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Morris.日乘2004年5月 
ここは、Morris.の日記です。読書記録、夢のメモ、宴会の報告、友人知人の動向など、気まぐれに書き付けるつもりです。新着/更新ページの告知もここでやります。下線引いてある部分はリンクしているので、クリックすれば、直行できます。  
今月の標語 

五月はごねる

Morris. personal calender

【2004年】 4月 3月 2月 1月
2004/05/24(月)●偏頭痛続く●

[ライブ録音の夢]数日に分けて春待ちファミリーBANDのスタジオライブを録音する。みぞれ交じりの中半分野外のスタジオで震えながら見ている。追っかけの女の子も数人いて、熱い焼き菓子を食べている。Morris.も勧められたが甘いのは苦手なので断る。ある曲の頭の部分がうまくいかず、何度も何度も繰り返すが駄目でメンバーふてて突然帰っていく。残されたMorris.たちはそのまま別の店へ。メンバーもいてライブになる。ここではすごく良い演奏だったので、これを録音できたら良かったのにと思う。

10時半起床。やっぱり偏頭痛が収まらない。激痛ではないが、右目の奥からこめかみにかけてじわーっと痛む感じ。左顔面負傷とは関係ないと思うが、鬱陶しいことこのうえない。
いちにち部屋でごろごろして、TVつけっぱなしで、拉致被害者家族のニュースを見るともなく見る。っ蓮池宅の子供二人は日本名を発表、地村宅は未発表である。子供らは、アイデンティティが根本からひっくり返った状態だろうが、まだ若いから何とか乗り越えていって欲しい。地村家の次男坊が可愛くて実にくったくのない笑顔を見せるのが救いである。
*明日から、お忍びで(^_^;)さるところに出かけるので、日記はしばらくお休みですm(__)m

2004/05/23(日)●猪飼野詩集●

昨夜遅くまでTV見てたこともあって、10時起床。
今日は巻田さん主催のKOREAタウンオフで、4時に鶴橋駅集合だが、早目に大阪に出ることにする。梅田の旭屋書店をひさしぶりに冷やかす。語学コーナーでは韓国語関連の本が棚二つくらいになってる。もともと入門書がメインと言う傾向は変わらないが、やはり韓国ドラマ、映画ブームにあやかろうという本も目立つ。中には、これはないだろうというくらいお粗末なのもあるし、えらく高い価格設定のものもある。アルクの「韓国語ジャーナル」は専門家が揃ってることもあって、なかなか良く出来ているようだ。Morris.が韓国語習い始めてたころにこんな雑誌があったら良かったろうな、と、ちょっと羨ましくなったくらいだ。
「猪飼野詩集」金時鐘1978年3時に鶴橋に着いて、古本屋「楽人館」へ行く。ここは朝鮮関係の本がそこそこ揃ってるし、ずっと以前に世光出版社の「韓国歌謡半世紀」の最初のハードカバー版(1070p)を掘り出したこともある店だ。今日ももしかして金時鐘の「猪飼野詩集」なんかあったら、\3,000までなら買うよな、なんてあらぬ想像してたのだが、ほーーっ、ほんとに「猪飼野詩集」が書棚に並んでた(@_@)。おそるおそる値段見たら\3,000だった(>_<) うーーむ、これはもう因縁だろうということで購入することにした。Morris.個人的には、金時鐘の最高傑作だもんな。センターの催しで金時鐘さんに会って、ますます彼に惹かれてしまっただけに、この詩集は手に入れたかったのだった。また会う機会があれば是非署名をしてもらおう。
4時に鶴橋中央改口に行ったら、巻田さん、443さん、アジョシさんがいた。443さんが貼り紙を見て、今日は鶴橋とKOREAタウンでフリーマーケットがあり、なんと3時から散打が出てたらしい。ひえーっ、それは見たかったなあ(+_+)
ちょっとがっかりしながらも、KOREAタウンへ。一通り見た後、Morris.の独断で、斎場跡地に足を運んだら、墓地の脇に「スーパー玉出」が出来ていた。何か違和感がある。墓地にも入ってみたがやっぱりここにスーパーは似合わないと思う。
443さんはこれで帰り、3人で「三松」へ。ホルモンとチジミとチャプチェ頼む。生ビールで乾杯。Morris.は左顔面のこともあって1週間ぶりの酒であるが、何か逆の右側の偏頭痛に襲われる。三松は見かけの割に格安のようだ。海鮮チジミがすごく美味しかった。これで\500は安い。
そうそうに切り上げて桃谷駅から帰宅。
今日は阪神-巨人シーソーゲームで、10回裏赤星の逆転打で阪神連勝。


斎場跡地にスーパーが(@_@)

墓地に住んでる野良猫

斎場の面影を残す石塀
2004/05/22(土)●イジヨンの世界●

10時半起床。昨日の徹夜した分しっかり寝てしまった。
昼前から小泉訪朝関連ニュースを見ながら、イジヨン部屋の仕上げにかかる。会談は早目に終了。記者会見で、二家族の子供5名が帰国、曽我さんの家族は近日北京で家族で会って相談という結論。これはまあ良い結果だったと思う。帰国する子供の名前は故意に出さないようにしていたのは、日本名で暮すことになることを見込んで、朝鮮名を忌避しているのだろう。曽我さんの娘の名はおおっぴらにされているが、これは米人の父という関係だろうか。
不明10人については再調査ということになったが、家族会は不平不満というより怒りを顕わにしていたが、これはあまりに稚拙な反応だと思う。世論を敵にするのではないだろうか。横田夫婦の人の良さなどが良く分かっているだけに心配である。、
今回の訪朝が小泉のパフォーマンスとか、人気取りとか色々言う人もいて、そういう面があったとしても、とにかくにも、動いて、いくばくかの結果を出したと言う意味ではMorris.は一定の評価はできると思う。
掲示板にhigashiさんから書き込みがあったので、higashi2号を返送することにした。インターネット見るのはノレバン98号中心だが、何故かIMEで単語登録が出来なかったり、他にもちょっとした不都合があってメインマシンになりきれずにいるだけに、相変わらずホームページ作成はちびくろでやることが多い。ノレバン2号は時々動くすきを見計らってCDROM作成などに使ってる、という三権分立というか分業状態なので、higasi2号がちょっと不遇をかこっていたのだ。永のお別れになるのか、感動的な再会とあいなるのか、higashiさん次第ともいえるが、その前にこちらで抜本的解決ができれば、いやあ、やっぱり無理だろうな。
小泉会見とそれを受けての家族会見を見ていて、野球が始まってるのに気がつかなかったが、何と今日はNHKのちゅうけいだったらしく、そのまま途中から野球見ることになった。シーソーゲームだったが、金本のタイムリーなどあって、どうにか連敗は免れた。
今夜の「冬のソナタ」は放送中止になったらしい。時間繰り下げかと思ってたが、深夜も訪朝関連のニュースを流しっぱなしにするらしい。来週にずらすのか、別時間にやるのかわからない。タイマー録画があるので、チェックが必要だ。
というわけで、やっと、Morris.部屋内のイジヨンページ「イジヨンの世界」が、やっとのことで一応の完成を見た。このところ、更新と言えば、日記と、時々の旅行記ばかりだったから、本当に久々のコンテンツ更新と言うことになる。イジヨンは、Morris.が最初に好きになった韓国女性歌手で、あっという間に姿を消してしまったが、初恋の人と同じで、時が経つほどに美化されてしまうきらいがあるのかもしれない。この前ソウルであったききさんが、やっぱりイジヨンフリークで、意気投合して、とうとうこんなページ作ることになってしまった。また、東京のうり丸さんに頼んで、数曲分のmp3ファイルも貼り付けてある。これはかなりの大盤振舞だと思う。と、いっても興味のない方のほうが多いだろうと思う。とりあえずちらっとでも見物してみてください。

