Morris.日乘2002年4月
Morris.日乘(i-mode版)

2002年4月カレンダー(神田ふじやの手拭)

ここは、Morris.の日記です。読書記録(★=20点、☆=5点、これはあくまでMorris.の独断、気紛れ、いい加減です)、オフ宴会の報告、友人知人の動向など、気まぐれに書き付けるつもりです。新着/更新ページの告知もここでやります。下線引いてある部分はリンクしているので、クリックすれば、直行できます。


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2002/04/30(火)●とにかく休憩●

としろうらと、篠原本町現場の最終日。ハイピッチで作業済まし倉庫に戻って、CY(コンテナ詰め)しようと思うのに、肝腎のコンテナが来ない。散々待たされて、4時半過ぎから詰め始めたらにわか雨で、おおわらわで詰め込み。
しかし、4月後半の仕事過剰は、Morris.の両肘両肩をかなり消耗させたようだ。明日からしばらく休みになる(^o^)とりあえず今日はなにもせず飲んで寝る。
今日の阪神は藪の完封勝利。浜中が2本塁打。
矢谷君からビラをもらい、久々の矢谷部屋 スケジュール更新。

2002/04/29(月)●草g剛の韓国語●

午前中は奥井さんらと茨木の中国向けピックアップ。午後は昨日のパキスタン人現場最終日。倉庫に戻って、コンテナ詰め。8時前に社長宅で、博子誕生パーティ。博子も芳紀十八歳である。同じバスケット部のメンバー6人も来ていて賑やかなこと。6時開始だったので、料理もほとんど無くなっていた。疲労してるところにビールをガブ飲みしたので、早めに酔いが回る。
10時に部屋に戻り「SMA×SMA」見る。今日は草g剛の韓国ドラマ2本が紹介されるということが、宮崎さんの日記に書いてあったからだ。韓国で撮影されている「チョナンカン」を見たいと思いながら、結局まだ一度も見ていなかっただけにこれは見ごたえがあった。
草gの韓国語は、想像以上に上手い。超人気グループの一員として、多忙な中で、韓国語をマスターするということだけでもえらい。最初のドラマでは草gが韓国の恋人とトラブるもので、これは韓国女優がいまいちだった。もう一つのドラマでは、何と草gが韓国人役で出演、これにはびっくりしたなあもうである。台詞が日本語、韓国語半々くらいで、どちらも字幕がつくので、韓国語の教材としてもなかなか役立つと思った。
昨日のTV映像は、間違いなくスティーヴ・ウィンウッドだと、宮崎さんから掲示板に書き込みがあった。こういうときはネットの恩恵というものを実感する。
阪神は片岡二本、アリアスなどのホームランで中日に今季初勝利。

2002/04/28(日)●スティーヴを探せ●

西根君ら4人で、茨木のパキスタン人宅のピックアップ、三日取りの中日と言うことだったが、なかなか梱包させてもらえず、困った。とにかく台所の割れ物を先に済ませたいのに、お母ちゃんは料理に余念がないし、ちょっと目を離した隙に、娘はMorris.がセットしたラッピングの上で、ケーキの粉を調合している。
結局、台所は半分も出来ず、倉庫とガレージの荒物パック。休憩時間には手製のお菓子?とミルクティが出る。そんなのいらないから作業させてくれと言うのが本音だが、お菓子だと思ったのは実はシャムカバブとかいう、羊のミンチのカレー風味揚げ物で、これはなかなかに美味しかった。
5時まで作業して、倉庫に戻ってコンテナ詰め。世間はGWなのに、なんでMorris.は、こんなにこき使われているのだろう。よしみちゃんは、さぬきうどんツアー、きよみさんは京都旅行らしい。肉体疲労
もそろそろ限界だ。
帰りは常見君の車で送ってもらったのだが、車の中で、昨日のPOP GEARのスティーヴ・ウィンウッドの話をしたら、二人とも口をそろえて、スティーヴはヴォーカルとキーボードで、ギター弾いてるのは見たことないというので、またまたMorris.の勘違いかと、焦ってしまった。
帰ってヴィデオを見直したが、画面ではキーボードはなくて、やっぱり一番カッコよく歌いギター弾いてるのがスティーヴだと思うのだけど、どうなんだろう?
テレビ画像をアップしておくので、これがスティーヴなのかそうでないか分る方はお知らせください。3人で写ってるうちでは、一番右にいる男です。

一番右がスティーヴじゃないかな?
絶叫するスティーヴ?
ギター弾いてるスティーヴ?

【四千万歩の男 忠敬の生き方】井上ひさし ★★ 5年がかりで4千枚を費やし、それでやっと伊能忠敬の測量行程1年半分のところまでしか書けなくて、とうとう途中で筆を止めたという大作「四千万歩の男」に関する、作者自身のコメントや単行本の後書きや、対談、作中に登場する有名人の解説などをかき集めたもので、これでもか、というくらいに、作者の同語反復を読まされる仕組みになっている。
嫌なのは、人生を二度生きる生き方の手本としての伊能忠敬像を押し付けられるということだった。
ひょっこりひょうたん島の頃から、彼の才能、言葉遊び、洒落,地口、奇想天外の面白さの大ファンだったのに。どうも最近生彩に欠ける気がする。
近作の「東京セブンローズ」は全くの期待はずれだったし、本書の元となる作も、いちおう読んだのだが、どうにもかったるい読後感だけが残る。
忠敬の日記に忠実に歩調を合わせ省略をせず、一歩一歩を書き記すことで、主人公に肉薄していこうと言う試みが、小説としては失敗だったという弁明でもあるようだ。「四千万歩」と「四千枚」で語呂をあわせたつもりかもしれないが、読者としてはたまったものではない。
先日読んだ辻邦生の「フーシェ革命暦」とほとんど同じ轍を踏んでるような気がした。

【ツインズ 続・世界の終わりという名の雑貨店】 嶽本野ばら ★★☆☆ 以前「花形文化通信」というフリーペーバーで作者のエッセーを読んだ記憶がある。それ以来、初めて手にした本書だが、タイトルからすると、前作があって、それは広告によると「ミシン」という単行本に併載されているもので、映画化されたらしい。
京都で恋人に死なれた男が、彼女への惜別の手紙を書きそれが編集者の目にふれて出版されて、いちおう以上のヒットとなり、東京に移り、異端宗教に囚われた少女と関り一旦は彼女の負担に耐え切れずロンドンでファッション評論などして平穏な暮らしを取り戻しながら、やはり少女のもとに戻り、運命の愛に殉じようとする。と、粗筋だけ書けば、いかにもの作品である。
しかし、細部と文体を見ると、なかなかに変な作品である。第一に主人公が虚無的というか、衣食住の衣装のみに異常に執着しているキャラクタで、それも数種類のブランドに固執しているし、異常な少女もやはり同病である。なにしろ「お洋服」という表現が頻出するだけで、Morris.は拒絶反応を示さざるを得ない。
確かにこの文体は今までにはあまり見かけないたぐいのもので、それなりの魅力もあるのだが、肌に合わない。
本屋で見かけたとき、腰巻に吉本ばななが絶賛してたように記憶するのだが、ばななというのもMorris.は駄目だから、要するに年を取ったということかも知れないね。

2002/04/27(土)●POP GEAR AGAIN●

交通違反の夢。トラックで奥井さんと仕事の帰り道、交差点で空箱が散乱している。これをトラックの荷台に積み、Morris.は荷台に乗ったまま走り出したらすぐ警官に止められてしまう。いろいろ言い訳したが結局切符切られそうになる。Morris.は走って逃げ出したが、警官は追って来ない。切符切られるのは運転している奥井さんで、Morris.が逃げてもしょうがなかったと気付いたが、今さらトラックに戻れない。

こんなしょうもない夢見ていたためか、今朝はしっかり寝過ごしてしまった。目がさめたら7時半。としろうに電話して、トラックで拾ってもらうことにした。
4日目の現場、今日は二人だけで、あまりはかどらない割に疲れた。
帰りも家の近所で降ろしてもらい、結果的に現場直行直帰となった。
今日の阪神-ヤクルト戦は午後3時からで、サンテレビつけたらいつもに増してひどい画像で、おまけに阪神ボロ負けの状況。星野が先発だったらしいが、結局1-9の大敗。
ししゃも文庫の鈴さんから、問い合わせへのお答えメール。掲示板の発言が消えることはちょくちょくあって、復旧は不可能とのこと。多数が同時にアクセスしたり、同時に書き込みしたりするのが原因でおこるらしい。ぐいぐい酒場は、それほど混みあわないから、これまでそういった事故が起こらなかったとみえる。
今夜は野球もないので、昨日思い出した「POP GEAR」のビデオを押入れから引っ張り出して見る。以前NHKで放映したのを古田さんが録画してくれてたのだ。ずいぶん久しぶりだが、今見るとかなりヒドい演奏が多い。37年前だもんなあ。
ハニーカムズのドラムの姉ちゃんなどは、マッシュルームカットで、それなりに可愛いんだが、ドラムはほとんど予餞会のノリだし、ハーマンズ・ハーミッツの八重歯が可愛いハーマンは手拍子しながら歌ってるし、ギターフレーズの単純なこと。全体に生ギターが多いのも今見ると意外だ。アニマルズは今見ても存在感がある。
ナッシュビルティーンズの「タバコ・ロード」は、今聞いても名曲だ。
そしてお目当てのスペンサー・デーヴィス・グループの「My Babe」は、やはりスティーブ・ウインウッドがめちゃかっこいい。あらためてゾクゾクしてしまった。曲自体は大したことないのに、スティーブのフェイク唱法と、ギターフレーズは、流石と言うか、飛びぬけている。
ところで、昨日、STONESが出たと書いたし、Morris.はそう思い込んでいたのだが、最後まで出てこない。ああ,勘違い、だったようだ。

