| 2005/09/08(木)●朝から龍野● |
8時起床。えらく天気がいいぞ。こうなったら、青春18切符使い切らねば。
昨日彦根に行って「Morris.の半日彦根」なんてのをアップしたばかりだが、今日は方向を違えて、西方面に行くことにした。
今回の18切符は、東京でのノレチャランのためという大目的があったので、すでに神戸-東京間を3回使ったから、料金的にはとっくに大幅に得してるはずだし、残りの2回はオマケみたいなもんである。貧乏性のMorris.が青春18切符なんてのを買ったら、ざっとこういうもんである(^^;)
今日はあまり遠出せず、姫路付近のひなびたところを数箇所回ろうかと思う。とりあえず新快速に乗って、姫路で降り、姫新線で本龍野に向かう。本竜野行きの電車は1両のワンマンカーである。
ちょうど正午に本竜野駅に到着。考えてみると龍野にこうやって遊びに来るのは15年ぶりくらいだと思う。
本龍野駅舎は、木造空色のこじんまりしたもので、ソウルの新村駅を連想させる。
ヒガシマル醤油工場を右手に見て、揖保川大橋をわたるともう龍野の旧市街である。川向こうのヒガシマル工場をデジカメに収める。龍野といえば、やっぱりなんといってもうすくち醤油のヒガシマルである。
町並みも以前来たときより、えらく綺麗になってる気がする。環境整備と言う奴だろう。それでも、古い日本家屋が軒を並べてるだけで落ち着く。蔵なんかごろごろしてるもんね。
まずは「うすくち龍野醤油資料館」へ。この洋館風の建物は菊一醤油本社として建てられたもので、なかなか風情がある。入場料がいまどき\10というのもびっくりである。しかも展示内容は充実している。
灘の酒蔵巡りは以前良く行ったし、酒も醤油も醸造食品だから、桶や麹室、製造過程も似たところがあり、それほど目新しいというものでもないのだが、Morris.はこういった昔風の工場風景はやたら好きなので、ついつい色んなものに見入ってしまう。特に古いポスターや看板は何度見ても飽きないものばかりだ。
実は近くに資料館の別館があって、こちらも見たかったのだが、土曜日曜祝日だけ開館ということで、今回は外から眺めるしかできなかった、残念。
資料館近くに如来寺があり、ここの脇のお堂には、小さいながらしっかりした造作の釈迦三尊像、四天王などが祀られていた。隣の千躰地蔵堂の本尊のお地蔵さんも良いお顔をされていた。龍野でまさか、こんな素晴らしい仏様たちに会えるとは思わなかったので、嬉しい。
昨日彦根城で、今日は龍野城、といっても、龍野城は早くに無くなって、城跡だったのを最近復元したものだから、古城の面影はあまりない。
天守閣もなく、本丸御殿という一種の住居兼要塞みたいなものだ。確かに立派な和室が並んでいる。新しいものだが龍の襖絵などは見応えがあった。龍野だから龍とは縁深いのだろう。もしかしたら結構中日ファンが多いのかもしれない(^^;)
城の隣の歴史文化資料館にも寄ってみたが、ここはまるでMorris.には見るもの無し(>_<)だった。
青い花(>_<)にキアゲハが止まっていて、ついついデジカメ撮影に熱中する。数枚撮ったうち何枚かは結構うまく行ったようだ。龍野は何だか蝶々が多いような気がする。
これも最近整備されたばかりの「武家屋敷資料館」に寄る。観光政策の一環として設けられたものらしい。下級武士の住まい、とはいうものの、現代日本の住環境からすると、恐ろしく広々と感じられる。ここの管理人の女性が、近くの脇坂藩公邸で、龍野の町並みを描いた作品の展示会やってると教えられたので、冷かすことにした。
途中民家の前に豪華な極楽鳥花(ストレリチア)が咲いていたので、これもデジカメに収める。どうも龍野には不釣合いな花だが、綺麗なものは綺麗である。