2004/05/21(金)●メディアの使い分け●

昨夜はずっと雨が降り続き、いい加減寝ようとしたのだが、何故かついつい寝るタイミングを逃して気が付いたら6時前。チャンネルいろいろ動かしてたら260chで7時から古い韓国映画「暗闇の子供たち」やることが分かった。こうなったら9時までこれを見て、9時過ぎに部屋を出て、中央図書館に早駆けすることに決めた。
この映画は1981年のイチャンホ監督作品で、あの頃多かった娼婦ものの一つである。とにかく、暗い、貧しい、娼婦街を舞台に、男と女と幼児のどろどろとしたドラマが続くが、どんぞこの世界でも、喜びや優しさが輝くときがあったりして、いかにもイチャンホといった映画だ。Morris.はこれは数回見たと思う。ヒロインのナヨンヒの体当たり演技がかなり評価されたが、Morris.は娼婦仲間で、こまっしゃくれたチンコロ姉ちゃんといった風情のキョンシム役のチョチュミが好みだった。苦学生に惚れて、差し入れしたり、電気釜プレゼントしたり「純愛」を寄せるのだが、男は学問に見切りをつけて田舎の親が決めた見合い結婚すると去って行く。彼女は「風吹く良き日」では、美容師の役で、ホテルを開く夢を持つ恋人の貯金を持ってドロンしてしまう役だが、憎めない。それ以後も、このての娼婦ものでよく見かけたが結局大成せずに終ったらしい。昨今の韓国映画、ドラマブームとは対極に位置するこのての作品に、一時Morris.はちょっと嵌まっていたことがあったのだった(^_^;)そういえば、朝鮮語講座通い始めたばかりの頃、センターにこの映画の原作者李東哲がやって来たことを思い出した。
そろそろ図書館に出かけようかとしたところに、通関士の多賀さんから電話で、税関内出入り書類のため、早急にMorris.の住民票と履歴書がいるとのこと。灘区役所が近所に移ってきたのを幸いに、さっそく、初めて庁舎の中まで住民票発行に行ってきた。確かに内装も奇麗だが、殺風景で前と変わり映えしない。
部屋に戻り、20年ぶりくらいに履歴書を書いてるところに携帯メールが来る。事務所からの転送メールで、肝腎の本文は携帯の容量オーバーで読めない(>_<)事務所に電話したら、別人が受けて、折り返し返事させるというので、電話待ってたら、何とまたメール本文だけが送られてきて「住民票と履歴書を早急によろしく」と書いてある。なんてまだるっこしいんだい。こちらとしては、郵送で間に合うのか、手渡しするのか、履歴書の精細はどの程度にするか、日時などの照会もあるのだから、さっさと電話すればそれで済むんじゃないかい。
前にも書いたことがあるかもしれないが、メール、電話、ファックスなどの道具(メディア)はそれぞれ特徴(得手不得手)があって、おのおのの用途や特性に合わせて使い分けるべきだ。
メールは一方通行で相手が見たかどうか確認できないし、ずっと気付かずにいる可能性もある。返答が必要な用件や、急ぎの用には向かない。
日時や金額など細かい数値や地名などが含まれる場合はメールをメモ代わりに送っておけば間違いを避ける保険になるだろう。地図や略図が必要な場合はファックスが便利だ。
こういった使い分けが出来ない人間が多すぎる。いや、そもそも分かってないのかもしれない。結局今日の書類は、Morris.が今日中に矢谷君宅のポストに投函することにして、明日、矢谷君に事務所まで持って行ってもらうことで話は付いたが、ほとんど昼までこれに時間取られてしまった。
今日は台風一過(^_^;)の快晴で、ちょっと汗ばむくらいの陽気。中央図書館2Fの新聞閲覧室で日曜日(5/16)の神戸新聞を見る。吉美ちゃんが例の在日ホームページ関連で大きな写真付の記事に載ったというのでチェックしたのだ。確かにはっきり写っている。
これまで気付かずにいたが、2Fのガラスケースに、商用マッチラベルの展示があった。大部分がMorris.も持っている、カラー文庫や、新書からの切り抜きで、しょうもないなと思ったら端っこに分厚いスクラップブックが鎮座ましましてた(@_@)、いや、やっぱりほんまもんはすごい、すごい。それにしてもこのスクラップブック、全部見たい。
陽気もいいので、今日借りた本を持って図書館の裏庭みたいな大倉山公園のベンチでしばらく読書。風が心地良い。目の前の桜の葉の合間に赤い実が美しい。サクランボなのだろうか?
広告キャラクタ、ポスター関係の本2冊読み上げる。ヴィジュアル系で大部分は写真だからあっという間だ。
帰りは元町、三宮高架下商店街を冷やかしながら、三宮図書館まで歩く。
今日から甲子園で巨人-阪神三連戦。井川工藤の投げ合いで前半こそいい勝負だったが、中盤からまた井川ぼろぼろになって降板。結局4-9で工藤に完投負け食らってしまった。井川は3連勝の後の4連敗、しかも負けの内容が悪すぎる。重症ぢゃ。


5/16付神戸新聞「セマンナム」

垂涎のマッチラベルスクラップ

桜の実、さくらんぼう?

【繁盛図案 エコノグラフィー】荒俣宏、北原照久 ★★★☆☆ 北原のコレクションの中から、メーカーのマスコットキャラクタ、広告図絵(引札、ビラ、ポスター、ラベル、チケット)、おまけ、看板を大判の総カラー図版で贅沢に仕上げた一冊である。
91年マガジンハウス刊だから「Popye」絡みなんだろうな。どっちにしろこれはなかなかいいマッチングで楽しめた。
Morris.はこのてのビジュアルものになると、覿面に大甘になってしまう。
それを差し引いても良く出来てる本だった。
北原のコレクターぶりもすごいが、とにかく収集品にものを語らせる荒俣の手腕もすごい。
この前中野のまんだらけで見たのとはちがうが、顔の黒いペコちゃんもちゃんといた。

【広告キャラクタ大博物館】ポッププロジェクト編 ★★★
上記の本とベクトルと発行時期は同じだが、内容はお手軽というか、ほとんど同好会のノリである。不二家や仁丹など各メーカーに取材ということで、おんぶにだっこ状態。まあ、ぺこちゃんの顔の変遷くらいは知ってるけど、グリコの万歳ランナーとか、森永エンジェルの顔の変遷なんてそれほど興味も無いがつい見てしまう。ここでも北原コレクションが、かなり引用されている。
しろこさん、くろこさんの変化、日ペンの美子ちゃん四代記等など、今ではほとんどインターネットがカバーしてることを当時はこうしてちまちまと紙メディアで作ってたんだなと、Morris.も「サンボ通信」のこと思い出して感慨一入だった。

2004/05/20(木)●包丁物色●

昼前に大阪に出る。目的は道具屋筋で刺身包丁買うことだった。以前友人のファンソンウン君が気に入ったらしい堺一文字で物色する。ソウル中央市場水産市場ムンさんから頼まれてた奴で、45cの刺身包丁ときいてたのだが、そんな長いのは普通ではまず売ってないようだ。板前が使う長めのものが尺二(36cm)で、これはもちろん刃渡りだから持ち手部分を入れるとほぼ45cmになる。価格は安いもので1万円切るあたりから高いのは十万円超える。ムンさんは2万円前後と言ってたが、2万5千円のものに決定。自分ではこんな値段の包丁使うことはないだろうな。
日本橋のまんだらけ冷やかし、楽器屋で玉子マラカス(Jim Dunlop)買い、梅田に戻り、東通りのまんだらけ冷やかして帰宅。今日も昼から雨になった。
今日20日はパーフェクTVチャンネル解放の日なので、ひさしぶりにKNTV見るが、あいかわらずのいいかげんなプログラムとショッピング中心のしょうもないCMの多さに、うんざりしてしまった。でも深夜の音楽番組「Music Camp」でオムジョンファが「エロス」歌ってるのだけはしっかり見てしまった。

【失われた朝鮮文化 日本侵略下の韓国文化財秘話】李亀烈 南永昌訳 ★★☆☆ 「ソウル新聞」に72年に連載された特集コラムの集成で、20年後に日本語に訳されたものだが、かなり省略されているらしい。それでもいかにも韓国人による韓国国内むけの筆致のため、在日日本人であるMorris.からするとちょっと教条的過ぎるのではないかい、と突っ込みを入れたくなるところ(もちろん突っ込んだら5倍は突っ込み返されるだろうけど)もあった。
いわゆる「日帝36年」を中心に、日本人が朝鮮半島の石塔や石像、高麗青磁、埋蔵品、古文書、仏画等々の文化財を簒奪して日本に持ちかえり、いまだに大部分は失われたままであるということへの憤慨と、その経緯、特に大規模な収奪者や、重要物件への言及などが中心である。
66年の日韓会談で日本からの文化財の返還は一部だけ行われたが、かえってこれで一切解決というかたちになったことに、著者は憤懣やるかたないようだ。盗人たけだけしい、ということだろうが、一度流失した文化財はなかなか戻らないのは、世の常でもある。
大英博物館を例に出すまでもなく、海外美術博物コレクションは、原産国?からみると全て文化財の海外流出に他ならない。もちろんそれが寄贈や正式な購入でなく、略奪や、裏取り引き、盗品購入などの場合、問題はあるだろうが、ともかくも価値を認められて、保存されているということでまずはよしとするしかないだろう。破壊、喪失に比べればまだましである。
日本の浮世絵のように、欧米の愛好家が掻っ攫っていった後にその貴重さに気付いたりすることもある。台湾の故宮博物館の収蔵物なんか、大陸側から見ると収奪だろうし、台湾側からみると己が文化財を死守したってことにもなるだろう。主旨が著者の論旨と完全にすれ違っていると思うが、やや意識的である(^_^;)

