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Morris.の東京物語 その2

絵本「しましまのおひげちゃん」
テキスト版
2004/07/23〜26

2004年1月末、15年ぶりの上京したと、大層なことのように騒いで「Morris.の東京物語」なんてタイトルでアップしたばかりなのに、半年も経たない内にまたまた東京に行くことになりました。

例の「幻のロシア絵本20-30年代展」が庭園美術館で開催され、監修者の沼辺さんから7/24(土)のロシアアニメ上映会に来ないかという、メールいただいたので、ほいほいと出かけることにしたのです。

しかし、今年は韓国に連続して出かけて、おまけに盗難にあったりして、それでなくても手元不如意なMorris.なので、新幹線往復\25,000はあまりに負担でした。夜間バス利用も考えたのですが、ちょうど期間中である青春18切符を利用することにしました。

これなら5回分で\11,500。JR乗り放題(途中下車自由)で一日あたり\2,300です。神戸-東京を一日で移動するとなると10時間以上かかります。これを長すぎると感じる人も多いでしょうが、Morris.は長時間列車に乗ることにほとんど抵抗ありません。
生来貧乏性のMorris.にとって、これは実にいい企画だと思いました。

結果的には往路は小学校からの友人である浜松の一木君宅に泊まることにしたので、2日がかりだったので、今回の主要交通費はおおよそ七千円くらいになったと思いますが、それでも東京-神戸往復でこの値段は、公共機関では破格の安さといえるでしょう。

ダイアル通信の方を考慮して(主に稲田さん(^_^;))テキスト版も作っておきましたが、やはり画像を見て欲しい気がします。
2004/07/23(金)●浜松途中下車●

六甲道朝7時半の米原行き快速に乗る。よく考えたら今日は平日でちょうど通勤ラッシュの時間帯ではないか。結局尼崎まで座れなかった。もうちょっと時間をずらすべきだった。

米原-大垣-豊橋と3回乗り継いで、浜松に着いたのは昼ごろだった。これはえらく早すぎ。一木良治君との待ち合わせは5時過ぎなので、えらく時間が余る。といって浜松は取り立てて見るほどのものはない。駅の近くのビルの4Fに図書館の分館があったので覗いてみる。雑誌中心の分館というより、休憩コーナーみたいなものだったが、浜松の地域情報誌があって、今月はカレー特集、すぐ近くの遠鉄ビル地下のカレー屋が紹介されてたので昼食はここにすることにした。その前に同じフロアにある「木下恵介記念館」も冷やかす。木下監督は浜松の生まれだったらしい。入場料\100というのがご愛嬌で、監督愛用のソファとか、映画のポスター、チラシ、台本などがあるくらいで大したことはないが、正面の大型スクリーンで半ば強制的に「私の自叙伝」(25分)を見せられた。

別に3台テレビが置いてあって、彼の作品のほとんどをビデオで見ることができるらしい。「二十四の瞳」でも見ようかと思ったが、2時間近くあるのでパス。出際に、受付のおばちゃんに「二十四の瞳」をどう読むか訊いたら、「にじゅうしのひとみ」と言われた。やっぱり「にじゅうよん」ではなかったようだ。

カレー屋で夏野菜カレーというのを注文したらハーブティがおまけについてきたのは良かったのだが、肝心のカレーが、箸くにも棒にもかからないくらい不味い(@@)そういえばこの「サン○ルコ」ってのは、チェーン店で関西にもあったんじゃなかったかな。えらい失敗である。

それでも時間が余るので、どこか近くにJRで行ってみることにした。すぐ手前に「弁天島」というのがあって、浜名湖と海の接点みたいになっている。潮干狩りや海水浴もできるところらしいので、そこに向かう。

着いたところは、とても海水浴場とは言えないあまりにもわびしげなところだった。水もあまり綺麗とは言いがたいし、遊泳区域は海岸から10mくらい。泳いでるのは家族連れも入れて20人いなかった。線路の下をくぐって、浜名湖のほうに回ったが、こちらもいまいちの景色である。