2002/04/26(金)●POP GEAR●

篠原の現場3日目。さすがにちょっと飽きてきた。
吉美ちゃんから携帯メールに、チェーンメールが送られてくる。最近も2日に1通くらいの割で、迷惑/広告メールが来るが、それ以上増えないので今のところはほったらかしにしている。
今週は忙しさにかまけてSTARdigioのチェックも出来ずにいたが、457ch、50'60'でマンフレッド・マンとスペンサー・デーヴィスグループの抱き合わせ特集があり、これを聞いたらとても懐かしかった。特にスペンサー・デーヴィスは、初期のSTONESを髣髴させるサウンドで、Morris.の青春時代の一番好みのタイプかもしれない。今となっては、スティーヴ・ウィンウッドが在籍していたバンドということになるのだろうが、Morris.は1965年制作の「POP GEAR」という英国の音楽映画で彼らを初めて見て以来すっかりしびれてしまった。
この映画は、多分66年頃日本で公開されたと思うのだが、当時高校生のMorris.は武雄の映画館で、ジェームス・ボンドの「007は殺しの番号」、アン・マーグレットの「マドリッドで乾杯」と3本立てで上映され、Morris.はこの「POP GEAR」をもう一回見たいために映画館に8時間ほど座り続けていたことを思い出す。
冒頭と途中にビートルズのライブがあり、後はブリティッシュロックバンドが次々とヒット曲を口パクで演奏していくという、いわゆる、ミュージックヴィデオクリップをそのまま映画にしたみたいなものだけど、当時の音楽環境からすると、画期的な映像だったわけで、とりあえず、ストーンズ、アニマルズ、ハーマンズハーミッツ、アソシエーションズ、ハニーカムズ、ナッシュビルティーンズなどいろんなバンドの映像を見ることが出来ただけで大感激だったのだが、とりわけ,印象に残ったのがこのスペンサー・デーヴィスグループだったのだ。
今日の阪神ヤクルト戦は、先発井川はいまいちだったが、2回にアリアス満塁ホームランなどで一挙9点をあげ、とりあえず これで逃げ切り,3連勝となった。
Morris.の掲示板「ぐいぐい酒場」はししゃも文庫に無料で提供してもらっているのだが、一度サーバーが夜逃げ(^_^;)して、消滅するという事故が起こったことがある。
昨夜きよみさんが書き込みしたら、前発言が全部消えて、彼女の発言が1番になってしまったそうだ。
早速覗いてみたら確かに仰せのとおり。
とりあえずMorris.の発言が2番となり、このまま使えるのなら、まあ前回とは違って、実害は少ないといえるかもしれない。
リニューアルならぬリスタートということになるのかな(^_^;)

2002/04/25(木)●ぐいぐい酒場リスタート!?●

昨日と同じ現場の二日目。ほとんど持病となっている左ひじに加えて左肩、右ひじまで痛くなってしまった。ほとんど廃人状態だ。

阪神-広島の第三戦。ホワイトのソロホーマーに続いて、アリアスの逆転3ラン、タイムリー二塁打、そしてさらにソロホーマーと大活躍。
ゲームは追いつ追われつの緊迫した展開だったが、9回にまたまたアリアスとどめの3ランホームラン(^o^)で、結果としては10-5の大勝。
久々の連勝、何とも嬉しいゲームとなった。

【孔雀狂奏曲】北森鴻 ★★★☆☆
骨董店雅蘭堂の店主越名を主人公とする連作短編8編が収められている。贋作がらみの作品が多かったのが、Morris.の好みにあったから高得点というわけでなく、トリックもストーリー運びも、エピソード作りもなかなかの手際で、正直感心した。
第一話の事件から店のバイトとして転がり込んだ女子高生との掛け合いも、全編のカラー統一に役立っているし、メルヘン味も加えている。
テーマになるブツも、ジッポーライター、ジャンクカメラ、古久谷、孔雀石、江戸切子硝子、油絵、根付、ジュモー人形とヴァラエティに富んでいる上、それぞれの薀蓄披露がねんごろで、それだけで、読んで得したような気になるところがある。
著者は料理も好きで、自分でも作るらしいから、小説を書くときも、レシピを作りそれに沿って作品を仕上げていくのだろう。

[ベトナム ジッポー]はその名前が示すとおり、ベトナム戦争において軍事介入を行ったアメリカ軍兵士が、生命線のひとつとして愛用したライターの、現物である。手彫りの文字やエンブレムは、当時サイゴン市内にあった何でも屋で彫られたものだ。好きな言葉や弾除けの呪文、中には罰当たりな文句もあり、それと所属部隊のエンブレム、自分の名前を掘り込んだジッポーは、戦場における兵士たちの名刺であり、身分証明書であり、重要なサバイバルツールであったという。寒さに震える夜にはカイロの代わりをし、ときに携帯食糧を温めるバーナーにもなった。また夜間着陸をする軍用ヘリへの誘導灯にもなったことは、ベトナムからの帰還兵の多くが語る事実である。

元々根付けは印籠や煙草入れ、巾着といった提げものを、帯に垂らすときの滑り止めである。根付けという名前が一般化したのは慶長年間の頃であるらしい。当初、根付けを専門に作る細工師はあまりおらず、仏師や画工、指物職人といった人々が片手間に、ごく簡単な細工で作っていたという。ところが町人文化の勃興と共に根付けはその細工技術が急速に発達し、やがて専門職人も現れるようになった。ことに元禄の爛熟した時代には、目を見張るほどの細かい細工が施された根付けが数多く作られた。それはまさしく「小宇宙」と呼ぶに相応しい、極小の芸術品が生まれたのである。

ビスク・ドールとは、フランス語の「ビス(二度)」と「キュ(焼く)」が語源になっているとされる。その名の示すとおり、いったんは素焼きにされたパーツに上薬をかけ、もう一度焼くことで極めて人間の肌色に近い風合いを出した人形のことだ。蜜蝋を原料としたワックス・ドールが、より人間に近づく製法としての作陶技術を受け入れ、ビスク・ドールが完成されたのは十九世紀中頃であるとされている。


まあ、どれも一般解説書に載ってるくらいの知識だが、小説の中で上手く挟みこまれていると、なんだか得したような気になってしまうのは、やっぱりMorris.の貧乏性のなせるわざなのだろうか。

2002/04/24(水)●パクサ放映は5月9日の深夜●

春待ちファミリーBANDの夢。先輩格のジャズバンドの人から紹介されて、あるプロダクションと専属契約を結ぶことになる。契約金は一人2千2百万円。専属初めての演奏は、何故か客もまばらなライブハウス。Morris.は客として見に行ったが、カメラ撮影も禁止されて面白くない。

としろう、秋本君と3人で篠原本町の5日取り現場の初日。今回も某山○組本家のそばで、時々それらしいお兄いさんが徘徊している。部屋の中に牝のラプラドールレトリバーがいて盛んに尻尾で脚をはたく。けっこう痛い。他にみごとなペルシャ猫も飼われている。
NHKで「真夜中の王国」を担当している、石谷さんと言う人から電話があった。イパクサが、電気グルーヴの武道館ライブに出演した日時を知りたいとのこと。手持ちの資料で調べてからあらためて連絡することにしたが、日時はわからない。仕方ないので、ネット検索で特定して連絡した。Morris.が検索できるくらいのことなら、天下のNHKなら朝飯前ではないかと思ったが、おかげで、5月のイパクサ出演の放映日時を知ることが出来た。5月9日の深夜24時25分からということだ。正確には5月10日午前零時25分と言うことになるのだろうか。とにかく絶対チェックしよう。
今日の阪神は、なかなか強かった。藪もまあまあの出来で、アリアスの同点2ラン、ヴァルデスのセーブで6-3の勝ち。

【フーシェ革命暦 I、II】辻邦生 ★★
あーーあ、疲れてしまったよ。このところ読書控えが少なかったのは、仕事で草臥れてたこともあるが、本書にてこずらされていたためだ。1巻650p、2巻600pという分厚さだから、それなりに読みでがあることはわかるが、もともとMorris.は長編歓迎タイプなのだ。辻邦生も、長編はほとんど読んでる。
「背教者ユリアヌス」「嵯峨野明月記」「安土往還記」は寝食を忘れて読みふけったほどで、「春の戴冠」も小説を読む喜びの中に読み終えた。つまりMorris.は彼の歴史長編小説のファンといってもいいくらいで、本書もタイトルから分るようにそのジャンルに含まれるから、図書館に入った時点で即読んでしかるべきはずだったのが、ついつい読まずにいたのは、フーシェという人物にあまり興味を覚えなかったのと、冒頭を立ち読みして躊躇したことによる。
ツヴァイクの評伝「ジョゼフ・フーシェ」を再読して、圧倒された余勢をかって、とうとう本書2冊を借りて読み始めたのだが、予想にたがわず、面白くない。フーシェが政界から追放同然となった晩年に書かれた回想録という形式なのだが、まず、何と言ってもテンポが悪い。はっきりいえばくだくだしい。別にツヴァイクと比較する必要もあるまいが、ツヴァイクの明晰な筆致とは対極にある、華麗な悪文(^o^)だと思ってしまった。
幼いときのエピソードから初めて、ところどころにフーシェの周辺で起きる事件(あまりに作り事めいた)の数々、多くの登場人物が実に都合よく現われては消える不自然さも、小説家の特権ではあろうが、肝心の主人公フーシェの描写が図式的だったりする。
何よりも、Morris.はフーシェのフランス革命以降の活躍(暗躍?)ぶりを見たかったのに、何と本書のストーリーの歩みののろさは驚くべきで2巻の最終章でやっと1789年7月14日の場面だ。おいおい、あんまりではないの、と思いながら、2巻の最終ページを見たらなんと「第二部 了」とあるではないか。長いことあちこちの図書館で、この本を見てるつもりだが、どこもIとIIが並んでいるだけだ。IIIなんて出てるのだろうか。あまり読みたくもないが、ここまで読んだのだからMorris.の性格からすると続編があれば最後まで読むんだろうな。
本書の刊行は1989年だが、初出は「文学界」1978年1月号から1989年4月号まで連載されたらしい。実に2巻で11年かけてることになる。
で、インターネット検索かけてみたのだが、なんと、辻邦生は1999年7月に死んでしまってて、結局「フーシェ革命暦」は未完で終わったらしい。
「西行花伝」(1995)が最後の長編歴史小説となったらしいが、これもあまり感心しなかったなあ。やっぱり年には勝てないというか、才能も年取ってしまったということなのだろうか。
何故かちょっと、ほっとしたMorris.だった。

まだ若いフーシェと年老いた没落貴族ラベリエール男爵の会話。

「老年が男爵のように過ぎるものでしたら、老人になるのも悪くありませんね」
「老年を迎えるとは、君、人生を完成させることだ。老年を十全に成熟したものとして受けとるためには、それなりの準備が要る。むろん、心の、だ。それさえあれば、老年は,生の何であったかを、実によく教えてくれる。生は、君、その中にいる時は分らんものだ。それとの別れが近いとき、徐々に美しい姿を現わしてくる。それは実に美しい。だが、その時は、もう先があまり残っていないということになる。」
「それは男爵の持論ではありませんか?」
「そうかもしれん。だが、今ほど人生が美しいと思ったことがない。」
「老年には不自由や孤独がつきまとうのでは?」私は露骨に訊いてみた。
「それが生の味わいを深めてくれる塩なのだ」老人は灰色の好人物らしい柔和な眼を大きく見開いた。「わしは足が動かん。眼もよく見えん。だが、それがかえって歩くことの幸福を教えてくれる。見るということが何だったかを教えてくれる。見えるということが何だったかを教えてくれる。君は何気なく歩いているね。だが、歩くというのは恩寵的なことなのだ。君は物が見えるのが当たり前と思っている。だが、それは奇跡なのだ。奇跡に匹敵するほどのことなのだ。だが、道が歩けるといって、小躍りして喜ぶ人間はいない。物が見えるといって、涙を流すまでに感動する人間もいない。だが、老人になると,それがわかる。老人は持つことは少なくなったが、それだけ豊かになっていると言うことができる。豊かさとは、その有難さをどれだけ知るかに依っているのだからね」