2004/05/19(水)●梅雨みたいな●

このところ何となく愚図ついた天気が続く。今日も昼前からしとしとと降り始めた。台風の影響らしいが、まるで梅雨みたいだ。
神宮の阪神-ヤクルト戦も雨で中止になってしまった。
土曜日の東灘祭りのビデオをVHSにダビングする。これを見るとMorris.の酔いっぷりが良く分かる(^_^;)
後半なんか、ほとんど真っ白ぢゃあ(>_<)あの日はサングラスしてたからそのまま画面見てて暗いと思ってしまったのに違いない。どんどん絞りを開いてたらしい。もともとハイキーな絵は好き出し、魚眼レンズ使用してたから、それなりに面白い画面ではある(^_^;)。

【最後の波の音】山本夏彦 ★★★ 夏彦が無くなったのが2002年10月23日で本書は翌年の3月の発行だし、タイトルからして彼の遺作と言うべきものだろう。当然のこととして、残された他人が編集拾遺したもので、雑然としているし、あまりに同工のコラムが並びすぎて生前の諸本と比べると遜色があるようだ。
まあ、もともと、同じことを繰り返し言いながらそれを楽しませる術を売り物としていたきらいもあるから、これはこれでよしとしよう。Morris.は彼の良い読者では決してなく、かなり反撥しながらそれでも、どこか惹かれるものあって、たいていの著作を読んでしまったことになる。どの本を読んでも同じ顔が出てくる金太郎飴のような本ばかりだが、それでいて実に印象に残る寸言の大盤振舞みたいに思わせる所がすごい。
これら寸言を植田康夫が編集した「山本夏彦名言集 何用あって月世界へ」(ネスコ1992)という、とてつもなく便利な一冊があって、これはMorris.も愛蔵している。最後の10年分が欠けているわけだが、もし増補版が出たとしても大して変わりはなかろうと思う。
本書21pに「アサヒグラフ」の廃刊に関してのコラムがありこの中で「玉石集」に触れている。

戦後のアサヒグラフの呼物の一つに「玉石集」があった。敗戦直後の大混乱のなかにあって騒がず怒らず平然たる匿名のコラムだった。高田保の「ぶらりひょうたん」に伍して遜色ない字句で、筆者飯沢匡と仄聞した。

ああ、そうか、あれは飯沢匡だったのか、と、Morris.は納得がいった。実はMorris.は昭和23年発行の「玉石集」豆本を上六の天地書房の均一台で掘り出して面白く読んだ記憶がある。(2000年読書録)そのパロディや替え歌に感心したが、まさか一人の作とは思わなくて、複数の編集子たちの手腕に賛辞を呈していたが、もし夏彦の言う通りなら、飯沢匡の株がずいぶん上がることになる。それにしてもこういったネタを提供してくれると言う意味でも夏彦コラムはありがたかった、と、今更ながら惜しまれる。
魯迅のペンネームが二葉亭四迷が訳したツルゲーネフ作「うき草」の主人公ルーヂンから取ったなんていうネタもMorris.には興味深かった。

祖国とは国語だ、それ以外の何ものでもないという言葉を私は大好きで、あんまり引用したので私の言葉だと思っている読者があるが、当代の碩学シオランの言葉である。

Morris.もうっかりこれは夏彦の言葉だと思ってた。驚いたのは表紙の小さな海の絵が、田中一村の「足摺狂涛」だったことだ。これには夏彦の意向がはいってるのだろうか?

2004/05/18(火)●不甲斐ない阪神投手陣●

矢谷、秋本君らと東大阪、中国は大連向け荷物のピックアップ。ほとんどが家具それも、えらく装飾過多の家具が多く、分解その他に手間取った。
昼は近所の「横綱」ラーメン。ここも久しぶりだが、スープが濃厚で、後でめちゃ喉が渇く。味としては嫌いではないのだが、たまにで充分だ。
神宮の阪神-ヤクルト戦、またも久保田が不甲斐なくてどんどん失点。阪神も負けずに得点して結局10点をあげたのだがヤクルトは13点で、これでは勝てんなあ。

【猪飼野物語 済州島からきた女たち】元秀一 ★★★☆ 短編7つが収められている。「季刊三千里」その他の在日関連雑誌に掲載された5編に書き下ろし2作を加えたもので、87年草風館からの刊行。Morris.が韓国を訪れ始めた前の年だが、その頃は作品の存在すら知らなかった。
著者は50年生まれで猪飼野に育ち、中学生のとき新興住宅地に移転し、それによって猪飼野の暮らしを相対化してみることが出来るようになったと書いている。小説としてより、Morris.は猪飼野の当時の風俗、交流などを生き生きと描いたた点描として.楽しませてもらった。
済州島訛りの朝鮮語の語彙が頻繁に出てくるし、タイトル副題にあるように、特に済州島出身の姐さんたちのたくましい言動が、身内ならではの視点と観察から、目に浮かぶように描写されているところが、本書の魅力だろう。
著者自身とその家族をモデルにしている部分も散見されるし、朝鮮戦争と、その前の済州島43事件(この事件に関連して猪飼野に逃げてきた朝鮮人は多い)などの祖国の混乱と、それに呼応する在日社会の動向が肉声で話されるあたりも興味深い。
何よりも、他国での貧しい暮らしと差別の中にありながら、たくましく生(性も欲も含めて)を謳歌する、すこーんと突き抜けた明るさだろう。

猪飼野を南北に縦貫する運河に面してかつてたくさんの[トットナリ]と呼ばれる長屋があった。もちろん[トットナリ]という後は済州島人による造語だ。
[トットナリ]は「トッ」と「トナリ」に分解できる。「トッ」は正確には「トック」であってハングルだと「닭」と表記され発音も「タック」となる。それは「鶏」を意味する。「トナリ」は「隣近所」の「隣」を意味する日本語であることがわかる。
つまり、[トットナリ]は「鶏」小屋同然の家が「隣」合った長屋を指す。まあ、言ってみれば、からだひとつで猪飼野に流れ着いた済州島人のユーモラスな言語感覚の所産と言えるかもしれない。

2004/05/17(月)●今日も静養●

今日も朝から雨模様。なんだか梅雨が始まったみたいだ。
今日から女子バレーもないし、野球もお休み。イジヨンページ作業。
画像のリンクは何とか解決。アルバム第2集の歌詞カードに載っていた音楽雑誌記者によるライナーノーツと曲目紹介を翻訳。久しぶりに翻訳だからえらく時間かかってしまった。BGM代わり過去の韓国歌謡ビデオかけてたら、途中で日本映画「WATER BOYS」が始まった。何でこんなの録画してるのかと思ったら、これには平山綾ちゃんが出てたのだった。折角だから彼女が出る場面だけ見る。うーーむ、可愛いことは可愛いがやっぱり「ファイティング・ガール」の妹役が良かったなあ。最近はすっかりバラドル化してるようだし。
イジヨンページの方は、大まかに作業終り、明日くらいにはアップできるだろう。考えたらここんとこ長いこと、Morris.部屋の更新といえば、韓国日記、東京日記、キャンプ日記と旅日記ばかりだったもんな。サボりすぎだ。
サボりといえば、今年は読書量が激減してる。
今日はちょっときばって3冊まとめて出しておこう。

【ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本】向山淳子+向山貴彦 絵=たかしまてつを ★★★☆数年前書店の平台に並んでいたときぱらぱらと眺めた覚えがある。星の数ほどある英語入門の一冊で、すかすかでイラストがセンスが良くて、これなら売れそうだと思ったがベストセラーは基本的に読まないMorris.だから、そのままになってた。センターの古本市で見つけて時間潰しに買って読んだ。170pの小型本で字は大き目、イラストが多いし、同一の文を構成分解しながら再掲してあるから、普通の本なら80p分あるかないかくらいだろう。
しかしなかなか良く出来ている。第一にイラストが色を押さえて的確かつ雰囲気を出している。
第二に文法を簡潔にまとめて自分の言葉で再構築している。
はじめに示されている基本姿勢がユニークで説得力がある。
何よりも「読むこと」を重視して、本書は英語の本を読むためのとっかかりであると宣言していることは、Morris.にぴったりといえるだろう。著者(淳子)の前書きにある「言語を学ぶ魔法の手段はありません。でも、言語自体は魔法です。その魔法に、今、少しだけ手を伸ばして触れてみてください。」という言葉はMorris.も共感した。

定冠詞、不定冠詞を「特別な化粧品」、前置詞を「接着剤」と名づけての解説も、実にわかりやすく、これだけでも一読する意味があると思う。
どちらも、日本語に翻訳できないものとあっさり決め付けた上で、ニュアンスをこれまたユニークで鋭く解き明かしている。

