精巧で、韓国の映像技術の水準に脱帽。

まだ使われてた頃のソウル駅

高速鉄道IT立体映像模型

これは龍山操車場

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