2002/04/23(火)●太陽の暈●

図書館関係の集会の夢。最近夢は見ているのだが忙しさにかまけて忘れてしまうことが多い。今日の夢もほとんどうろ覚えである。Morris.は利用者代表みたいな感じで集会に参加していた。図書館への不満、たとえば今日の返却本をあまりにも急いで棚に戻すこととか、検索システムの混雑緩和のため、ワンポイント検索のPCを特定すべきだとか、いろいろ言ってるうちに、参加者の中に韓国人がいて、Morris.だけが分る発言に異常に反応してた。

西根君ら4人で昨日の現場。流石に昨日の中華屋には行かず、別の食堂探しにでたが見つからず、やむなくコンビニの弁当ですます。しかしこれでも昨日に比べるとうんとましだった。
午後の太陽が大きな暈をかぶっていた。
広島球場は雨で中止かと思ったが、強行された。阪神先発の安藤が乱調で、5点先制されその後もずるずると加点された。阪神も何とか点を返し、9-7まで迫ったのに、リリーフの伊達があっさり2ラン打たれたりして結局11-7で負けてしまった。満塁のチャンスに連続三振するなど相変わらず、チャンスに弱い打線が目立った。

2002/04/22(月)●すごい中華屋●

西根、秋本君と城東区のオーストリア向け荷物ピックアップの現場。奥さんが風邪(重症)で、咳がひどく大変そうだった。
昼食に入ったしもた屋風の中華食堂は、かなりすごかった。老夫婦がやってるのだが、まず注文がなかなか通らない。ラーメンセット(醤油ラーメン+焼飯1/2)、豚骨ラーメンセット(豚骨ラーメン+焼飯1/2)、豚骨ラーメン、それに3人とも餃子を頼んだ。婆さんが注文を伝えるのだが、爺さんは一向に理解しない。注文通るまでにたっぷり5分かかり、餃子は3人前一皿に盛ってもいいかと念押しされるわ、10分ほど待たされてやっと出てきた餃子はどう見ても3人前とは見えない。確認したら最初それで3人前だと言い、次にいや二人前で、後一人前出すと言った舌の根も乾かないうちに、いやいやそれは別の客のものだということがわかり、すでに箸で掴んだ餃子を西根君は皿に戻さされて、別の客のところに持っていかれた。更に5分待たされて出てきた豚骨ラーメンというのが、スープの色は白濁しているものの、麺はぶっとくてふにゃふにゃ。焼き豚はどうみてもスーパーで売ってる一番安いパックものみたいで、九州ラーメンと謳いながら、玉蜀黍が入ってる。当然不味い。おまけに西根君のには髪の毛が2本も入ってた。
先に餃子を注文してた客と言うのが、またほとんど酔っぱらってて、のべつまくなしに、大声で電話するわ、一人ごと言うわ、ぐだぐだと五月蝿いし、婆さんから、客の邪魔になると言われても、蛙の面に小便状態。明日も同じ現場だが、もう行きたくないぞ。
今夜の「HEY,HEY,HEY」を途中から見たら、上沼恵美子-おさかな天国-小柳ゆきwith BOYS to MENというラインアップで、ついつい見入ってしまった。

2002/04/21(日)●1987年●

朝から雨模様。甲子園も今日は早々と中止決定。
平凡さよなら記念号 宮崎さん部屋の『時代』 コーナーに、1987年が更新されていた。
このコーナーは、宮崎さんの生年から今日までを各年ごとに一覧表にした、私的年表なのだが、競馬重賞レースの勝ち馬や、入社女子アナの一覧など趣味性の強い部分もある。
宮崎さんはMorris.より5年ほど後生まれなので、特に青少年期の各年への思いいれが微妙にずれていたりするところが興味深い。
現在全体の半分くらいが埋まっている。
さて、1987年(昭和42年)だが、「サラダ記念日」「塀の中の懲りない面々」がベストセラーになり、裕次郎とトニー谷が死に、フリーターや地上げが流行語となり、「マルサの女」「ラスト・エンペラー」が封切られ、エイズが大きな社会問題になり、アサヒ・スーパードライが登場し、NTT株が高値で上場され、任天堂ファミコン一世を風靡し、安田火災がゴッホの「ひまわり」を53億円で落札し、世界人口が50億を突破し、紐育暗黒の日曜日(ブラックマンデー)を迎え、金賢姫が大韓航空爆破事件を起こし、韓国では盧泰愚が就任した年ということになる(^o^)
実はこの年はMorris.にとっては「サンボ通信」というミニコミを創刊した年として、忘れがたい年なのだった。
この年の4月にCASIOの小型ワープロを買ったのを機会に思い立ったものだが、7月に準備号、8月に創刊号を出し、年内に5号まで発行。途中芳恵特集号なんてのまで作ったからほとんど毎月発行していたことになり、かなり熱中していたことが分る。
このサンボ通信はほぼ季刊になり98年1月の40号をもって休刊(実質的廃刊)になったのだが、Morris.部屋は、その後裔なのだといえなくもない。
宮崎さんのこの年のエピソードの中で一番印象強かったのは雑誌「平凡」の廃刊だった。
そういえば、手元に87年12月発行の「平凡 元気にさよなら!!」という特別号がある。
芸能年表とカラーグラビアで構成されていて、ミーハーのMorris.には、たまらなく懐かしい一冊だが、これが出てからすでに15年が過ぎてしまったのか。
すでに平凡出版からマガジンハウスに社名は変わっている。「平凡」は45年12月に創刊されているから、42年間の歴史ということになる。

昼頃社長やって来て、歌詞のチェック。

今日は昌美さんの引越し。何とMorris.の部屋から至近距離にあるマンションが新居となる。堀さん、えっちゃん、さりーちゃんといっしょに引越し終わったところの部屋に押しかけ、片付けの手伝いの真似事して、後からきた伊藤君といっしょに徳井の「焼き鳥waiwai」で、打ち上げ?これはすべて昌美さんのおごり。お御馳走さま.

2002/04/20(土)●ひさびさの快勝●

矢谷君らと大阪南区に配達の現場。組み立ての家具が多くててこずってしまった。このところいいかげんバテてるところに、この組み立て家具を移動しようとして、左側の背筋を痛めてしまったようだ。大した事はないが、深呼吸したり咳をすると痛い。
今夜の阪神は強かった。10-2で巨人に圧勝。久しぶりに安心して観戦出来た。
STARdigio番組マイナー改変があったのだが、新登場の407Ch「洋・邦テーマ別特集」はJ-POPの枠内なのに、4時間にわたって、ビリー・ジョエルとRolling Stonesの特集になっている。選曲がなんとなくマニアックで、これはチェックしておかねば。

2002/04/19(金)●またも投手見殺し●

同じ現場も3日目となるとちょっとだれてくる。それより、このところまた、仕事が続いて、疲労が蓄積している。
今夜は早く寝なくては。
甲子園での阪神-巨人戦。井川、桑田の投げ合いで0-0で9回を終わり、またも延長戦に突入。10回表福井という名前も知らない選手に本塁打を浴びてしまった。結局これで引き分けをはさんで3連敗。あーあ。昨日の星野といい、阪神の投手陣は出来すぎくらいに良く投げてるのに、打線のひどさは目に余る。9回まで0点で押さえるというのは、いわば完封したのと同じなのに、1点も取れずにみすみす見殺しにした、と同じだ。
9時半頃社長、歌詞の手直し持ってやってくる。

【ここまできてそれなりにわかったこと】五味太郎 ★★☆☆
絵本作家五味太郎のアフォリズム集。以前読んだ 「大人問題」 が割と面白かったので借りてきたのだが、前作よりやや生彩を欠くようだ。基本的には、シニカルに世間を見て、ちょっぴりユーモアを交えて、「--ということ」で終わる150篇の短章が収められ、それぞれをイラストで絵解きするという趣向。見本としていくらか引用しておく。

7.実力のないやつが救助におもむいた場合に起きる、いわゆる二次遭難みたいなやつ、社会のあっちこっちで起こっているな、ということ。
11.「発想の転換」という発想に凝り固まっちゃうんだよな、ということ。
14.賢い人は賢いし、賢くない人はやっぱり賢くない、ということを証明するためには学校は役立つ、ということ。つまり、賢くない人を賢くするためには学校は役立つということはない、ということ。
16.「わび」「さび」の感覚が鋭くなるのは、相対的に体力が低下している場合が多い、ということ。
35.「がんばれ!」という言葉は、いちおう気にはしているけれど、とりあえずそれはお前の問題であって、自分には直接関係ないことなのよ、というところをはっきりとさせておくためのアピールである、ということ。だから「がんばれ!」と言われて奮い立つ必要はないのよ、ということ。
79.「遠くに行きたい」ということは「ここには居にくい」」という意味だ、ということ。
103.バカにされないようにがんばったりすると、残念ながらバカにされちゃうんだなあ、ということ。

2002/04/18(木)●4時間半で引き分け●

ひさしぶりにのどかな春の日。
昨日と同じ現場で、一日台所に入ってた。実に整理が行き届いた清潔な台所で、自分の部屋の流し周りと比べて、恥ずかしくなってしまった。
昼休みに秋本君から、Morgan's Barの3rd.アルバム「悲しみにさよなら」のほぼ完成品をMDに落としたものを聞かせてもらう。「まちかどブギ」「大阪ワルツ」など秋本節(あきもとぶし(^○^))の魅力いっぱいの新曲あり、何とあの井山君のボーカルも1曲(「MR.P.MAN」)もありで、これまた、めちゃくちゃ良さそうだ。遅くとも5月14日(アルバム発表ライブ)までにはリリースされるはずだ。
春待ちファミリーBAND、大西ユカリ、Morgan's Barと、身内とか身近なところのアルバムが立て続けに出て、それがまた、それぞれに持ち味を発揮したいいアルバムらしいのは、すごい。ことしはアルバム当たり年みたいだな。
今日の阪神は、連敗で迎えた、対中日戦、星野、川上の投手戦。なんと、好投の星野が、相手投手川上にホームラン打たれてしまった。さらに、赤星が自打球を脚に当てて途中退場で明日からの出場が危ぶまれるという、嫌な雰囲気のなか、8階表に犠打で同点に追いついたものの走塁ミスでチャンスをつぶし、12回表の一死満塁もゲッツー、その裏も一死満塁を何とか切り抜けて、1-1で引き分け。負けなくて良かったけど、TV放映がないので、ラジオで4時間半聞きつづけてしっかり疲れた、という試合だった。

