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Morris.日乘2007年2月 
Morris.の日記です。読書記録、宴会散策報告、友人知人の動向他雑多です。新着/更新ページの告知もここでやります。下線引いてある部分はリンクしているので、クリックすれば、直行できます。  
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【2007年】 1月
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2007/02/28(水)●地域ねこ●

11時起床(^^;) とにかく今日は休養に努めよう。
昼からJRで六甲道に出て、灘図書館、銀行、郵便局、プリントショップ、灘区役所を回る。
区役所会議室で「地域猫パネル展」というのをやっていた。灘区城の下3丁目が昨年11月に神戸市の「地域猫モデル地区」に指定されたことから、当地域の猫の写真や活動記録をパネル展示しているものだった。
東京のNPO法人「ねこだすけ」の協力を受けての展示だが、この「地域ねこ」という運動はこれまで知らずにいた。地域が猫の生存を認める代わりに不妊去勢を進め、頭数を管理するというものらしい。
うーーん、野良猫好きを自称してるMorris.だが、一番好きなのがこの地域猫なのかもしれない。城の下といえば先日、青谷付近を徘徊したときに通った界隈にある。たしかにあのあたり、猫密度が高かったような気がする。この城の下三丁目では猫のためのバザーやったり、チラシの会報発光したりしてるらしい
夜はオリンピック予選サッカーの日本−香港戦やってる。平山の先制ゴールで日本がリードしている。


灘区役所会議室

城の下3丁目「猫バザー」写真

お手軽モツカレー

【新参教師】 熊谷達也 ★★☆☆ マタギや狼など自然ものに独自の世界を持つ作家のこれは異色というべき、遅れて来た中学教師を主人公にした社会派小説?である。
大手保険会社の支店長まで勤めた40歳を越えた男が、郷里の仙台の中学教師に転職し、自分への中傷文書の差出人走査を私立探偵に依頼し、それが元でとんでもない展開になるといった、コミカルな色の強い作品だったが、主人公自身がかなりチャランポランだし、そのくせ、えらくいいかっこの結末。どうもこれまでの熊谷作品との違和感ばかりが目に付いた。
仙台は著者の故郷でもあるらしく、愛郷心がちらほら出てくるが、これをもっとメインに描けばまだ見どころが合ったかもしれないが、それも中途半端だし、やっぱり彼の本領発揮できる、自然と人間のものがたりを描いた作品を提供して貰いたい。

2007/02/27(火)●菌神社●

矢谷君と午前は守山の中国向け荷物、午後は栗東のアメリカ向け荷物のピックアップ。午前の部はあっさり片付いて11時に作業終了。栗東の現場確認してから、下鈎というところでしばし休息。このあたりは弥生時代から平安時代にかけての遺跡があったらしい。近くに松林があって、神社らしい建物が見えたので覗いてみる。
くさびら神社参道「菌神社」と書いて「くさびらじんじゃ」と読む。こじんまりとした神社ながら、参道、鳥居、狛犬、燈篭、正門、本殿が並んだ、なかなかいい感じの造りである。
看板によると、
「本殿は正中2年(1325)社殿造営後、元禄4年(1691)に再建されたものである。この本殿は、向拝柱の面が大きく、内外陣境の幣軸も面の取り方大きくてマルク古式を示しているが、化粧垂木は母屋、向拝共に面を取り、向拝の枠肘木は木口まで面を取るなど従来の形式を受けついでおらず、蟇股上に斗をのせずに肘木まで一体に作っていること、、柱上代斗が受ける肘木に絵様を付け派手にしていることなどから、元禄時代の意匠感覚を見ることができる建物であり、一間社流造の本殿としては大規模で、当時の建築様式を示すものとして貴重なものである。」
らしい。「くさびら」とはキノコのことで、伝説では神さまが訪れたときこの一帯にキノコが生えていたことから名づけられたらしい。キノコ業者や醸造業者、最近ではバイオ関連企業の信仰も集めているらしい。
Morris.は社寺建築の細かいところは分からないが、たしかにひと味違った雰囲気がある。本殿は板垣に囲まれてちょっと見にくかったが、左側の縁に埴輪の馬のようなものが置かれていた。これはちょっと不思議な表情をしていた。
帰ってネットで調べたらこういう探訪記事があった。
http://www.wai2-kansai.com/leisure/shiga128.html
昼食は「来来亭」の大盛りラーメン。このチェーン店は最近大阪、神戸方面まで進出しているが、やはり地元滋賀県の店のものが美味しいと思う。
午後の仕事は3M3くらいの荷物だったが、制限オーバーしそうな量で、タイトパックということで二人でたっぷり3時間かかってしまった。
倉庫に付いたのが5時半で、夕方から雨になった。


くさびら神社本殿

独特な木組み

本殿脇にあった馬の埴輪?
2007/02/26(月)●働きすぎ?●

昨夜の「ローズマリー」は、ペドゥナの嬉し泣きが良かった。でも幼なじみの男へのペドゥナの態度は良くないと思う。
今日は3日取り現場の最終日。ちょうど午前中に作業終了。近くの「灘一貫楼」でチャンポン食べる。スープはそれらしいが麺はまるで駄目である。
午後はずっと倉庫作業。これがMorris.には一番応える(>_<) 19日から明日まで9日間休みなしである(>_<) Morris.にとっては超過労状態だ。忙しいときと閑なときの落差の大きさは引越し稼業の常とはいえ、もうすこしほどほどにしてもらいたいものである。明後日は自主的に休みにしたが、動物園も休みだ。まぬうに会うひまも無い(^^;)
ぐいぐい酒場の吉美ちゃんの書き込みで、昨日何かのシンポジウムで金時鐘さんを見かけて、元気そうだったとのこと。3月10日文学館のキャンセルはあくまで施設の事情だったようだ。一安心。

2007/02/23(火)●リンダ・リンダ・リンダ●

7時半起床。さすがにかなり酔いが残っている(^^;) 日曜だというのに仕事である。おまけに宿酔(@ @) でも、現場がMorris.亭から歩いて10分ほどのところだったので、昨日のうちに、今日は現場直行することにしてたので、朝寝坊できてほんとうに助かった。
今日は3時半に作業終了、倉庫で荷降ろしして、帰りは浅海君が車で送ってくれたので4時半には帰宅。さっそく録画しておいたラグビーの決勝戦を見ることにした、のだが、何と録画出来てない(>_<) あーあ、またミスしてたみたいだ。しかたなく、ちょうど始まったユーミンの企画コンサートを見るともなく見る。アジアのミュージシャンとのコラボレーションもあって、コンサートぶつ切りで、本人の喋りやアジアの町での映像などが挟まれてドキュメンタリールポといった感じ。もともとユーミンの歌は好きでもないし、歌も上手いとは思えない。ただ昔から彼女のバックミュジシャンは豪華だった。今回は韓国、中国、ベトナムなどのゲストミュージシャンが共演してて、そこが見どころのようだが、ベトナム人(たぶん)女性3人組のアカペラが凄かった。
巻田さんの厚意でペドゥナの「リンダリンダリンダ」最後まで見ることができた。高校の学園祭でブルーハーツナンバーをやろうという女子高生の物語で、指を怪我したメンバーの代わりにボーカルに抜擢されたのが、留学生のペドゥナというわけ。ほとんど日本語できない彼女が「ドブネズミみたいに美しくなりたい」と最初歌うのを聴いた時には、おいおい(^^;)と思ったが、だんだん耳に馴染んできた。ストーリーは単純そのものだがMorris.はこういった学園ものは好きである。そして撮影当時26歳くらいのペドゥナが高校生役やってるのに、まったく違和感覚えなかった。彼女に思いを寄せる男子生徒がへたくそな韓国語で彼女に告白する場面でのやり取りや、練習時のトンチンカンな会話も面白かったが、文化祭前に、誰もいない講堂の舞台で、一人で思い入れたっぷりに韓国語でメンバー紹介するシーンが一番気に入った。これは韓国人が好む一人芝居のイメージである。きっとペドゥナも過去に一人芝居の舞台を踏んだことがあるのではないだろうか。それにしてもペドゥナって、良いなあ、もう、完全に彼女のファンになってしまったみたいだ。練習しすぎで、出演時間まで4人ともスタジオで熟睡して、大雨の中を学校に向かい、やっとこ演奏できるというヤマ場の設定もあんまりといえばあんまりで、生徒達がこの演奏でタテのりでのりまくるというのも、恥ずかしくなりそうな展開なのに、もう一度見たくなるというのは、やはりペドゥナの存在感の大きさに集約されるだろう。こうなると彼女の最大傑作とされる「子猫をお願い」の期待が高まる。でも、その前に「吠える犬は噛まない」を見なくては(^^;)


倉庫前の野良猫

これは何?

メンバー紹介ごっこのペドゥナ
2007/02/24(土)●牡蠣とハタハタ●

西根君らと岩屋のシンガポール向け3日取り現場の初日。今日は作業員が多くてかなりはかどった。
昼は近くの栄食堂という3軒続きの大衆食堂に行ったが×(>_<)
夜は矢谷君宅で豊岡のリュウちゃん肝煎りの日本海鮮宴会。
いつもより少人数で、リュウちゃんのほか、ヒアカムママ、伊藤君一家、青木さん、名古屋からもどってきたやまちゃん、えりちゃんといったところ。
釜茹でホタルイカにはじまって100個もの牡蠣(@ @) 特大ハタハタ、あたりまでは覚えているのだが、Morris.はこのところの疲労もあってか、あっさりこのあたりで記憶不明になってしまった。
Morris.持参の十一夢に、40度の「百年の孤独」さらに44度の「爆弾ハナタレ」なんて強力な焼酎揃い踏みであまりに美味くて、ロックや水割はもったいないとストレートでぐいぐいやったものだから、つぶれて当然ではある。とくに「ハナタレ」は、360mlで5千円くらいする超高級品で、おいそれといただけるものではない。うーーん、まさに舌正月というものだ。
帰りは伊藤君らと一緒にふらふらでJRに乗り込んだところまでは覚えているが、あとはおぼろ。でも無事に帰宅はできたみたいだ(^^;)


相変わらず無愛想な猫、大好き(^o^)

おい、スター!(^o^)

特大ハタハタ(ライターと比較)

今日は無口だった弦

「百年の孤独」「ハナタレ」「十一夢(瓶は違う)

恒例記念写真
2007/02/23(火)●喘息!?●

朝4時起きで、雨の中、西根君と日進の中国向け荷物ピックアップ現場。午後から名古屋の丸山君がヘルプに入る。昼食はCoCo壱番でチキン煮込みカレー。名古屋にはやたら多いこのチェーン店だが、Morris.はあまり好みとは言い難い。
3時半に作業終了。7時半倉庫着。
今夜は鉄人マーケットのウタカイがあったがパス。数日前から断続的に咳が止まらない。風邪の症状は無いのだが、喘息とかでなければ良いのだが。