ちょうどこのとき恵子ママから電話が入る。新しい店をオープンしたのにMorris.が一向に顔を見せないので、業を煮やしたものとみえる。ファピョンさんが体調崩してることもあって、ついつい行きそびれてたのだが、近いうちに行かなくては。
ひさしぶりに恵子ママの声聞けたので、嬉しくなってついつい韓国語で話す。知らない人が見たら、韓国から来た観光客と思ったかもしれない。
「民家と町並み--内海敏夫が描く風景画--」という展示会は、1918年龍野生まれの画家が龍野と西播磨の町並みを描いた水彩画50点を龍野市に寄贈したものを一堂に展示したもので、いかにも描きなれたタッチの好ましい水彩画が並んでいた。
ちょうどさっき歩いたばかりの町並みを描いたものも見つかり、ついつい熱心にチェックしてたら、横の休憩所に画家本人が来ていることがわかり、しばらく話する。
内海画伯は、来年米寿とは思えないくらい元気で若々しい。珈琲いただきながら、管理人の女性と3人で、いろいろ世間話の花を咲かせる。
せっかくだからと、作品の前で記念撮影を頼み、一作、一作、本人の解説付きで、全50作品を鑑賞した。この展示会は11日までということだったから、いいタイミングでおとずれたものである。
この公邸の裏の古い井戸まわりもいい感じだったし。ここのあたりは、雀蜂や瑠璃タテハ、ハンミョウなど虫が多い。またまた蝶の撮影を試みたがあまりかんばしい結果は得られなかった。
長い石段を上って龍野神社へ。ここは藩主脇坂家の守護神だが、境内に小さな相撲取りの石像がある。相撲の元祖能見宿禰が、大和から出雲に帰る途中、この地で死んだことから祀られているらしい。
龍野神社からさらに1km以上登ったところに、能見宿禰神社があり、ここの石門がえらく立派である。六角形の花紋が彫ってあり、これは出雲の旧家の紋らしい。
本当はこの石門から先には行けないのだが、脇の隙間から中に入ることができた。やはり石造りの小さな神殿があり、正面に丸い鏡が貼り付けてある。これがご神体なのだろう。Morris.はこの鏡に自分の顔を映してデジカメに収めた。バチ当たりである(>_<)。でも、もう余生だから、いいのさ(^^;)
石の玉垣に歴代力士の名前が彫ってあったり、階段の玉垣には芸妓の源氏名があったりする。近くに、栃錦直筆石碑の「力水」というのもあった。
ここから見下ろすと、揖保川を中心に龍野の全景が望める。今日は実に気持の良い空模様で、またまた空の写真を撮ってしまう。
下り道の途中、空木の花に紋黄アゲハが止まってたのでこれも写そうとしたが、いまいちだった。
三木露風の銅像、赤とんぼの歌碑など流し見して旧市街に出る。途中も堀や城壁、お寺など見るべきものが多い。
街中にちょっと面白そうな店を発見。「龍野芸術工房 伊勢屋」で、古い味噌蔵を改造して若い創作活動家が複数の店や教室を開き、若者カルチャースペースみたいな活動もしてるらしい。
第3日曜には街中で市を開いたり、イベントも開催してるようだ。もともとは江戸時代からの味噌倉で、その後缶詰工場などに使われたりもしたらしいが、2003年に新しく地域密着型工房として生まれ変わったとのこと。建物の骨組みは昔のままで、天井の垂木や明かり取りの天窓などいい感じである。
ここのすぐ近くの角に空色の2階建て木造家屋があった。いかにもの造りなので近くにいたおばちゃん連中に訊ねたら、昔は理髪店だと教えてくれた。これは営業続けてたら、レトロ味で流行るかもしれないのに惜しいな、と言ったら「龍野ちゅうところは、商売には向かん」と、あっさり否定されてしまった(^^;)
今日は、龍野はさっと流して、網干方面から坂越や室津あたりに回ろうかと思ってたのに、龍野だけで夕暮れてしまった。でも、十二分に楽しめたのだからこれでよしとしよう。