結局1時間くらいで浜松に戻り、一木君と落ち合って、十数年ぶりに一木宅へ。漫画本で足の踏み場もない頃しか知らなかったので、えらくすっきりなってるのに驚いてしまった。3人の子供がみんな出はらって夫婦二人暮らしになったから、荷物も減ったのだろうと納得したが、整理されてるのはLDKだけで、隣の彼の部屋は以前にもまして本と荷物が散乱していた。

かずえさんの手料理で久しぶりに酒を飲みながら、女子バレー日本-キューバ戦を見る。加奈ちゃんは出ずっぱりで、いいところも見せてたが、実力の差はいかんともしがたくて、0-3のストレート負け。阪神もヤクルトに負けてしまったようだ。

その後60年代のポピュラーのミュージックビデオなど見せてもらい、ずるずると飲んでいつの間にか寝てしまったようだ。


木下恵介記念館

同左、スナップとポスター

弁天島のトイレのドアの貼り紙

あまりに淋しいリゾート

まるで漫画喫茶みたいだ

しかし隣の部屋は相変わらず
2004/07/24(土)●ロシアアニメ上映会と「生」大福●

6時半起床。朝食いただいて、良治君といっしょに浜松駅まで行き8時18分発熱海行きに乗る。熱海から東京行き快速に乗り、品川で山手線に乗り換えて目黒に着いたのが1時前だった。

庭園美術館は目黒から歩いて10分かからない。初めてなので、とりあえず庭園を10分ほど足早に回る。そして美術館。ここはもともと某皇族の屋敷を東京都が買い取って美術館にしたもので、建物の外観は当時の面影を残している。モダンな建物でなかなか感じが良い。

そして絵本展は、芦屋よりゆったりしたスペースで見やすくなっていたが、2時から別館ホールでアニメ上映会があるので、これまた大急ぎで見て回った。やっぱりとんでもなく素敵である。3階のオープンスペースには、芦屋と同じく絵本コピーのファイルが並べられていた。これは絵本展として、実に良い企画だと思う。Morris.は芦屋でひととおり目を通したが、今回も見直したい作品がいくつかあったのだが、そんな時間はない。

2時からの上映なので1時半過ぎに会場に行ったらもうほとんど満席で、やっと座れたが、それからも続々入場して、250人の定員なのに、立見が100人くらいは出たくらいの大盛況だった。

上映されるアニメは。「郵便」(1929年、サイレント、16分)「バザール」(1936年、音楽ショスタコーヴィチ、4分)「おろかな子ネズミ」(1940年、カラー、音楽ショスタコーヴィチ、15分)の3本で、すべてミハイル・ツェハノフスキー作品。上映の合間に、ロシア映画評論家の山田和夫氏と沼辺信一氏のトークがはさまれて、約2時間の催し。

「郵便」はツェハノフスキー自身の絵本があって、これは復刻版もあるので、ストーリーもわかっていたが、アニメでは、モノクロサイレントのためかなり雰囲気は違っていた。それでも切り絵を利用した、構成主義の特徴が色濃く出ていて、随所にロシア語の字幕(画面の半分を費やす大きなもの)がインパクトあった。絵本にはない、世界各国への行程の場面が追加されそこが一番アニメらしくなっている。以前「暮らしの手帖」でよく取り上げられていた藤城清治の影絵芝居を連想した。時代的にも絵本の黄金期真っ只中の製作で、ほとんど、絵本をストレートにアニメ化した作品といえそうだ。

「バザール」は、本来40分近い作品になるはずのものの断片で、これはまさにロシアがスターリンの主導するリアリズム変換期にあたり、作品そのものが否定されて、こんな形でしか残っていない結果になった。断片ながら、市場の活気と喧騒と賑わい、笑いや猥雑さまで感じさせる、目まぐるしいアップテンポの勢いあるアニメで、完成品があれば、凄いものだったことは想像に難くない。これだけでも残されていたことを幸運に思うべきかも知れないが、あまりにもったいない。

「おろかな子ネズミ」は、マルシャーク原作で、絵本では天才レーベジェフが素晴らしい絵を提供しているが、アニメでは全く違ったキャラクタになっている。この作品はカラーというだけでなく、絵柄、手法ともに、ディズニーの世界の焼き直しみたいなものになってしまっている上、原作のラストをハッピーエンドに改竄するというとんでもないことまでやっていて、作品への冒涜ではないかと思ってしまった。