2007/02/22(月)●正月番組●

矢谷君と灘区高羽町の韓国人宅のピックアップ。荷物はそれほどでもないのだが、お客さんが自分で梱包しようとするのでやりにくかった。当人は少しでも多く詰め込んで容量を減らそうという心積もりなのだろうが、こちらから見るとかえってふくらましたり、小さな箱に軽いもの詰めたりして無駄なスペース作りまくりである。「餅は餅屋」ということわざを韓国語で言えたら言いたかった(^^;)
昼食は扇矢でカツ丼定食。
3時前に倉庫に戻り、バン詰め作業。帰りは小川さんの車に便乗して、大石のコーナンで作業ズボン買って、水道筋まで歩き、久し振りに千疋屋で夕食のつもりだったが、今日の定食がカツ丼だった(>_<)ので、今日は諦めてマルハチでイカやらタコやら買って帰る。
KBSのアーカイブでお馴染みの歌謡番組見る。軒並み旧正月の特集番組揃いで楽しめた。ノレチャランは光州からの中継で1時間半の特番。そういえば、7年前の2000年の旧正月には、ノレチャラン大阪篇の録画が全国放映されたんだよなあ。とりあえず、大阪、東京でのノレチャラン日本特番の両方に出場したというのがMorris.の一番のチャラン(自慢)だもんね(^^;) 歌謡舞台の特番のビッグショーでは、ハチュナ、チュヒョンミ、チェジニの熟年女性歌手特集で、初っ端がこの3人によるDancing Queen(^^;) 司会のチョヨンナムもすごい格好でこれに唱和。しかし、この3人が持ち歌以外の歌を競演するとなるとかなりの裏工作が想像される。ハチュナの「ハンオベニョン」、チェジニの「ホゴン」は聴かせどころ充分だったが、なんとチュヒョンミがイジヨンの「パラマモムチュオダオ」を歌ったのにはビックリさせられた。そして、かなり下手(^^;) なことにも。まあ、これもお遊びということで、笑って済まそう。
六甲学生青年センター恒例の古本市が今年も3月15日から開かれる。留学生奨学金の資金になる有意義な催しでもあるので、是非不要本を提供してください。詳細はこちらをご覧ください。

2007/02/22(月)●ドテ焼定食●

白樫のドテ焼7時起床。ホテルの朝食食べて9時に現場へ。
昨日大まかに片づけてたので午前中に作業終了。名阪伊賀上野の白樫SAの名物「ドテ焼定食」を初めて食べる。ドテ焼といえば、新世界ジャンジャン横丁がお馴染みだが、こういうところで食べるというのがちょっと珍しい。西根君の話によると以前はこの1.5倍くらい大盛りだったらしいが、Morris.にはこれで充分すぎるくらいだった。でも、仕事の昼食で\1,050はちと高い気がする。
4時前に倉庫着。
帰りは矢谷君と灘駅まで歩いたが、すでに沈丁花が満開で甘い匂いを撒き散らしていた。このまま春になりそうだ。
3月10日に神戸文学館での金時鐘の講演があるというので申し込んでいたのだが、今日会場側の都合により中止というお知らせの葉書が届いた。がっかりでもあるが、金時鐘さんの体調不良とか出なければ良いと思うのだが、ちょっと心配である。

【文学校】 赤瀬川原平 大平健 ★★★ 二人対談による文章読本という趣向らしいが、実際は赤瀬川の4冊の著書をネタに我田引水とお追従の応酬といった感じで、読んでいてちょっと気がめいりそうにもなったが、ところどころ見どころが無いでもなかった。

赤瀬川 文章を書くとき、常識をあまり引っくり返してしまうといわゆるアヴァンギャルドということにあんってしまって、文章がそこで重く固まってしまいますが、文章というのは流れていくものなので、なかに犯罪にならない程度の軽犯罪を少しだけやる(笑) マナーをちょっと破るくらいがスリリングで面白い。自分の読書体験でも、あるいは自分の書いたものに対する人の読書体験でも、ちょっとめくれた逆目のようなところがあってこそ、その抵抗にこれは何だろうと気がつくようです。そのために言葉をいろいろ探す楽しさがありますね。文章を書くようになってからは、ぼくは自分の感覚や発想でやるしかないので、そのへんに開発の余地があるという感じが嬉しい。

ここらあたりは、赤瀬川の文章スタイルがわかりやすく開陳されているようだ。

大平 サロン風文章が正しいとはなから信じていると、「面白い」は単なるおふざけ。だけど、サロンと無縁でいればおふざけにならないから面白いというのが文章の世界にはある。そういうことだったんじゃないかと気がつきました
赤瀬川 いまの世の中が全部ある意味ではサロン風になっています。テレビ世界なんて完全にテレビサロンです。該当でマイクを向けられたら、みんないうことは決まっている。テレビのお手本どおり。いまの世の中でお手本の力は凄いですよね。あるいはおふざけにいくかどっちかです。ぼくは若い子に接する機会が少ないけど、みんなお手本どおりに茶髪して、遊ぶといえばただステレオタイプのおふざけになっちゃう。昔のお手本はきつかったけど、正調で、はっきりと強制力があった。目に見えてお手本で固められていたから、よけいその隙間から面白さが探し出せるということがあったんですね。

たしかにTV画面にあらわれる画一化は、ときどきぞっとするくらいのパターン化があるもんなあ。
でも、Morris.は本書でも取上げられている赤瀬川の「ゼロ発信」については、作品以前だという感想は変わらない。

2007/02/21(月)●岡崎●

無題3時半起床で、西根、東山君と岡崎のタイ向け荷物のピックアップ二日取りの現場。今夜は岡崎泊である。
昼食は「丸源」で、肉そば、チャーハンセット。醤油ラーメンに豚肉薄切りと柚子胡椒+大根おろしがたっぷり載せてあり、なかなか美味しい。
明日はなるべく早く神戸に戻れるように今日頑張っておこうと、結局5時半までパック。
宿所の「ホテル平成」(^^;)に到着したのは6時半だった。二人はパチンコに行くというので、Morris.はせっかくだから岡崎城あたりを散策しようとおもったのだが、このホテルが中心街から6km以上はなれた辺鄙なところにあり、バスで出るのも大儀なので断念。近所の一膳飯屋で腹ごしらえして、本屋で「のだめ」16巻、コンビニで缶ビールとアテなど買ってホテルにもどる。
ちょっと残念である。

2007/02/19(月)●二日月●

昨日の「ローズマリー」のペドゥナはできそこないの父親のために辛い立場になってた。あまりペドゥナの悲しい顔は見たくない。
矢谷君ら6人で御影山手町の韓国人のシンガポール向け荷物のピックアップ。Morris.は一日台所。
昼食は朝買ったコンビニ弁当(>_<)
摩耶埠頭の二日月と金星でも近くの石屋川の上流新田川沿いで、椿が咲いて、鳥影がおおく。しばしバードウォッチングを楽しむことができた(^o^) 先日王子動物園から青谷登山道路の散策でもそう思ったのだが、やっぱりこの六甲山系はいたるところお手軽な散歩登山コースだらけのようだ。

6時に倉庫に戻り、荷物コンテナ詰めして帰る。摩耶埠頭越しに爪のような細い月が出ている。昨日が旧正月で新月だから、今日は二日月ということになる。これだけ細いとうっすらと地球光が望める。月の30度程上方に明るい金星が立て看の上にデジカメ置いて、シャッター1秒で撮影したが、なかなか上手く行かない。一旦部屋に戻り、一番大きな三脚もって屋上に上がったが月の姿は見えない。方向が悪いのかと、灘駅から高橋まで行ったが月は見えない。結局小一時間うろついて結局月は見えなかった。狐につままれたみたいだ。そんなに月の動きが速いのか、雲がかかったのか?
明日は3時半起きで岡崎現場。泊まりなので、更新はちょっと遅れることになる。

2007/02/18(日)●旧正月●

9時起床。今日は旧正月である。春待ち社長の誕生日でもある。おめでとう\(^o^)/
TVでは、東京マラソンなんてのをやってるみたいだ。3万人参加とか。生憎の雨でいまいち盛り上がりに欠ける。タイムも平凡な記録だったようだ。
午後はJRで六甲道に出て灘図書館に行き、早めに帰宅して、ラグビー準決勝の2試合を見る。東芝ーヤマハはほとんどワンサイドで東芝、トヨターサントリーもほぼ順当にトヨタの勝利で来週の決勝は東芝ートヨタ、今日の戦いからするとトヨタ優勢かな。

【奥の細道 俳句でてくてく】路上観察学会 ★★★ おなじみの学会I員5名、赤瀬川原平(原寸)、藤森照信(照暮)、南伸坊(南方)、林丈二(丈外)、松田哲夫(哲茶)が、99年から20001年までの8回、「奥の細道」を辿りながら路上観察を敢行。その成果を雑誌や地方紙に連載したものを一冊にまとめたもので、当然それぞれお得意の写真と、コラム、さらに今回は芭蕉に準じてそれぞれ俳句までひねるというスタイルをとっている。名前の後の()内は俳号である。
かなり出来不出来の差が大きいが、中にはなかなか面白い写真もあるし、Morris.日乘のデジタル画像撮影の参考になるかもしれないという助平心もあって割と熱心に見る。瓢箪の写真に「ヘチマ」とあったり、貼紙や看板でお茶を濁したりと手抜きもあったが、5人とも写真は上手いし、それぞれの個性が出てるところが値打ちだろう。俳句の方は「作品以前」のものばかりだった(^^;)  コラムも短すぎてものたりない。
付録?の杉浦日向子をゲストに交えた座談会が読み応えがあった。

杉浦 芭蕉さんが歩いていた頃には、庶民には旅行というものは縁がなかった。死ぬ気で出かけていったんですよね。水盃を交わして出かけたというのが実感できますね。よほど心細かったと思います。そういったことで意外と道は新しい。そして庶民の旅行も本当に新しいということです。
そして道、道路の「道」という字と路上観察の「路」wど使い分けしておりました。お上が管理する方が道路の「道」です。首という字が入ってますね。それだけ命がけで大切なもの。それを死守しなくてはいけないというような、そこの領地を治めている領主が命がけで守らなくてはいけないというのが「道」。そして路上の「路」、これは経巡るものでして、そこの地域住民がぶらぶらするのに便利なようにと作られた生活道路です。お上が管理している道路の「道」と、使い分けがされておりまして、道路の「道」は立ち止まることが厳禁されておりました。
藤森 あ、そう(笑)
杉浦 道の上でですよ(笑) もちろん茶店に入ればいいんですけど。高速道路のようなものですね。つまり信号はないという考えで、最短距離に到達するために管理されているのが「道」なんです。そこで立ち話をしたり、しゃがんだり、商いを始めたりすると必ず捕まります。逆に生活の路上の「路」の方はそこに縁台を出して将棋をしようが、路上で店をひろげて商いをしようが、何をしようと勝手。それぐらい使い分けがされておりまして、「道」の方では歩きながらの煙草も厳禁でした。道の上に荷物を置いてもだめなんです。
藤森 大変だ。まさに高速道路。
杉浦 「路」の方は本当に人々が便利なように使い、経巡るもの、迂回路なんていいますけど、必ずしも最短距離、最短時間で到達するべきものではない。使いやすければいい。そうやってきっちり管理も分けられておりました。そういったルールも江戸の、今から三百年ぐらい前においおいできてきたということで、本当に新しい。人と道との付き合い方はまだまだ新しいのです。