龍野-姫路はおおよそ1時間に2本くらいの割で電車走ってるようだ。駅の近くに古めかしい洋館があり、不動産、本屋、健康クラブなどの雑居ビルに成り果てていたが、門の上には赤い「〒」マークがあったから、きっと昔は郵便局だったのにちがいない。
昨日、今日と良く歩いたからちょっと疲れもあるが、韓国行ったら毎日こんな感じで2週間過ごすことを思えばさしたることもない。
姫路で途中下車して、ちょっと足を延ばして姫路城のライトアップ遠景をデジカメに収め、帰宅したらちょうど9時だった。
信長たか子さんからメールで、昨日の彦根の写真日記の感想が寄せられていた。彼女は学生時代と仕事で6年ほど彦根に住んでいたことがあるらしい。当時と今の違いや、懐かしい景色を楽しんでもらえたらしい。
![]() JR本龍野駅かわいい |
![]() 揖保川とヒガシマル工場 |
![]() 倉は街中にあふれている |
![]() 不思議な屋上の倉 |
![]() 薄口醤油博物館 拡大画像 |
![]() 圧縮ボイラー 拡大画像 |
![]() 醤油造りの樽 |
![]() 醤油壷 拡大画像 |
![]() レトロなポスター 拡大画像 |
![]() 麹室の天井 |
![]() 工具は好きっ 拡大画像 |
![]() すごい柱ぢゃ(@ @) |
![]() 帳場の復元 |
![]() このポスターはポップ 拡大画像 |
![]() 貫禄の看板 拡大画像 |
![]() こちらはカネヰ醤油 |
![]() 如来寺の三尊と四天王 拡大画像 |
![]() 同じく地蔵尊 拡大画像 |
![]() 薄口醤油博物館別館 拡大画像 |
![]() 龍野城門 |
![]() 本丸御殿 |
![]() 襖の龍図 拡大画像 |
![]() ここにも「赤とんぼ」 |
![]() 黄アゲハ 拡大画像 |
![]() 武家屋敷資料館 |
![]() 極楽鳥花 拡大画像 |
![]() 内海敏夫展 |
![]() 内海画伯と作品 拡大画像 |
![]() Morris.も割り込み(^^;) |
![]() 古井戸とポンプ |
![]() ヒメアカタテハと思う(^^;) |
![]() ゴマダラチョウかな? 拡大画像 |
![]() 龍野神社本殿 |
![]() ユーモラスな石像 拡大画像 |
![]() 明治37年奉納された絵馬 拡大画像 |
![]() 石灯籠の獅子、ちょっと恐い |
![]() 山門にも唐獅子が |
![]() 能見宿禰神社への石段 |
![]() センチコガネ? |
![]() 能見宿禰神社の石扉 |
![]() 能見宿禰神社神殿 |
![]() バチ当たりのMorris.(^^;) 拡大画像 |
![]() 龍野全景 拡大画像 |
![]() 朝汐の四股名が |
![]() 龍野の空も美しい 拡大画像 |
![]() 力水 |
![]() 三木露風像 |
![]() 赤とんぼの碑 |
![]() 運河と白壁 |
![]() 城下町には自転車が似合う |
![]() また空 拡大画像 |
![]() 味噌蔵を利用した伊勢屋 拡大画像 |
![]() 中には数々の工房が |
![]() 70年代を彷彿させる 拡大画像 |
![]() 天井は蔵そのまま |
![]() 元は理髪店だったらしい 拡大画像 |
![]() 用水石桶 |
![]() 看板だらけの酒屋 拡大画像 |
![]() こんなところにも赤とんぼ |
![]() またまた空 拡大画像 |
![]() いわゆる風致地区 |
![]() 如来寺に続く白壁 |
![]() 姫路信用金庫龍野支店川西出張所 拡大画像 |
![]() 元郵便局? 拡大画像 |
![]() 本竜野駅ホーム |
![]() おまけの姫路城 拡大画像 |