・aはぽつんとしたスポットライト。theは華やかなスポットライト。
・in,outは『内包』の接着剤。ある一定の外枠を定め、その中にあるものをin,その中にないものをoutとする接着剤。
・on,offは『接触』の接着剤。ある一定の基盤や基準を定め、そのどこかに接着し続けているものをon,接触していないもんをoffとする接着剤。onは動いているものに「乗っている」という印象がある。
・atは『標的』の接着剤。ある一定の範囲の中で特定の点を狙って、ピンポイントで攻撃するような感覚の接着剤。toが漠然と向きを説明しているのに対して、atはより場所を絞り込む。主体の積極的な意志が込められている。
・toは『目標』の接着剤。ある一定の範囲を定め、概ねその方向を目標として進む場合に用いる。比較的漠然とした大きな動きを表現する接着剤。
・by,withは『依存』の接着剤。ある一定のゆるぎないものに依存している、もしくはよりかかって、それを頼りにしている状態。
・ofは『所属』の接着剤。何か一定グループに「所属」しているこを示す接着剤。
・forは『譲渡』の接着剤。意思に反して「渡す」のではなく、「捧げた」という善意の心が働いている接着剤。


おお流行りの英会話教室には疑義を呈していて、これもMorris.の気に入る所かもしれない。

多くの英語会話教室は身になる英語をおしえるのではなく、いくつかのフレーズや文を暗記して、パターンを作り上げていく形で英語ができたと感じさせることを目標としています。言ってみれば、簡単な英語の脚本を憶えるようなものです。本格的なコミュニケーションをするのは無理ですが、海外で買い物などをするだけなら便利かもしれません。

と、なかなか皮肉を利かしているし、日本の学校教育英語の矛盾についても次のように簡潔に批判している。

日本では「英語」というとひとつの言語を「英文法」「英会話」「ヒアリング」「長文読解」「英文和訳」など、多数の分野に分けて語る傾向があります。これはたぶん世界で日本だけの現象です。
やはり、英語は英語なのです「英会話」というジャンルも「ヒアリング」というジャンルも存在しないと私は思います。あえてあげるとすれば、英語を学ぶということは、英語を「読む」ということです。


この本はおしまいまで行くと、再読をしつこく要請している。Morris.もとりあえず1回は普通に読み、2回目はおおざっぱに。3回は30分くらいでぱらぱら読みしたのだが、これで英語の実力が付くわけもないが、久しぶりに英語の本を読みたくなったのも事実である。

【超実践的最新DTP入門】木村義治 イラスト=カムカム ★★★☆☆ 「Mac Fan」誌連載の「こちら大久保デザイン事務所」を再編集したもので、すでに2冊が既刊で3冊目になるらしい。
Macとは全く無縁、DTPとは20年前に手を切ってるMorris.が、何でこんなの見ようと思ったかというと、面白そうだったから(^。^)に決まっている。QuarkXPressというDTPソフトなら名前くらい聞いてたが、本書ではAdobe-Indesignというソフトとの共用ということで、両者の差違も知ることが出来そうだし、なんといいっても、オールカラーのアニメタッチのイラストとページレイアウト見るだけでも楽しそうだ。
おまけに本書は「超実践的」の名に恥じない付録企画があって、各見開き欄外に、色見本と、書体見本が載せてあるし、驚いたのは16pごとに印刷用紙を変えて16種類の紙見本になっている。これは実に手間がかかってるし、印刷インクののりや発色を見るのに便利だ。
webに関する記事はいくらか参考になったし、フォントや異体字は以前から興味があった。OpenType日本語フォントは、Mac、Windows共用ということで、これからの主流になりそうだ。
でも、まあ、わかってもしかたがないといえばそれまでだし、そんなこんな言う前にモリス亭の救いがたいPC環境を何とかするのが先決だろう。
しかし「MacFan」だけあって、ウイナー(Windows信奉者)のキャラは思いくそひどい設定だった。

【境界殺人】小杉謙治 ★★★
法廷物を多く手がける著者の作品はこれまで10作くらいは読んでると思う。
本書は女性の土地家屋調査士を主人公に、複雑な家族問題を抱える隣接した両家の境界争いに関わる殺人事件に、登校拒否児童の問題などを絡めた社会派敵作品で、例によって、弁護士や、法曹界、そして家屋調査士の業務内容や測量などを、細かに描くところは、それなりに読み甲斐があった。
30代半ばの主人公と、包容力のある主人、リハビリ中のベテラン調査士だった父親、元登校拒否だった従業員の若者との淡い恋情など色々とり混ぜて、飽きさせない作品になっているが、主人公がいまいちたってないところだろう。
女性蔑視がいやで、一般会社を退社し、父のやっていた事務所を手伝いながら、資格を取り女性には珍しい調査士となり、後進の育成を期待するという、女性のことを書くのに、女性ならぬ作者が変に遠慮してるような気がしたのだった。

2004/05/16(日)●ロシアには完敗●

今日は朝から大雨状態。にユカリちゃんも出る予定だった「須磨の風」もさすがにこれでは無理みたいで、昼前に現地に行ったうさこちゃんから「誰もいない(>_<)」とのメールがきた。それでなくても、Morris.は昨夜の後遺症でちょっと外出できる状態ではなかった(>_<)
雨で甲子園のデイゲームも中止。運良く録画できてた「冬のソナタ」第7話見る。いよいよミニョンがユジンに積極的になりはじめた。サンヒョクとチェリンは焦りまくり、特にチェリンはどんどん悪い巡り合わせでちょっと見てられない状況に追いつめられて行く。サンヒョクも、前半はミニョンに突っかかったりして荒々しさを発揮するも、後半は例によってひたすら優しいいい男を演じるばかり。しかしこれでまだ1/3。正直言って、ちょっと中だるみ状態のようでもある。はじめの頃ほど熱中できなくなってる。
今夜の女子バレーは、高さのロシア戦相手で、これでしばらく加奈ちゃんと会えなくなるな、と思ってるのに、今日も加奈ちゃんはスタメン落ち。3セットの途中からやっと出てきて、雰囲気をがらっと変える勢いだったが、いかんせん、とき遅しで、あっさりストレート負け。2m4cmもあるガモワにしてやられたという感じだ。今回はそれなりに頑張ったし力を感じさせた日本チームだが、本番五輪出場12チームの中では、勝率5割取れば健闘というべきだろうな。

2004/05/15(土)●東灘グランドで潰れる●

今日は神戸祭りの一環である東灘区民祭りの「フォークコーナー」。以前は春待ちファミリーBAND中心だったが、最近は矢谷君や周囲のミュージシャンが中心になっている。今日は須磨の風にMorgan's Barが出演するので、秋本、いやま君が不参加かと思ったが、3時出演と言うことで、とりあえず秋本君は昼前から来て、弾き語りやってくれて嬉しかった。
社長と神田君ののんべんだらりとした演奏から始まり、和歌山からきたヨーコさん、カズーのソロ、あとは、フクイーズ、風来、YS11、ドットコム、治井君、などお馴染みのメンバー。心配された天気もちょうどよい薄曇りで、例年よりも快適な感じだった。
Morris.は、ビデオ撮影も適当にはしょって、屋台でたこ焼、カレーなど食べて、郵便コーナーで切手を買って、ポラロイドカメラで撮った写真をバッジにしてもらったりして、のんびり楽しい祭り気分で、ふるまい酒を呑みながら、いい気分で玉子マラカス振り続けていたようだ。そこまでは良かったのだが、夕方にはすっかり酔いつぶれてしまったらしい。
どうやって帰宅したかもおぼつかないまま、気が付いたら部屋には戻ってて、眼鏡は割れてるわ、額や頬は擦り傷だらけだわ、左眉にも傷があって瞼が腫れ上がってる。あぢゃぢゃぢゃあ(>_<) またやってしまった(@_@)
迷惑をかけたみなさん、ごめんちゃいm(__)m
そんなこんなで、レポートは写真で済ますことにする。


スタートは社長と神田君

秋本君は須磨風出演前に

芝生でくつろく武田、福井君

和歌山からきたヨーコさん

舞台裏から見たらこんな感じ

和歌山からきたカズー

YS-11

松尾君は息子の勇哉君と共演

ひさびさのフクイーズ

南君の愛娘くるみちゃん

太ったミックジャガー、福井くん

松尾息子の同級生応援団
2004/05/14(金)●女子バレー韓国破り五輪出場決定●

今日は久しぶりに通関の仕事だった。ちょうど、拳銃、麻薬撲滅キャンペーン中ということで麻薬犬による検査になった。麻薬犬は色々種類はいるらしいが、今日は2匹とも黒のレドリバーだったが、まだ余り慣れてない犬とベテランを交互に使って検査があった。もちろん麻薬は出なかったが、途中で係官がこっそり荷物の一つに匂いの付いた綿を隠して、訓練もすることになった。こちらは新入りの犬だけだったが、ちょっと迷いながら隠された箱を見つけて大騒ぎしていた。矢谷君の話によると、この犬は麻薬中毒だとのことだが、本当だろうか?
今夜は野球もあるが、何といっても女子バレー、全勝同士の日韓戦である。加奈ちゃんはまたも蚊屋の外だったが、日本は途中チェンジした韓国に強い佐々木の活躍もあって、3セットストレート勝ちで、アテネ五輪出場を決めた。本当に今度の日本チームは、ひさびさに充実している。ランキングは7位になってるが、それよりは確実にレベルは上にあると思う。でもやはり世界トップクラスとはかなりの差があることも事実だろう。
野球は薮が投げると打てない阪神打線で、あっさり負けてしまった。