松田 さっきの杉浦さんの話だと、もちろん今は「道」の方が非常にクローズアップされているし、利用もされている。一方路上観察は「路」ですよね。
林 別の言葉でいうと横丁というもんだと思うんですよね。横丁とか路地という言葉でいうとわかりやすいと思いますけども。人が生活しているような町の路がなんといっても面白いですね。
杉浦 楽しいですね。
林 住んでいる人の生活がちょっとはみ出てきちゃうような、しかたなく出てきてしまうような部分が面白いわけでkそういうところがある町は非常に楽しい。歩いていてもワクワクするように思いますね。
松田 道路の「路」の方があまり注目されていないというか、大事にされていないような感じがするんですけど。
杉浦 今は車が通らなければ道じゃないといわれるぐらい細い道は駄目ですね。機能していない。
松田 車の通る道も大事なんですけども、それを否定するのではなくて町を歩いている感じから、「路」の方についての何か感想があれば…
南 いろんな要素があるあkら面白いわけで、「道」と「路」というのも、もともとは一緒だった。いろんな昨日が必要だったために役割分担があってできたと思うんです。無理矢理じゃなくて、なんか両方の要素がそなわったような、車が走る道というのもあっていいかなあという気がちょっと僕はしますね。

藤森 日本の都市計画とか道路は建築家を入れないんです。そこがヨーロッパと違うところで、それは土木系の人たちがやる。それは建築家を入れるとお金がかかるとうのとうるさいというのが理由(笑)。入った時期もあったけど。結局、日本では戦前の段階で入れないことになって、戦後ずーと日本で高速道路をつくった時にあまり見た目の美しさを問題にしなかった。問題にしなかった理由は建築家が入らなかったということが一つと、当時、実用的に作ったものは美しいという思想があったこと(笑)
杉浦 用の美。
藤森 そんなことはなくて、実用的に作ったものはただ実用的なんだけどね。それもあってあんまり気にしなかった。もう一つは国民の側がコンクリートをものすごく美しいと思った。コンクリートがダーとあると「オー」と思ったというのは本当なの。みんな誰も文句を言わない。よく今文句を言うと昔の人が怒る、「誰も昔は文句言わなかった」と(笑)、みんな喜んでくれたと。
南 コンクリートは新しい間は綺麗なんだよね。

松田 藤森さん、アーケードが一時流行ったでしょ。
杉浦 傘持たずに。
松田 アーケードを今どんどんはずしてますよね。
杉浦 青天井。
藤森 雨に濡れずに買い物ができるというけど、あれもなんか変なことだよね。アーケードがダメになったのはいろいろ理由があるけど、やっぱり暗いんです。かさがかかって、駅前の所からずーと暗い。東京の場合は一時付けたのですが、アーケードを付けちゃうと店ごとの努力をしなくなる。
杉浦 見えないものですものね。
藤森 まず看板が見えなくなる。建築を建物をちゃんとつくらなくなる。一時、全国に広がるかと思われたのだが、銀座はやっぱり付けなかったし、六本木も赤坂も付けなかった。むしろ自分たちでちゃんとしたショッピングの店をつくっていった。結局そちらの方がオシャレということになって、全国的にはどんどん取り外している。雪国と灰が降る鹿児島、ああいう所は付けてますけど、基本的には変なものということになってきた。でも、そのことがわかるまでにやっぱり半世紀ぐらいかな。


日向子さんの「道」と「路」論は、分かりやすいし、日本人のコンクリート信仰と、アーケード不要論は目からウロコの思いがした。そういう意味では大阪、神戸のアーケード商店街の多さは、建築的に落ちこぼれているのかもしれない。

【日本殺人事件】 山口雅也  ★★☆☆ 古本屋で見つけた日本フリークのアメリカ人の小説を翻訳したという形式のよくありそうなパロディの連作短編3篇が収められている。主人公は私立探偵の資格をもち、独特の日本文化観(かなり歪な)でもって、切腹自殺や茶道家や吉原などで抱腹絶倒(と作者が自己満足してる)な論理を繰り広げるのだが、Morris.には全く面白くもなんともなかった。殺人事件の謎解きよりも、誤解やズレで読者を楽しませようとしているのだろうが、あまりに底が見え見え、というか、凝りすぎなのだろう。

【親不孝通りラプソディ】 北森鴻 ★★☆☆ 博多の高校生コンビがヤクザの裏金を強奪、それを追うヤクザと、これまた過去に警察の裏金を強奪した元警察官、さらには北朝鮮工作員までが複雑に絡み合う冒険活劇なのだが、これも本眼はハチャメチャコミックを狙っているらしい。著者は他のシリーズでは結構楽しませて貰ってるし、筆力もある方だから、それなりに読ませるところもあるのだが、高校生コンビがそれぞれ一人称で語る形式で、それが章ごとならともかく、数ページごとに入れ替わったりするものだから、読みにくいことこの上なしだった。登場人物たちの騙しあいや、トリックがテーブルマジックめいてるのも興を殺ぐし、やっぱり得意な骨董や民俗学系統の作品を望みたい。

2007/02/17(土)●春本番にやられた●

千代菊の生酒「春本番」(^^;)昨日羽島市竹鼻の千代菊酒造で買った生酒「春本番」で晩酌始めたのだが、これがまたむちゃ美味(^^;)
最近めったに日本酒飲まないMorris.だが、こんなに日本酒って美味かったのかと感心することしきり、そこまでは良かったのだけど(^^;)
結局完全に飲まれてしまったらしく、気がついたらホットカーペットの上で時計見たら午前3時過ぎ(>_<) ちょっと頭も痛いし、ベッドで寝なおしていちおう8時ごろ目をさましたのだが起きられず、昼過ぎまでベッドの中。
うーーんやっぱり日本酒の方が酔いがのこるのかなあ。午後は、GyaOで韓国ドラマ見る。先週から見始めた「I Love ヒョンジョン」というラブコメドラマだが、何故か今日は第3話になってる?? どうやらこのドラマは2話ずつ更新されているもののようだ。今日は3話と4話を連続で見たのだが先週はまさかそんなこととは知らず、結局第2話は見逃したことになる。それでもストーリーは有って無いようなものだからかまわない。宿酔でも何とか見られるくらいのシンプルなドラマで、財閥の御曹司が、庶民の娘に惚れて、当然、親は財閥の娘を婚約者にして、結婚を強制するというお約束とおりの展開である。Morris.はしっかりこのドラマにはまりかけている。というよりヒロインのキムミンソンが気に入ったのだろう。美人というより個性的な顔立ちで、すっかりはまったペドゥナといい、韓国女優のパタンからちょっと外れた女優に惹かれるのが、きっとMorris.のパタンなのだろう(^^;)
島田和夫部屋、スケジュール更新。

2007/02/16(金)●岐阜羽島竹鼻散策(^^;)●

4時半起床で、浅海君と岐阜 市橋のデトロイト向け引越し荷物のピックアップ。名古屋の郷君のヘルプもあって、昼飯抜きで2時前に作業終了。
そのまま岐阜羽島まで下りて、羽島市竹鼻付近で昼食兼昼休み。実は地図にこのあたりが城跡と書いてあったからだ。この竹鼻は、Morris.好みの町並みだった。
浅海君は弁当だったので、Morris.は小一時間あたりをふらふらしたのだが、いや、これは素晴らしい。実に由緒ある地域のようで、町並みも素敵だし、円空の生誕地ということで、通りに円空もどきの木彫仏が並んでいるし町名が「竹鼻銀座」はともかく「中心街」なんてのもあって、すっごく素敵(^o^) お城を復元したような歴史民族資料館やら、ひなびた竹丸青果市場やら、町工場やら、江戸時代風の日本家屋が軒を連ねてるてて、すっかり魅惑されてしまった。極めつけは元久3年(1738年)創業の千代菊酒造店。建物も素晴らしい。ついつい、中に入ってお勧めの「春本番」の4合瓶買ってしまった。それにしてもこの羽島市って、すこく見どころありまくりそうな町である。機会があれば、一日ゆっくり歩いてみたい。酒屋で貰った「美濃竹鼻ふれあいマップ」から引用しておく。
美濃竹鼻は天下統一の戦国時代、秀吉が旧恩ある織田家に叛逆、遷権の野望に燃えている時、竹ヶ鼻城主・不破源六が孤立無援で秀吉に立ちはだかり、攻城・水攻め一ヶ月の籠城戦をしている間に、家康は軍備をととのえ、小牧・長久手戦で秀吉と和睦。秀吉歿后、関ヶ原の時には、竹ヶ鼻城は焼け落とされ、以後城下町としてではなく、基礎−長良両河川をつなぐ逆川を利用した商家の街として栄え、現在にいたります。


歩道の円空仏写し

円空仏その2

歴史民族資料館

「竹鼻銀座」の黒い蔵

聞得寺銅葺き鐘楼門

格子戸のある町家

「中心街」(^o^)

春日井鉄工所

丸竹青果市場

石仏堂

バーベル?!

軍艦アパートみたい

この屋号やばくない?

