Morris.日乘2002年1月
Morris.日乘(i-mode版)

ここは、Morris.の日記です。読書記録(★=20点、☆=5点、これはあくまでMorris.の独断、気紛れ、いい加減です)、オフ宴会の報告、友人知人の動向など、気まぐれに書き付けるつもりです。新着/更新ページの告知もここでやります。下線引いてある部分はリンクしているので、クリックすれば、直行できます。
 


今月の標語  栗鼠虎 蝙蝠 鯖威張る


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2001/12/31(月)●bye,bye,2001●
年越しおろしそば 8時半起床。日が射している。今夜も雨の心配はないだろう.
ざっと部屋を掃除して、デジタル年賀状の作成。といっても大したものではない。これは明日アップする予定.今日から3日まで、パーフェクTVの一部がノンスクランブルになってたので、久しぶりにKNTV見る.ドラマ中心でやっぱりあまり面白くない。1時からの「歌謡舞台」もクリスマス特集でつまらなかった.大晦日というのに特番らしきものもあまりなく、歌謡大賞も放映されないようだ。解約して正解だったな.
夕方はTV大阪の寅さんシリーズ「柴又慕情」、吉永小百合の若いこと、しかし、演技の方は超大根である。
7時半に、さりーちゃんから、御節できたとの連絡で受け取りに行くい。もう何年このおせちの提供を受けているだろう。ありがたいことだ。
ことしの年越し蕎麦は、おろし蕎麦にする。辛い大根が無いのが残念だ.紅白録画しながら、そば食べて、11時半には家を出て、春待ちファミリーBAND恒例の六甲八幡神社初詣ライブ。
やっと2001年も終わろうとしている.あまりいい年とは思えなかったから、とっとと過ぎ去ってもらいたい.年が変わったからといって、突然切り替わるわけでもないだろうが、気分だけでも一新したいものである。

Morris.のどーしよーもない垂れ流し日記を、定期的にお読みいただいたみなさまには、心より感謝申し上げます.しかし本当は、感謝より、申し訳ない気持ちが先に立ってしまいます.もうちょっと何とかならんのか、と、自分でもよく思うのですが、これもまた、来年から突然変わるということもないでしょう。
ともかくも、良い年をお迎えください.
 
2001/12/30(日)●おでんの準備●
9時半起床。昼過ぎに伊藤君が帰るまで、のんべんだらりとテレビ見たりしてた.六甲道に買い物に出て、おでんの仕込みにかかる。蒟蒻好きのMorris.だから、当然蒟蒻はたっぷり買ってきた.蒟蒻、大根はそのまま入れると匂いがつくので前もって茹で上げる。練り物類は明日で充分だろう。
何となく部屋が片付かないままだが、掃除は大晦日の午前中に済ませることにして、2001年読書控えページ の整理をする。今年は220冊と、昨年より60冊多い。全般的に暇だったのだろう。それにしても200以上のタイトルを一覧表にして、ページ内リンク張るのは結構時間がかかってしまった。
夜、「ザ・ベスト10 2001」(4時間番組)を流しっぱなしで、見るともなく他のことをしていたのだが、黒柳徹子は、もうそろそろ引退すべきではないだろうかと思ってしまった.ほとんど痴呆状態に近い.ラジオドラマ「一丁目一番地」の冴子さん役の黒柳徹子を愛していた世代としては、最近の彼女のうわべの元気さ+脳の老化の合併症??は見たくないものの一つである.自慢の早口も呂律が回らないし、支離滅裂なことこの上ない.現在と過去のアイドルたちへの接し方、画一表現には幼児化の兆候も見られる。
 
2001/12/29(土)●年末の中村うどん●
8時半起床。今日は掃除の日と決めていたので、風呂、流し、トイレと、掃除していたら社長から電話で、四国の中村からうどん送ってきたので1時ごろ食べに来ないかとのこと。それはなにをおいても行かねばと、掃除中断して出かける。ちょうど1時から天皇杯準決勝セレッソ-レッズ戦があるので、これだけいっしょに見て、帰ってから掃除続けるつもりだったが、香介と堀姉妹も呼ばれてて、結局宴会モードになってしまった.丸亀中村のうどん
中村のうどんは、本店の弟がやってる丸亀店のもので、Morris.は行ったことがないが、ともかくも年末にこうやって中村のうどんが食べられるとは思わなかった。社長が張り切って、釜揚げ卵うどんからかつおだしスープの二本立てで、やっぱりこしがあって美味しかった.
サッカーは1-0でセレッソが決勝進出を決めた。来年J2降格決定のセレッソだけに応援したい.対戦相手はエスパルス.
5時ごろ香介といっしょに帰宅。掃除も中途半端で終わってしまい7時半にいっしょにヒアカムへ。フクイーズ+ビートルズ講座という企画もので、矢谷君がえらく入れ込んでいたので、ビデオ撮影することにした.ほぼ満員状態で、Morris.は立って撮影。福井君の語りと、矢谷、山口、島田、勇造さんらの演奏で、ビートルズの足跡をたどるという企画でアルバムの現物、凝った合成写真パネルなどかなりの意気込みが感じられたが、ちょっとしゃべりが冗長で演奏が少なく、前のドアーズ特集に比べると面白みにかけた感がある。演奏後、打ち上げというか忘年会みたいになり、「天草」の料理を肴に零時過ぎまで飲みつづけた.伊藤君と一緒に帰宅。ビデオ見ながら寝入ってしまった.
 
2001/12/28(金)●「 丸高」は神戸一の和歌山ラーメンだ●
としろうらと5人で、北野神社下の現場、5日目。本当は明日までの現場なのだが、としろうが明日休みたいためか、今日で終わらせようということになったので、結構ハードな一日だった.Morris.は倉庫や女中部屋のごたごたした荷物をパックしたのだが、何故か異常に疲れてしまった.
昼食は加納町交差点北の「丸高」に行く.ここは名前だけ聞いてて一度行きたかった店だが、ついみんなに釣られて焼飯セットを頼んでしまったが、これは失敗.やはりラーメン大盛りを頼むべきだった.そのくらい美味しかった.だいたい屋号に「丸」の字のつくラーメン屋は和歌山系に多い。丸高もそうで、スープは醤油豚骨、麺は中くらいで、ナルトが載ってるのも正統和歌山風である。ここのスープは特に濃厚でないのに、しっかりしていて、食ったぞおっという気がするのがいい。関西でも去年から今年にかけて、ちょっとした和歌山ラーメンブームだったが、神戸では甲南山手の山手幹線の「あじゅち」が一番美味いと思ったが、Morris.は「丸高」の方が和歌山ラーメンらしさにおいて勝っていると思う.自家製のチャーシューも秀逸だ.
昨日から、夕方から夜の特定時間帯に、Morris.のケータイにやたらに、しょうもない営業メールが入る。それも一時間に4,5本も(-_-;)本当に腹が立つ。さらにこのメールの受信料まで取られるというのは、理不尽というしかない。何度も書くが、docomoは、とりあえず、メール着信料金は無料にすべきだ.いや、こちらは迷惑してるのだから、メールの受信ごとに1円ずつでもいいから、マイナス還元してもらいたいくらいのものだ.
 
2001/12/27(木)●何が「忍び」ぢゃあっ(怒)●
矢谷、西根君らと明石のドイツ人現場に行き、昼前に矢谷君と二人で大阪都島のイギリス向けピックアップ。順調に終了したのはいいのだが、昼食に入った都島5丁目の「忍び--最強ラーメン軍団」という店は、最低だった.ネギラーメンを頼んだのだが、葱が白葱だったのがまず思惑違いだったし、麺は太めでこしがないし、スープは透明度の高い醤油味、これで800円は暴利ぢゃ。カウンターの中では兄ちゃんが、黒装束に覆面までして、もたもたとチャーシュー厚切りしてるし、おばちゃんはえらそうにしてる。ずぇーーーったいこの店には二度と行きたくない.
7時半からNHKで「ちゅらさん」の総集編やってる。一昨日から3回の縮約編で、もともとMorris.はドラマほとんど見ないし、朝ドラは時間的にも見る機会は少ないのだが、この「ちゅらさん」は何回か見てそれなりに面白かったし、ナレーションも受け持っている沖縄のおばちゃんの語り口が印象的だった.こうやって、通してみると、かなり適当なストーリー展開だが、今やってる「ほんまもん」よりは数倍面白かったろうと想像される.父親役の堺正章がいい味を出していた.