【異文・業平東国密行記】中薗英助 ★★
伊勢物語の東下りは、業平が朝廷から密かに命を受けて、蝦夷の勢力状況を視察するためのものだったという、俗説を下敷きに、著者自ら現地を踏査してトラベル・ミステリーにしたてたものらしい。
もともとスパイ小説の草分けとあるので、業平が諜報活動を行う歴史スパイ小説と思ってたのだが、どうも最初から勝手が違う。
あまりに著者の取材旅行の報告めいた地の文が多く、それに、伊勢物語の孫引き+解説が頻出するわ、主人公の描写が十篇一律で興を削ぐことおびただしい。
まあ、業平の名歌をこれでもかというくらい引用してあり、Morris.はほとんどこの歌のみを、独立して楽しんだ。

起きもせず寝もせで夜を明かしては春のものとてながめ暮らしつ
世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし
狩り暮らしたなばたつめに宿からむ天の河原にわれは来にけり
月やあらぬ春や昔の春ならぬわが身一つはもとの身にして
白玉かなにぞと人の問ひし時露とこたへてけなましものを
かち人の渡れど濡れぬえにしあればまた逢坂の関は越えなむ
いとどしく過ぎゆく方の恋しきにうらやましくもかへる浪かな
君により思ひならひぬ世の中の人はこれをや恋といふらむ
唐衣着つつなれにしつましあればはるばる来ぬる旅をしぞ思ふ
暮れがたき夏のひぐらしながむればそのこととなくものぞかなしき
駿河なる宇津の山辺のうつつにも夢にも人にあはぬなりけり
わが方に寄ると鳴くなるみよし野のたのむの雁をいつか忘れむ
名にし負はばいざこと問はむ都鳥わが思ふ人はありやなしやと
人知れずわれ恋ひ死なばあじきなくいづれの神になき名負ほせむ
春日野の若紫のすりごろもしのぶの乱れかぎり知られず
問へば言ふ問はねば恨む武蔵鐙かかるをりにや人は死ぬらむ
眼離るともおもほえなくに忘らるる時しなければおもかげにたつ
花に飽かぬ嘆きはいつもせしかども今日の今宵に似る時はなし
つひに行く道とはかねて聞きしかど昨日今日とは思はざりしを 在原業平


引用するのも恥ずかしいくらい、人口に膾炙した歌目白押しだが、それだけ業平の歌が、すごいということだろう。

2002/04/17(水)●阪神もサッカーも●

今日から住吉の大きな現場。としろう、秋本君と初日のパック。今日も朝から雨。
サッカー、日本-コスタリカをTVで見ながら、ラジオで阪神-中日戦を聞くというせわしないことやってたが、サッカーは引き分け、阪神はいいとこなしの連敗、あーあ。
サッカーは、パワー、スピード、テクニックともにコスタリカの方が上だった。相手のPKミス、明神のラッキーゴール(ミスキック)で、1-0とりーどしたものの、あっという間に見事な切り込み個人技でゴールを決められ、結局1-1で試合終了。はっきりいって負け試合と同じだね。
島田さんから、スケジュールの10ヶ所以上のミスを指摘する手紙が来た。あまりにお粗末である(+_+) 島田和夫部屋 のスケジュール追加も兼ねて訂正しておく。

2002/04/16(火)●パクサ近影●

硝子の美女?の夢。ヨーロッパらしい外国で国際的陰謀事件に巻き込まれ、女性スパイ(なんだろうな)と二人で逃亡。Morris.は貴婦人に変装した彼女をエスコートしてレストランに行くのだが、彼女の衣装がすべて硝子で出来ていることに気付く。よく見ると衣装だけでなく、全身すべて硝子に変わり透き通っていた。緊張した雰囲気に息詰まりそうになったところで、目覚ましのベルの音に起こされてしまう。

イパクサとJunさん 朝5時半、清水、溝渕君に迎えにきてもらい、名古屋のデリヴァリ。雨が降っている。午後から常滑へ、重い工具箱など数点の配達。夕方には雨も上がり、6時帰宅。

阪神-中日戦は、てっきり名古屋ドームと思ってたのに、豊橋市民球場でやっていた。
ここでの公式戦は47年ぶりとか。
先発の藪がピリッとしなくて、2-0にされ、7回にやっと同点にしたものの、その裏継投の伊達の乱調で4点を奪われ、結局阪神は3敗目を喫してしまった。

りーちさんつながりの、Junさんは、今日、テジョンの短大で開かれたのイパクサコンサートを見て、楽屋にも行って、ツーショットの撮影までされたらしい。
画像貼付のメールいただいたので、早速、勝手に引用しておく。
パクサも相変わらず元気にやっているらしい。
ついでに、Junさんから、パクサテープの、曲名の邦訳の誤訳の指摘も寄せられたので、これもそのまま訂正しておいた。感謝。

2002/04/15(月)●造幣局通り過ぎ●

昨夜りーちさんの掲示板覗いたら、Junさんという方が16日(火)に自分の職場(大学らしい)でイーパクサのコンサートがあるとの書き込みをされてた。
びっくりしたMorris.がDMしたら、折り返し返事が来て、実はJunさんは、韓国テジュン(大田)の短大につとめてられる方だということが分った。パクサが来日するなら、何らかの連絡はあるはずだよなあ。でも、一瞬、久しぶりにパクサのライブ見れるかと期待したんだけどね。

キョーテー だ ハニー 昼に大阪に出て、地下鉄で動物園から、新世界、日本橋とぶらぶら冷やかし、また地下鉄で天満橋に出て、造幣局の桜の通り抜け。午後3時ごろというのにもう夕方みたいな空模様。
桜もほとんど盛りを過ぎ、折からの風に残っていた花もほとんど吹き飛ばされそうな勢いだった。
花吹雪といえば聞こえはいいが、なんだか殺伐とした感じで、やはり今年は、Morris.と桜の相性は×だった。
一番のお目当て「御衣黄」もほとんど萎れていた。あまり見るべきものもなく、さっさと通り過ぎて終わった。
いちおうワンカップ買って持っていたのだが、例年以上に警備が五月蝿くて、結局飲まず終いだったし、あーあ、つまんないの。

JRの構内に例の「キョーテー(だ)ハニー」のポスターが貼ってあった。
今回は尼崎のレースのCMだったから競艇全般のキャンペーンキャラクターなのだろう。
彼女が遠藤久美子というのは、山口さんに指摘されるまで気付かなかった。

6時前に六甲道に戻ったら、雨が降り出した。

パクサの自伝ページ に「新婦が踊ってさあ大変」を更新。今回はMorris.自身が関った話なので、加筆や訂正など加えて、ちょっと原文とは違った形になった。

2002/04/14(日)●ジャケット撮影●

社長の車で新開地のBLUE BIRDSまで行き、春待ちファミリーBAND3rdアルバムジャケット用の撮影。
Blue Birds で撮影の風景 社長のアイデアで、全員白いシャツに蝶ネクタイで勢ぞろい。まるでバーテンダー協会の集会みたいだった。
とりあえず、今日は個人と、集合写真別々に撮って、あとはPCで加工することになりそうだ。
6月16日には新アルバム発売記念コンサートの企画が持ち上がった。またはっきりしたら告知する。
灘図書館に寄って2時帰宅。TVで阪神-広島戦見ている途中、井山君、ノートPC持参で遊びに来る。第一の目的は、Morgan's Barのアルバムジャケット用写真画像を東京のぶんちゃんにメールの貼付ファイルとして送るため。CDROMには12点の画像があり、全部で8MB近くもあるので、5点に絞り、縮小画像を添えて送る。Morris.は、貼付メールはもらうのも送るのも、苦手なので、ちゃんと送れたかどうか心配だ。それに、ダイヤルアップだとかなり受信にも時間がかかるに違いない。
野球は、新人の安藤が力投、8回まで無得点に押さえて交代、押さえのヴァルデスがぴしゃりとしめて、安藤は、前回惜しいところで逃した初勝利を飾った。これで11勝2敗。連敗しないというのはいい。
例のオークションのノートPCは、手付かず、というより、手のつけようが無い。掲示板にきよみさんが、オークションで売りなおせばいいと書かれていた。なるほど、とは思うものの、何故かためらいみたいなものもある。

2002/04/13(土)●バッチング●

矢谷君らと大阪谷町のフィリピン人のピックアップ。マンションの10Fで、なんと隣の空き部屋の搬入と見事に重なって、午前中はほとんど仕事にならなかった。
午後から応援組が来て何とか片付いたが、しっかり疲れてしまった。
夜はナイターを楽しもうと思ってたのに、今日はデイゲームで、しかも、阪神は2-3で横浜に負けてしまったらしい。そりゃあ、いつも勝つわけはないのだろうけどやっぱり残念。おまけに、キャッチャー矢野が9回の犠牲フライでブロックしようとして右肩脱臼で全治2週間とのこと。泣きっ面に蜂である。連勝の牽引車として頑張っていただけに、これは痛い。

【灰姫-鏡の国のスパイ】打海文三 ★★★☆ 93年横溝正史賞の優秀作となった作品。そういう方面にはうといMorris.だが、北朝鮮絡みのスパイ小説ということと、タイトルに惹かれて借りてきた。
外務省から下野した民間調査機関東亜調査会が小説の舞台である。CIAと北朝鮮情報局の摩擦に巻き込まれて、日本人調査員が拉致され、拷問を受け瀕死の状態で逃れたが、結局死亡。この事件は「灰姫」という女性が指揮する北朝鮮の地下組織の存在の有無が焦点となる。物語は、情報機関内部の主導権争いや、調査員、事務員間の駆け引き、だましあい、尾行、盗聴などの描写が細かく、リアルで、これは新しい日本のスパイ小説の傑作ではないかと思いながら読み進めた。
灰姫は情報機関創設者の娘で、太平洋戦争末期大陸で生まれてすぐ生き別れになり、育ての親である韓国人とともに来日、さらに、北朝鮮に移り、北朝鮮情報局に入り、ヨーロッパで日本人拉致の役割を果たすという数奇な運命の女性である。彼女が仕掛けた地下組織(北朝鮮内部の反政府勢力)があるのか、ないのか、それが時計の振子のように揺れ戻りしながら物語は進行する。灰姫も、噂や証拠ばかりで実体は現われない。
物語の最後で、灰姫が情報機関の主だったメンバーの前に現われ、査問に近いやり取りの中で、彼女の真実(「架空の、反政府地下組織なるものを作って、それを支援する海外グループを組織する。しかし架空のはずの地下組織は実際に存在する」)を話すのだが、その真実がまた、反転また反転する可能性を秘めているようで、読後感は結局煙に巻かれたような感じだった。いっそ、最後まで灰姫を表に出さずに通せば、それなりに余韻を残すことが出来たのではないだろうか。細部には見るべきところが多い作品なのに、全体としてははぐらかされた印象をあたえるというのがもったいない。
それと、著者は朝鮮や朝鮮語に造詣が深いことをうかがわせる。たとえば、「46情報」というコードが、朝鮮語読みで「サユク=死肉」となるという部分や、死んだ情報員の恋人だった女性の台詞。