元文3年(1738)創業の千代菊酒造

逆川

川瀬薬局

梅が満開

帰りのトラックから伊吹山
2007/02/15(木)●ペドゥナの裸の青春●

8時半起床。たまには身体動かさないと腐ってしまいそうだったので、昼前にJRで大阪に出て、ぶらぶら歩いて、紀伊国屋、旭屋と本屋2軒はしご。紀伊国屋はあいかわらず目指すコーナーにたどり着くのに手間取ってしまう。ワンフロアだから仕方ないのだろうが、もうちょっとすっきりレイアウトできそうなものなのに。それに加えて文具コーナーと、新しくトランプ&タロットコーナーが出来ていて、こちらはちょっと面白そうかなと覗いてみたが、いかにも大量生産の安い印刷が目だつ。
旭屋では韓国語学習の棚を冷かす。紀伊国屋より充実しているようで、まだ韓流の余熱で棚二つを占領していたが、相変わらず9割以上が入門&初級向けである。
5時過ぎに帰宅。巻田さんからベドゥナのDVD4本が送られてきた。一番見たかった「子猫」は最後に回すことにして、まずは日本映画の「リンダリンダリンダ」を見ることにした。学園ドラマで、文化祭にブルーハートの曲をやることになり、ボーカルがペドゥナということで、これは別の意味で楽しみっ、と思ったのだが途中で映像がフリーズしてしまった。取り出してディスクを見たら傷があるようだ。
「青春」のペドゥナ仕方なく、タイトルすら知らない「青春」というのを見る。「リンダリンダ」を途中まで見たのと、タイトルから推して、Morris.はこれもまた学園青春恋愛映画だろうと思ったさ。男子転校生が慶尚南道の田舎河東の高校に到着する場面から始まったので、ますますそうだと思ったのだが、何と5分もしないうちに女子学生と転校生のセックスシーン。それも学園ドラマ風ではなく、もろ十八禁映画といった感じ。転校生は本気でなく、相手の女子は高校の屋上から飛び降り自殺。おいおい、これは結構えぐい映画ではないかい。転校生の親友は高校の女性教師に片想い。こちらはやや病的である。
二人はそろって慶州の大学に進み、転校生はセックスに溺れて性病に罹り泌尿器科へ。ここで看護婦やってたのがMorris.のお目当てのペドゥナで、ペドゥナ版「ナースのお仕事」という展開になるかと思いきや、登場して10分もしない間に転校生とペドゥナのハードなセックスシーン。ペドゥナって清純派ではなかったのかあっ!! その後、親友は奥手ながら女子先輩とセックスフレンドになったものの女教師を忘れられず、手紙を書きつづける。そうしてとうとう女教師とセックスはしたものの別れを告げられ、先輩とよりをもどしたかと思ったところで投身自殺。転校生は親友の最後の手紙を女教師に届け、友の死を契機に恋愛観が変わって、ペドゥナと本当の恋愛を始めようとする。というストーリー?の、これはやっぱりセックス映画としか言いようがない。少なくとも10回以上はセックスシーンがあったと思う。まさか最初に見るペドゥナの映画で、スッポンポンの(それもストレートな性交場面)彼女をこれだけ見せられるとは思ってもいなかった。嬉しいような困ったような複雑な思いである。しかし韓国映画のセックスシーンって、ストレートというか、すばやいというか、あっけらかんというか、日本のポルノとはかなりの温度差があると思わずにはいられなかった。
要所要所にペドゥナの魅力的笑顔も出てくるし、彼女はやっぱりMorris.好みの女優であることはまちがいないようだ。ストーリーとは関係ないが、高校のグランドでオムギョンファの「Poisen」でみんなが踊りまくるシーンなんかは嬉しかった。

2007/02/14(水)●毎日がバレンタイン(^^;)●

8時半起床。朝から雨である。今日も一日閉塞するしかない(^^;)
今日は全国で春一番が吹いたらしい。キャンディーズのせいで「春一番」といえば何か楽しいものみたいに思われがちだが、これは一種の春の嵐である。
午前中ベッドでラジオ聞きながら読書してた。今日はバレンタインデイだと、うるさいくらい話題にしている。Morris.には縁のない話題であるが、たしかこのバレンタインデイにチョコレートというのは、明治製菓が仕掛けたものと思ってたのだが、ネットでチョコっと調べたら(^^;)

日本で最初にバレンタインデーの広告を出したのはモロゾフで、なんと戦前の1936年のこと。オーナーの知人でアメリカ人新聞記者が欧米のバレンタインの 習慣を紹介したのがきっかけだという。その後デパートが「恋人に贈り物をする日」として宣伝したことはあったが、さほど定着しなかった。

戦後、日本のバレンタインデー再出発は、1958年(昭和33年)。メリーチョコレートの営業主任がヨーロッパの知人からバレンタインの話を聞き、東京・ 新宿の伊勢丹デパートで「バレンタインには女性から男性へチョコレートを贈りましょう」というキャンペーンを行なった。このキャンペーンこそ、女性から男 性へという日本独特のバレンタインの起源。メリーチョコレートによると、“女性から”とした理由は、デパートで買い物をするのは圧倒的に女性だったこと と、当時の風潮を受けたものだという。昭和33年前後の日本では、アメリカのウーマン・リブ運動の影響を受けて多くの女性誌が創刊されるなど、「女性も もっと意見を。恋愛においても女性がイニシアチブをとりましょう」という時代のムードが時代のムードがあったのだ。

その後、日本チョコレート・ココア協会が、2月14日を「チョコレートの日」と制定し、デパートなどの流通業界も加わって大々的にチョコレート商戦を繰り広げたため、1970年代後半から定着し始め、今日に到っている。


と書いてあった。いちおう、モロゾフが最初か。でも戦後はメリーチョコレート。Morris.は明治の粉ミルク(メリーちゃんがトレードマーク)で育ったので、つい「メリーチョコレート」と「明治製菓」を混同してしまい、バレンタイン=明治製菓と思い込んでいたらしい。
日本では70年代から定着したと書いてあるが、韓国では今や日本より加熱気味かもしれない。Morris.の体感としては韓国では90年代後半になって定着したように思う。3月14日を「ホワイトデイ」として、男から返礼するというのも踏襲しているが、4月14日を「ブラックデイ」と称して、プレゼント貰いそこなった連中が集まってチャジャンミョン(真っ黒いソースがかかっている)を食べるというのも良く聞く。
クリスマスソングなら、アメリカではビングクロスビーの「White Christmas」、日本では山下達郎の「クリスマス・イブ」を始めとして、数え切れないくらい作られ続けているし、小ヒットでもしようものなら、毎年印税が入る美味しい企画だが、バレンタインのヒット曲ってあまりないな。国生さゆりの「バレンタイン・キッス」というのがそこそこ目立つけど、クリスマスソングの頻度とは比べ物にならない。実は柏原芳恵のセカンドシングルは「毎日がバレンタイン」という曲だった。1980年9月5日発売だから、結構バレンタイン定着時期にタイムリーな曲ではないかとも思われるが、良く考えると「毎日が」バレンタインでは、季節や行事に合わせて流す曲という意味からするとちょっと弱かったかもしれない。

毎日が告白の日(ヴァレンタイン)の筈なのに言ひ出しかねて昨日も今日も明日も 歌集『スィングルズ』より

2007/02/13(火)●頭の中の消しゴム●

2月がヒマというのは毎年のことで、例年ならこれを利用して韓国行くことが多かったのだが、最近の円安と渡航費用の高騰、加うるに慢性的金欠状態もあって、ついつい部屋に閉じこもってしまいがちである。こういうときに力強い味方といえば、図書館と、インターネットで利用できる放送番組のアーカイブや無料提供プログラムである。最近ではユーチューブとかいった直接見たい映像などをダウンロードできるサイトなども盛況のようだが、Morris.はちょっとこちらは怖くて手が出せずに入る。最近一番利用してるのは、パソコンTVのGaO http://www.gyao.jp/ で、これで韓国ドラマを数本見始めたことは前にも書いたが、今日は映画を見ることにした。ドラマなら韓国ものが10本以上あるのだが、韓国映画は1本しかなく選択の余地がなく、この「頭の中の消しゴム」という作品を見た。
しかしこのタイトルがアルツハイマーの比喩というのには降参である(^^;) 言われて見ればなかなか秀逸な比喩であるが、Morris.は消しゴムといえば大島弓子の「いちご物語」が反射的に出てくるタイプなので、もうちょっとロマンチックな意味だと思い込んでいたのだった。いちごがおおかみ男に襲われ、森太郎に助けられたあとのシーン。

「神さま けしごむで 
今日一日を けしさってください
そうすれば 
昨日とあしたがつながりあい
わたしは 昨日のわたしのまま
幸せな 無知な子どもで いられます」(サンコミックス「いちご物語 1」133p)


この引用元を調べようと押し入れ引っくり返してやっと見つけて、ついついまたも読み返してしまったMorris.であった(^^;)
それはおくとして、くだんの映画は、結婚した女性が、診断の結果アルツハイマーと診断されて、見事なくらいに症状が悪化していく中、以前の不倫の相手と夫との区別すらつかなくなり、東海岸の療養所に入院、そこを夫が訪ねて、おしまいは擬似ハッピーエンドになるというものだが、完全にMorris.の苦手な映画だった。ヒロインを演じたソンイェジンは可愛い顔してるけど、韓国芸能界ではありふれた顔だし、ストーリー展開も無理あり過ぎ。例によって、病院の診療方法が、非常識だと思う。こうなるとますますペドゥナの作品を見たくなる。

【モビィ・ドール】 熊谷達也 ★★☆☆ イルカが住み着いてる太平洋上の島で、NPOに所属している女性海洋動物研究家をヒロインにした、動物物語?というべきだろうか。マタギやサンカ、狼の物語で興味を覚えた作家の、ちょっと異色な作品である。
主人公たちがベースにしている、フィールドワークと資金調達を兼ねるイルカウォッチング船に、問題ありのイケメン(^^;)ダイバーがやって来て、ちょうどその時期にイルカが浜に追い込まれる事態が発生。どうやらシャチが原因らしい。主人公はシャチの捕獲を認可して貰うべく東京まで出向くが、島に戻ると、島の漁師たちと問題ダイバーが結託して、シャチを入り江に追い込んでしまっていた。
このままでは世界中の動物愛護団体からバッシングを受けるのは必至ということで、主人公はダイバーと二人でシャチを外海に放そうとするが、バリケードの網にシャチが絡まり、さらにダイバーがその網に絡まったまま、外海に出てしまい、必死で救おうとする主人公だが、突然鮫の群に教われ、もう駄目かと思ったところで、救いの神が−−−−と、とんでもないストーリー(これはMorris.のせいでもあるが(^^;))展開で、これまで読んできた筆者の作品と比べると、同じ作家の作品とは思えないくらいひどかった。
資料を見るとそれなりに調査して書いているらしく、イルカなど海洋生物の研究や漁の現況や問題点も分かりやすく紹介してあるし、NPOの研究内容や、実際の観察、鳴き声の収集分析などもリアルに描かれているのだが、どうもそれとストーリーが分離してる感が強いし、何よりも、主人公とダイバーの恋物語部分のやりとりが、あまりにも雑である。
イルカを追いやった元凶のシャチが両性具備の特殊な個体であり、イルカウォッチングにきた、エキセントリックな女の子が実は性転換をした男性で、両者が理解しあっているといった、あまりにもとってつけたようなオチも鼻白むものだった。
本作はテーマミスという気がする。出世作「ウエンカイムの爪」でも読んでみよう。