2004/05/13(木)●画像リンクがおかしい●

今日は朝から雨である。うまいこと今日は仕事なかったので、昼からイジヨンページに着手したのだが、いちおうアルバムや絵葉書の画像貼り付けて数ページ作って試しにアップしてみたのだが、何と、ネットで見ると画像が見えない。どうも、作業の手違いがあったようだ。ずっと以前にも、日記の写真の一部がMorris.PCのHDDに内部リンクになって、自分のPCでなら見えるのに、他機種では見えないという事件があったが、今回はそれが解ってるつもりなのに、どうもうまく行かない。何度やっても駄目なので投げ出してしまった。
今夜はバレーも野球もないので退屈だ。

2004/05/12(水)●若いツバメ(雛ぢゃ(^_^;)●

朝5時半、矢谷君と待ち合わせて、福井県鯖江市のインドネシア向け荷物ピックアップの現場。朝はえらく霧が深かったが昼前からは気持ちの良い晴天が広がり、まさに絶好のドライブ日和。
顔より大きい口(^。^) 左は親鳥(@_@)北陸道のSAには燕が巣を作り、雛たちが大きな口を開けて大騒ぎしながら親鳥の運ぶえさを待ち構えていた。しかし、燕ってなんであんなに人間に好かれるのだろう。普通軒下に巣を作って糞で汚したりすれば、たいてい人間は追い払いそうなのに、結構これを容認していることが多い。逆に喜んでいる気配すらある。
季節を感じさせる渡り鳥ということもあるだろうし、颯爽とした容姿と飛翔のスマートさなども原因の一つだろうか。小学校の理科の時間に「燕は蚊や蝿などを食べる益鳥」と教わったことを思い出した。
いにしえ国鉄のトレードマークはツバメだった。国鉄スワローズだったもんな。ツバメのスピード感に、国鉄が目をつけたのだろうが、Morris.はそれよりも、「燕」という漢字が、SLを真正面から見た姿にそっくりだから国鉄が採用したという自説を固持している(^_^;)

雨を愛で人に愛でらる所以は何?汽罐車と相似の象形文字 歌集『雑季鳥』

ちょうど1時に作業終了、そのままR-8を下り、武生のお気に入りそば屋「つる庵」へ。矢谷君はしっかりインターネットで下調べしてきて、ここの「ソースカツ丼」が人気メニューだといい、これとおろしそば並み盛りを注文。Morris.もちょっと迷ったが、やっぱりそばだけにしとこうと、おろしそば大盛りを注文。うーーむ久しぶりだが、いつ来てもここの蕎麦は絶品である。かなり太めだが、舌触りとのどごしの良さで、つるつるつるとあっという間に食べてしまった。だしも言うことなしで、意地汚いMorris.は一滴残さず。飲み干してしまったよ。ただこの店のもう一つの「売り」である下ろし大根、奥井さんの話によると、季節ごとにその時期一番辛みのある品種を選んで各地から取り寄せるということだったが、今日のおろしは、いまいち辛みが足りなかったような気がする。矢谷君のソースカツ丼は、馬鹿でかいカツが3枚も載っててボリュームありすぎ。昔懐かしい味でそれなりに美味しいといってたが、つる庵にきたらやっぱり蕎麦だろう。
帰り道、杉津のSAで、しつこくおろしそば注文。これはこれで不味くはないのだが、つる庵の後では、比べようもない。
5時半に倉庫到着。今夜は三宮で、マレーシアから里帰りしてるみかちゃんとの宴会。会場は「とりひめ」というチェーン店で、10名ほどの盛況だった。久しぶりにあうみかちゃんは、お母さんになってえらく奇麗になってたし、ちょっと落ち着きもでてきたようでいい感じ。娘の衿彩(えりあ)ちゃんは今日は連れて来てなかったが、デジカメ画像を見せてもらう。結構気の強そうなやんちゃ娘のようだ。これは母親譲りなのだろう。
料理は並みのコースで、美味くも不味くもないといったところだが、店員がいまいち動きが悪いのと、ビール注文してもすぐ持ってこないのが気に食わなかった。昔話とマレーシアでの暮しの話で盛り上った。Morris.はこっそりイヤホンで時々野球中継をチェックしてたが、またも井川不調で1回裏に清原に逆転ホームラン打たれその後も得点されて降板、どうも今日は勝ち目はなさそうだった。
10時前に解散。矢谷君は飯島ちゃんの店に行くというし、みかちゃんは別の知り合いの店に行くというので、一緒に行きたい気持ちもあったが、そのまま帰宅。
そう、Morris.は今夜の女子バレーのことが気にかかってたのだ。日本-プエルトリコ戦だから、まあ、日本の負けはないとは思うのだが、Morris.の気がかりはやっぱり加奈ちゃん。ちゃんと録画できてるかどうかがまず心配だったが、今回はちゃんとできてた。おお、今日はスタートから加奈ちゃん出ている。栗原、木村が下がっている。
1セット目は、意外にも苦戦してる。佐々木が目立ってて、加奈ちゃんはややくすぶり気味、接戦で1セットを取った後の2、3セットは、完全に圧倒した形で日本は4連勝。加奈ちゃんも後半はリラックスして、ばんばんバックアタック入れて、試合決めたのも彼女のサービスエースということで、最後までメンバーチェンジされなかったことにほっとした。これで日本がアテネへ行けることは9割かたまちがいないだろう。ただ、韓国がフルセットでイタリアを破り4連勝。こうなると明後日の日韓戦は絶対見逃せない。


武生市北府町「つる庵」

おろし蕎麦大盛り

ソースカツ丼+おろし蕎麦並

近所の野良猫

「とりひめ」三宮店、乾杯!!

矢谷君(左)とみかちゃん
2004/05/11(火)●加奈ちゃん復活●

清水君と二人豊中オーストラリア向け荷物ピックアップの現場。12時半に作業終了。昼食は「黒兵衛」でラーメン。ここも久しぶりだが、ちょっとスープがしつこい、というか塩辛すぎる気がした。
今夜も、野球と女子バレーが重なる。阪神-巨人戦をラジオで聞きながら、女子バレー、ナイジェリア戦は録画しながら画面で見るという忙しさ。おまけに野球は6-6の大接戦だし、バレーは1セットの途中から待望の大山加奈投入で目が離せない。
野球はアリアスの一発で勝負決めたし、バレーは3セットストレート勝ちと、嬉しい結果ではあったが、やっぱりMorris.は加奈ちゃんのことが心配で、試合終わるまで落ち着かなかった。加奈ちゃんは頑張って、得点を重ねて笑顔も見ることが出来て本当に嬉しかった。相手が格下のナイジェリアで、ミスも多かったから、安心はできないが、再起としてはまあ合格点だろう。

2004/05/10(月)●懐旧の深みに嵌まる●

今日も朝から雨である。今日は野球も女子バレーもない。退屈であるなあ。
韓ポ紀要4冊と創刊準備号2冊ノレバン98号にスキャンソフトをインストールしてスキャンできるようになったので、前から懸案のイジヨンページ作りに取り掛かる。CDやテープのジャケットはスキャン出来たが流石にアナログ版レコードジャケットはスキャンするには大きすぎるので、デジカメで撮影することにした。Morris.所蔵のアナログアルバムは1,2,3集だけだが、2集だけ何故か二枚ある。もともと2集だけはリアルタイムでソウルで購入して実際に聴いてたものだ。あの頃(89年)はまだアナログプレイヤーを持っていたわけだ。後の3枚は数年前に光化荘の山村荘主ニムからプレゼントされたもので、全くの手付かずのデッドストックで、ビニール袋の封さえ開けてない。今回デジカメ撮影するときこのビニールが乱反射してしまう、開封しようかと思ったが、何か勿体無い気がしてそのまま写した。特にMorris.はマニアでも収集家でもないのだが、彼らの気持ちが少しだけ分かるような気がした。
これ以外になにが絵になるものをと思い、引き出しを掻き回して、当時の写真絵葉書8枚を見つけ出した。おう、これは懐かしい。しっかりスキャンして、たしかイジヨン団扇(^。^)も持ってたはずだと、探したがいかんせん、キムワンソン団扇しか見つからなかった(^_^;)
そのとき、久しぶりに「韓国ポピュラー音楽学会研究紀要」4冊が目に付いたので、ついつい懐かしくなって読み返してしまった。秋田YUKI会長と山村荘主ニム共作の創刊準備号(part1,2)もあった。いやあ、記事も力作揃いで当時の熱気を思い出してしまった。くらさん、わだのりさん、DEKOさん、うり丸さん、SUMさん、百済大王&芭雨犬、きだちゃん、焼栗さん、ヒョンミさん、チッコーさん等など、本当にあの頃はNIFTYのパソコン通信を中心に良く遊んだものである。しっかり読みふけって懐旧の海に沈み、結局今日はイジヨンは画像取得のみに終ってしまった(^_^;)