【転生-リインカーネーション】田口ランディ ★★★☆☆ 絵本といってもいいだろう。JR神戸駅の本屋で見つけて、立ち読みして、とうとう読み通してしまった.10数編の長さもまちまちの掌編の集まりで、ある生命が、タイトルの通りさまざまな生き物に生まれ変わり死んでいくさまを、淡々と綴ってあるもので、人間であれ、虫であれ、犬であれ、それぞれの生が抵抗なく読み手に理解されるところがすごいと思う.ランディというのは、ネットのハンドル名で、たまたまチャットに参加していた一人が飼っていたアライグマの名前だとか。それはともかく、彼女の文体は、やはりネット文体が大きな影響を与えているようだ.これは先日1冊購入し、さりーちゃんの誕生プレゼントに進呈した。あまり本を読むタイプでないさりーちゃんなのに、当日読みながら泣かれてしまったのにはあわててしまった。
 
2001/12/26(水)●困発苦●
今日は自主休休日。昨夜は、年賀状作業と、いやま君から預かったノートパソコン(COMPAQ CONTULA 430C)と格闘しながら4時半まで起きていた。年賀状はまあ、しかたないとして、ノートパソコンにこれだけてこずるとは思わなかった.そもそもこれはいやま君が妹からもらったもので、もとは彼女の会社で使っていた奴らしい.CPUは80486、HDDは400MBだから、ちびくろよりかなり遅い。動作が不安定なので、Win95を再インストールして欲しいということで預かったのだが、まずCDROMドライバーが外付けで、これを認識させるのに一苦労。やっと繋いで、再インストールするにも起動ディスク(フロッピー)がない。Morris.の奴で流用しようとしたのだがうまく行かない.その前に、普通フロッピー入れたままでリセットすれば、フロッピーから立ち上がるはずなのに、なぜか勝手にWindowsが、立ち上がってしまう.リセットするとCDROMドライブ消えてしまうし、何かあるとフリーズする。それでスイッチ入れるとSAFE MODEで立ち上がるし、時々気まぐれにパスワード要求したりしなかったりする.年末の忙しい時に厄介なものを背負い込んでしまったものだ.とりあえず不必要なファイル1,500個ほど削除して、デフラグしてみた。預かった時のHDDの空きは1.5%くらいしかなかったのを約10%の空きになったので、ちょっとはまともに動くようになった.気がする(^o^)さて、これからどうしよう。WindowsのCDROM内のset upするのは、危険すぎるだろうな。
10時半起床。年賀状の残りを片付けて、灘図書館から中央図書館に回る。どちらも返却期限過ぎてた。帰ってからもコンパックいじっても埒があかない。
 
2001/12/25(火)●異人館で仕事●
としろうと二人で北野のアメリカ人の現場。5日取りの二日目。遅れて市川さんも来る。北野天満宮のすぐ下で、結構観光客も多い.現場は観光用の異人館ではないが、古い洋館で、異人が暮らしているのだから、本当の異人館での仕事ということになる.昼食は、Livehouse「CASH BOX」でカキフライ定食。これが、味、ボリューム、価格ともに満足のいく当たりだった。

【雪はことしも】別所真紀子 ★★★☆ タイトル作を含む5篇の短編が収められている。すべて、江戸の俳人と連歌(歌仙)をテーマにしている。芭蕉と越人の情愛を主題にしたタイトル作が一番良かった.[阿羅野」に収められている、芭蕉と越人の「深川の夜」一巻を中心に、二人の心の通い合いを、うまく物語に仕立てている.
その他の作品では、凡兆の妻羽紅、一茶がひそかに憧憬した花橋、連歌の師匠浜藻と、女性俳人を主人公にしたものが並んでいるし、特に最後の「浜藻歌仙留書」は、ほとんど歌仙の入門書みたいになっている。実は筆者は連句誌を主宰する、本職なのだった。夏目成美の「花鳥もおもへば夢の一字かな」を発句に巻かれた歌仙は、たぶんに筆者の創作だと思うが、これまたなかなか良く出来ている.途中で途切れているのが残念なくらいだ。

花鳥もおもへば夢の一字かな 成美
 糸の如しも雨の青柳 浜藻
ゆく春を船頭唄のひびき来て 久蔵
 笠の破れに不反古を貼る 長翠
西のかた有明月のうすうすと 節度
 いとどは髭を打ちふるふなり 錦糸
早稲の香に神楽舞はせつつ 志鏡
 嫁に染めたる江戸の紫 包嘉
忘られぬ井筒の君を垣間見て 助亭
 書付消えて家を逐はるる 長翠

この後、実際に消えた書付の話から、身寄りのない姉妹をめぐる、推理仕立てに転じていくのだが、これはなくもがなだった。俳句好きな人にとっては、結構楽しめる1冊かもしれない.
 
2001/12/24(月)●Happy Birthday さりーちゃん●
起床11時。今日は色々やらねばと思っていたのだが、身体が言うことを聞かない.結局ごろごろして、夕方になって買出しに出て、夜は、さりーちゃんの誕生宴会。堀姉妹、えっちゃん、いやまという面子で、社長は四国、宝塚で仕事をして7時過ぎ帰宅.今日は持ち寄りで、寿司やらピザやらオードブルやら、ケーキやら盛り沢山。博多土産の辛子明太子も割と公表だった.社長が持ち帰った河豚で鍋、ひれ酒、雑炊まですっかりご馳走になった.さりーちゃんは、プレゼントに娘たちからの手紙などもあって、涙と笑いの一夜だったようだ。
昨日BS2で放映された、春待ちファミリーBANDのビデオを見たり、いやまのアコーディオンパフォーマンスもあって、なかなか楽しかった.堀姉妹は珍しく出来上がって異常に盛り上がっていた.
昌美さんから、台湾土産に金魚のTシャツ、高山茶、カップビーフン、ペコ缶などもらう。感謝。
いやまが、妹から譲り受けたノートパソコン調整のため預かって、11時半帰宅.robin gilからMorris.の海鼠の歌に関する質問メールが来ていた.
 
2001/12/23(日)●久留米に大砲あり●
7時にホテルを出て、博多の現場へ。空港のすぐ近く大宰府に近いところだった.ここから、ジャカルタ行きの荷物と、久留米の実家向けの荷物を取り、配送する仕事.久留米に向かう途中、九州自動車道大宰府インター近くの「筑後屋」という店でラーメンを食べる。最近関西でチェーン展開している、げんこつや黒兵衛みたいな感じで、美味いのは美味かったが、秘伝のこくまろ味というのを頼んだせいか、食べ進むうちにだんだん辛みが増して味が良くわからなくなってしまった.大砲のラーメン並420円 久留米「大砲ラーメン」長門石店 大宰府「筑後屋」ラーメン
久留米の現場は長門石という町で、何故か筑後川を越えて佐賀県に喰い込んだ形になっている。3時に作業終えて、出発しようとしたら、目の前に「 大砲ラーメン」という店がある。2時間半前に食べたばかりなのに、このチャンスを逃してはなるものかと、またラーメン注文。並で420円というのはえらく安い.しかも、とんでもなく美味い.ああ、やっぱり久留米ラーメンは美味いということを再確認.博多ラーメンと久留米ラーメンの厳密な違いはよくわからない.Morris.が四半世紀前小倉で学生やってた頃、近所に久留米ラーメンの店が出来て、それがえらく美味かったという記憶が染み込んでいたのだ。ところで、この大砲という店は、パンフレットによると昭和28年からの老舗で、現在久留米に4軒、大分などに3軒の店舗があるらしいが、最近の安易に展開するチェーン店とは一線を画しているらしい。しかも、創業冬至のラーメンの復刻版「昔ラーメン」(並450円)というメニューがあり、これを食べるべきだったのだが、後悔先に立たずだった。これには通称「カリカリ」という豚脂の揚げ玉が入っているらしい.これを読んで、先の小倉の店のラーメンに、それが浮いていたことを思い出した.たしかにあれが特徴だった。うーーん、こうなると是非、今度こそこの昔ラーメンを食べてみたいものだ。
10時半に明石駅到着、ここからJRで帰宅。流石に疲れて、ばたんきゅう。
 