「日韓併合以来、名前も言葉も土地も何もかも奪われて。あんただって知ってるでしょ」笑子は不意に怒った顔つきになり、河原の方に下りはじめた。小林は後を追った。
「三十五年経ってようやく解放されたというのに、圧制者のファシストどもが進駐軍の庇護下で復活してきている、おまけに悔しいことにコリアの男どもが自己変革してない」笑子は歯ぎしりしていった。「あいかわらず暴君、大言壮語の内弁慶で一発屋の大酒飲み、フェミニズムの敵。こっちは朝から腹ペコ、靴もない、教科書買う金もないのに、親父は酒飲んで女房子供を殴ってる。やってられないわよ。絶対火炎ビン作るわよ。だからといって、マスコミのお粗末なコリアキャンペーンが免罪されるわけじゃない。日本人の主体性の問題として。わかるでしょ。だって敗れ去った植民地主義者の身の処し方というものがあるわけでしょ」

ところで灰姫のフルネームは金灰姫だが、本書では1箇所だけ「キム・チエヒ」とルビがふってある。「灰」という漢字は韓国語読みでは一般に「フェ」となるのだが、「灰」という意味の純韓国語は「チェ」だから特別にこんな名前の読みをしたのだろうか。もちろん、この命名にはサンドリヨン=シンデレラ=灰かぶり姫の、暗喩も含まれているのだろう。
最近このての小説を読むときにチェックしている携帯電話普及前と後の違いだが、この作品でも、調査員が、指定された公衆電話から電話しようとして、酔っ払いや、女高生のおしゃべりにいらいらしながら待っていたり、自動車電話を使うという場面が出てくる。

2002/04/12(金)●兵庫県立美術館●

としろう、市川さんと上甲子園の現場。
仕事の帰りに矢谷君と4月に開館したばかりの兵庫県立美術館に行く。王子動物園前の近代美術館が閉館してこちらに吸収された形。仕事の帰り道に出来たので、一度見ておかねばと思ったのだった。(金)(土)は午後8時まで開館している。
開館記念の「美術館の夢」という特別展があっていたが、あまり食指が動かないし、今日は建物を見に行ったみたいなものなので、常設展を見る。
たしかに建物は立派で巨大である。設計はあの安藤忠雄。例によってコンクリートのたたきと、四角いアングル、飛び飛びの階段など、ヌーベル六甲とコンセプトは変わらない。中央地下駐車場へ下りる螺旋階段だけは、お洒落だと思ったが、これはソウルの近代美術館とそっくりである。
常設展のほうは、ほとんどが、おなじみのもので、2Fに金山平三と小磯良平の別室があるのもそのままで、新味はない。というより、単に移転にすぎない。こんなことなら、王子の建物で充分だ。無駄遣いではないかと思ってしまった。
高松次郎の「影」という作品は、白いキャンバスに薄い灰色で少女の影を描いただけのものだが、矢谷君とMorris.ふたりとも、一番気に入った作品だった。
阪神-横浜戦は、アリアスのソロホームラン、井川の完封で1-0の勝利。これで阪神は10勝1敗。うーっ、気持ちいい。
島田和夫部屋 にスケジュール更新。

2002/04/11(木) ●まけきら稲荷●

一番嫌いなタイプの夢。そう夢の中で仕事やってる。それも山のような荷物をどんどん運んでいく夢。途中2m超えるくらいの外人の赤い衣装をハンガーにぶら下げて届ける仕事なども入り、目がさめたら、ぐったり疲れていた(+_+)
としろうに朝迎えに来てもらい、篠山のピックアップ現場。会社の倉庫に保管してあった家財道具をリパックしてホーチミン送り。
現場の近くに「まけきら稲荷」というのがあったので、休憩時間に寄ってみる。正式名称は王地山稲荷というのだが、こう呼ばれるのには由来がある。
昔、負けず嫌いの篠山の殿様が、よその藩と相撲の試合を開いたとき、篠山藩の相撲取りたちが、他藩の相撲取りに勝ちつづけた。殿様が褒美をとらせようとしたら、相撲取りは消え去っていた。調べさせると、じつはその相撲取りは、王地山稲荷の狐たちだったというわけ。まあ、よくありそうな話だが、今や絶好調の阪神にぴったりの名前の神社だと思ったから、必勝を祈願してきたのだが、後で思うと、虎と狐では、相性がいいとはいえなかったな。

まけきらい稲荷の鳥居 まけきら稲荷の鳥居 篠山の古い町並み 篠山の古い街並み 丹波黒豆老舗 丹波黒豆の老舗 堂々たる民家 堂々たる民家

篠山は、小さいながらも城下町で、今でも江戸時代を髣髴させる町並みがあり、のんびり、ゆっくり遊びに来たい町だと思った。
夕方から雨になり、今夜の阪神ー広島戦は中止。ちょっと残念だ。
残念といえば、生まれて初めてYAHOOオークションで買い物をしたのだが、ビギナーズラックならぬ、ビギナーズがっくりなことになってしまった。
韓国旅行中にちびくろ(ノートパソコン)が壊れたことは、日記にも書いたが、やはりノートがないと不便だと実感して、YAHOOオークションページに、ちびくろと同機種が出品されてたのを見つけて、入札申し込んだのだが、あえなく他人に落札されてしまった。先週また同じのが出たので、こんどこそはと、粘って、見事落札した。までは、良かったのだが、送られて来たものは、簡易win95??がインストールされたもので、はっきりいって全く使い物にならない。

実は、今回の商品の但し書きに
CDD,FDDが付属しませんのでナシでもインストールができる方のみ入札お願いしま
す。後部、プリンタポート、USBポートのプリケータを付属します。動作は良好で
す。現状渡しではWIN95が簡易インストールされています。動作確認としてですの
で、確認後再インストールをお願いします。


とあるのを見て、Morris.は、前のチビクロの外付けCDD,FDDがあるからインストールできるだろくらいに軽く考えていたのだった。これが大きな勘違いだった。
入金前に確認のメール出したら、

わたしも再インストールが苦手なためこの機種を出品しました。
95をとりあえず入れたのですが、その後どうしていいか分からず、買い換えました。
故障等はありませんが、現状渡しでノークレームでお願いしたいと思います。
CDBOOTができず困っていました。
再インストールができない等のクレームは受け付けていません。
発送後質問も故障でない限り受け付けていません。
インストール作業は通常2万円程度かかるようです。


という返事がきたので、いやな予感がしたのだが、やっぱりで、うーーん、このままでは、金だけ払って、不燃ゴミが二つになったという状態だ。

FDDから起動ディスクで再インストールしようとしても、 「win95ディスク#xxをドライブに挿入してください」 とのメッセージが出る。win95のフロッピー版を手に入れなくてはならないのだろうか? ぎりぎりの予算のつもりだったので、さらに2万円を投資する気にはなれない。どうしたものだろう。

対処方法や、再インストールの方法、あるいはそれらを教えてくれるサイトなどご存知の方はご教示くださいm(__)m

2002/04/10(水) ●黄砂禍●

市川、高平さんと北区の配達に行ったのだが、六甲山から神戸市内を見下ろすと全体に褐色の濃い靄がかかっている。これは黄砂に違いない。去年も結構飛んできたが、今年は相当ひどいようだ。中国からの渡来仏ならぬ渡来物だが、あまりありがたい存在ではない。洗濯もの干したらかなり付着しそうだ。黄砂を表す「霾(バイ)」という漢字があることを、大辞林で知った。気象状況を表す「雨冠」に「貍(タヌキ)」というのは、なかなかうがった漢字ではないか。

・黄砂降る季節は終日窓を閉じ印度鬱金の岸辺を想ふ 歌集『香料箪笥』

夜社長が、かまぼこなどもってやって来た。サードアルバムの歌詞を取りにきたのだが、しばら、飲んでだべる。ミックスダウンも明日でいちおう終了らしい。
現時点でのアルバムをMDに落としたものを聞いたが、いやあ、もうこれは素晴らしい出来だと思う。
阪神は、0-0で迎えた9回裏、今岡のさよならホームランで、9勝1敗。だんだん空恐ろしくなってくる。

2002/04/09(火) ●サンテレビ●

朝5時半に西根君に迎えに来てもらい途中高平さん拾って名古屋のデリバリ。千種区の椙山(すぎやま)女学院の横だった。
今日のトラックはラジオが壊れてるので、ラジオが聞けない(あたりまえ)ので、つまり、帰り道、野球中継が聞けないわけだ。それでも7時前に帰宅できて、放送見たらすでに3-0で阪神が広島をリードしている。藪も好調だ。結局藪の完投、8-1で楽勝と言う結果。試合終了8時20分と言う早さ。今日まで絶不調だったアリアスが最終打席でホームラン打ったのが嬉しかった。ところで、Morris.の部屋のTVは何故かSUN TVの映りが悪い。どのくらい悪いかと言うと、1960年代のカラーTVよりひどい。対近所の前の部屋ではサンテレビは綺麗に映り、TV大阪がいまいちだったのに、これは、たぶんアンテナの方向が原因なのだろう。阪神の試合はほとんどが、サンテレビに依存することになるので、これは何とか改善を図らねば。
久しぶりにスペースシャワーの「韓国最新音楽情報」見たらS.E.Sの「U」のミュージックビデオが流れた。「韓国のスピード」というちょっと屈辱的キャッチフレーズで、日本で売り出したものの、結局大ヒットはできず、それでも韓国に戻って、解散もせずに頑張ってるというのは、えらいぞ。Morris.は4年ほど前に大ファンの巻田さんのつてで、梅田で開かれたキャンペーンライブを見たことがある。

sazanka 【花のレクイエム】辻邦生 山本容子 ★★☆ 雑誌「挿花」95年に一年間連載されたもので、毎月の花にまつわる、掌篇と、山本容子の銅版画で構成された絵本で、先日読んだ「グリーティング」の姉妹篇みたいな本だ。

・一月/ 山茶花
・二月/アネモネ
・三月/すみれ
・四月/ライラック
・五月/クレマチス
・六月/紫陽花
・七月/百合
・八月/向日葵
・九月/まつむし草
・十月/萩
・十一月/猿捕茨
・十二月/クリスマス・ローズ

という、ラインアップである。
ただし、こちらの文章はプロの作家が担当しているのに、Morris.はどうもこれに拒否反応を起こしてしまった。手抜きではないかという気すらする。たとえばクリスマスローズを扱ったものでは、花びらみたいに見える部分が実はガクであるというのが、メインテーマとして使われているが、そういう植物は結構多く、本書にも出てくる紫陽花だってそうなのだから、ちょっと鼻白んでしまう。山本容子のイラストも、グリーティングと比べるとちょい粗い感じだ。ただ一枚、一月の山茶花だけは、すっごく気にいってしまった。50点あげたのも大部分はこの絵に負っている。山本のイラストに出てくる人物、特に女性の顔は「醜悪」に近い。なんであんなにセンスのいい絵を描くのにあんな顔を描くんだろうといつも不思議に思う。Morris.が、この山茶花のイラストがいたく気にいったのは、女性の顔の部分が花で隠れていることが勝因かもしれない。