2004/05/09(日)●AKIPPE(^_^;)●

朝から雨だ。阪神はデイゲームだが流れるかもな。
本当はゴールデンウイークにチェックするはずだった、ノレバン2号とhigashi2号。久しぶりに電源入れてみる。といってもディスプレイなど一つしかないので、いっぺんにというわけにはいかない。まずはノレバン2号から。休養充分(^_^;)だけあって、とりあえず起動する。しばらくインターネット見たり、Morris.部屋更新分をダウンロードしたり、ふと思い付いて、Morris.部屋のバックアップ作ることにした。ノレバン98号にはCDR-Wが付いてないからだ。
ちゃんとバックアップもできたぞ。後はラジオ韓国日本語放送につないで、BGM代わりにする。ひょっとしたらこのまま動き続けるのではないかと思った(ウソ(^_^;))が、3時間ほどで、やっぱり勝手にシャットダウンしてしまった。うーーん。やっぱりね。ディスプレイなど繋ぎ替えて、次はhigashi2号のチェック。こちらもとりあえず起動。例のお気に入り韓国映画DVD「恋愛小説」をセットする。これをBGMならぬBGVにして見るともなく見ている。結局これもきっちり最後まで見ることが出来たのだが、普通の画面に戻してしばらくしたら、ポポン、ポンポーンと警告を発して、自分の意志で?シャットダウンなされた。
雨もひとまず止んで、阪神-中日戦やることになったようだ。ラジオとTVで観戦。下柳はあいかわらずぴりっとしない。あっさり5点も取られて降板。2-5でしばらく膠着状態。今日は駄目かなと思ったら、4回に一挙8点も取って大逆転さらに追い討ちかけてし合い終わったら16-5の大勝だった。
夕方社長から電話でお好み焼き食べに来るようにとのこと。行ったら、社長のお母さんと、いやま君と甲子園口の昌子さんが来ていた。妙齢の女性が来たので社長の張り切るまいことか。鯛のアラ炊き、揚げだし豆腐、蒸し豚、やきそば、モダン焼きまでどんど出てきた。
社長は先月タイに行き、チェンライ近くのボランティア保育施設で4回ほど演奏し、一度は国境を越えてミャンマーの村まで行ったらしい。とことん貧しい村だったらしい。
十津川にキャンプに行った話したら、何と、やっちゃんも2日に例の谷瀬吊橋渡ったとのこと。彼女は1日に勝浦の温泉に泊まり、翌日吊橋まで足を伸ばして帰宅したらしいから、ひょっとすると、Morris.たちとすれ違ったかもしれない。どちらも生れて初めて行ったところだけに、なかなか不思議なニアミスである。
7時から女子バレー日本-タイ戦の1セットだけ一緒に見る。かなり格下の相手だけに、余裕の試合運び。今日も加奈ちゃん出てない(>_<) 大友が大活躍である。2セット目からは、部屋に戻ってみる。あっさり3セット連取で、途中吉原を引っ込めたが、やっぱり加奈ちゃんは出番なし。よっぽど不調なのだろうか。ちょっと心配である。

2004/05/08(土)●加奈ちゃん蚊帳の外(>_<)●

今日も昨日と同じ現場の開梱作業。
午前中に終わったので、今日は半ドンにすることにした。
紙込み処分に行くとしろうのトラックに便乗して元町でおろしてもらい、阪神理容でカット。今回は初めてのおっちゃんで、腕は良かったのだが、えらく首筋に髪が付いてしまったみたいだった。
元町駅前の雑居ビル3Fに「あやめ」という、地酒飲み屋があり、立て看板に「セルフ讃岐うどん」と書いてあった。物は試しと入ってみる。ひやし生醤油うどん\250という手ごろな値段である。大盛り(\350)頼み、竹輪てんぷら(\100)乗っけていただく。見た目はなかなか美味しそうで、麺は固めなのだが、どうも腰があるというのとちょっと違うし、口当たりがどうももこもこしてる。本場と比べるからなのだろうが、やっぱり讃岐で食べるに限るな。いっそ、例の藤麺の半生包丁切りならまだ我慢できるのに。
高架下商店街を経由して中央図書館へ。中央図書館に行くのはひさしぶりだった。3Fの書庫から、ロシア・アヴァンギャルド関連の本を出してもらって閲覧。面白い作品もあったが、全体的には期待したほどのものはなかった。やはり、20年代のロシア絵本は、特別な存在だったようだ。田中一村の画集も閲覧した。「田中一村展」は、大丸各店で巡回公開されているようだ。神戸店では5月27日から6月8日に開かれるらしい。
今夜は阪神-中日戦があるし、7時からは女子バレーオリンピック最終予選始まるし、深夜には「冬のソナタ」だ。
野球は薮と川上の投手戦で、目が離せない。バレーは裏録することにした。9回まで0-0できて、9回裏先頭打者金本が狙いすましてのサヨナラホームラン\(^o^)/なんて素晴らしい幕切れだ。ますみちゃんは何と今日も甲子園で観戦しているというメールが入った。こんな試合生で見るなんてファン冥利につきるよなあ、裏山、裏山。
チャンネル変えたらまだ女子バレーやってる。それもフルセットで強豪イタリアとがっぷり四つではないか。すごいすごい、でもMorris.お目当ての大山加奈ちゃんの顔が見えない(>_<)。途中交代した清水君似の佐々木が大活躍して、結局日本が勝ったのは嬉しかったが、どうした加奈ちゃん。試合終わった後巻戻して初めから見る。高校生の木村沙織が急成長してばんばん得点してるし、センターでは大友愛が出ている。どうやら加奈ちゃんは木村にレギュラーの座を奪われたらしい。栗原はエースとしてしっかり成長してるみたいだし、吉原は、執念が身体全体にみなぎってる。ともかく前回のワールドカップのときより強くなってるのは間違い無さそうだが、Morris.としてはやっぱり加奈ちゃんの奮起を望みたい。大友愛は、Morris.好みのオチェリンにどことなく似てる(髪型までそっくり)ので応援しよう(^_^;)しかし、イタリアに紙一重で勝利したこの一勝は大きい。
「冬のソナタ」第6話、ユジンが酔って、ミニョンのホテルで初恋のチュンサンと錯覚して抱き着くという見せ場があったが、Morris.はそれより、飲み会でユジンが突然「ナメンヨルチャ--南行列車」歌う場面が一番印象的だった。この曲はキムスヒの大ヒット曲で、韓国成人の90%が歌詞見ずに歌えるくらいに親しまれている曲だ。もちろんMorris.も歌詞見ずに歌えるから、あの場面ではつい唱和してしまったよ(^。^)前回に色々画策したチェリンの嘘がばれて行く場面ではMorris.は、はらはらしっぱなしだったし、サンヒョクはまたまた「優しいいい人」としてどんどん墓穴を掘って行く。今日はしっかり、録画しながら見て、韓国語で見直してしまった。

【幸福さん】源氏鶏太 ★★★ 昭和28年(1953)毎日新聞に連載されたもので、何で今ごろこんなのを読んだかというと、5年前に復刻版が出てたのが目についたからだ。
源氏鶏太といえば、50年代中心の大衆小説家の第一人者といってもいいかもしれない。サラリーマンものというジャンルで絶大な人気を誇っていた。「三等重役」なんて一種の流行語になってたし、映画にもなったと思う。Morris.は、幼時から乱読家だったから、彼の作品もかなり読んだはずだ。
半世紀前の作品ということになる。53歳の花子さんが思いを寄せる59歳の丹丸さんとの老年恋物語(^_^;)に、身の回りの若人の恋愛話が絡むという不思議なシチュエーションで、当時の恋愛観や、世代のギャップなどがわかりやすく描かれているし、なんといっても、新聞小説の特徴である、やたらちいさな盛り上がりが頻出するが、それがあまり煩わしくないどころか、物語りの興味を繋いでいくところが、著者の本領発揮なのだろう。
久米勲の解説がなかなかいいところを突いている。

幸せを求めて日々を生きる人々、そしてその人々が皆、その目的の幸せを達成できそうな雰囲気でこの作品は終る。というと、この作品自体が「幸福さん」なのかもしれない。
善人の集まり、皆が皆、自分の回りの人達に対して、善かれと思うことを行なう。まさにユートピアだ。
源氏鶏太の目指す作品世界は、作者自身が生きている現在のどこにでもありそうな社会のユートピア化、とでも言ったらいいだろうか。どこにでもありそうなと書いたが、ありそうでいて、決して現実にはありはしない社会なのだ。だからユートピアなのだ。