2001/12/22(土)●下関ラーメン?●
下関「三久ラーメン」 見るだけだった下関の河豚 高平さんらと、御影山手の現場に、フィンランドからの荷物搬入。指示書には2階で、エレベータ有りとなってたのに、言ってみたら、リフト無し、坂の横持ちありの3階の部屋だった.結局搬入終えたら昼過ぎてた。昼食は石屋川のげんこつラーメン。しばらく開梱作業して、3時に奥井さんと九州へ出発.さすがにトラックで九州は遠い.宿泊地下関に着いたのは10時過ぎだった.本当は小倉に泊りたかったのだが、連休でホテルが空いてなかったのだ。せっかく下関に来たのだから、河豚鍋といきたいところだが、値段を見てちょっとびびり、水槽の河豚を拝むだけにして、[鳥安」という焼き鳥屋に入る.ちょっとへんこな親父だったが、味はなかなかで、特にハツは抜群。めずらしく泥鰌の串焼きというのも会ったので頼んでみたが、これは骨っぽくていまいちだった。11時過ぎに奥井さんと別行動。下関はまだ九州ではないが、とりあえず、ラーメン食っとこうという魂胆。2,3軒物色して、こじんまりした「三久」という店に入る。おお、いちおう豚骨の博多ラーメン風で、結構いけるがまあ平凡かな。明日は絶対、博多ラーメンと久留米ラーメン両方食べよう。
2001/12/21(金)●高速に犬が●
朝から雨模様.西根君と二人昨日の現場へ。連休前ということも会って道路は混み混みの上、事故が2つもあってかなり到着が遅れた.それでも何とか12時過ぎには終了して、戻り道もやっぱり込んでいた。守口から高速に乗ったのだが、入り口の道に犬が一匹紛れ込んで、そのまま本線に出る気配だった。中型の雑種でちょっと足を引きずっているようだし、これはあぶない。前の車が料金所の係りに通報してたようだが、無事に外に誘導されてたらいいのだが、ちょっと心配だ.
昼食は今津の長浜一番で、博多ラーメン+替え玉。やっぱりここはMorris.好みだ。明日から泊りがけで、博多、久留米の仕事があるので、是非本場のラーメンを味わって来たい。
今日は比較的早めに仕事終えて6時半には帰宅できた.とはいうものの、かなり疲労がたまっている。
2,3日、更新できないので、23日(日)夜10:45-0:00のNHK BS2の番組の宣伝 を今一度しておこう。春待ちファミリーBANDが出演するので、視聴可能な方はチェックよろしく.

【浪花のいやしんぼ 語源自典】奥田継夫 ★★★☆ 「ボクちゃんの戦場」「いやしんぼ」などの作家であり、梅田に居酒屋「みーる亭」を開いている筆者が、大阪を中心にした食べ物を、徒然なるままに気ままに、自己流に語ったものを、大まかに五十音順に並べている.「事典、辞典」でなく、あくまで「自典」だから、信憑性にはあまり重きをおかず、面白かったらよかろうと、羽目を外したり、洒落のめしたり、でっちあげたりと、やりたい放題だが、酒の肴の本も出してる筆者だけに、酒の肴の超簡単レシピが多数散りばめられていて、それだけでも充分楽しめた.
天津甘栗が余ったら、カレーに入れると美味いとか、カレーの上にスライス玉葱輪切りをかけると美味いとか、カレーにのジャガイモは丸揚げしてから入れると美味いとか、自分の店で出すエジプトカレーの作り方とか、結構カレーには執心してるのも面白い.カボチャを入れるととろみと甘味とコクがます、とあるが、これは勘弁してもらいたい。
ヨーロッパや東南アジアもよく旅行してるらしく当地の食べ物の薀蓄もいろいろ並べてある.
語源の説明に、何故か「朝鮮古語」に由来すると言うのが頻出するが、これも、ちょっと???である。そもそも、本国でも古語の研究は確立されていないし、日本で、一部で流行ってる日本語を安易に朝鮮語と関係付ける方法は眉唾としか思えない。たとえば、食べ物の語源ではないが、「ブス」朝鮮語の「ブスダ=つぶす」に由来するという説などは、何だかな、としかいいようがない。「つぶす」という語にだって「ブス」という音は入ってるわけだしね(^o^)
もちろん、妥当な説、なるほど、と思う説も多数含まれているから、小さなところで揚げ足を取る必要もない.単なる美食エッセイよりは、有用性もあり、面白くてためになる本の一冊であることは間違いない.
やきぶたを簡単に作る方法三種というのを引用しておく.

A)30分茹でて、醤油(濃い口)に30分漬ける。
B)5分間、電子レンジでチンして、醤油に30分漬ける。
C)赤味噌を醤油と蜂蜜で溶いた中へ10分間くらい漬けてから、電子レンジでチンする。

盛り付けは、さっと茹でたモヤシの上にスライスした焼き豚を並べ、きざみ生ネギをパラパラふり、タレをさっとかける。
 
2001/12/20(木)●烏賊キムチ●
中華鍋上の烏賊キムチ 昨夜は1時半までマッコルリのみ続けたが、今朝の目覚めは爽やかだった.
矢谷君ら5人で、寝屋川の現場。マレーシア向けと、保管の荷物のピックアップ.明日までの二日取りなのだが、明日雨降りそうなため、今日ほとんど片付ける勢いで、連日ハードなスケジュール。とにかくロケーションが悪い現場で、大型トラックは、遠くの市立公園の駐車場において、小型トラックでピストンするという手間がかかる。
ヤ号作戦(ヤフーのADSL導入)も、一応繋がったものの、忙しさにかまけて、それからの進展はない.メールに関してはソウルの杉山さんからヒントを教えてもらったが、問題は、アンチウイルスソフトとの相性の悪さかもしれない.今一番切実なのは、デスクトップとノートとの接続が、できないということ。全く駄目ではないのだが、繋ごうとするとPCのネットワークの設定を変えて、ケーブルも繋ぎなおして、リセットして、と、非常に煩雑だ。簡単に切り替える方法を早急に検討しなくてはと思うのだが、これも、全く手がつかない.
ダイエーの時間割引で、スルメイカ2杯200円だったので、今夜は昨日のマッコルリの残りのあてに、イカキムチを山盛り作った。ちょっと作りすぎたような気がしないでもない.
 
2001/12/19(水)●hand-made マッコルリ●
矢谷君ら5人で、芦屋の米人宅のピックアップ.二日取りのところを、今日一日で取りきることになり、2台のトラックに積み終えたのが6時半。倉庫で降ろしたりして9時頃帰宅したら、吉美ちゃんから電話で、忘年会でマッコルリが余ったので、分けてあげるとのこと。JR六甲駅で待ち合わせて、近くのミスタードーナツでしばらくだべる。先日飼いはじめた犬は2ヶ月の耳の長いイングリッシュ・コッカースパニエルで伽奈ちゃんが飼い主だとか、キュミちゃんのHPの話、年内に買う予定のPC話(デスクトップとノート両方だと)、仕事のこと、友人たちのことなど、久しぶりにいろいろ話を聞くことができた.件のマッコルリは、京都の在日のハルモニが自宅で造ったという由緒正しいもので、ドブロクと上澄みの2本立て。すでにポリ容器はいくぶんか膨らんでいる模様.蓋をゆるめたら、ガスが噴出した。と、いうわけで、今、海鼠、蒲鉾、白菜漬けをあてに、マッコルリを飲んでいる.う、うまい。舌と唇がちょっとピリピリする刺激と酸味。これにこの冬最初の青海鼠の海の香りがあいまって、これならいくらでも飲めそうだ。明日の仕事はどうなる?
 
2001/12/18(火)●ヤ号作戦本格始動 か?●
新機材になったサムコーポレーションスタジオの録音風景 8時半起床。たまっていた汚れ物を洗濯機に投げ込んでスイッチ入れて、朝の紅茶飲んでのんびり気分.10時からはFMcocoloの韓国語番組「サンケハンアッチム」聞きながら、懸案の「ヤ号作戦」(Yahoo!BB導入作戦)で、PCの設定、ケーブル接続など、いちからやり直してみたら、おお!とりあえずモデムのWLKランプは点灯したままだ.これは大いに期待が持てる。ネスケを起動してオンラインにしたら、ほとんど瞬間的にMorris.部屋のトップページが表示された。速い、速い。Morris.部屋の中でも重たい読書録ページや、韓国旅行の日記ページでもほとんどオフラインで自分のHDのファイルを開くのと同じような感じで移動できる。これはすごい!!しかし、この接続はたぶん一ヶ月以上前に実現していたんだろうなあ(^_^;) ネットサーフィンは確かに快適に楽しめそうだ。ところが、メール設定で躓きが!!現在Morris.は、某兵庫ネットのメールを使っているのだが、ヤ号ではこのメールアドレスからの送受信は出来なくなってしまった。要するに今来てるメールが読めない状態になってしまった.これからしばらくは混乱が続きそうだ.
昼からセンターに顔を出す.事務所で、稲田、鹿嶋、中野さんがお茶していたので、混ぜてもらう.鹿嶋さんは先週新PC(某富士通製)を購入したらしい。中野さんの友人、森田さんも同席していた、彼女はディズニーランド関連の仕事していたこともあり、現在もディズニーキャラクターのイラストを手がけたりしている人らしい.業界の裏話や、最近のミッフィーブームの真相?など面白い話を聞かせてもらった.稲田さんからネットトラブルの雑誌を貸してもらう。これを見ると、ウイルスも、ネスケ使っているから大丈夫とは限らないことや、常時接続の危険がこれでもか、というくらいに紹介してあって、ちょっとびびってしまった.
5時前に上筒井のサムコーポレーションに寄り、春待ちファミリーBANDの録音をチェック。ちょうど伊藤君が新曲「春待ち月」のベースパートのパートの録音をやっていた.今日は、社長、秋本、中川、遅れて小谷君が参加.今日で録音五日目くらいで、6,7曲のアウトラインは出来上がっているみたいだ。3rdアルバムは12曲の予定で、ジャズのカバー曲とオリジナル半々の構成になる。秋本君は昨日まで東京でMorgan's Barのアルバムのミックスダウンなどやってて、ずっと録音づいている。サムのスタジオの機材も新しくなり、今回は山本さん一人で操作できるようになっていた.やっぱりスタジオの音は臨場感があって素晴らしい。帰りは社長の車に便乗して、9時半帰宅。
 
2001/12/17(月)●温室イチゴ●
矢谷、西根君と東大阪の現場。タイに持っていく荷物を無差別に床に積み上げてあったので、仕分けして梱包するのに手間取る.昼は寿司など買ってきてもらったのを食べる。途中、蜜柑やケーキ、お茶に珈琲、ジュース、おしまいにはイチゴまで出してもらう。甘い物天敵のMorris.はケーキは辞退したが、イチゴは甘味が少なくて美味しかった.クリスマス用に温室で作っているのだろう.
夜は野菜たっぷりの焼きソバ作って食べる.