2007/02/12(月)●ひさびさのまぬう三昧●

8時半起床。やや宿酔気味(^^;)
飽きもせず、Gya0で韓国ドラマ「Wedding」見る。相変わらずチャンナラ、リュシオン夫婦はままごとをやってる(>_<) 別のカップルが動物園に行くシーンがあったのに釣られて(^^;)、Morris.もしつこくまぬう詣で。今日は久し振りにまぬうが動きまわってた(^o^) 嬉しくてデジカメ撮りまくった。でも出来はいまいちだった。それでもかまわない。と、いうことで30分くらいしっかりまぬうを鑑賞してから、東口から動物園を出て、坂道登っての散策。城の下通りの神戸高校まで行って、水道筋に降りる。途中数匹の猫も撮影。マルハチで買い物して6時前帰宅。
夜はお好み焼き作る。以前よりはかなりまともなお好み焼き焼けるようになった。でもまだ、人さまに出せるものではない。
夜は李香蘭のドラマ後半を見る。戦後の裁判とヒロインの態度があまりに不自然だったし、結局は元国会議員の現存女優への気遣いが弱点になってるのだろう。


今日のまぬう

岩登り

哲学中

大欠伸

レッサーパンダ

駝鳥は撮りにくい(^^;)

神戸高校

絶妙のポジショニング

ドラ三毛(^^;)

【刑事たちの夏】 久間十義 ★★★☆ タイトルの通り警察ものである。歌舞伎町で墜落死した灰色官僚の残した秘密メモを巡って、反骨刑事が事件のもみ消しを企む上層部の方針に真っ向から立ち向かうという、新宿鮫シリーズみたいな作品だった(^^;) もっとも本書の主人公の方が正義感が強く、おまけに責任感が強すぎるため、ラストはほとんど時間差心中劇みたいになってしまった。
バブル時代に某銀行を舞台にした6千億円疑獄の残り火が事件の原因であり、複雑に絡まった財政癒着と争闘に食い込み、ヒロインは首相と会って取引までするという、なかなかの場面もあったりする。警察署ぐるみの裏カジノ癒着を一挙に解決しようとする魅力的な同僚刑事や、主人公と同窓の女性検事、北海道の警察OBの協力体制があったり、プロの殺し屋による殺人もたっぷりある。
例によって筆者の詳細な調査と描写には感心させられるし、登場人物の動きもそれぞれ丁寧に書き分けられてるし、事件の意外な動きや、駆け引きなどの展開も巧みで、かなり読まされてしまった。
文章も明解で読みやすい文体なのだが、「しばたたいた」というのが矢鱈出てくるのが気になるし、韓国クラブのホステス「良子」に「アンジャ」とルビをふってあるのはいただけなかった。これは「ヤンジャ」だろう。
この筆者の作品はこれで3冊目だが、ともかく水準を落さずこれだけ書けるというのは大したものである。

2007/02/11(日)●無為な休日●

昨日録画してた「ローズマリー」見る。ペドゥナが子供二人を連れて遊園地で遊ぶのだが、連絡が滞ってて大騒ぎになるというおそまつ。パスの中で大騒ぎするのは韓国ではありそうだが、見苦しいと思ってしまうMorris.はやっぱり日本人らしい(^^;)
昼に例の量り売り焼酎「十一夢」買って、ラグビー関東学院−ヤマハ戦見ながら昼間から飲み始める。どうもこれは呑み始めると止まらなくなるのが困る。五合ずつ買うのは賢明といえるかもしれない(^^;) ラグビーの方は、前半風上の関東学院が押し気味だったが、後半では完全にヤマハのゲームになってしまい、学生と社会人の力の差を見せ付けられた。
考えてみると今日は建国記念日で日曜日だから、明日は振替休日の連休である。それに合わせてか、11chで李香蘭の2日連続ドラマやってた。主演は上戸彩。彼女は以前は結構気にかかる存在だったのが、このところ見る気がしなくなってた。このドラマでは中国語も歌も吹替えなしでそこそこさまになってたから、かなり努力のあとが見られるものの、やっぱり身が入らない。かなり酔ってたから結局ちゃんと観なかったのかもしれない。

2007/02/10(土)●まぬうは御機嫌斜め?●

午後10日ぶりに王子動物園にまぬう詣で。おっ、今日は地面に降りてると、走りよってデジカメかまえたら、撮影するひまもなく岩の裏側の寝床?に引っ込んでしまった(^^;) Morris.はまぬうに嫌われてるのだろうか?? 仕方ないので?カワウソやらカンガルーやら川鵜やらてきとーに撮影して帰宅。
自転車で大安亭に買い物に出て、夜は麻婆豆腐。
「のだめ」読み返すもだんだんわからなくなってきた。もう一回チャレンジしてみよう(^^;)


獺夫婦

カンガルーの昼寝

森林狼

これは?

川鵜

ヒース(エリカ)と教会

【ららら科學の子】 矢作俊彦 ★★★ 学生運動で警官殺人未遂事件を起こし、30年間中国の田舎で暮らしてた男が日本に密入国し、当時の友人の保護下で、実家や妹を追いながら、30年前のさまざまなことと、その間の日本の変化、現実を特異な視点で眺めるという、著者お得意の不思議なシチュエーションのフィクションである。友人がハワイに行ったまま、主人公とは電話での連絡だけと言うのも凝ったつくりだし、もちろん主人公と中国人ヤクザ、友人の配下(これもヤクザに近い)との暴力事件もあるし、携帯で繋がった女子高校生との非現実的な繋がりもありと、読者を引っ張っていく展開は用意されていて、Morris.もひと息に475pを読み終えてしまったわけだが、どうも読後感というものが、あまりにも残ってないのだ。Morris.の読解力の不足なのだろうか。
タイトルは当然「鉄腕アトム」からで、表紙には中国語版のアトムの漫画3コマが使われているし、ストーリー中にも中国語で歌われるアトムのテーマソングが出てくるが、これもストーリーとの関連がいまいちつかめない。

鉄腕アトムの連載が終ったのは、彼が中国に渡った年だった。誰かから終ったと聞いたが、どんな結末か知らなかった。
彼が高校に上がるころ、幼なじみのロボット少年は、より強大な敵と戦うため、自滅することも厭わず、十万馬力のエンジンを百万馬力に換装した。そのために、電子頭脳に変調を来した。不平等な法律で国内に縛りつけられ、人間に絶対の服従を強いられてきたロボットが、人間に反旗を翻す日がやってきた。
アトムはどうしたろう。ロボットと人間のあいだで引き裂かれ続けた鋼鉄の自我は、いったいどうしたろう。記憶は抜け落ちていた。そこから先は、真っ白だった。
彼は最終回のずいずんnい全から、その連載漫画に興味を失っていた。
テレビ放送はもう終っていた。テレビのアトムは、黒点異常のために地球を焼き尽くそうとする太陽に、核融合制御爆弾を抱えて突入し、そのまま還らなかった。
人類はとっくのとうに地球を捨て、ロケットで宇宙の彼方に逃げ去った。アトムが救った地球はロボットの天下だった。しかし、太陽の暴走が収束するや否や、人類亜Hまた戻って来る。あとむ、ありがとう。おまえは人類の恩人だ。そのラストが、気に入らなかった。
これでは涙もろい十万馬力のカミカゼ特攻隊ではないか。
最終回のはるか以前、アトムは人類に楯突き、ロボット法を犯していた。海のカモメに、あの向こうにはどんな国があるのかと尋ねたロボット少年は、ガラス瓶に入れられ流れ着いた手紙に誘われるまま、海の彼方を目指した.悪漢に捕えられ、はるか南洋の海底で奴隷労働を強いられている少女を救うために。
空を越え、星の彼方へ飛んで行けるジェットエンジンは、そのとき、たったひとりの人間のために法を犯し、海を越えた。

以上の引用文のアトムが主人公の投影であるということは分かるのだが、それと、こういう物語を構想した根本のところがどうも腑に落ちないのである。細部の描写には、見るものが多かっただけに、全体の拠っていくところが見えないのが、面白くなかった。かと、いって再読するほどの元気はないぞ(^^;)

2007/02/09(金)●済州四・三&ノレバンチャンチ(^^;)●

やっぱり、というか、結局昨夜は夜っぴて「のだめ」読み通した。感想はもう一度読んでから(^^;)
昼前に起きて風呂つかう。
夜は六甲学生青年センター朝鮮史セミナー「済州島[4・3事件を考える]」を受講。講師は済州大学の趙誠倫先生。先生は去年から関西学院大学の客員教授として来日中で、四・三事件の真相究明運動の理事をされてるとのこと。
1948年に起こったこの事件は長期にわたって政府、軍部によってタブー視、封印されてきた。それが80年代後半から少しずつ真相を明らかにしようという気運がたかまり、2000年犠牲者の名誉回復を謳う特別法制定により、一定の成果はあげたものの、問題点も多く残されている。たとえば、この特別法では犠牲者への補償と名誉回復が主眼で、加害者(虐殺責任者)への言及がないこと、運動の主導権が国家にあり、済州島の住民からの運動ではないこと、被害者申告の漏れと申告忌避。また四・三事件そのものの意義や本質の無視、南労党への偏見と切り捨て、また事件自体をすべて北朝鮮の使嗾(共産党の陰謀)とする通念が根強く残っていること、軍人、警察として死んだ者は国家功労者として篤く葬られ補償を受けていること、48年に北朝鮮に渡った事件の指導者が北朝鮮の英雄として祀られているため、韓国でこの事件を評価すること=北朝鮮の側につくと見られる、等など複雑な矛盾と問題が山積みである。と、いったことを再認識することができた。「四・三事件は朝鮮半島を貧富の差のない素晴らしい社会にしようという、民衆レベルの健全な社会主義運動の夢が、ソ連との対決状況で反共政策に躍起となったアメリカと、親アメリカの李承晩政権によって挫折させられたものである」というのが先生のストレートな意見のようだった。概ね同感である。また大規模な平和公園や資料館建設には、Morris.も疑問を感じた。
今日の講演は先生のノートPCのレジュメをプロジェクタで掲示しながらの講義だったが、レジュメはできればプリントアウトしておいて欲しかった(Morris.はデジカメで記録)。またセンター側の意向で全て日本語での講演になったため、先生にも言いたいことの半分も言えないというもどかしさが感じられたし、内容的にもアウトラインだけで時間が無くなってしまった観があった。Morris.としては半分くらいは韓国語で講演してもらい、もう少し突っ込んだ話を聞きたかったが、これは難しいところだろう。
センターの朝鮮語講座休止中のMorris.なので、今日は、信長正義さん、山根さん、寺岡さん、堀内さん、深田さん、尹さん等久し振りの面々と会うことができたのも嬉しかった。
講演のあと、山根さんの主導で二次会を兼ねて、六甲道でカラオケパーティ(^^;) 何と参加者16名が一つ部屋である。2時間の予約だがこれだけの人数がいると、ほとんど歌えないのではないかと心配したが、始まってみるとMorris.は回りのことはあまり考えずに勝手にじゃんじゃかリクエスト入れて、知ってる歌はみんなで歌うという韓国形式で、けっこう楽しむことが出来た。趙先生はナフナの「サラン」ノチャサの「荒野にて」ソンチャンシクの「コレサニャン」を熱唱、金美廷夫人は手嶌葵の「黄昏」という曲(参加者誰も知らない)を日本人より上手な日本語で歌われたのには感心した。山根さんは例に寄ってのやまね節で、超のりのりトロット爆発、飛田さんは十八番の「イビョル」、寺岡さんは高尚な歌曲攻撃、堀内さんが結構韓国演歌のレパートリが広いのに驚かされたし、山下さんの「I Believe」、深田さんの「オモナ」など女性陣も控えめながらきちんと自分の持ち歌をこなしていた。たまにはこんな大人数のカラオケも楽しいものである。でも、きっと、一番多く歌ったのはMorris.だったのは、間違いないだろう(^^;)


夜の山茶花

趙先生

スライド利用しての講演

大勢でカラオケ

婦唱夫随?