洗練された色遣いや、猫の艶っぽい姿態など見るべきところは多い。とりわけショスタコーヴィチの音楽は圧倒的だ。それを考慮に入れた上でも、これはロシアリアリズムが絵本だけでなく、アニメも、駄目にした見本といえるかもしれない。

以上えらそうなことを書いているが、半分は山田、沼辺両氏のやりとりからの受け売りにすぎない。お二人の話は、実にディープなやり取りの連続で、これだけでも、はるばる神戸からやってきた甲斐はあると言えるだろう。

上映会終わって観客で熱心な者数人が残って、沼辺さんに質問したりして、そのやりとりの中でも色々興味深い話題があったし、ショスタコービッチへの熱い思いや、造詣の深さにはMorris.の知らない世界ながら、感動的ですらあった。

そんなこんなでホールに5時半くらいまで粘ってしまい、沼辺さんとの挨拶がすっかり遅れてしまった。すでにMorris.のことは認知されてたみたいだった。いちおうお土産のつもりで持って来ていた昭和3年発行の「コドモ漫画」の本のことを先に持ち出したら、何と同じ本を沼辺さんも持参されてた。流石である。でも、彼もこの本に「おろかな鼠」の日本語版(宮尾しげ夫訳画)が載ってることに気づいたのは10日ほど前で、ネット古本屋で取り寄せて入手したのが昨日だったということだから、ほんのチョイ差だったということになる。残念。

以前メールで話題にした、ケストナー署名入りの小松太郎蔵書の「人生処方詩集」や、海賊版「エミールと探偵たち」なども持参されてたが、その丁寧な包装と扱いぶりに「収集家」の性を見せつけられてしまった。

それはともかく閉館時間まで沼辺さんとその知り合い数人とで、絵本展見る。その前にMorris.は、芦屋で買いそびれてずっと後悔してた「しましまのおひげちゃん」復刻版買う。これは、やっぱりあまりにも可愛すぎるぞ。(*このページのタイトルカット画像参照)

「12インチのギャラリー」沼辺信一編著この後は飲みに行くしかない。今夜は宮崎さん宅に泊めてもらう事にしていて、いちおう8時くらいを目途にと連絡していたのだが、飲み屋に繰り出したからには、そうそう簡単に出られそうにない。

同席したのは、沼辺さん、井上さん夫婦と、北村さん、そしてMorris.の5人。井上さんはロシア語の専門で今回のアニメの世話役やってた方で、奥さんは高野史緒名で小説書いてられて、その筋では著名な方らしい。北村さんは議員秘書などやってられたそうだ。

酒の席でも沼辺さんの薀蓄はとどまる事を知らず、気がついたら10時前になってしまった。

沼辺さんも宮崎さん宅と同じ最寄り駅という偶然があって駅まで同行する。電車の中でもどんどん話が広がる一方。

特筆すべきは、沼辺さんから、彼の最初の著作である「12インチのギャラリー」をプレゼントされたことだ。これは思いがけない嬉しい贈り物だった。しかもサインをお願いしたら何と「本書の最良の読者である森崎和夫様」と書かれてしまった。これはちょっと過剰褒奨ではなかろうか。

海浜幕張駅到着は11時過ぎていた。宮崎さんは大福を連れて迎えに来てくれていた。すっかり遅くなって申し訳ない。宮崎さんとも初対面だが、ネット上での付き合いは結構長いし、個人日記や大福日記を、ずっと読んでるので、全く初めて会った気はしなかった。

車で自宅まで連れて行ってもらう。美人の奥さんに挨拶して、即シャワー使わせてもらい、またまた飲み会。といっても、宮崎さんはあまり飲める口でないので、もっぱら奥さんと差しつ差されつ状態。Morris.はすでに充分出来上がっているので、結構早めにつぶれたような気がする(+_+)初めての訪問というのに、あまりにも失礼だったかと思うが、成り行き上仕方がない。酒の上の不埒は今に始まったことではないものなあ。