【辛くてオイシイ韓国】NHK出版編 ★★★☆ 「本書はNHKBSスペシャル「韓国 食の大図鑑」の韓国取材をもとにまとめたものです」と最終ページのおしまいに小さな文字で書かれているとおりで、本文も取材に関わった三人が分担している。カラー写真32pはなかなか美しいし、見開き2pで一つの記事になってる構成で、韓国の食のコラムとしても結構楽しめた。TV本にしては珍しく合格点を付けられる1冊だった。
キムチ、魚介類、塩辛、肉類、屋台メニュー、宮中料理、チャガルチ等の記事で、Morris.の知らなかったことも、いくらか書いてあった。
たとえば仲買人の資格を持っていないチャガルチアジュマが、競りでは仲買人を陰で操作していることとか、凍結と解凍とを繰り返して乾燥したファンテ(ボウダラ)料理の豊富さとか、ユッケジャンの名前の由来(ユッ(肉)+ケジャン(犬鍋))とか、あまり知られていない牛の部位の紹介などである。

サルチサル--肋骨の上にある肉
ヤンジホリサル--腰の肉
チマサル--腹の部分
チャドルペギ--脇の下の肉
トシサル--脾臓付近の肉
アロンサテ--股の部分の肉
トゥンコル--脊髄

おしまいのトゥンコルは、狂牛病の危険部位の一つだから、日本では先ず出す店はないだろう。
家庭でもできる「本格的な白菜キムチの漬け方」というのを、引用しておく。が、とてもこれはMorris.には、できそうにない。

[材料]
・白菜一株
・塩、白菜の重量の10%
・大根、半分から1本
・人参一本
・細ネギ一束
・ニンニク大一個
・ショウガ、ニンニクの半量
・玉葱1個
・リンゴ1個
・生イカ(刺し身用)一杯
・赤唐辛子粉適宜
・煮干しのエキス、100ml
・アミの塩辛、100-150g
・もち米の粉(上新粉)適宜

[白菜キムチの漬け方]
1.白菜の下拵え--塩漬け
白菜を縦四つ割にし、葉の間に塩を振り、しんなりしたらおもしをして水が上がるまでおく。特に根元の方にしっかりと塩をふる。外葉も捨てないで一緒に漬けるこうして6時間前後塩漬けしてから水で洗い、水切りと塩抜きをする。
2.のりを作る
もち米の粉または上新粉を水に溶かし、火にかけ、混ぜながらのり状に煮て冷ます。白菜一株に対し、のり50ml(大さじ山盛り3杯)くらいが適量。
3.具の下ごしらえ
・大根、人参は、せん切りにする。
・ニラ、細ネギは3cm長さに切る。
・ニンニク、ショウガ、玉葱、皮のままのリンゴを細かく切り、煮干しのエキスとともにミキサーにかける。コツは柔らかい物から順番に入れること。全体にピュレ状になるまで混ぜる。
・イカは足とワタを分けて、皮付きのまま開いて細かく切る。足は吸盤を取ってザク切りにする。
4.漬ける
1)大き目のボウルに大根と人参を入れ、赤唐辛子粉をまぶし、力強くもみながら色をつける。
2)下ごしらえで作ったピュレを加えてもむ。
3)のりを加えて混ぜる。
4)ニラ、細ネギ、イカを入れてさらに混ぜる.ここではあまり力を入れないのがコツ。
5)赤唐辛子粉を加える。
6)砂糖大さじ1杯半を加え、混ぜて味見をする。
7)塩漬けした白菜に、アミの塩辛を加えて混ぜる.味見をしながら塩味のバランスを確認。
8)白菜の葉と葉の間に具をはさむ。根元のほうに厚く、葉先には薄くはさむのがコツ。
9)根元に葉先を重ねるように二つ折りにして、具がこぼれないように外葉で包む.
10)漬け瓶の中に並べて入れ、上から押して間の空気を抜く。残った具の切れ端も隙間に詰め、具の残りを上からかける。空気に触れないよう、ふたやラップをかけておく。
11)漬けてから1,2週間して発酵が始まるのでそれ以降食べられる。冷蔵庫に入れれば3,4ヶ月間はおいしく食べられる。
 
2001/12/16(日)●鳰の海●
7時起床、朝食すまして9時に現場へ.雨が降ったりやんだりの天候だったが、入り口前にトラック横付けしたので積み込みは大丈夫だった.一階が店舗で、住居は2階と3階。今日は第一便で、取り切るのは来年2月だが、やっぱり雪が怖い.昼食は当然「つる庵」のおろしそば。武生に行くのが嬉しいのはこれにあると言い切ってもよいくらい、今日も美味しかったが、冬場だけに大根の辛味がちょっと足りなかった.
帰り道は8号線で敦賀から湖西線経由で帰る。途中また霙に見舞われたが、琵琶湖に出ると天候も快復、穏やかな湖面に、鴨やカイツブリが群れて浮かんでいた.途中で降ろしてもらい、6時半帰宅。ちょっとした冬の旅だった。かな?
今夜はヒアカムで、3組のジョイントライブがあり、山口さんのバンドYS11には伊藤君も出るので、見に行かなくてはとおもっているのだが、ちょっと疲れてるし明日も仕事なので全部通して見るのはつらそうだ。
結局8時にヒアカムに行く。YS11は本職ベースの山口さんのアコースティックギター、マリンという女性歌手のユニットらしい。ボサノバベースの曲にストーリー性のある歌詞を付けたものが多かった。今回は伊藤君がエレキベースで4曲ほど参加。奈緒ちゃんと、満園君も見に来ていた。満園君とは1年以上会ってなかったので懐かしかったし、矢谷君も楽屋のライブ見てから来ると言ってたので、もう少し粘ろうかと思ったが、次の神田君のステージ数曲聞いて、疲れてきたので中座する。
 
2001/12/15(土)●雪景色●
奥井さんと吹田、豊中の配達。明日はやはり奥井さんと武生のピックアップだが、雪が心配なので、夕方に出発.草津あたりから雨が霙に変わり、強風もあいまってちょっとびびるくらい.北陸道に入って長浜あたりから一面は雪景色。この冬初めての銀世界は美しかったが、道路がやばい。木之本からタイヤチェーン規制の表示が出たが、どうにかチェーン無しで武生に到着.いつものビジネスホテルにチェックインして、ホテルの敷地内にある、「トントン拍子」で、2時間ほど飲む。その後隣の漫画喫茶で12時近くまで時間つぶす.
2001/12/14(金)●草津瞬間旅●
奥井、西根、荻野君と、草津の配達。昼食は駅前の「京一」でラーメン食べた。尾道ラーメンスタイルというか、透明な油っぽいスープに、インスタントの中華三昧みたいな黄色い麺。それでも不味くはなく、何か懐かしい味がした.昼休みに商店街や草津川のほとりをぷらぷら散歩。30分の旅人気分を楽しんだ.古い町だけに見どころは多いようだ。
夜は西灘の「KEN」という中華ビストロでクラウンの忘年会。三矢、古田、奥井、武下、藤川、常見、橋本、溝渕、安原さん、それにマレーシアから帰国中のみかちゃん、Morris.の11人。現場の人間があまり参加しなかったのが残念だった.とは言うものの、Morris.も会社の忘年会は4年ぶりくらい。ここの料理は割りとあっさり目でまずまずだった.9時過ぎに解散。
 
2001/12/13(木)●mail from Yahoo●
奥井さんらと通関作業.朝から雨だったので、どうなることかと思ったが、午後から矢谷君らが戻ってきたので何とか定時に終了できた.しかし、連日の仕事のおかげで、左肘の調子は悪くなるばっかし、治りかけてた左ひざまで痛くなってきた.
懸案の「ヤ号作戦」昨日、Yahooからメールが来た.