お約束記念写真
2007/02/08(木)●のだめ●

「のだめカンタービレ」6時半起床。ちゃかちゃかと昨日の日記更新して、朝風呂つかい、ざっと掃除して三宮へ。サンパル3FのMANNNYOと三宮図書館寄ってから、高架下冷かしながらお昼に西元町に到着。今日は吉美ちゃんから「のだめカンタービレ」を借りるため、お昼休みに会うことにしたのだった。でも十五巻のうち第一巻がどうしても見つからないという連絡があったので、MANNYOで古本を買ったのだがやっぱり人気作品だけに\300もした(^^;)
吉美ちゃんお勧めの西元町地下の「のんき」という焼き魚定食の門店で昼食。カウンタだけの店だが店の外までいい匂いがしてこれは期待できそう。鮭、秋刀魚、鯖、味噌鯖、鰆烏賊の6種類で、ご飯、味噌汁、玉子に好みの揚げ物(コロッケ、ミンチカツ、掻揚げ)まで付いて\650(^o^) Morris.は味噌鯖を頼んだが、懐かしい味がした。小倉での学生時代、競馬場近くの角に鯖の鉄板焼専門店があって、通称「鯖屋」と呼んでたが、ここの鯖の美味くて安かったことは忘れられない。30年以上前のことだが、普通の鯖焼定食が40円、味噌鯖焼だと50円くらいだった。あの当時の相場からしてもとんでもなく安かったと思う。週に2,3回は通ってたはずだ。その店のことを思い出してしまった。この「のんき」は夜は炉端焼の店になるらしい。中央図書館に行くときにまた寄ってみたい。
その後軽くお茶飲んで吉美ちゃんと別れ、ひさびさに古本「つの笛」冷やかす。ここは以前からキリスト教関係の本が多かったのだが、最近宗教本の密度がたかまっているようだ。店の近くの通りに楕円形の実がなっていた。一瞬なつめかと思ったが、どうも柑橘系のようだ。
元町の阪神理容で散髪済まして3時に帰宅。さっそく「のだめ」読み始める。Morris.はドラマでしか見てないので、キャラがなかなかぴんとこなかった。でも面白いのは間違い無さそうだ。楽しみ、楽しみ。よしみちゃん、ありがとうm(__)m


焼き魚定食の店「のんき」

味噌鯖焼定食

楕円形の柑橘類

【漂泊の牙】 熊谷達也 ★★★☆ 図書館の小説を作者のアイウエオ順に読んでる矢谷君が、これは面白いと夢中になってたので、つられて読むことにした。本作は新田次郎文学賞の受賞作らしい。Morris.は以前新田次郎ものはかなり読んでたから、そういう意味でも関心を持ったのだろう。
絶滅したはずの日本狼が生き残ってるかもしれないという噂の立った宮城県の山間部で、夫が不在中の妻が猛獣に襲われ死亡。その夫である狼の研究者が妻の仇を取るためもあってその猛獣を追う。結果的に猛獣は狼と犬の混血種ったが、謎はそこから深まり、過去の因果関係が複雑に絡んでいることが解ってくる。ローカルTVの女性ディレクタが事件をドキュメンタリーにしようとクルーを組んで取材する中で、狼研究者へ心惹かれたり、はみだし者の刑事との駆け引きがあったり、山の民サンカの歴史も交えて、なかなか読ませる小説だったが、人間関係の設定があまりにご都合主義なのが気になった。
自然の描写や、動物の習性などに詳しいことは良くわかるし、資料も良く読み込んで小説に活かしている。力のある作家だと思う。ただ「手をこまねいて」表現があるのが残念である。

【邂逅の森】 熊谷達也 ★★★ 本作は直木賞と山本周五郎賞のダブル受賞作である。大正時代にマタギになった男の一代記ともいう物語である。村の実力者の娘に夜這いをかけて、それが原因で鉱山に追いやられた主人公が、別の鉱山に移り、配下の男の熊狩りを指導して、鉱山を下りたその男の村に住みつき、男のワケ在りの姉と所帯を持ち、娘を設け、嫁に出したあとに、また一波乱があり、森の主ともいうべきコブグマと一騎打ちのような狩をする。
前時代的なマタギの習俗やその伎、狩の方法なども懇切に紹介してあり、筆者の得意分野なのだろう。やや時代錯誤的な愛の形も筆者が分かった上でそのように書いたのだと思う。もう少し他の作品も読んでみよう。

2007/02/07(水)●Piano&Wedding●

結局昨夜も一人で飲んだくれてた(^^;) 目が醒めたら昼前だった。
最近時々利用してる、無料映像配給のGyaOで、韓国ドラマを物色、キムハヌルの「ピアノ」第4話と、チャンナラの「Wedding」第7話を続けて見る。「ピアノ」はヤクザものが改心して幸せな家庭をつくろうとしながらどんどん不幸になるようなストーリーで、まだキムヘリムは出てなくて子役だった。でも、ヤクザが好きになった寡婦と結婚しやっと二人の愛を確かめ合った湖上のボートから転落して妻は死んでしまうなんてのはあんまりである。今回の最後でやっとキムハヌルが出てきたけどMorris.が覚えてる顔とはちょっと変わったような気がした。あんまりといえば「Wedding」のチャンナラで、リュシオンと結婚しながら新婚旅行で昔の彼氏のことを告白して気まずくなりそのまま寝室は別々だし、リュシオンは前から好きだった女と食事したりしてチャンナラによそよそしい。チャンナラは歌手デビューした頃から「可愛いだけ」というイメージが強かったが、今だに同じ顔してるな。GyaOの韓国ドラマでは他に「天国の階段」と「パリの恋人」覗いたりしてる。サンTVの「ローズマリー」がきっかけで、時ならぬMorris.にとって韓国ドラマがマイブームになってる気配である。ありていに言えば、このところヒマをもてあましてるものなあ。

【捕手(キャッチャー)はまだか】 赤瀬川隼 ★★★☆ ちょっと懐古的野球小説3篇を収めたものである。アンパイアの目で野球を愛する「影のプレーヤー」、戦後の貧しい時代に子供から老人まで混成の野球チームを作り対抗戦まで持って行く「1946年のプレーボール」、33年ぶりに甲子園出場をかけて戦った旧制中学野球チームが、同じ球場に同じメンバーが集まり試合を行う表題作。
いずれも、著者の野球への愛情と洞察に満ちた佳作である。
「1946年のプレーボール」で、物資の乏しい時代に戦死した息子の形見のボールを提供する老人。そのボールを盗まれて闇市を探し回るメンバーの必死な姿や、表題作の中年のメンバーそれぞれの人生模様と、野球への愛着、そして社会の荒波に揉まれた末の人情模様は、登場人物より一回り年をとってしまったMorris.も涙を誘われてしまった。

【書と文字は面白い】 石川九楊 ★★★ 書に関するコラム集で、京都新聞に連載してた「一日一書」と同工の作だが、1993年の発行だから、かなり古い時期からこういうものを書いていたのか。Morris.はこのころは結構彼の本読んでたのに、これは読み忘れていたらしい。でも、別に読む必要はなかったかな(^o^)
最近やたらワープロ批判に走ったり、見当違いな社会批評やったりしてる著者には、辟易する部分もあるが、こと書に関しての見る目はなかなかのものである。ペン習字の手本が全く実用的でないと論じたり、墨摺り器への批判などは面白かった。また当時はそれほどワープロ批判の筆先は厳しくないのが、意外だった。

ワープロやパソコンに私は少し関心をもっている。毛嫌いする人も多いようだが、ワープロの私信が届けられてくると、こういう手紙はどんどん増えてよいのだと正直に思う。ワープロではおざなりな社交辞令の私信は成り立たない。(「ワープロ」)

ワープロで社交辞令の私信は成り立つ、どころか、やたら多いのではないと思うMorris.ではあるのだが、石川九楊がこんなこと書いていたのには驚いてしまった。

【脱「風景写真」宣言】 宮嶋康彦 ★★☆☆ 筆者は1951年生、佐世保出身のカメラマンである。Morris.よりちょっと若いくらいだし、佐世保にはMorris.もいささかの因縁もあるので、興味を覚えた。
フィルム写真への愛着が強い写真家なのに、現像液の廃棄が環境破壊に繋がるからデジカメの普及を歓迎するといった姿勢は、作品にも現われているようだが、結論からいうと、彼の写真はMorris.の好みではなかった。
98年から99年にかけて「アサヒカメラ」に連載したものである。さまざまなテーマを決めて撮りつづけてる筆者の一番の関心事である「自然」を写すという意味で「自然写真」という言葉を使っている。簡単に言えば「脱風景写真」=「自然写真」ということになるのだろう。これは安易過ぎる結論であるな(^^;) でも一通り読んだ後の感想もこれに尽きる。
本書の1/3くらいは彼の写真である。撮影地、撮影データ、日付などはあるが、何故か年度は省いてある。意識してのことだろうが、自然に年度は不要ということなのか、解せないところである。また、それぞれの写真にコメントが付せられていて、これは無い方が潔いのではないかと思ったりもした。