また、これも久米が言及しているが、源氏鶏太の作品にはいろんな物の値段が明記されていて、これが、後になって読み返すとき実に興味深い。
いくらか、抜き出しておく。

・丹丸さんが追放後会社役員にならず顧問となった顧問料=一万五千円
・丹丸宅に居候の兄妹(親友の忘れ形見)の兄明朗君が買ってきた安物の靴下=五十円
・妹みさきさんが贅沢品として買ったナイロンストッキング=六百円
・明朗君の月給=一万二千円
・みさきさんの月給=五千五百円
・みさき「いつもは三十円のトンカツを買うんだけど、今日は、特別に五十円のをつくって貰ったのよ」
・花子さんが毎月息子から貰う小遣い=二千円
・丹丸さんの娘美加子さん(戦争で夫を亡くし、別の男と家出中)が、丹丸さんが預かってる息子正美君の誕生祝にと送金した為替=千円
・明朗君が勤務する化粧品会社の同僚、マネキンも兼ねる弘子さんの給料=一万二千五百円
・弘子「あそこの鮭、十七円にしては、安いわ。
明朗「普通は?」
弘子「二十円。だから、六円の倹約よ。」
・みさきさんが好きになった加東君の母の提示した嫁入り支度金=百万円
・失恋したみさきさんのために、明朗君が清水の舞台から飛び降りるつもりで作ってやることにしたワンピース=一万円
・みさきさんの友人佐登子さん「まあ、おどろいた。加東さんとこのお父さんは、会社の部長さんでしょう?部長さんの月給なら、いくら多くても、五、六万円でしょう。いったい、何をしたら、娘ひとりに百万円の支度が出来るようになるのよ。」
・コーヒー代=五十円
・明朗君のボーナス=前期一万五千円、今期二万円
・社長の姪モエコさんのボーナス=三千円
・明治神宮外苑にある大正記念館の結婚式料金=高砂 五千円、松 三千円、竹 二千円、梅 千円
・花嫁の洋装式服の借賃が五千円、着付料が千三百円、招待客が二十人として、一人五百円で一万円、結局三万五千円くらいは、やっぱりかかった。


物語りが、みさきさんと九州の山奥で働く花子さんの遠縁にあたる次郎君の結婚式で目出度く終り、明朗君とモエ子さんのロマンスもまとまりそうな気配、美加子さんにも再縁の芽があるし、丹丸さんと花子さんも---と、大団円の予感を含むエンディングは、新聞小説の読者に満足感を与えるパターンだろう。これを機に源氏作品を読み返そうという気にはならないが、たまにこうした懐かしい雰囲気を味わえたのは良かったと思う。

2004/05/07(金)●阪神足踏み状態●

としろうらと、昨日と同じ現場。今日は荷物の移動。昼食は昨日と同じ向陽で鶏から揚げ定食。見かけは割と平凡だが、玉葱の酢漬けみたいなソースが美味しい。
マレーシアのみかちゃんが一時帰省してるとのこと。久しぶりに会いたいと思ってたら、12日に集まろうという話になったらしい。愛娘エリアちゃんも大きくなったことだろう。
阪神はマスカット球場に中日を迎えての試合だったが、結果は3-4惜敗。最終回に天敵の岩瀬からヒット3本打っただけでも良かったとしよう。

2004/05/06(木)●近くなった灘区役所●

としろうらと、六甲アイランド高層住宅の韓国人の近場引越しのプレパック。遊び疲れのMorris.には手ごろな作業だった。
昼食は自然食品レストラン「ふれあい向陽」で紫蘇入りトンカツ。ここのメニューは割と丁寧な家庭料理っぽくて気に入ってる。
新装開店?の灘区役所(5/4撮影)灘区役所が桜口交差点西に移転して、今日から業務を開始したらしい。モリス亭から徒歩5分かからないという至近距離だから、便利になるといえなくもない。前の神ノ木通りのときは、歩くと30分以上かかってたもんな。
昨日エアチェックした、Bessie Smithを繰り返し聴く。このところBluesとはやや疎遠になってる気がするが、たまにはこういうのもいいかも。
ノレバン98号の単語登録が出来ないので、ちびくろのユーザー辞書をノレバン98号のユーザーフォルダにコピーしたが、うまく行かなかった。
Win98のユーザー辞書は「imeipusr.di」、ちびくろのWin95のユーザー辞書は「msime97.doc」となってるので、いっそのこと名前を変えて上書きしようとしたが、ノレバン98号のゆーざー辞書は削除も名前変更もできなくて、お手上げ。
島田和夫部屋スケジュール変更。

【タブロイド時評】泉麻人 ★★☆☆ 夕刊フジに連載しているコラム「通勤快毒」をまとめたものの第二弾で、2001年から2003年の記事だが、この手の時事ネタはほんとに生鮮ものだから、こうやって2年後、3年後に見るとけっこう情けないものが多い。まさに賞味期限切れまくりである。いっそ20年くらい後になってみたら、意外性が際立ってそれなりに読みでのあるものになるかもしれない。
ともかくも、100編ほどのコラムが掲載されていて、9.11同時多発テロ、W杯、北朝鮮拉致被害者帰国などの、ニュースネタは今読むと、全く面白くないか、筋違いというか、著者がよくわかってないということがよくわかる仕組みになっている。
そのかわり、おたく系というか自分好み分野の端ネタの扱い方は、時々なるほどと思わせる切り込みがあったりする。特に東京の数十年前の風景への固執ぶりは相当な思い入れがあるらしく、後にNHK映像で「東京風景」という5巻物ビデオの監修までやったらしい。
ナンシー関とは知人で、彼女の早世の直後のコラムには一緒に行ったカラオケの思い出なども書いてあったが、消しゴム版画への追憶は的を射たものといえるだろう。

彼女の消しゴム版画の魅力は、対象人物(主にテレビにでている有名人)の単なる[似顔絵]でなく、彼らのコレという瞬間の表情をズバッと射止めた、というところにある。そして、傍らに添えられる”吹き出しの一言”の的確さ。たとえば辻仁成のヨコに「パリで……」と記すような。評論文の才については、いまさら語るまでもないだろう。「辛口批評」とよく表されていたけれど、毒と茶目っ気との塩梅がとても心地良い、上質のタイ料理みたいな文章であった。

「上質のタイ料理」という比喩あたりが、いかにも著者らしいね。なかなかキマッた!って感じと、「オレは上質のタイ料理食ってるんだぜ」という自慢な綯い交ぜになったような……

2004/05/05(水)●小屋場山から伯母野山に●

7時半起床。曇っているが、天気は回復基調。洗濯すまして、ぶらぶらと歩いて阪急六甲から護国神社を超えて、小屋場山の斉藤さん宅まで山道を登る。長いこと御無沙汰してるから、会えればいいが、もしいなくても、ちょうどいい散歩コースだしつよし作のこいのぼりなら外からでも見ることが出来るだろうと思ってた。しかし、やっぱり結構あるなあ。つよし、能斗也母子は社長宅に行ってて留守だったが、斉藤さんは仕事前の一幅で在宅していた。
つよし自作のこいのぼり。でも風がないので---借りてたイウナのテープと美空ひばりのジャズソングアルバム返却して、一緒に持っていった、イウナのベストアルバム聞きながら、紅茶と、お手製のタイカレーいただく。シチューかと思うくらい白っぽいタイカレーで、エビやキクラゲがいっぱい入っていて、それなりに美味しかった。でもやっぱりMorris.は、辛くないと物足りない。一時前に辞去してそのまま上に向かう。すぐ近くの民家の正面の軒に、とてつもないでかい雀蜂の巣があった。ハート型で幅50cm以上はありそうなりっぱなものである。
ふらふらと薮を掻き分けたりして、沢にぶつかったので、ここでしばらく休憩して読書。なんかキャンプの続きみたいだ。
その後、ラジオで阪神-広島戦聞きながら、伯母野山方面に下りて行く。厳島神社では地車が止まっていて、鉦太鼓の音が響いていた。能斗也は一昨日これを引いたらしい。
坂を下りているとき空中を飛行船がゆっくりよぎって行った。最近時々見かけるものだ。Morris.は一度飛行船に乗ってみたい。
帰宅したのが4時半で、まだ野球は続いていた。3-8となって駄目かと思ったら8-8の同点になり、これはひょっとすると、と思ったら9回裏に安藤がサヨナラホーマー浴びて負けてしまった。面白い試合ではあったが、拙攻と守備の乱れが足を引っ張ったということになるだろう。
実はノレバン98号が昨日、一度フリーズして再起動したらピーピーピーと警告音を発していろいろ奇妙な動作したりしたので、ちょっとびびり、今日はマイクロトレンドオンラインスキャンかけてみたのだが、ウイルスは発見されなかった。ここでノレバン98号が飛んでしまうと、またまたちびくろだけになってしまう。ノレバン98号をリリーフエースとしてメイン機にしようという作戦も、宙に浮いたかたちになっている。
ノレバン2号、higashi2号のチェックも、GWの間は遊びすぎで、触ることすらできなかった。
いちおう明日から仕事である。
STARdigioでBessie Smithの特集があるので、エアチェックしながら聴くことにしよう。