本日、NTT様からお客様の電話回線とYahoo! BBのADSL回線を接続するNTT電話局内工事(ジャンパー工事)を完了したとの報告がありましたので、お知らせいたします。
工事完了日 : 2001年 11月 4日
※Yahoo!ホームページのステータスへの反映には時間がかかる場合がございますので、予めご了承ください。

と書いてある。本日ってのが昨日だとしたら、工事完了から連絡まで1ヶ月半近くかかったことになる.これもかなりひどいと思うのだが、問題は、11月4日に工事終わってるとしたら、モデムが到着した時には、通じてたことになる。と、いうことは、やっぱりMorris.がモデムの接続などをまちがえているのだろうか??一度初めからやり直してみなくてはと思うものの、こういうときに限って時間の余裕が無い.今週は日曜まで仕事が入っている.

【マザーグースと日本人】鷲津名都江 ★★★☆☆☆ ロンドン大学に留学し、修士論文に「A Comparative study of English and Jpananese  Children's Play Songs--日英伝承遊び歌の比較研究」(1987)を提出した、本格的研究者である著者による、マザーグース研究啓蒙の書である。
Morris.は「マザーグース好き」を標榜してるのだが、本書の言うところの第二次マザーグース・ブームよりは以前から、竹友藻風の「英国童謡集」(1969)の対訳本を愛読していたものの、決定的になったのは中公文庫で出た「マザー・グースの唄」平野敬一に刺激されるところが大きかったと思う.その後、谷川俊太郎の翻訳(これも平野監修)で、大ブームになり、多くの詩人や文学者、翻訳家が競ってそれぞれのマザー・グース日本語版を出版した。1976年に角川文庫で復刻された北原白秋訳本を読み返したことga
思い出されるし、英国で一番の権威オーピー夫妻の「The Oxfored Nursery Rhyme Book」(1967)も入手して、乏しい知識を総動員して原詩の幾つかを楽しんだりもした。遡れば、小学生の頃、アリスとミステリーの中に効果的に挿入されたり、タイトルに用いられたマザーグースの数編に不思議な魅力を感じたことに始まるだろう。
本書から個人的回想にひたってしまうが、そのくらいには、マザーグースに思い入れがあるということだ.
本書は、マザーグースの定義から始まり、日本におけるその伝来と翻訳の歴史を、エポックごとに紹介している。更に、イラストや漫画、歌われたマザーグースまで、広く目配りを忘れない。
竹久夢二の翻案から、白秋、西条八十、土岐善麿、松原至大、藻風、の第一次ブームの総括、戦後復興の模様、そして先の平野本に始まる第二次ブームで、綺羅星の如く登場した清新な新訳を総覧している部分は、懐かしさを禁じえなかった.特に付表として巻末にある「第二次ブーム以降の主なマザーグース関連出版物一覧表」は、貴重な労作である。これを見ると、驚くほど多数の訳が同時代に出されたことがよくわかるし、未見の訳詩の中で是非、読んで見たくなるものもいくらか見つかった.Morris.が記憶に残っている訳者としては

谷川俊太郎、矢川澄子、寺山修司、岸田理生、岸田衿子、ひらいたかこ、ぱくきょんみ、和田誠、木島始

などで、これから読んで見たいのは、「マザー・グースのうたがきこえる」由良君美、「マラルメ先生のマザー・グース」長谷川四郎など。

漫画家では、萩尾望都、和田慎二、三原順、成田美名子、魔夜峰央、岡野史佳、由貴香織里などの作品中に出てくるマザーグースを取り上げて、成田美名子を持ち上げていた.
面白かったのは「日本人のマザーグース認識パターン」として

1.イギリス文化を具現化したもののひとつとして捉える。
2.英語圏の人たち(ネイティヴ)にかなり近い感覚での理解。
3.英語の子どもの(遊びの)歌、かわいい歌。
4.「不思議の国のアリス」との関連。
5.強烈な残酷さをもつ詩と受け取る。
6.ナンセンス詩としての受容。

の6パターンがを挙げられていたことで、第二次ブーム以前は、1,3,6,が主流、以後は2,4,5,の要素が強まっていると総括してある。Morris.自身は4,5,6の混合パターンだと思う.
現在、ブームはやや沈静した観があるが、マザーグースの世界は、ずいぶんと日本人にも馴染みのものとなっていることは間違いない.Morris.も、本書のおかげで、手持ちの白秋や藻風本を再読しようと言う気になった.

せっかくだから、マザーグースの大好きな一篇を。

行きたいところに行けるなら   Oh, that I  where I would be,
今ゐるところにゐないでせう      Then wourd  I  be where I'm not.

今ゐるところから                     But where I  am
出られなけりや                             there I  must be.
行きたいところには                 And where I  wourld be
行けないの                                  I  can not.
 
2001/12/12(水)●CILI HIJAU JERUK●
矢谷、荻野君と伯母の山のニュージーランド向けのピックアップ。割れ物が多く、なかなか疲れたが、よく整理されてたので仕事ははかどった。倉庫に戻ったら、マレーシアの美香ちゃんが一時帰国で帰ってきてた。23日にまたあちらにもどるとのこと。お土産にチリ(唐辛子)の酢漬けもらう。感謝。
九州の0さんから、ウイルスメール配布謝罪のメールがくる。やっぱり、本文無しのメール(複数)は、例のW32云々のメールだったらしい.おまけに、ワクチンソフトが貼付されている.はたしてこれを開いてつかうべきなのだろうか。Morris.はネスケだから、他人に配布はしていないはずだが、感染自体しているのだろうか?気になるところだ.

【星の感触】薄井ゆうじ ★★★ テープから原稿を起こす仕事をしている僕は、身長2m60cmの男と知り合いになる。彼は役者志望で、売れっ子のニュースキャスターを恋人にしている。男は時々長い眠りにつき、そのたびに身長はどんどん伸び、とうとう8m60cmにまでなってしまう。普通の生活を望み、会社勤めもしてみるのだが、どうしても現実社会との折り合いがつかなくなり、破滅的に掻き消えてしまう.僕は男との付き合う中で、自分の仕事に疑問を感じる。スケールの違いが質の変化をもたらすことを描きながら、スケールに左右されない価値をついきゅうしようとした、というと、観念小説と誤解されそうだが、本書は、ユーモラスなファンタジー小説である。そして、作者自身が、小説を書こうと決心する動機を作品にしたものとも言える.男は夢で巨人だけの住む世界に行き恋と冒険を体験する。僕の住んでいる世界と巨人の国、どちらが現実なのかも判然としない.僕は男が、自分の影でないかと思い、それはやがて確信に変わる。よく出来た小説だとは思うのだが、この人の作品全般に言えることだが、読者サービスのつもりなのか、為にするギャグに鼻白む思いがするのと、作為が見えすぎるきらいがある。
 
2001/1/11(火)●W32.Badtrans.B@mm●
昨日の現場の続き。朝から台所に入ったが、どんどん荷物は増えるし、梱包ははかどらないしで、午後から矢谷君にヘルプに来てもらったが、それでも積み込み終わったのが6時過ぎ。
りーちさんからの書き込みに、W32.Badtrans.B@mmと言うウイルスメールがどんどん送られてきてる、とあった。.以前被害を受けたサーカムと同じく、勝手にメールを出しまくる太刀が悪い奴なのだが、例によって、アウトルック使用者が被害者になってるようなので、ネスケ使いのMorris.はいちおう安閑としていたのだが、ぐいぐい酒場経由でウイルスメールが発信されている可能性もあるとの指摘で、ちょっとびびってしまった.自分が知らない間に他人に被害を及ぼしていると言うのは、実に救いの無い、困った状況である.
 
2001/12/10(月)●お笑い三人組●
市川、西根君と塩屋のノルウエー人宅のピックアップ.台所は明日(最終日)しか入れないし、4歳くらいの男の子は邪魔しまくるしで、なかなかやりにくい現場。横持ちも長くて、積み込みにも手間取り、結局事務所を出たのが6時半。今日から録音開始というので、7時過ぎにサムのスタジオをのぞいたが誰もいない。初日だから早めに切り上げたかと思ったが、メンバーの事情で今日は中止になってたらしい.
江戸家猫八が亡くなったとのニュース。失礼ながら、まだ生きてたのかというのが、正直な感想.声帯模写で人気者だったが、最近はほとんど露出してなかった.Morris.が小中学校時代のラジオ番組「お笑い三人組」の頃がピークだったかもしれない.息子が江戸家小猫という芸名で出ていたような記憶があるがこちらもほとんど見かけない.
 