それにしても、生「大福」は、日記の写真以上に可愛いし、大人しい。これは、愛犬雑誌の取材が殺到するのもむべなるかな、である。来週にも取材が入ってるらしい。韓国ドラマやMTVのビデオや、古いアルバムまで見せてもらったり、Morris.も手持ちのポケットサイズの写真アルバムなど披露に及んだようだ。


東京都庭園美術館内の日本庭園

旧朝香宮邸だった美術館側面

同美術館正面。アールデコぢゃ。

庭に置いてあるオブジェもお洒落

さりげなく咲いてる百合の花

ロシアアニメ「郵便」の一場面

同じく「バザール」の一場面。うっかりストロボ焚いてしまった(^_^;)

「バザール」(左)と「おろかな子ネズミ」のフィルム

「おろかな子ネズミ」左の怪物??はカマスのおばさん

上映後質疑応答の模様

ケストナー献辞入「人生処方詩集」

「エミールと探偵たち」の日本語海賊版

山田和夫氏(左)と沼辺信一氏

庭園美術館に住み付いてる猫

打ち上げ?宴会

「生」大福に初見参

やっぱり本物は可愛いぞ

ちょっとアップで。

2004/07/25(日)●下町見学と166号様再会●

8時半起床。すっかり酔っ払って寝てたらしい。奥さんはすでに大福の散歩に出かけたとのこと。うーーむ、本当ならこの散歩にこそ同行したかったのに。残念無念である。

二日酔いというほどではないが、かなり酒は残っているようだ。帰ってきた奥さんに目覚ましのコーヒーいれてもらい、おもむろに出かけることにする。暑いので、大福と奥さんは留守番ということになった。

宮崎さんの車に同乗して、佃、月島、深川などの下町方面を流してもらい、途中深川資料館に入る。江戸時代の町の一区画を復元した、映画のセットみたいなのがメインで、それぞれ良く出来ていた。屋根で寝ている人形の猫が時々動いて鳴き声を発するのが、目立っていた。

マルベル堂で買った芳恵の白黒プロマイド浅草に行き、駐車場に車を入れて、街歩き。昔風の地下街を流した後、プロマイドのマルベル堂に連れて行ってもらい、当然のごとく、柏原芳恵の白黒プロマイドを買ってしまった(^^)

昼食は昭和26年からやっている洋食の店「ヨシカミ」で、ハヤシライスをご馳走になる。宮崎さんはもともと浅草付近に住んでいたそうで、この店は子供のときからのお馴染みらしい。あまり広くもない厨房に10人もの料理人が入って忙しそうに動いてるさまは、まるでアニメを見ているかのようだった。フライパンを動かすだけで、玉子がチキンライスを包み込んでオムライスが出来るのには感心した。上手いもんである。

ハヤシライスは、濃い目のデミグラスソースで、しっかりした味だった。宮崎さん注文の一口カツも美味しそうだったが、平日だけの日替わりランチがお勧めとのことだった。またの機会のお楽しみということにしておこう。

お約束の浅草寺仲見世を冷やかし、日本手ぬぐいの「ふじや」にも連れて行ってもらう。ここの手ぬぐいの意匠は伝統的なものもあるが、新作のモダンなものも多く、それぞれにいい味を出している。近くには暖簾専門の店などもあり、浅草らしさを感じることができた。。やはり詳しい人に案内してもらうと楽ちんである。

その後、三ノ輪橋に立ち寄り、東京で唯一残っている都電荒川線の駅と電車をチェック。
そのまま上野まで乗せていってもらい、ここで宮崎さんとはお別れする。繰り返すが、初対面、初訪問なのに、遅れるわ、酔っ払うわ、勝手のし放題の上、入場券や昼食までおごって貰ってしまった。ありがたいというより申し訳ない気がする。とにかく感謝ですm(__)m

上野に降りた目的はただひとつ。国立博物館内の法隆寺宝物館にある、Morris.最愛の小金銅仏観音第166号様に再会することだった。本館はリニューアルのため8月いっぱいまで閉館だったが、Morris.は、全然平気。