花をテーマにした小品集といえば、まず吉屋信子の「花物語」が思い出される。澁澤龍彦の「フローラ逍遥」も愛蔵の一冊である。Morris.の記憶に残る一番懐かしい一冊は、たちはらえりかの「わたしのはなものがたり」で、佐野洋子のモノクロペン描きのちいさなカットが秀逸だった。この本は、是非もう一度手にとってゆっくり読み返してみたいものだ。

2002/04/08(月) ●甘茶談義●

今日は花祭り(潅仏会)だ。昨日の韓国仏教関係の催しはこれに合わせて開かれたのだなということに気付いた。花祭りといえば甘茶である。以前谷尻さんからもらった甘茶が残っていたので、久しぶりに飲んでみる。

Morris.の生家は小高い丘にある興福寺という寺への坂道に沿っていた。門前の小僧で、「マカハンニャハラミタ」や「イッシンチョウライ」などと、いくらかお経も覚えて、盆や暮にはバイトで檀家まわりしたこともある。そして、花祭りといえば、お寺で茶坊主の真似事もさせられた。当然甘茶が出されるのだが、たしか寺の自家製のものだったと記憶する。一時「二階堂+午後の紅茶」にはまっていて、そのとき、午後ティーの独特の甘味が、幼少時の甘茶の味に似ていることを発見?したのだが、最近は午後ティーの味自体が変わってしまった。
ところで、Morris.は長いこと、甘茶は「甘茶蔓」の葉を干したものと思い込んでいたのだが、さっき図鑑(万有百科大辞典「植物」小学館)を見たら、「甘茶」というユキノシタ科の植物の葉から作るとあった。サワアジサイの栽培品種だと書いてある。あれあれと、大辞林を見たら、こちらは「アマチャ・アマチャヅルで作る」とある。どうなってるんだろう。さっそくネット検索してみた。健康食品メーカーのサイトによると、やはり原料は「甘茶 ユキノシタ科」とあるし、漢方薬のサイトでも同様で、どうやらユキノシタ科が優勢のようだ。さらに、駄目押しとして、甘茶蔓に関しての言及もあった。

この甘茶とは全く無関係で間違いやすいのが、日本でもっと古くから知られていたツルアマチャ。葉をかむと甘いこの草は、ウリ科のアマチャツルです。つる性の多年草で、全国各地の半日陰の湿地に自生しています。外観はヤブカ ラシとそっくり。約20年前、日本生薬学会でアマチャツルの成分と効果が発表され、薬効成分 のサポニンが豊富に含まれている、高麗人参にもまけないくらいだ、と知られるやいなや、「アマチャツルブーム」が起きたことは記憶に新しいことです。 それまでの雑草が一躍スターになったわけで、野生のアマチャツルを求めて山に入る人、栽培を試みる人、たいへんでした。現在では大分落ちつきましたが、葉をお茶にして服用すれば何かと身体にいい大衆民間薬として使われています。

ということは、やっぱり、花祭りの甘茶は甘茶蔓でつくると思ってたMorris.は、勘違いしてたことになる。名前から連想したのだろうし、上記のブームで、名前だけが刷り込まれたのかもしれない。と、なると大辞林の定義はちょっとおかしい。ついでに大槻文彦の「言海」を見たら、こちらは、はっきり甘茶蔓(蔓甘茶)で作ると明記してある。国語辞典でも新潮国語辞典ではユキノシタ科説を採っているし、広辞苑は、両方説だ。
今Morris.が飲んでいるのもユキノシタ科らしいし、味も、昔の味と同じなので、どうやら、ユキノシタに軍配が上がりそうだ。美味いかどうかは別として、結構、甘い(^_^;)
午後はセンターに顔を出す。古本市は5月15日までやってる。信長正義さんがいた。正義さんはほとんど毎日ボランティアで、古本市の整理をされているとのこと。
稲田さんとコーヒー飲んでしばらくだべる。三重にいる波夛野さんは腰の調子が思わしくなくて、来月手術とか、そういえば、もう長いこと会ってない。
今日は事務所、飛田、鹿嶋、中野、山本さん全員いて、全員PCのディスプレイに向かって仕事していた。
4時過ぎに帰宅したら「ナースのお仕事3」の再放送やってた。第4話となっていたから、先週から始まったようだ。映画版封切真近で、そのタイアップなのだろう。さらに7月に「ナースのお仕事4」が始まるらしい。映画よりこちらの方が朗報である。
としろうず・ぎゃらりーに 新しいイラスト4点 をアップ。

【やむにやまれず】関川夏央 ★★★
「小説現代」連載の18編の短編集。それぞれいしいひさいちの四コママンガを附している。マンガは早稲田の客員教授となった関川を茶化したもので、本文とはまるで無関係なのが可笑しい。実名が頻出する、関川流私小説といえよう。50歳という年齢にこだわった作が多い。嘘話といいながらかなり本音を吐露しているような気もする。
関川とぴったり同世代のMorris.としては、身につまされる台詞が多かった。

「やっぱり60年代文化が骨がらみなのかな。ハナの先では笑っていても、自由とわがままをとりちがえ、個性的な生き方と常識はずれをあえて混同しつつ、ついにヨワイ五十に到った。反省はしても、とり返しはつかない。反省が身にしみない。
---ダンカイの世代ってそういうタイプが多いですよ。
「どんなタイプ?」
---悪いのはオレだ、としつこくいう。まるで相手を叱っているみたいにいう。申しわけない 申しわけないといいながら、人を踏みつけにする。
「ダンカイの世代とひとまとめにされるのがいちばん不愉快なんだけど。オレは違うと全員がいうところが共通しているんだろうな。なんだか情なくなってきた。」

Morris.も、大いに情なくなってしまった。
関川の本領は、評伝にあるのではないかと思う。初期の韓国モノでも、人間観察が主体だったし、名作「坊ちゃんの時代」しかり、山田風太郎のインタビュー構成しかりで、本書のようなフィクションだと、微妙に構えたり、なまぐさくなったりするので、あまり好きになれない。大学での講義を模した「仁侠映画講義」や、「講演「"おフランス"について」」などの客観的対象の作は、非小説として楽しめた。

土地買収と再開発は高度成長時代のありふれた現象です。そこに新しい雇用も生まれ、経済も活性化して、1968年には日本のGNP(国民総生産)は世界二位になるわけです。それがヤクザ映画の時代と重なります。それでもGNPはアメリカの五分の一くらい、ひとりあたりとなるとアメリカの3・5分の一くらいです。だが、とにかく飢える人はいなくなったし、車も買える。なのに日本人には経済成長を憎む空気があったということです。昔の方がずっといい、時代はくだればくだるほど悪くなるという下降歴史観は日本人には根強いんですね。こういうのを"文化"といいます。

2002/04/07(日) ●ナムジンvs 菊水丸●

今日は一日雨かと思ってたら、10時には上がってしまった。とはいえ、今さら花見と言うわけにもいかないようだ。
教育TVの「新日曜美術館」で、オキーフを特集してるので、見るには見たが、何で、この番組はわざわざ興を削ぐような取り上げ方をするのだろう。
ファピョンさんから東大阪市民会館にナムジン(韓国歌謡の大御所)を見に行かないかという電話が入る。よくわからないままにOKする。
2時過ぎからNHKで阪神-ヤクルト戦中継を見る。アナウンサーもえらく阪神に肩入れしてる雰囲気。
新人の安藤と、ホッジスの投げ合いで、6回まで1-1の緊迫した投手戦。5時に森ノ宮で待ち合わせだったので、ウォークマンのラジオで野球中継聞きながら大阪に向かう。7回に阪神が1点リード。しかし、大阪駅で環状線に乗り換えようとしたところで、ペタジーニの満塁ホームラン。結局、3-5で、阪神は今シーズンの初黒星となってしまった。残念無念。

フィナーレの舞台左から3人目黒いスーツがナムジン 東大阪の催しは、韓国仏教曹溪宗の日本の総本山「高麗寺」(京都相楽郡)の「世界人類平和祈願の鐘落慶記念行事」の一環だったらしい。
曹溪宗は韓国最大の仏教の宗派だが、日本にも寺院があることは知らなかった。
御多分に洩れずワールドカップ絡みで、日韓芸能人競演。韓国はナムジンと、懐メロ歌手、民謡歌手デュオに舞踏、日本側はマイナーな演歌歌手と河内家菊水丸、江州音頭の天光軒新月一座という取り合わせ。
ナムジンは「カスマプゲ」「ミウォドタシャンボン」「ニムガハンケ」などのヒット曲を持つ歌手だが、99年大晦日の、大阪ノレチャランに、ゲストで来ていたから、何となく親しみを持っていた。
会場は思ったより広く、満員で、かなりの動員数で、Morris.は一番後ろの席で、豆粒みたいな歌手を見てた。
ナムジンは3年前と比べても相当に老けた感じで、PAの不備もあって、あまりいいステージとは言えなかった。
菊水丸は例によって余裕こいてたし、江州音頭の踊りは融通無碍で、楽しめた。
ファピョンさんは途中で帰り、Morris.は退場者の空席をゲットしておしまいの方はかなり前の席で見ることができた。
最新韓国POPSにはついていけない Morris.だが、今日の顔ぶれは、あまりにも古すぎた感じがした。
ファピョンさん提供のただ券で見たのだから文句は言えないが、ちょっと期待はずれだったかな。

帰宅は10時半。

矢谷智克部屋のSONG-BOOKページ に視聴用音源(MP3)をアップ。
orris.お気に入りの名曲「にじます」「未来の思い出」「GOOD BY and GOOD NIGHT」の3曲で、現在レコーディング途中の音源だから、ミックスダウンもできてないし、ほとんど生ギターの弾き語りで、これはこれで貴重な音源だと思う。

2002/04/06(土) ●死止ベルト●

ファンキーな爺いの夢。ソウルの喫茶店でびわきびーこさんと待ち合わせ。空港のラウンジみたいだが、受付や係員に芸能人が多い。何かキャンペーンやってるらしい。かなりくたびれた風体の爺さんが来て、Morris.に硝子細工の塔のおもちゃみたいなものをMorris.の左手に握らせ、これは担保だから絶対手を開いてはいけないという。いつのまにか宴会場に来ていて、その爺さんがリコーダーみたいな尺八(つまりプラスチック製)で聞いたふうなメロディを奏でる。チルガプサン(七甲山)という歌だったので、思わずMorris.も歌いだす。別の親父がこれに唱和する。爺さんは今度は、韓国の民族楽器だといって、何とタブベースを持ち出して弾き始める。これは伊藤君に見せなくてはと、右手だけでデジカメで撮影する。人々が一瞬にして消え去り、左手を開いたら硝子細工も消えて、てのひらに跡形だけが残っていた。