2001/12/09(日)●メール禍●
ちょっと楽しみにしてい実業団女子駅伝も高橋尚子が出なくなって興味は半減。それでもとりあえず通して見たのだが、結果は三井火災が独創で2連勝。勝負としては見るところが無かった。ワコールの元気者福士が16人抜きでアピールしていたくらい.
最近PC、ケータイともに迷惑メールが増えて困っている.PCの方は、買い物HPや、アダルト系、それに最近増えたのが、本文無しのタイトルのみ、それも文字化けしてるのもある。ケータイは、いわゆる出会い系、URLだけ書いてあるもの、やはりタイトルのみのものなど。こちらは受信料とられるだけに一層腹が立つ。メールアドレス変更すべきかも知れないが、連絡するのが面倒で、今のところまだそのままにしている。何度も書くが、メールの受信は無料にしてくれ。>>NTT
社長からファックスで、来週から春待ちファミリーBANDの3rdアルバムの録音に入る事が決定したとのこと。CDだら裏表はないが、いちおうA面ジャズ系、B面オリジナルで12曲くらいがピックアップされている。スタジオはこれまでと同じく熊内町逓信病院横のサム・コーポレーション。12/23の夜には久しぶりにTV出演もあるらしい.NHK BS2の「大阪発 元気ダッシュ!」という番組で、春待ちファミリーBANDの出番は21:00前後、5分間くらいらしいが、モリス亭はBSは見られない.

【本よみの虫干し】関川夏央 ★★★☆ 「日本の近代文学再読」と副題がある。朝日新聞と「図書」に連載された同題のコラムの集成で59冊の本が取り上げられている。「日本近代文学の名作話題作を、できるだけ現代人の視線から離れ、時代に即して読み直した日本近代文芸思想入門。」と見返しの惹句にある。
Morris.既読のものは33冊。どうやら半分超えるくらいだった。未読のもので、読んでみたくなったものは

・「美しき町」佐藤春夫・「流れる」幸田文・「ある明治人の記録」石光真人(編著)・「冬の鷹」吉村昭

くらいか。後書きから引く。

本など読まずに済めば、それに越したことはない。うかつでも生きていける世の中なら、うかつな気楽さに身を任せてもみたい。本は、人に考える種を与えて無為の時間を埋めてくれはするが、人を幸せにするわけではない。
だが日々の食物のように、つい本を求めてしまう因果な性分もある。そういう人に対しては、むろん強い自戒をこめて、ときに虫干しすべきは本ではない、本よみ自身だろう、といいたかったのである。

なるほどね。しかし、昭和初期の四季派などには厳しすぎるような気がする.たとえば立原道造詩集を取り上げた中の一文.

大正中期以降のとめどない大衆化の波に「知識人」や[文学者」は、日本ではなく、欧州をおもわせはするが結局どこでもない場所、つまり大衆のいない場所を想定して逃避し、自己防衛しようとした、昭和初年とはそんな時代であったといいたのである。
その気分は戦後にも受け継がれ、おもに流行歌のなかに息づいた。私は「ニュー・ミュージック」こそその嫡子だったと思う。
しかし、「知識人」も大衆の一変種となり、日本人全員が「高等(?)遊民」と化した現代では、「高原」は特権的空間ではない。ただの観光地である。となれば立原道造的叙情には、残念ながら、もはや果たすべき役割がないのは自明なのだった.

これは、時代に即しない、現代人の視線でしかないと思う.立原的抒情は結構好きなMorris.としては、弁護したくなった。でも、四季派がニュー・ミュージックだというのは、言いえて妙ではあるなあ。
 
2001/12/08(土)●真珠湾還暦●
真珠湾攻撃(1941)太平洋戦争開戦から60年経ったことになる。反戦の市民団体が赤紙(召集令状)の複製を作って配布していたが、若者の大半は何だか判らずにいた。
Jリーグ2001決勝、磐田-鹿島戦を見る。両チーム守りに徹した試合で一進一退で0-0で延長に入る。結局延長前半小笠原のフリーキックが見事に決まって鹿島の連覇。点数の割には結構面白かった。

【オルガニスト】山之口洋 ★★★☆☆ 久しぶりに読み応えのあるエンターテインメントに当たった。98年のファンタジーノベル大賞受賞作で、文庫にするに当たってかなり手を入れたものらしい。
交通事故で半身不随になり、病院から行方をくらましたドイツの音楽大学生の天才オルガニストが、9年後、アルゼンチンで変名で復帰したらしいという情報を得た、親友が、彼を追ううちに、彼の恩師の変死、それにかかわる秘密が突然明らかになっていく。
パイプオルガンというほとんど未知の楽器の構造や製作過程に到るまでの詳細な描写、バッハを中心とするオルガン曲の解釈なども、素人離れしているし、文章もなかなかのものだ。特にうがった比喩が目に付く。

額の右上から鼻の付け根にかけて不思議なしわが斜めに一本走っている。粘土にへらで切り込んだような底知れぬしわで、それが表情を読めなくしていた。見慣れた文字に線が一本加わるだけで知らない文字に化けてしまうように。

履歴によると著者は1960生まれ、東大工学部卒、松下電器を経て明治大学講師、辞書作成にも携わった、とある。やはりただ者ではなさそうだ。

【ドングリの謎 拾って食べて考えた】盛口満 ★★★ どんぐりを知らない人はいないだろうが、さてどんぐりの定義となると十人十色なのではないだろうか?
「どんぐりの木の実」といっても、そもそも「どんぐりの木」という名の樹木は存在しない。各種の国語辞典を見ても記述は一定していない。共通しているのは「ブナ科」の一部の木の種子ということだ。ブナ科はクリ属、シイ属、ブナ属、コナラ属、マテバシイ属に分かれていて、ドングリはもともとコナラ属のクヌギ(大ナラ)の実をさしていたらしい。一般的にドングリの代表としては、クヌギ、コナラ、マテバシイあたりで、これらが属するコナラ属、マテバシイ属の樹木の実をどんぐりと総称していると言えそうだ。

[コナラ属]コナラ、ミズナラ、クヌギ、アベマキ、ナラガシワ、カシワ、アラカシ、アカガシ、シラカシ、ウラジロガシ、オキナワウラジロガシ、ツクバネガシ、ハナカガシ、イチイガシ、ウバメガシ
[マテバシイ属]マテバシイ、シリブカガシ

どんぐりでやじろべえや独楽や人形作って遊んだことはあるが、食べたことはない。著者が生物の教師をやってる学校の授業で、どんぐりを色々料理することが出てくる。マテバシイが一番渋味が無く食べやすいということだった。どんぐりを食べるというと、韓国の「トットリムック(どんぐりの粉で作った胡麻豆腐みたいな食べ物)」を思い出したが、本書にもその市販の粉が登場する。これはほとんどでん粉でいわば片栗粉に近いものらしい。
著者は子供の頃から自然収集好きで、長じてからもフィールドワークに魅せられ、ボルネオ、沖縄での自然観察を通して、ついに教師を辞めて沖縄での生活を始めることになってしまう。イラストもなかなかうまいし、これまでに数冊の著書を持っているので、今後はナチュラリストの道を進むのだろう。
 
2001/12/07(金)●ヤ号作戦挫折か?●
今日は二十四節季の「大雪」にあたる、それに合わせてなのか、かなり肌寒い一日だった。
皇太子の娘は「愛子」と命名されたとのこと。よく言えば親しみやすいが、いかにも「平民」の名前みたいだ.
ADSL作戦は、YAHOOのモデム到着してから1ヶ月過ぎてしまったのに、いまだに繋がらない。つながらない時は1,2週間待ってから再接続しろと書いてあったのだが、ほぼ、毎日チェックして毎日がっかりしている。いいかげん嫌気がさしてきた。他社に切り替えるか検討しようか。ただ、Morris.のことだから、接続方法が間違ってるなどでこちらに責任があるという可能性も無いとはいえない。コマッタモンダ。
阪神の監督、球団は星野にお願いすることに舌らしい.これも、ちょっと難しい選択である。あまりに中日のイメージが強すぎるし、阪神とはあまり相性よくないのでは?
島田和夫部屋 にスケジュール更新。
 
2001/12/06(木)●ナースのお化粧●
昨日の夜から今日にかけて、TVのニュースは、野村沙知代逮捕と野村監督辞任劇一色だった。野村夫人には興味もないが、野村監督には同情せざるを得ない.とはいうものの、いちおう阪神ファンのMorris.としては、そろそろ監督交代の時期ではないかと思っていたので、チームにとっては良かったかもしれないと思った.来シーズンの監督が誰になるかが気がかりだ.星野、岡田などの名前が挙がっているようだ。
夜10chのFNS歌謡祭を見てたら、観月ありさが白衣で出ていた。「ナースのお仕事」の映画版が5月公開だそうだ。しかし白衣に銀色の濃いアイシャドーは、似合わなさ過ぎだった。3時間の番組で、ほとんどがヤング向けなのに何故かトリは北島三郎だった。それと、アメリカ中継でスティングが出たのにもちょっと驚いた.