ともかくも、真っ先に法隆寺館に赴き、166号様のもとにまっしぐら。うーーーーーむ、前回に一目惚れしたのも、あらためて納得であった。他の金銅仏たちもそれぞれに優れたものが目白押しなのだが、この166号様は、特別だね。あまり観客がいないのをいいことに、ためつすがめつ、前から後ろから左から右から、下から仰ぎ見たりと思う存分、たっぷり時間をかけて鑑賞させていただいた。小一時間は166番様のそばにいたことと思う。

その後、資料室で、数冊の写真資料集の、166号様の御姿と解説を読み比べる。7世紀の作で、百済仏から、和風仏に変わる過渡期に位置する作風であるそうな。両手で宝珠を包み込むように持っているスタイルは朝鮮的だとのこと。全長20cm前後で、重さは2,4kgくらい。台座は江戸時代、その下の木の台は明治の作らしい。

でも、そんなことはやっぱりどうでもいい。ひと目会ったその日から、Morris.はこの166号様の虜になってしまった。なんと言っても、彼女(きっと女性にちがいない)の表情は素晴らし過ぎる。デジカメ、前回はひどい出来だったので、今回も再挑戦してみた。前よりはかなりましなショットが撮れたと思う。拡大画像をアップしておこう。もちろん、本物の魅力とはまるで別物であることは言うまでもないが、今回は時間的に余裕があったので、かなり克明に脳裏に刻みこむことが出来たような気がする。

その後は、やはり前回時間が足りず、駆け足で流し見ですました東洋館を、ゆっくり見ることにした。ここはここで、素晴らしい仏像や、工芸品がわんさかあるのだが、Morris.にとっては、ほとんど、おまけに過ぎなかった。

5時半まで博物館にいて、その後、アメ横を冷やかす。良さげな、アロハがあったが、ちょっと高くて断念。その代わりに??好物の鮭トバを買った。
今夜は、うり丸さんに連絡して泊めて貰おうかとも思ったのだが、明日は月曜日で、あまり突然過ぎては迷惑かもしれないし、それなら、早めに連絡しておけば良かったのだろうが、結局渋谷に出て、例の超廉価な、インターネット+漫画カフェ「まんが広場」を利用することにした。何たって、夜中8時間パックでたった\980!!しかも、ドリンク飲み放題、漫画読み放題、インターネット使い放題である。

実はMorris.は、ここで、上京3日分の日記を打ってしまおうと目論んでいたのだった。テキストファイルで打ち込み添付ファイルとして自分宛てにメール送信すれば、OKである。ここまで打った現時点で、午前2時半だ。とりあえず送信して、そろそろ仮眠することにしよう。


深川下町の一画を再現してある

この猫がえらくお茶目

商売道具なのだろう

言わずと知れたマルベル堂

「うますぎて申し訳ない」と書いてある

売り切れ御免のハヤシライス

日本手拭専門の「ふじ屋」。Morris.日記のトップ画像もふじ屋の意匠

東京で唯一残ってる都営荒川線の三ノ輪駅前

法隆寺宝物館166号観音菩薩。
拡大画像

東洋館の羊頭杯

書印展やってた

阿修羅だろうか?

近代美術館庭のジェンナー像

今夜の寝ぐらである

まんが広場の内部
2004/07/26(月)●横浜寄道後乗継帰宅●

5時半起床。3時間ほど仮眠できたようだ。昨夜は11時前に入場したから、ナイトパックの期限は7時前。洗顔済まして時間ぎりぎり使いきってまんが広場を出る。すっかり夜は明けている。広場の忠犬ハチ公銅像を見てから山手線に乗る。通勤ラッシュというほどではない。東京駅に出るつもりだったが、とりあえず(^。^)有楽町で下車。降りたとたんに空模様がおかしくなった。フランク永井の歌を思い出してしまったよ(^_^;)別に「あなたを待ってる」わけではないけどね。

ここからガード下の風景が何となく気に入ってたのだ。古い煉瓦造りの壁がいくらか残っているし、路地裏の風景も悪くない。しかしだんだん雨が強くなってきた。そう言えば、前回も東京駅にたどり着いたら雨模様だった。駅のすぐ向かいに中央郵便局がある。もともと日本では中央駅と中央郵便局は併設されることになってたんだろう。かなり古びているが、ずらりと並んだ赤い自動車が頼もしく思えた。