朝、としろうにトラックで迎えに来てもらい、松阪の現場にデリバリ。現地で市川さんと合流。名阪自動車道の途中伊賀上野あたりの山の中では、まだ桜がかろうじて美しかった。
松阪の田舎道の交差点に「しっかり締めよう死止ベルト」という看板があった。一瞬??と思ったがこれはやっぱり「シートベルト」の宛字なんだろうな。
帰りはちょっと渋滞したが、3時過ぎには帰宅できた。
吉美ちゃんは、やっとインターネットつながったらしい。これで、宙ぶらりんになっていた 「うりちぷぱんちゃん」 が、再開できそうだ。やはり彼女自身の手で発信してもらいたい。
今夜もナイターを楽しみにしてたのだが、今日は阪神デイゲームだったらしい。結果は、ヤクルトに3-1で勝って、開幕からの連勝を7に伸ばした。球団タイ記録とのこと。こうなれば明日は新記録の8連勝をお願いしたい。
イパクサ部屋、自伝ページに 「しゃらんへよ しっぱら いぱくっしゃさん!!」 を更新。

【続・涼しい脳味噌】養老孟司 ★★★☆  続とあるからには正編があるわけで、Morris.はそちらは10年ほど前に読んだ覚えがある。この続編が95年発行だから、すでに発行後7年経ってることになる。「諸君」連載のエッセイと「文藝」連載の書評をあわせたもので、この後、東大を辞して研究&文筆活動に入ったらしい。
「唯脳論者」である著者は、「唯幻論者」岸田秀ブームの後を覆って静かなブームになった感がある。心というあやふやなものも、つまりは脳が生み出したものだという養老の論のほうが、確かに説得力があるような気がする。ちなみにMorris.は「唯名論者」を標榜しているのだが、世間に認知されているとは言いがたい。
脳の研究家だからかどうか、とりあえず著者の頭脳がなかなか優秀であることは疑いのないところで、その洞察力、突飛な視点から本質を喝破する力はたいしたものである。もっとすごいのは、そういうことを、一見軽そうに披瀝して、読者に自己満足(錯覚なのだが)させる筆法を弄していることである。

・ピアノという楽器は、鍵が周波数の対数をとって並んでいる。ところが大脳皮質の聴覚領での細胞の配列も、そうなっているのである。私はこれが、偶然の一致であるはずがない、とおもっている。聴覚領での細胞の配列が外に出てくると、ピアノという楽器ができる。ピアノをはじめて創った人は、頭の中にそういうものがあるとは、気がついていない。「自分が考え出した」のだと思っている。私は、フロイドとは違って、こういうものを「無意識」と呼んでいる。

・墓というのは、死んだあとに残される、自分のイメージである。
墓は不要だという意見が生じてきたについては、現代における、自己意識の肥大がまず問題になろう。
紛争世代つまり団塊の世代は、自己意識が強い。オタクの世代はその子どもたちであろう。
子どもの方は、いわば本能的に、「自己」という親の価値をむろん引き継いでいる。ところが、その親の自己と、未発達の子どもの自己が喧嘩したら、親の自己が勝つにきまっている。それは子どもの自己の破滅である。それなら、それに対する最大の抵抗は、相手の中にある自分のイメージを、可能な限り消すことである。それなりにオタク化することであろう。墓が消えれば、オタクが増える。風が吹けば、桶屋が儲かるのである。

・戦争の利点はなにか。要するにドサクサまぎれであろう。戦争によって未来が膨らむ。
戦争の暗黙の利点とは、まさにそこにある。先が読めないのである。パンドラの箱に残った最後の存在とは、ひょっとすると戦争だったのではないか。ギリシャ人の皮肉屋が、それを「希望」と呼んだのであろう。希望というのは、先が読めないことを、楽天的に表現したものである。
戦術と戦略という区別がある。戦術は具体的で、戦略はいわばその前提だが、専門家は前提をあまり考えない。

・私が理想と考える表現は、表現形式と、表現の内容が一致するということである。むずかしい内容は、同じむずかしさの程度をもって表現されるべきである。むずかしいことを、やさしく言う。それは、表現の正確さから言えば一種の詐欺である。やさしい表現とは、要するに見合い写真ではないか。

2002/04/05(金) ●黒い服、黒い靴、黒い車●

昨日今日と篠原本町の現場だったが、今日は朝から、黒服、黒いベンツ、パトカーがやたら目に付く。すぐ近くに山○組の本家があるので、そこで例会か何かやってたのだろう。

うり丸さんからメールで、一昨日イパクサがNHKから取材を受け、NHKの真夜中の王国という番組(5月6-9日のうちのどれか1日)で放映されるというニュースが寄せられた。日本でのデビュー時のビデオもたくさん見せたとのことだから、当時の熱狂の一端を知ることができるかもしれない。これは絶対見逃せない。

つい、さっきまで、インターネットに接続できなかった。こうなるとスタンドアロンは辛い。設定いろいろいじっても埒があかず、PCもモデムも電源落として、再起動したら幸い復旧した。

あしやんから、明後日4月7日の大阪城公園花見は天気予報が雨のため、早々と中止になるとの連絡。まあ、今年は花も終わってるから、かえってよかったかもしれない。しかし、とうとう今年は「花見レス」で終わってしまいそうだ。

今日の阪神は苦手のヤクルト相手だったが、井川の好投が稔り、アリアスの犠牲フライに、9回はボークで加点し、2-0で辛勝。開幕連勝を6に伸ばした。これは64年ぶりとか。いやあ、嬉しい。

【ショットガンと女】藤原新也 ★★★☆
 旅に関するエッセイで、やっぱり藤原新也は旅を書くと生き生きするなあ。最近の身辺雑記や時評めいたものも、悪くはないが、彼の本領は旅人としての観察記録だろう。
本書には32編のエッセイ+モノクロ写真が収められている。「GEO」連載の「アジアの一瞬」「旅の残像」、「プレイボーイ」連載の「旅する葦」をまとめたもので、タイトルだけで、おおよその内容がわかる。これまでのさまざまな旅の回想的旅行記なのだが、あとがきに「短い文章の中で描かれる、旅の事実に即した、きわめて単純で即物的なエピソード」というコンセプトで書いたとある。たしかに、それは表面的にはそのとおりだが、本文はあいかわらずの藤原新也だった。
インド、中近東、韓国、香港、トルコ、ラダック、バリ島、アイルランド、セーシェル、与那国、キューバ、門司、ロスアンジェルス、テキサス---旅した地域の多様さ、ドラマチックで思いがけないエピソード、男気あふれる骨太な文章には、毎度のことながら圧倒される。
たとえば、バリ島で、グラミという美味なる魚を花で釣るという話、ギリシャでストーカー的詐欺師に付きまとわれた話、アメリカで人種差別された(誤解だった)話、キューバのヘミングウェイ所縁の老人の虚像、韓国の木浦で親切にもてなしてくれた住民から実は監視されていた話、セーシェルの海胆と帰らぬ主人を毎日海辺に迎えに行く犬など、エピソード自体が面白いものもあれば、平凡な暮らしの中に真理を見出そうというものもある。また、歯に衣着せぬ率直な発言もある。

・日本以外のアジアの国々には日本人をはるかに凌駕するような人間味の豊かな、そして日本人が失ったような徳を持った人々がたくさんいる。またそれとは逆に日本にはいない種類のドブに這いずり回るゴキブリのような連中もたくさんいる。80年代以降に大挙して日本に押しかけてきた不法滞在者は残念ながら私の目からはゴキブリとしか思えないような連中だらけだ。本当に日本に来て"クレオール"化してほしいような立派なアジア人は来ずに、目つきの悪い人間が大挙して押し寄せるというこの無明の事態を目にしながら「差別を無くしましょう」などと学生が頭で習ったような奇麗ごとを言ってはおれないというのが私の正直な感想だった。
彼らは日本人や日本文化になんの興味も未練もあるわけではなく、ただ日本人の持っている財布の中身に関心があるだけなのだ。そんな(愛のない)関係の中で豊かなクレオール文化など発生しようもないのだ。たいいち彼らは銭を稼げばあとは野となれでさっさと日本を引き揚げ、たとえば現地の田舎に帰って家電製品のそろった妙に成り上がりな家を建て、現地では生活環境の均質性を破壊している。ここでもあっちでも良いことがなにもないのだ。

よりによって、不法滞在者への苦言を引用してしまったが、きりっと美しいエピソードも数多くあるのだから、そちらは本文にあたってもらいたい。
なによりも、本文用紙に印刷された写真の雄弁さは、さすが、である。

・遠くの他人を愛することより「汝の隣人を愛する」ことの方が難しいのは、日本人に限らず地球のいずこの国の人種においても同じことのようである。日本人が隣国の韓国人を差別してきたように、中国は隣国のチベットを、ベトナムは隣国のカンボジアを、ドイツは隣国のポーランドを、アメリカは隣国のメキシコを、印度は隣国のネパールやパキスタンを、というように、ある国のかたわらには常にその差別と収奪の対象となった国が隣接している。

上の引用はイギリスとアイルランドの関係を記したエッセイの枕として置かれた一節だが、17世紀イギリスのクロムウエルが、宗教改革の名目でアイルランドを侵略した時に書いた詩というのが、すごい。

吊るす木もない。
流す水もない。
埋める土もない。

アイルランドは、イギリスによって、それほどの不毛の地にされてしまったのだった。

2002/04/04(木) ●ちょっと甘かったハヤシライス●

昨日今日と、時折突風が吹き荒れた。今年の桜もいよいよ止めを刺されたようだ。
吉美ちゃんは、PCと悪戦苦闘中で、なかなかインターネット接続できないとのこと。
夜はひさしぶりにハヤシライス。時間が無いので、ドミグラスソース作るのは無理で、市販のルーを使ったので、ちょっとお子ちゃま味になったが、それはそれで美味かった。
3月20日以降仕事忙しくて、結構ばてている。パクサの自伝や、としろうのイラスト、矢谷君の試聴用音源、トップページのリニューアルなど、Morris.部屋の手当てがほとんどできずにいる。
今日の阪神×横浜戦は大接戦で、1-1で延長に入り、11回表、ホワイトの押し出しが決勝点となり、阪神は開幕5連勝。いやあ、気持ちいい。

【書物の森の狩人】出久根達郎 ★★★   古本屋主人で、作家でもある著者が、折に触れ印象に残った雑本を原稿用紙5枚程度で紹介したもの。 Morris.愛蔵本 と似たような企画だが、さすがは商売だけに珍奇な本と出会う頻度も多いらしく、ジャンルも多岐にわたっている。70冊近くの本が紹介されているが、読んだ本は一冊も無かった。作者の名前を知ってるのが20冊くらいか。まあ、そこが雑本の雑本たるところで、これからも、お目にかかる機会がないものが大部分だろう。
読んでみたいと思ったのは以下の4冊くらい。

「流行歌のつくり方」西條八十 昭和33年 平凡出版株式会社
「カツドウヤ紳士録」山本嘉次郎 昭和26年 講談社
「三十六人の好色家」斎藤昌三 昭和31年 創藝社
「談話売買業者」村松梢風 大正11年 アルス