2007/02/06(火)●湊川界隈徘徊withムック●

6時起床。そのままベッドで読書。昼前に風呂使って、JRで三宮に出てムックさんと待ち合わせ。一昨日Voiceに忘れてた手帳を持ってきてもらい、ついでにジャンカラで軽く歌おうという予定だったのだが、何とムックさんは手帖自宅に忘れてた(^^;) とりあえずジャンカラで2時間軽く流すことにする。先日の反省を活かして今日はあまりがばがば飲まずに歌に専念。おかげで2時間で50曲近く歌うことができた。なにしろMorris.の専門分野である韓国トロットは1曲が短い。それをさらにMorris.はテンポアップでぶっ飛ばすから、下手すると1時間で30曲以上歌うことも可能である(^^;) 最近のJ-POPSのバラードなんか5分超えるものも少なくないから1時間10曲くらいしか歌えないのに比べるとざっと3倍のペースだ。
その後バスで平野のムックさん宅に回って無事手帖を回収。安心して二人で湊川界隈を散策する。このあたりは神戸でもかなり下町の雰囲気が残ってる地域でいい感じである。いかにも町工場という風情の岡崎鉄工所、看板の文字が転倒してるリリー美容室など冷やかして、東山市場の創業43年という老舗の串カツ屋で軽く腹ごしらえ。イカ、玉葱、ピーマン、ジャガイモ、鶉卵、牛肉、アジ、ソーセージなど、何でも1串70円。うーん美味しい。Morris.はアジが気に入って2本食べたぞ。やっぱり揚げたてを狙うべきである(^^;)
そのあと、こじんまりとした坂本酒店の立ち飲みコーナーで瓶ビールを頼む。戦後炭屋から始め、途中酒屋に商売替えしたというこの店の大将は控えめながら愛想は良い。先に来てた客は神戸に6代も住んでる(ほんまか(@ @))生粋の神戸っ子ということを自慢してた。店前の通りにはえらく雀が多くたむろしてたので不思議に思ったら、大将が時々餌を撒いて餌付けしてるらしい。これだけの雀の群は都会ではめったに見られない。お願いしたわけではないが大将が餌を撒いてくれのですかさずデジカメに収める。この店は菊水町にある。菊水町といえばMorris.の母の本籍地ではないか。母の両親は戦争中に母と弟と一緒に神戸から上海に渡り、敗戦のどさくさの中、ほうほうの態で朝鮮半島経由で九州に逃げ帰り、佐賀の田舎の温泉町の国鉄線路沿いのマーケットで小さな本屋を営んだ。したがって現在この菊水町には母に関するものは何も残っていないのだが、湊川近辺のこの地で生を受けたというだけで何がしかの感慨を禁じえない。また母方の姓が「湊」だったというのもちょっと暗合めいてるようにも思えてくる。
5時前にムックさんと別れてひとりほろ酔い加減でふらふら。雉猫や黒猫見つけて撮影したり、東山市場を冷かして回り、海鼠ときずし買って帰る。うーーんすごく今日はいい気持ちである。7時前に帰宅。もちろん海鼠ときずしで晩酌(^^;)
島田和夫部屋のスケジュール更新とタイトル写真変更。


お約束2ショット

岡崎鉄工所

リリー美容室

創業43年の串カツ屋

何でも70円(^o^)

菊水町の黒猫

菊水町の坂本酒店

飄々とした大将

大将の撒いた餌に群がる雀

フーテンのトラムック

菊水町の雉猫

これで300円\(^o^)/
2007/02/05(月)●マヌル猫のイラスト●

しっかり宿酔である(>_<)
たぶんマヌル猫昨夜は神戸駅で、最終の一つ前の電車に乗ったのはしっかり覚えているのだが、後はおぼろである。朝はベッドに寝てたから、無事帰宅したのは間違いない。それでもほとんどひねもすごろごろして、夕方にぐいぐい酒場見たら、ムックさんの書き込みがあり「手帖預かってます」とのこと。あちゃちゃー、手帖にはキャッシュカードから、図書館利用証やら、韓国の住所録など入ってるから紛失したら大事になるところだった。でもムックさんの書き込み見るまで無くしたことに気づかずにいたのだから、能天気というしかない。知らぬが仏ともいう(^^;)
手元にDover社の「ANIMALS」という動物のイラストを集めた本があり、久しぶりに手に取ったら、表紙にふてぶてしい顔が、おお、これはマヌル猫ではないか。当該ページを見たら、名前は無く「ネコ科の哺乳類」とだけ書いてあった。でもこれはまずマヌル猫に間違いない。Pallas' Catという英名があることはどこかで調べたけど、やっぱりあまり知名度は高くないのだろう。それにしてもこの顔はいくらなんでもちょっとブスに描きすぎではなかろうか。まぬうはもっと可愛いと思う。
昨日留守録してた「ローズマリー」第5話見る。ペドゥナがヨンドの子供二人とすっかり仲良くなるシーンが今回のメインだろう。これからの展開も読めてくる。それにしても、胃癌手術したばかりの妻の痰吐き治療を亭主に任せっきりという病院の措置はいくら韓国ドラマとしてもひどすぎると思うぞ。

2007/02/04(日)●Voice ライブ●

8時起床。
昨日紹介した「つよしゆうこexhibition」だが、何故か彼女のサイトが繋がらなくなってたのでこちらを見ておいてください。
今日は夜に湊川でムックさんとつかちゃんのライブがあるので、まずは午後から神戸にでて、中央図書館へ行く。ここで7時くらいまで粘るつもりでいたのだが、日曜日は6時閉館というのをすっかり忘れてて、まだ借り出す本決めてないのに「後5分で閉館です」というアナウンスに慌ててしまった。しかたないのでメトロの古本屋冷かして、新開地アーケードの入口にある「弁天堂」という中古ジーンズ専門店に入ってみる。なかなか品揃えが豊富だし、大将のおじんが気さくで気に入った。お手ごろ価格の510-021購入。この店はこれからも利用したい。
ちょうど7時に湊川公園に到着したのだが今日のライブ会場Voiceの場所がわからず、ちょっと手間取ってしまった。先にムックさんんのバンドStarting Overが演ってた。結構客の入りは良い。それでもステージ一番前のスツールは空いてたので、そこに陣取ってデジカメセット。このバンドは3月一杯で休止だから、後何回見られるかわからない。新曲中心ということで、ミスもあったみたいだがMorris.一押しの「みなとまち」も演ってくれたので大満足。
その後つかちゃんとNew Castleのステージ。いつの間にかMorris.は彼女の「専属カメラマン」になってるようで(^^;)ここは張り切って撮影せざるをえない。先月上屋劇場でのイベントでは物足りなかった分、今日はしっかり熱演してくれた。つかちゃんは風邪気味ということでちょっと心配したが、声はちゃんと出てたし、以前のフラット傾向も抑制できるようになってて安心した。でも歌詞を忘れる癖?は治ってない。これは今後の精進を期待したい。
ライブの後、つかちゃんらの撮影依頼で色々やってみたが結果はいまいち。いつか元町の外人居留地あたりでロケ撮影しようとかいう話も出たがどうなることやら。後はそのままVoiceで打上げみたいな形になり、Morris.はついついアルコール度数が上がる。京都からやってきたおっしょはんはライブ終ったらすぐ帰宅ということで話できなかったのが残念だった。
最終の一つ前の電車に乗ったのは覚えてるのだが、あとは記憶無し(^^;)


ムックさんアップ

つかちゃん@ジャニスジョプリンモード

よくわからない記念写真
2007/02/03(土)●節分●

8時半起床。
タイ風オムレツとタイグリーンカレー今日もまた愚図愚図とベッドで読書三昧である。昨日作ったタイカレーがあるので、食うものには困らない。BGMならぬBGVにMBC歌謡ベストやらKBS歌謡舞台などを流して、ほとんど冬眠状態(^^;)
いくらなんでもこのままでは運動不足だと、夕方歩いて春日野道方面へ。勉強堂冷かして大安亭で食糧買出し。パクチー(香菜)あったのでこれも買っておく。帰りは大日商店街回って7時ごろ帰宅。
携帯電話付属の歩数計によるとざっと6000歩になっている。歩幅50cmとして3km。脇道に逸れたり、店内でうろうろしたりしてるから大安亭までざっと1kmくらいということになるんだろうな。伊能忠敬は日本地図の測量では歩数を数えてたというから、当時この歩数計があったらありがたかったに違いない。現在でも、この歩数計は簡便な距離計としても使えそうだ。
夜は買ってきたパクチーを使いまくることにして、久し振りにタイ風オムレツ、カイ・ヤーサイなど作ってみた。豚ミンチ、玉葱、ニンニク、パクチーの微塵切りにナンプラーたっぷりかけて炒めた具を、中華鍋にまるく広げた玉子の真中において四方から折りたたむと四角形のオムレツになる。さらにその上にパクチー散らして、いただく。ああ、これは手軽で美味しいっ!!
今日は節分で、本当は鰯でも食べて、残りの頭を柊の葉といっしょにドアの上に厄払に飾るものだろうが、省略。明日が立春で、人間の節理からすると、明日が新年の始まりというのが合理的なのかもしれない。そういう民族も多かったと思う。と、いうことは今夜は大晦日である。

【深淵のガランス】 北森鴻 ★★★☆ 
花師と絵画修復師両方を生業とする佐月恭壱を主人公とする中篇2編を収めたもの。この主人公はなかなか興味深く、筆者の新しいシリーズになりそうな気配でもある。
タイトル作では主人公が修復依頼された風景画の下にもう一枚隠された絵のあることがわかり、その謎と画商らのせめぎあいが問題を複雑にしていくのだが、こういうのは筆者の得意分野らしく、楽しめた。もう一作の「血色夢」は東北の旅館主人が、とんでもない古代の洞窟壁画を発見し、極秘裏に主人公にその修復を依頼することで話が始まるのだが、その辰砂の鉱石の特定と、主人公に好意を寄せる中国人女性とその父(大富豪で裏の大物)のからみもあって、これまた漫画みたいに楽しめた。
「ガランス」は「茜色」という意味らしい。村山槐太の「一本のガランス」という詩で記憶に残ってたが、意味は知らずにいた。本書の冒頭にもこの詩の一節が引用されていて、タイトル作の隠された絵が村山槐太に影響された朱色の作品であったことと、洞窟壁画の辰砂の朱色がガランスに集約されているということだろう。
民俗学関連の蓮杖那智シリーズや旗師冬狐堂シリーズがなかなか魅力的な北森ワールドに新しいキャラクタが登場したことに期待したい。
贋作や絵画修復などの言及での薀蓄にはMorris.の「面白くてためになる」要素が満載である。
本書でも水銀と金のアマルガムに関する記述などは面白かった。