近所の野良猫

ハンノキの実

つよし手製のタイカレー

すごく立派な雀蜂の巣

一度は乗りたい飛行船

厳島神社のだんじり
2004/05/04(火)●ボウリングと宴会●

朝から雨である。さすがにちょっとキャンプ疲れか、ゆっくり朝風呂に入る。昌美さんからメールで、午後2時から六甲ボウルに来ないかとのこと。Morris.はボウリングブームに青春時代を送ったはずなのに、これがからきし駄目だが、いかにもゴールデンウイークらしいお誘いなので乗ることにする。生協の3Fのレーンに行ったら、昌美さんといやまくんと、九州から来ていたMorgan's Barのファンするするさんがいた。さっそくゲーム始めたが、何とMorris.はガータの連続である(>_<)トータル40という冗談のようなスコア、2ゲーム目はボウルを代えて一投目にストライクだったものの、その後は散々で100には程遠い惨澹たる結果だったが、周りの家族連れやカップルの嬌声聞きながらボウリングするなんてめったにないだろうから、それでいいのだ
居酒屋「土間土間」にて一旦部屋に戻り、十津川キャンプ日記を仕上げながら阪神-広島戦見る。福本好投、阪神打線爆発で、14-1の快勝。福本初完投(あとちょっとで完封だったのに)でこれで貯金3(^。^)
夜は、パチンコBAGUZY7Fの「土間土間」という居酒屋で宴会。昼間ボウリング組4人と、堀圭子さん、伊藤君、ちょっと遅れてさりーちゃん,今風なこじゃれた造りで、広いのに適当に小分けにして雰囲気を変えたインテリアは良く出来ていると思った。あては可もなく不可もなくといったところか。このビルには新しく4軒ほど飲み屋が入ってるらしい。六甲道一帯の都会化はどんどん進んでいるようだ.
8時にするするさんはバスに乗るため三宮に向かい、10時前に解散。後はレーヴかとも思ったが、さりーちゃんが疲れたので帰るというので、一緒に帰宅.。

2004/05/03(月)●ただいま●

午後8時前に十津川から帰宅。心地よい疲れ。
キャンプの詳細は「十津川CAMP2004/05」を見てください。

2004/05/02(日)●十津川にキャンプ●

9時起床。
11時に矢谷君に車で迎えに来てもらい、十津川キャンプに向かう。一泊だけどMorris.にとっては、めったにない経験である。楽しみじゃ。詳しいことは別冊日記(^_^;)をご覧ください。

2004/05/01(土)●今日から5連休●

Morris.の場合特に5連休なんて珍しくもないのだが、たまには人並みなタイトルもいいだろう(^^;)
五月ときたら「風薫る」。ちょっと暑い一日だったが吹く風は、気持ちよかった。
昼前に久しぶりにセンターへ行く。稲田さんにも長いこと会ってなかったし、鹿嶋さんは4月からは(金)、(土)だけの出勤になってるからちょうど良いと思ったのだった。
豪華なこいのぼり。昨日の桜井でのショット。センターでは「求める会」の総会があって、稲田さんも出席していたが、昼食の昼休みに、会議のために用意されたちらし寿司をいただき、事務所で稲田、鹿嶋、飛田さんと、読売TVの釜山、済州島案内番組を見ながら食べる。特に面白い番組ではないが、釜山のチャガルチの場面はやはり懐かしく、次回は絶対足を延ばさねばと思ってしまった。あの気持ちの悪い「ケブル」や、天敵「ポンテギ」も出てきた。済州島も、去年の棚ボタ旅行で回ったところが沢山出てきたのでついつい見てしまった。
古本市も今月までなので、しばらく冷やかして2冊買う。
今日の甲子園は2時からのデイゲーム。先発薮がヨロヨロしながらも7回まで1点に押さえ、桧山、キンケードのソロホームラン2本で2-1の辛勝。いちおう貯金1である。今日は安藤、ウィリアムスと繋いだが、やっと押えの調子が元にもどったようで一安心だ。
ノレバン2号、higashi2号はとりあえずおいといて、そろそろノレバン98号をメインに使えるようにしようと、プリンタつなぎ、外付けのDVDレコーダをUSBで繋いだがこちらはうまく行かなかった。別にノレバン98号でDVD使うつもりはなくて、CD-RWが使えるといいなと思っただけだ。ところが、何故かノレバン98号でMS-IMEの単語登録が出来なくなってしまった。登録の窓は開くのだが、読みの枠に入力できないのだ。半角なら入力できるのだが、全角ひらがなに切り替えると、キーボード叩いても全く反応がない。
これはどういうことだろう?数日前まではちゃんと入力できたのに。まだ10個くらいしか登録していないので、このままではワープロ利用が不便なままだ。ぐいぐい酒場にレトロ評論家?の町田忍さんの書き込みがあり、今夜10時からの毎日TVに出演して、ペコちゃんネタを披露するそうだ。これも見なくては。もちろん今夜は「冬のソナタ」があるから、なんかずっとTV見続る一日のようだ。
明日は十津川キャンプに出発だ。

【ことばの流星群 明治・大正・昭和の名詩集】大岡信[編] ★★★
1984年に「愛の詩集 ことばよ花咲け」というタイトルの文庫として出版したものを、20年後にA5版ソフトカバーの単行本として内容そのままに復刊したと、あとがきに書いてある。
いちおう明治から昭和59年までの時点での、日本の主だった詩人110人ほどを選び、生年順に並べて、100字前後の紹介と、1編から数篇の詩を収めている。明治、大正の詩人はわずかで、基本的には昭和詩集、それも戦後の詩集中心という感じが強い。初版が出たときMorris.は30代半ばだから、詩を良く読んでた時期はとっくに過ぎてたから、これも読まずじまいだったのだろう。とりあえず印象にない。
ただ、本書に選ばれてる詩人で未知の人はほとんどいないし、掲載作品も6割くらいは知っていた。
日本の戦後詩人は東大出身がえらく多いような気がする。というのも短い紹介に、学歴が書かれているからだ。詩人の紹介に学歴はいらないのではないかという気がしないでもないが、それにしても東大が多いなあ。編者である大岡の作品も収録されていて、彼の紹介を見たらやっぱり東大卒だった。本書の詩人の選択に学閥がからんでるってことはないだろうな(^_^;)
本書で一番びっくりしたのは、高田渡が唄ってた「系図」が、三木卓の作品だったということだった。高田渡は山之口獏の「生活の柄」を唄ってるのは当時から知ってたし、後年には金子光晴の詩なども歌ってたが、この「系図」は何となく高田の自作だと思い込んでいたのだった。

系図 三木卓

ぼくがこの世にやって来た夜
おふくろはめちゃめちゃにうれしがり
おやじはうろたえて 質屋へ走り
それから酒屋をたたきおこした
その酒を呑みおわるやいなや
おやじは いっしょうけんめい
ねじりはちまき
死ぬほどはたらいて その通りくたばった
くたばってからというもの
こんどは おふくろが いっしょうけんめい
後家のはぎしり
がんばって ぼくを東京の大学に入れて
みんごと そつぎょうさせた
ひのえうまのおふくろは ことし60歳
おやじをまいらせた 昔の美少女は
すごくふとって元気がいいが じつは
せんだって ぼくにも娘ができた
女房はめちゃくちゃにうれしがり
ぼくはうろたえて 質屋へ走り
それから酒屋をたたきおこしたのだ

大岡はあとがきで「本書に並んでいる人々を眺め渡すと、昭和時代から平成時代にはいって大いに活躍している若手(当時の、です)詩人たちの顔ぶれがずらりと並びます。アンソロジーの編纂にあたっては、新しい時代に入ってその編み方の真価が問われるようなことは、できるだけ避けたいものだ、と考えるのは当然ですが、今見直してみて、私の編み方には大過なかったように思われるのは、ほっとする事でありあます。」と書いているが、Morris.はどうも納得できなかった。
それよりも、なによりも、Morris.が当時好きだった吉岡実の名作「僧侶」のラストに、とんでもない誤植を発見してしまった。

僧侶 9 吉岡実

四人の僧侶
硬い胸当のとりでを出る
生涯収穫がないので
世界より一段高い所で
首をつり共にわらう
されば
四人の骨は冬の木の太さのまま
蝿のきれる時代まで死んでいる

「蝿」じゃなくて「縄」だろう。しかしひょっとしてMorris.が誤解してるのかもしれない。思潮社の現代詩文庫を引っ張り出してチェックしたらやっぱり「縄」だった。まさか、これ、文庫版のときから誤植ってことはないだろうな(^_^;)


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