【橘三千代 上下】梓澤要 ★★☆☆ うーーーむ、Morris.が図書館に行くたびに「あ」の棚を探す癖がついたくらいに注目している梓澤の新作(2001/03刊)なのに、この評点というのはいささか、肩透かしである。

あがたいぬかいのたちばなのみちよ【県犬養橘三千代】?-733 奈良時代の女官。美努王の妻となり葛城王(橘諸兄)らを生み、藤原不比等に再嫁して光明子(光明皇后)rを産んだ。708年橘姓を賜り、藤原・橘両氏の繁栄のもとを築いた。(大辞林)

日本古代史にはうといMorris.は、橘三千代と言われてもぴんと来なかった.上下500ページを越す本書を読んで、どのような生涯を送ったかのアウトラインは掴むことが出来たし、当時の権力争い、社会状況についてもいくばくかの知識を得ることが出来た。しかし、Morris.は別に歴史の副読本を読みたかったわけではない。史実には沿いながら、空想の翼を広げて歴史ロマン(物語)を編み上げる作者の稀有な才能を期待したのに、またもや期待はずれだった。大作「遊部」でもややその冗長さと、想像力の萎縮に不満を覚えたが、本書はさらに物語としての魅力を欠いているようだ。上古を舞台にしている割に、台詞があまりに現代口語というのも気になるが、そんなことは大したことではない。
やはり主人公である三千代に魅力が無い、というのが決定的だろう。皇位継承にまつわる権謀術数も、身贔屓と思われるくらいに、主人公側にたち、言い訳、糊塗に終始している。作中人物それぞれの視野が狭いのだ。中途半端な女権拡張論みたいなものが匂わせてあるのも鼻白むしかない。
藤原氏の皇室閨閥を死守する中で、病弱の男子に代えて、女帝を続出するあたりは、先日の皇太子夫妻の女児出産で、あわてふためいている?今の皇室と重ね合わせてしまった。そういう意味ではタイムリーな読書と言えなくも無いが、そんなことより、読書の楽しみを味合わせてもらいたいものだ。次作に期待しよう.
 
2001/12/05(水)●李秉昌コレクション●
かもめに餌付け?するおじさん 昼前大阪に出て、うわさのヨドバシカメラを冷やかす。なるほど、でかい。JRのホームから振り向いてちょっと驚いた。開店して半月後の平日にしては客の入りはまずまずだ。品数は多いが、価格は特に安いわけではない。併設されているコムサストアも、ユニクロと無印をミックスした感じで、とりたてて今買うものもないので、30分ほどで出る。
駅前第一ビルの古本屋を久しぶりに冷やかしたが、浪速書林は、店売りは止めてしまったらしい。中尾書店も一向に代わり映えしないし、もうここにわざわざ来る必要は無くなったようだ。
堂島から川沿いに淀屋橋方面に歩く。土佐堀川にかもめが飛んでいて、日銀の横にえらく群がっていたので近寄ったら、おじさんがパンくずなどを投げ与えていた。
ずっと寄ってなかった東洋陶磁美術館へ。今日は幸い常設展だった。前回入館したときは特別展のヨーロッパ陶磁器のおかげで、人は多いわ、入場料は高いわ、お目当ての韓国陶磁の出展は半減してるしで散々だったし、先日中之島図書館の後に寄ろうとしたら、別の特別展の準備で休館だった。
今日は入館者も少なく、展示をゆっくり鑑賞することが出来た。ここの展示は自然光を活かした採光と電燈を組み合わせてあり、とても見やすいし、陶磁器の微妙な肌合いまで読み取れる。今日のお目当ては、3階の「李秉昌コレクション」で、これは、日本の大学で研究活動を続けた李博士の韓国陶磁コレクションを、99年、博士の死後寄贈されたもので、優品揃いと聞いていながら未見だったので、是非見たかったのだ。200点を超える、白磁、青磁、鉄沙、粉青沙器と、朝鮮陶磁全般にわたって、すばらしい品が揃っていた。特にMorris.好みの青花の角小瓶と、魚文の粉青沙器の俵壷などは、この美術館の中でも五指に入るものと思った。休憩を兼ねて、備え付けのビデオで「李朝白磁」を見る。かなり擦り切れた感じのビデオ画像と、展示してある本物との落差が面白かった。
おしまいに、もう一度3階を見直していたら、男女数人の老人グループがやって来て、「みんな寄贈品ばかりじゃないか」「どれも作者の名前が入ってないからたいしたことないのかな」「この「青花」というのが作者の名前なんじゃないの?」などと、頓珍漢な会話を交わしていた。
 
青花草花文角瓶
朝鮮時代18世紀
 
粉青沙器魚文俵壷
朝鮮時代15,6世紀
 
李秉昌(イビョンジャン) 
博士胸像
【私のダイコロジー】山口昌伴 ★★★ 先日読んだ「現代の世相」叢書「色と欲」所収の山口昌伴「台所戦後史-台所からキッチンへ、そして---」という30ページほどの小論が印象にのこっていたので、図書館で本書を見つけて借りてきた。88年の発行だからちょっと古い。87年に「台所空間学」という大部の本が出されていて、本書はその余滴というべきコラム集らしい。台所道具を巡る旅の中で出会った老人の話、古い鍋や台所、生活の智慧、日本人の食生活の変化と、功罪など、多方面にわたってのヒント、感想などが書かれているが、コラムという形だけに、細切れで、もう一つ食い足りなかった。
示唆に富む発言はあちこちにあって、

この数十年、都市の台所から出る生ゴミの量はどんどん増えている。ぜいたくになったから、なのではナイ。無精になったうえに無知になったから、一品に仕立てられないのだ。

などという指摘も、そのとおりだと共感するし、

調理とは、そのままでは食べられないものを食べられるようにする行為である。動物たちは、そんなことはしない。食べられないものは食べない。頭数が増え過ぎると、天然の食糧の量に合わせて余分な個体数がしんだ。それで均衡が保たれた。
人類は、そのままでは毒だったり、渋すぎたりする木の実を、鍋を使って食べられるようにうした。食糧は何倍にも増えた。さらに人口が増え過ぎると、食物を確保するために栽培をはじめた。保存のきく穀物が主作物になったが、これは鍋なしには食べられない。
農耕は食べるための仕事である。動物たちが遊んでいるあいだも、人類は食べるために働きづめ。働いても一生、遊んでも一生。鍋の利用さえ思いつかなければ、どんなにラクな生涯が送れたかは、今となっては想像を絶して、とても実感などもてなくなってしまった。人類はそんな大不幸に甘んじてきたのである。

という、逆説的、しかし、説得力の有る人間論まで繰り広げている。
本書のさし絵は知久章となっている。知久章といえば「言葉のブティック」の著者で、確か「室内」に連載されている「建築用語漫歩」の矢田洋と同一人だったはずだ。矢田洋の本は、これまでにも割と良く読んでいつも感心させられていた。本書の奥付の著者紹介を見て、納得がいった。山口昌伴も、同一人で、他にも建築家丹羽小丸という変名もあるらしい。知久章(ちくしょう)、矢田洋(やだよう)、建築家丹羽小丸(建築家には困る)というのが語呂合わせだけに、山口昌伴こそが本名という可能性も高い。まんまとしてやられたという気がする。
 
2001/12/04(火)●ヴァーヴ時代のアニタオディ●
左肘ばかりでなく、トラックの荷台から家具降ろすとき左足を捻ったらしく、左膝までちょっとおかしくなったようだ。今週は暇だから養生することにしよう。
STARdigio12月のメニューも、あまりかんばしくない。まあ言ってみれば有線と同じで、所詮はBGMなのかも。今週はボブ・ディラン、サンタナそれぞれ3時間特集なんてのもあるが、前回とほとんど同じで今更だし、エアチェックしようかという気になったのは436chジャズボーカルの「ヴァーヴレーベルのアニタ・オディ」くらい。ジャズ畑では、もともと女性ボーカル専門のMorris.だが、ビリー・ホリデイは別格として、ダイナ・ワシントン、カーメン・マックレー、そしてこのアニタ・オディあたりが好みの歌手だ。彼女のCDはベスト版一枚持ってるだけだが、今回の特集とは重なっていないし、お馴染みのスタンダードナンバーが多いのも嬉しい。1時間プログラムで19曲もある、ということは1曲平均3分少々で「西洋小唄」の面目躍如だ。