古くから水銀は、金鍍金を施す際に用いられる物質として知られている。
水銀は常温液体の唯一の金属であり、金・銀・銅などを簡単に溶解する特性を有している。金を溶解させてできた金アマルガムは、金色が消えることから「滅金」と呼ばれ、これが「鍍金(メツキ)」の語源とする説もある。
「で、どうやって鍍金を施すの」
「金アマルガムを、鍍金したいものに塗りつけるんだ。水銀のもう一つの特性に、他の金属と比べて、非常に沸点が低いことが挙げられる」
その種類によっても異なるが、五百度前後の熱があれば、水銀は簡単に蒸発してしまう。「あとには金の薄い皮膜が残るという寸法だ」
「なるほどねえ」
「奈良の東大寺の大仏様があるだろう。あれにも金鍍金が施されていたんだ」
「そんなに昔から!」
東大寺に保存された資料によれば、このとき金鍍金に使用された水銀は五八六二〇両、純金−−記録には「錬金」とある−−は一〇四三六両となっている。現在の尺度に換算すれば水銀五十トン、純金九トンである。
「これだけの水銀を気化させれば、当然ながら凄まじい量の水銀ガスが、奈良盆地に充満することになる。水銀ガスはある意味で猛毒だからね」
「どうなったの」
「平城京は国家の威信をかけた大事業であったにもかかわらず、わずか七十四年で遷都」
「じゃあ、奈良の都は水銀で滅んだんだ」
「といった説もある。鎮護国家の象徴である大仏建立が、逆に平城京を滅ぼしたというのは、実に皮肉な話だね」

いくらなんでもこれはヨタ話だとおもうのだが、面白ければかまわない(^o^)

2007/02/02(金)●満月!●

8時半起床。
ベッドの中で、稲田さんに借りた「自虐の詩」下巻を読み終える。感想は下に。
満月?!実はシャーベット[十一夢]午後やっと起き出して、風呂を使い、お手軽麻婆豆腐丼で、暖まってから自転車で灘図書館へ。西の方は晴れているのに、東は曇ってて、途中みぞれが降り出した。寒いといえば寒いが大したことは無い。
雑誌など拾い読みして閉館まで粘る。
帰り道後ろを振り向いたら雲の隙間に大きな月が見えた。今日は満月である。帰宅して屋上に登ってデジカメで撮影しようとしたが雲に隠れていた。後で部屋のベランダから撮影してみたが、6倍望遠では月の撮影は無理だということがわかった。ぼんやりと輪郭くらいは写るけどね。その代わり今日は右の画像で代用させておく。実はこれ、量り売り麦焼酎「十一夢」のシャーペットバージョンである。これはなかなか美味しい。
2月6日から25日まで大阪北区堂山町ワイアート ギャラリーで開かれる「つよしゆうこexhibition」の案内葉書が届いてた。詳しくは彼女のサイトを見るように。
今回は小川未明の童話の挿絵が中心らしい。
夜、10chで「千と千尋の神隠し」やってたので、たまには日本アニメというのを見ようかと思ったが5分ももたずにチャンネルを変えた。

【自虐の詩】 業田良家 ★★★ この漫画はNHKのBS漫画夜話で取上げられて、全員が絶賛していたうえ、稲田さん、杉山さん、かせたにさんなどがぐいぐい酒場で「大傑作」の太鼓判押すので、これは是非見たいと、稲田さんに無理行って借りてきて、上巻を読んで、まるでMorris.にはその良さが伝わってこなかった。みんな後半の盛り上がりがどうのとか、熊本さんというキャラクタがどうのと言ってたので、下巻に期待しながら、ずるずると読むのを遅らせていた。上巻末の内田春菊はこの漫画読んでずっと泣いてたなんて書いてるし、さらに「『自虐の詩』は想像力の無い人には泣けない」なんて、断言してた。おお、Morris.には想像力が欠如してたのか?と、ちょっと反撥をかんじてしまった。それで、やっと下巻を読み終えたところで、つまらない作品とは言い切れないがMorris.にはこれが「傑作」とはまるで思えなかった。熊本さんのキャラクタはたってはいても、好きではないし、主人公幸恵の妊娠シーンでも特に感動はしなかった。幸恵の父にしろ、イサオにしろ4コマ漫画のキャラとして面白いが、それだけである。Morris.が唯一好きになったキャラが藤沢さんだったというだけで、この漫画のファンからは総スカンを食いそうだが、事実だからしかたがない。したがって全体の中から一つを選ぶとなると「エッチな夢」(下巻p153)だった(^^;)
Morris.が漫画に関してはお子ちゃま趣味だということの暴露になるのかもしれないが、好き嫌いは他人には理解されないことが多いのだから仕方が無い、ということにしておこう。理解力&想像力の欠如、というのはありそうなことである。

【ダブルフェイス】 久間十義 ★★☆☆「聖ジェームス病院」が良かったので続けて読むことにした。昼は一流会社のOL、夜は売春婦をやっていた女性の殺人事件を追う警察もので、警察ものならこれまでにもいろいろ読んでることもあって、それほど新味は覚えなかった。筆者の狙いも警察の捜査より、若手の警官とその恋人の関係や、証券会社での女性管理職の立場と抑圧などに力点をおいてるようでもあり、やたら場面転換が多くて読みにくかったが、これも新聞連載の弊害が出ているようだ。
「目をしばたたく」という正規用法はいいのだが、この語が矢鱈繰り返されるのが目に付いたし、Morris.の嫌いな「手をこまねく」表現があったし、「かかずらわう」、「食べ散らす」などというのもちょっと気にかかる。小説読んでこんなことばかりあげつらうのは、はっきり言ってあまり面白くなかったということだろう。

【ロリヰタ。】 嶽本野ばら ★★★☆
 タイトル作と「ハネ」の2篇が収められている。タイトル作は筆者をモデルにした主人公の作家が若いモデルと親しくなり、ホテルで会ったり、携帯メールでの子供めいたやり取りが不思議な雰囲気を醸すのだが、実は彼女は9歳だった(>_<)というところでスキャンダルになり、バッシングを受けて、それでも最後の一瞬の逢瀬で真実を掴むという、いかにもの作品で、例によって、ロリータ系の横文字のブランドとその服の説明がしつこく展開されて、それらへの偏執が筆者の真骨頂なのだろうし、Morris.は全く理解できないながらも、そこらへんが面白かったりする。
少女が作家のことを「王子たま」と呼びかけたり、作家の携帯の着信音にモーニング娘。の誰かの音声を入れたり、絵文字満載のメールを携帯画面そのままに貼り付けたり、と、鼻白む作品でありながら、Morris.はこれも楽しませてもらった。
「ハネ」は、タイトル作だけでは単行本に足りないので書き下ろしたものと思われるが、好きな男の子が作ってくれた大きなハネを背中に背負って、自分で作った小さいハネを青山表参道で売ってる少女の話で、これもまあ話としてはたわいないが、夢物語として楽しめる。
ただ、述懐部分で村上春樹のようにひとりごちたり、村上龍の表情で酒を手にしたりというのが繰り返されるのは、ギャグなのだろうが止めて欲しかった。

2007/02/01(木)●青谷道散策●

青谷山道からの神戸市街パノラマ

8時半起床。
今日からは少しは冬らしい気候になるらしい。なるほど、ちょっと寒い。
昼にご飯炊いて、冷蔵庫の残り物でわけのわからない中華スープ作る。
午後、王子動物園にまぬう(マヌル猫)に会いに行くも、またまた一番奥の岩の上の定位置(>_<)でぴくりとも動かない。仕方なく河馬やら熊やら猿やら見物してまた、まぬうの御機嫌伺いに行ったがまるで動く気配なし。
今日はまぬうは諦めてレッサーパンダモードに切り替え。Morris.は以前王子動物園ではこのレッサーパンダが一番好きだった。それが最近はリスと小鳥の森の脇の狭いスペースに1頭だけになってたし、たいていいつも外でなくガラス張りの部屋の中でじっとしてることが多かった。でも、今日は河馬舎の西側に専用のスペースがあって、2頭のレッサーパンダが元気に動き回っていた。
4時過ぎに裏口から退出して、ふらふらと上がって行くと海星女子学院だ。6倍望遠を利用して屋根の上の聖母子像を撮影。そのまま青谷を上がっていくと、天台宗の妙光院に出た。馬頭観音で有名らしい。石段の上に憤怒の相を露わにした巨大な像があった。この寺には他にも地蔵菩薩、観音菩薩、弁財天、鬢蔓尊者、役の行者などの像が多数祀られている。境内の石塔に「阪神大震災復興助成金 金五千万円也 日本馬主協会連合会」と刻まれていた(^^;) 
近くには稚拙な不動明王と修行僧らしい浮彫があったり、修験道を思わせる施設などもあった。ここから摩耶山への登山ルート(青谷山道)になってるらしい。途中まで登ってみたが、かなり暗くなってきたので途中で引き返す。またいつか、弁当など持って登ってみよう。
帰り道は下り坂だから楽ちんである。ほとんど満月に近い月が綺麗だった。
そのまま水道筋まで出て、買い物して帰宅。なかなか良く歩いた。


ワオキツネザルセクステット

結構河馬は好きかも

レッサーパンダ

アートなタイル看板

海星女子学院の聖母子像

妙光院馬頭観音

馬主だから馬頭観音信仰か

ゆったりした仏様

良く言えば素朴

【済州四・三】 ホ・ヨンソン(許榮善) 及川ひろ絵、小原なつき訳 ★★☆☆ 済州島の4.3事件は、朝鮮戦争の直前、1948年の4月3日に半島の分離を決定付ける南韓単独選挙に反対して勃発した武装隊(済州島人民遊撃隊)の武装蜂起が事実上の始点となり、その後、李承晩政府とその後ろ盾になったアメリカの反共勢力の過剰反撃によって、結果的には30万島民の1万5千人近くが犠牲になった、痛ましい事件であるが、事件後30年以上軍事政府の言論統制によってこの事実は隠蔽され続けてきた。済州島内部でも、骨肉の争いもあり、あまりの悲惨さに口に出すこともはばかられてきた。
少しずつこの事件のことが明るみに出て、やっと20世紀末に4・3事件真相究及び犠牲者名誉回復に関する特別法が制定された。しかし新装の究明と実態の解明は端緒についたに過ぎない。
Morris.はこの事件に関しては、在日作家の発言などからおぼろげに知っていたくらいで、金石範の大作「火山島」も未読なのだが、金石範と詩人金時鐘の対話には強烈な印象を受けた。
本書は、民主化運動記念事業会が事件の紹介と啓蒙を兼ねて発行したもので、日本語版も韓国で製作されている。先日六甲学生青年センターに立ち寄ったときに飛田さんからもらったのだが、2月9日には同センターで済州大学教授・関西学院大学客員教授趙誠倫による、4.3事件のセミナーがあるので、タイムリーだった。
内容的には、やや平明さに気を配るあまり、物足りない感じを受けるが、全くこの事件のことをしらない日本人のためには、これくらいの方が良いのかもしれない。筆者は若い女性詩人で、済州島の日刊紙の副編集長をやったことがあるらしい。
Morris.は2003年に1度だけ済州島を訪れたことがあるが、そのときは4・3事件のことなど全く頭に無かったようだ。人は得てして他人の痛みには無神経である。


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