東京駅から帰途につくことにしたのだが、場内アナウンスで、列車の遅れを知らせている。車輌検査で何かあったらしい。ダイヤがかなり乱れているようだ。始めからスケジュール無しだから、到着した列車に乗ればいいわけだが、最初の列車が動くまで30分以上待たされてしまった。

名古屋あたりで途中下車しようかと思ってたのだが、ダイヤの乱れが納まるのを待つためにも、横浜に寄ることにする。東横線関内駅で降り、横浜スタジアムの脇を通って、横浜中華街へ。実に20年ぶりくらいになるが、神戸元町とは規模が違う。
もちろん午前中だから開店してる店はほとんど無い。数年前復元なった関帝廟を冷やかす。思ったよりでかいし、彩色の派手なことには度肝を抜かれた。本殿の中は天井まで金ぴか極彩色の氾濫である。屋根の上には鳳凰やら龍やらに混じって地球儀までのっけてある。

そのまま海岸方面に歩く。
天気はすっかり回復したようだ。途中白黒猫が餌貰ってたがデジカメ構えたら凄い目つきでにらまれてしまった。

山下公園は人も少なく、氷川丸や観光船もちょっと手持ちぶさた状態。しばらくベンチでくつろぐ。横浜港を水平線に沿ってパノラマ撮影を試みたが、結果はどうだろう。

横浜港パノラマ写真。水平線が変(^_^;)

その後右手の洋風庭園に登ったら、柴犬を中心にした愛犬家たちが数人集っていた。犬たちもすべて顔馴染のようですっかりくつろいでいる。
宮崎さんちの大福の散歩もきっとこんなかんじなんだろうな、と、思いをはせて、話を聞いたりデジカメ撮影したりして馴染んでしまった。昨日の朝寝坊をして大福の散歩に付いていき損なった分を補完したかったのかもしれない。しかし「千葉の仇を横浜で討つ」というのは無理があった。

中華街で食事したかったのだが、たいていの店が11時半からで、ちょっと無理があったので、豚マン買い食いしてお茶を濁す。

関内駅から横浜駅に引き返したが、まだ列車の遅れは続いていた。しかし後はもう、とにかく下りを乗り継ぎさえすればいいのだから、何も考えずにやってきた列車を乗り継ぐことにした。

普通列車で東海道線をとろとろ下って行くというのもはじめてかもしれない。天気がめまぐるしく変わる、本当に降ったり晴れたりの一日だったが、行きも帰りもとうとう富士山が見えなかったのがちょっと心残りである。

結局10回くらい乗り換えて六甲道に着いたのが8時半過ぎだった。この間に謹呈いただいた沼辺さんの「12インチのギャラリー」きっちり再読することができたのも良かったと思う。

帰宅したらちょうど「東京湾景」が始まってて、いちおう録画かけてたのだが、録画止めて見る。この調子なら旅の間の留守録もうまくいってたようだ。

今回も三泊四日だったが、正味は二日間の東京行きだった。時間的余裕も無かったが、おそろしく安上がりだったことだけはまちがいない。
しかも青春18日切符は3回しか使ってないから、後2回残っている。あと40日の間に、遠距離往復に使うか、そこそこの距離の日帰り周遊を2回楽しむことができそうだ。

確かに暑かったが、ここ2年ほどでMorris.は急に体質が変わったのか、暑さが苦にならなくなっているので、夏の旅もこれなら大丈夫である。

今年は無理だが、来年あたりは、これまで一度も体験したことの無い、韓国の夏を味わいに出かけるのもいいかもしれない。


忠犬ハチ公の銅像

有楽町ガード下の煉瓦壁

同左、年代を感じさせる

ガード下の飲み屋街

お洒落な韓国料理店ディスプレイ

東京中央郵便局出動前

東京駅のドームを下から

横浜中華街の入口

威風堂々の関帝廟

関帝廟内部の豪華絢爛

中華街の猫、メンチ切るなよ

氷川丸をバックに記念写真

何となく風情のある洋風庭園

愛犬家の集まり

車窓から、旅の終りを感じさせる空
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