最後の村松梢風は、Morris.は何故か日本画家だと勘違いしていた。ネットで検索かけたら「女経」「近世勝負物語」など面白そうな作品があり、多くが映画化されているようだ。今度読んでみよう。

2002/04/03(水) ●朝日に匂ふ●

昨日の阪神×横浜戦は、藪の完投勝ちで、開幕3連勝。わっはっはっは。
朝5時半に市川さんに迎えに来てもらい、清水君と3人で岡山行き。山陽道ではここかしこに山桜が咲き誇っていた。染井吉野と違って、山桜は花と赤い小葉が同時に開いてこれが朝日を受けるさまは気高い感じがする。
秋本 本居宣長の歌

敷島のやまと心を人問はば朝日に匂ふ山桜花

が、自然と思い浮かんだ。この歌は、戦前、戦中の軍国主義の主題歌みたいに喧伝されたため、マイナスイメージを植えつけられているが、それほど思想的深読みすることは無かろう。
日中は汗ばむほどだったが、夜は風も強くちょっと冷えた。

今夜は西岡恭蔵さんの3回忌ということで、北野の楽屋で、秋本君主催の集いがあった。
秋本、井山、島田和夫のセットを基本に、ゲストが勝手に好きな曲を歌うという構成だった。ダンシング義孝、どかちん、春野由里、天野SHOなどが参加。
スターダストに始まり、客のリクエストに応えながら、アンコールにお約束の「プカプカ」を聞いて店を出る。
Morris.は学生時代にディランセンカンドの「プカプカ」が好きだったという記憶はあるものの、その後の西岡恭蔵さんは、秋本君がバックで活動始めるまでは、ほとんど無縁だったし、地震の後のチャリティライブなどで面識を得たと思ったら、突然の死で、結局あまり付き合いは無いままに終わってしまった。今日演奏された曲の中にも、たくさん、いい曲があった。今さらながら、早すぎた死が惜しまれる。

阪神は今日も6-2で横浜に圧勝。46年ぶりの開幕4連勝で、セリーグ単独首位に立った\(^o^)/

2002/04/02(火) ●STARdigioリニューアルも期待はずれ●

床屋の夢。数日前に散髪したばかりなのに、また床屋の椅子に座って理容師と世間話をしている。かなりの短髪のはずなのに、色んなヘアスタイルを検討して、一向に決まらない。結局散髪が始まり、散々いじられて終わり、鏡を見たら学生時代のMorris.になっていた。
STARdigioは、今週から新メニューになった。とは言っても、マイナーチェンジで、J-POPのシングルチャートが2種類になったこと、テーマ特集のチャンネルが追加になったこと、アイリッシュ・チャンネルが無くなり、ボサノバ・チャンネルが追加されたこと、ハワイアンが復活したことくらいだ。4月は新規加入者を見込める月だけに、今月のプログラムは、総花的ラインアップ。例えばアーティスト特集は、浜崎あゆみ、宇多田ヒカル、ミスチル、サザン、ゴスペラーズ、ミーシャ、平井堅、aiko、SMAP---といった調子。今週のMorris.の一押しは465ch,467chのマービン・ゲイ特集か。

和田誠「倫敦巴里」巻末のJUNCMポスターのパロディ 【倫敦巴里 London Paris】和田誠 ★★★★  昭和52年(1977)の発行とあるから四半世紀が過ぎたことになる。もちろん再読である。いや、図書館などで、読み返したことも入れると3度や4度ではないだろう。和田誠の初期の傑作パロディ本である。本人はパロディとはおこがましい、「もじり」に過ぎないとかわしているが、どうして、どうして、今読み返しても思わずうなってしまうパロディのてんこ盛りである。

・「殺しの手帖」(66年・話の特集)言わずと知れた「暮らしの手帖」のパロディ。花森安治の手書き文字とレイアウトを完璧にコピーしている。そして有名な巻頭言。

これは あなたの手帖です
いろいろのことが ここには書きつけてある
この中の どれか 一つ二つは
すぐ今日 あなたの殺しに役だち
せめて どれか もう一つ二つは
すぐには役に立たないように見えても
やがて こころの底深く沈んで
いつか あなたの殺し方を変えてしまう
そんなふうな
これは あなたの殺しの手帖です


記事としては「リヴォルヴァー拳銃をテストする」「毒入りのおそうざい」「殺しの中で考える」など、タイトルだけ見れば、ありそうなものだが、細部にこだわる和田の技が冴えている。

・「ふとどき風土記」(70年・オール讀物)世相を皮肉った時評的なもので、山藤章二「毒舌時評」の和田誠版といったところ。
・「初夢ロードショー」(75年・報知新聞)自作の名作「お楽しみはこれからだ」のパロディ?!奇想天外の映画キャストスターリング。例の似顔絵がまた秀逸。
・「はめ絵映画館」(72年・話の特集)福田繁雄出題の不思議な形に当てはめてさまざまな似顔絵の数々。実はこれ中華人民共和国地図だった、というオチ。

その他にもマンガのキャラクタやビートルズをパロディしたイラストレーターの本領を発揮したものや、政治マンガ風のもの、谷岡ヤスジの鼻血ブーのパロディなど、いろいろあるが、「兎と亀」と「雪国」の連作が双璧だろう。

・「兎と亀」(66年・話の特集)「新・兎と亀」(77年・話の特集)世界の映画作家たちがイソップの寓話「兎と亀」をテーマに映画を作ったという想定でシナリオにしたてもの、監督とお好みの配役、性格から台詞回し、カメラ技法から音楽まで、凝りに凝った構成で、映画マニアには、たまらん企画。洋モノがメインだが、ここは、山田洋次版のシナリオを。

兎(倍賞千恵子)にワニ鮫(吉田義夫)が襲いかかろうとしている。兎、恐怖におののいている。
大国主命の扮装をした亀(井川比佐志)が登場、小槌でワニ鮫を撲りつける。ワニ鮫、水中に逃げる。
兎「ありがとうございました」
亀、目をさます。亀は夢を見ていたのだ。現実は船の中である。隣に兎が寝ている。
タイトル。
船着場。桜が咲いている。兎と亀が船を降りる。
兎「今日の仕事を探さなくちゃね---」
亀「そうだなあ」
遊び人ふうの虎(渥美清・特別出演)が声をかける。
「しけたつらすんなよ。向うの山のふもとに働き口があるぜ。雇うのは一人だけどな」
兎「じゃあ競争ね」
兎、駆け出す。亀、あとを追う。
子どもたちが、「もしもし亀よ」の歌を歌いながら通り過ぎる。
兎、山のふもとの飯場につく。労務者ふうの犬(犬塚弘)がニヤニヤ笑っている。
犬「悪いな。俺が先についたんで、仕事はもらっちまった」
兎、とぼとぼ引き返す。懸命に山を走ってくる亀と出会う。
亀「そうか、じゃあまた一緒に行こう」
兎「ええ」
二人は山を下りる。旅の僧(笠智衆)とすれ違う。
僧は二人の後姿に「困った、困った」とつぶやく。
が、二人の表情は明かるい。二人はまた船に乗り込む。カメラがひくと静かな海。島々の緑が美しい。
---終


・「雪国・またはノーベル賞をもらいましょう」(66年)「雪国ショー」(72年)「新・雪国」(73年)「又・雪国」(75年)「お楽しみは雪国だ」(77年・話の特集)川端康成の「雪国」冒頭部分を、作家、漫画家、詩人などの似顔絵と文体模写でパロディに仕立てたもの。10年間に4回も同一企画をやるというのもすごいが、それぞれの出来もなかなかのもの。和田誠の文才が伺えるし、彼の文章修行のひとつだったのかもしれない。
取り上げられた順に列挙する。

庄司薫/野坂昭如/植草甚一/星新一/淀川長治/伊丹十三/笹沢佐保/永六輔/大藪春彦/五木寛之/井上ひさし/長新太/山口瞳/北杜夫/落合恵子/池波正太郎/大江健三郎/土屋耕一/「ねじ式」式/筒井康隆/川上宗薫/田辺聖子/東海林さだお/殿山泰司/大橋歩/半村良/司馬遼太郎/村上龍/つかこうへい/横溝正史/浅井慎平/宇野鴻一郎/谷川俊太郎(マザー・グース)

以上30数名の中で、物故者がかなりに上るのには、時代を感じさせられるが、ともかくも本業の画才に加えて、この文才、アイデアは、まさに和田が遊びの天才であることを証明している。前にもどこかで書いたが、こういう人がこの世に生まれてきたというのは、我々凡人への神様からのプレゼントだと思ってしまう。更にいろいろ引用したいが、これ以上やるとあまりにスペースを取りすぎるので、断念する。
本書のタイトルは「ロンパリ」のパロディ(原義??)だが、最近ではこの言葉すら知らない輩が多いのではないかと思う。はしがきで和田自身が「ロンパリっていうと差別用語になっちゃうのかな。ロンパリって言葉も好きなんだけどね。」と言ってる通り、言葉狩標的の一つにされたのは間違いないだろう。

2002/04/01(月) ●ばんから横丁●

   Morris.には珍しい(縁のない?)ハワイ旅行の夢。最終日で帰りの搭乗まで時間が余ったので、数人で町に繰り出す。爆破犯の容疑で警官に捕まる。所持していた時限装置は爆弾ではない何物かであることを、日本語で必死で弁明してやっと空港にたどり着くがすでに飛行機は出たあとだった。でもおおっぴらにもう一日ハワイで遊べると内心喜びながら、すごく困ったふりをした。

ばんから横丁 めん壱  草津に行ったのだが、昼食は、JR草津駅東口の「エルティ932」というビルの地階にある。「めん壱」で豚骨ラーメン食べる。
去年までは日記でも、熱心にラーメンレポートしてきたが、最近インターネットのラーメンサイトの膨大さと、質の高さ、しつこさを実感したので、今さら屋下に屋を重ねる必要もないかと思い、自重していた。
しかし、この店は、やっぱり紹介してしまおう。鄙にはまれな、本物の博多ラーメンだった。
スープは甘味のあるこってり豚骨で、当然麺は細麺、チャーシューも煮豚風で柔らかくジューシーだし、メンマ、縦割りゆで卵、キクラゲに紅しょうが、高菜もついてくる。これで熱々だったら言うこと無しだったのになあ。

この地下は「ばんから横丁」と命名されている企画地下街だった。99年にオープンしたらしい。
昭和30年代の飲食街の雰囲気をセットした食堂街で、半分は形だけだが、古い看板や、ポスター、草津市誕生の記事を掲載した新聞を貼ったりして、それなりに雰囲気を出している。

現場を出たのが6時ごろで、久しぶりに武下君の運転するトラックで帰路に着いたのだが、途中黄昏れていく瀬田川畔の桜遠景が素晴らしく美しかった。
8時半帰宅。
吉美ちゃんところも、いよいよ今週中にインターネット接続できるらしい。彼女のサイト「ウリチプパンチャン」のネットでの再会を期待したい。