【別冊太陽 おまけとふろく大図鑑】★★★★ Morris.(5,6歳)とカバヤ文庫 初代??ぺこちゃ 太陽のムック「子どもの昭和史」シリーズの一冊で、99年2月発行当時本屋で立ち読みしたが、灘図書館にあったので改めて借りてみた。自他ともに認める「おまけ」好き、人生そのものを「おまけ」みたいなものと考えていて、「小さき物みな美し」の清少納言に共感を覚えるMorris.だから、こういった企画には弱いこと言うまでもない。
お菓子のおまけと、雑誌のふろくに大きく分かれていて、圧倒的に前半のおまけ部分が興味深かった。
雑誌のふろくも嫌いではないし、リアルタイムに手に入れた懐かしいふろくも少なくなかったが、グリコのおまけ1000点の迫力とでは勝負にならない。やはりグリコのおまけは「The King of OMAKE」だと思う。先日の「お宝鑑定団」でも、昭和40年代のグリコおまけが出品され高値を付けていたが、あの小ささのなかで、バラエティ、材質、アイディアを活かし、デザイン的スタイルを確立しているのは素晴らしいと思う。
その他、懐かしのカバヤ文庫全目録は資料としても価値が有る。カバヤ文庫は昭和27年から29年に、カバヤキャラメルの景品として配布された児童読み物本シリーズで、今見ると粗悪な造本、やっつけの翻訳翻案だが、当時の貧しい出版事情からすると、お菓子のおまけに本が貰えるというのは、相当に魅力だった。実はMorris.も良く覚えていないが、このカバヤ文庫を数冊所持していたらしい。これに関しては証拠写真があるのだ。板の間で本を広げている幼いMorris.(5,6歳)の前に7冊の本が散らばっていて、辛うじて「断頭台の司令官」「謎の鉄仮面」「明玉夕玉」などのタイトルが読み取れる。前の二つは間違いなくカバヤ文庫だが、最後の「明玉夕玉」は、目録に見当たらないのでカバヤ文庫とは別物のようだ。
さらに、アトムシールや、鉄人28号ワッペン、狼少年ケンシールなどもそれぞれ懐かしかったし、企業マスコットでは、それこそ人気ナンバーワンの不二家のペコちゃんコレクションは垂涎ものが満載だったが、昭和25年に初登場の張り子のペコチャンの写真は衝撃だった。
例によって、ヴィジュアルものは点数が甘くなる傾向が有り、本書も同断だが、これは手元に置いておきたくなる一冊だった。
2001/12/03(月)●大盛り替え玉ふたたび●
清水君と二人で豊中の小口のピックアップ。それをさっさとすまして、昨日の吹田の現場。庭に置いてある物置を矢谷君がせっせと解体して、結局昼前に片づけて、午後、トランクルームに搬入することが出来た。昼食は今津の「 長浜ラーメン 一番」でラーメン大盛り食べる。この店は明石方面に多いチェーン店だが今津に有るとは知らなかった。昨日「大名」で結構博多ラーメンらしいのが嬉しくて大盛りの上に替え玉したことは書いたが、ラーメンとしてはこちらがワンランク上だな。麺がしっかりしてるというのは、関西では貴重だし、スープも◎。やっぱり今日もまた、大盛りに替え玉頼んでしまった。

【おい癌め酌みかはさうぜ秋の酒】江國滋 ★★★☆☆ 97年2月に食道癌で入院、手術後、骨に転移した癌で8月死亡した著者の闘病日記である。もう4年まえのことになるのか。まだ入院中に、闘病句が雑誌「俳句研究」に連載されたのをリアルタイムで読んで、強い印象を残した。句は句集「癌め」にまとめられ、これはすぐに読んだと思う。この闘病日記もでたことは知っていたが、読まずに済ましていた。
今回読んだのは文庫本で400頁、全部が自筆ではないし、病院関係者に気を遣っていくらか粉飾はされているようだが、充分究極の状態に置かれた患者の本音と肉声が聞こえる、得難い記録文といえる。
著者の「日本語八ツ当たり」「俳句とあそぶ法」などは面白く読んだ記憶があり、熱烈な阪神ファンと言うこともあって嫌いではないものの特に肩入れすることも無かった.端々にうかがわれる俗人臭がちょっと鼻につく感じもしたのだ。しかし、この闘病記は、その俗臭なくしてはこれほどリアルな印象を与え得なかったろう。わがまま、世間体、疑心暗鬼、不満、金の心配、情緒不安定、自惚れ、卑下、嫉妬、焦燥、さまざまな感情をもてあましながら、とにかくにも書き留め、それを糧に生きようという姿には、心打たれる.

"療養俳句の金字塔"といわれる石田波郷の『借命』に張り合って、巧拙はともかく、数だけでも凌駕してやろうという気になった。

こういったところを、稚気愛すべしと思うか、鼻白むか、さまざまだろうが、これに続けて

現実と相対する勇気がない上、何か考えはじめたら、どうしたって「死」に行きつく、それが怖いために、俳句を選んだというだけのことだと自覚している。

と、ちゃんと自己分析するだけの冷静さを見せている.

極限状況においこまれた者の記録を、安穏たる状態のMorris.が、一種の娯楽として読むというのは、考えてみると不思議な行為である.同情はしながらも、読者は他者の痛み、苦しみとは、測り知れない距離にある。誰の言葉だったか「人は他人の痛みならいくらでも我慢できる」というフレーズが思い出された.

・残寒やこの俺がこの俺が癌
・永き日や卑屈と感謝紙一重
・春の闇阿鼻叫喚の記憶あり
・永き日のわが身ひとつの置きどころ
・死の淵をのぞきし春の小旅かな
・再手術を告げられてゐて彼岸寒
・春遅く一挙手一投足不如意
・毎日が「以下同文」よ三月尽
・また夜が来て朝が来て花の雨
・涅槃西風「いい人だつた」といはれても
・葉桜となつても囚はれのわが身
・俺以外みんな仕合せ啄木忌
・余寒の夜考へてゐる銭のこと
・飽きることにも飽いてゐる日永かな
・惜春のまた傷ついてゐるこころ
・病床にはや夏場所の触れ太鼓
・梅雨冷えの奈落の底の底思ふ
・激痛は激痛として五月闇
・六月や生よりも死が近くなり
・あぢさゐやわが病巣も七変化
・一喜一憂の憂の字ばかりなり梅雨に入る
・河骨や骨まで癌に愛されて
・七夕やたつたひとつの願ひごと
・死に尊厳なぞといふものなし残暑

川柳に近いものもあるが、それはそれでよいのではないかと思う。
 
2001/12/02(日)●大名で大盛りに替え玉●
矢谷君ら5人で昨日と同じ現場。左肘の痛みが治らないどころかだんだん悪化しているようだ.
昼食は、箕面今宮の「大名」でラーメン大盛り頼む.ここも初めてで、西根、溝淵君は「黒兵衛」と同じだというが、ここのラーメンが一番、Morris.のイメージする博多ラーメンに近いと思う.麺は細めだがちょっとコシがないが雰囲気は出ているし、トンコツスープは甘すぎるもののこれまた白濁していかにも博多らしい。総合点が特に高いわけではないが、ひさしぶりにそれらしい博多ラーメンで、矢谷君が替え玉頼んだのにつられて、Morris.も大盛りの上に替え玉してしまった。替え玉の量が大したことなかったので、充分美味しくたいらげることが出来た.
 
2001/02/01(土)●あっというまに師走●
西根、市川、清水、溝渕君と5人で、吹田、千里のドイツ人の三日取りの現場。すぐ近くに緑化公園があり、ちょっと散歩したが、すごく気持ちがいい。鈴懸樹の紅葉がとんでもなく美しかった.
昼食は箕面牧落まで遠出し「副将軍」の九州ラーメン。ここは初めてで、みんなはげんこつ系の味だと言うが、ちょっと違うと思う。スープはわりとあっさりめのトンコツで、麺はやや細麺でいまいちコシがない.不味くはないのだが、インパクトに欠ける。最近関西で横行している「九州ラーメン/博多ラーメン」チェーンの大半が、Morris.に言わせてもらえば「看板に偽りあり」だ。それと、もやしの入れすぎはやめてもらいたい.
帰り道が渋滞してたこともあって、倉庫に着いたのが6時前、荷降ろし、積み込みなどして、帰宅は7時過ぎ.
久しぶりに「万坊」で飲み会。社長、伊藤君、堀姉妹、えっちゃんというメンバー。さりーちゃんは別宴とのこと。今日の一品はみる貝の造り。ここはいつ来ても美味しいし、値段も高くない.歩いて3分のところにあるのだから、もう少し利用すべきだろう.
皇太子に、内親王誕生。皇室としては内心がっかり(ずっと前から判ってはいたにしろ)したことだろう。