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Morris.日乘2007年4月 
Morris.の日記です。読書記録、宴会散策報告、友人知人の動向他雑多です。新着/更新ページの告知もここでやります。下線引いてある部分はリンクしているので、クリックすれば、直行できます。  
今月の標語
日々の努力の罪重ね
Morris. personal calender

【2007年】 3月 2月 1月
【2006年】 12月 11月 10月 9月 8月 7月 6月 5月 4月 3月 2月 1月

2007/04/30(日)●突然ダウン(>_<)●

今日からMorris.も大型連休である(^o^) 昼からカラオケにでも行こうかとムックさんにメールしたら、今日は大阪でビートリックスのコンテストがあるとのこと。それならMorris.もいっしょに行こうと、返信して、午後2時に梅田の泉の広場で待ち合わせすることにしたのだが、その後、貰い物のジン「ボンベイサファイア」(今はムンバイサファイアなのだろうか?)を味見して、あまりの美味さについつい飲み過ごしてそのまま沈没してしまった(>_<)
目がさめたらもう7時過ぎ(>_<) ああ、ムックさん、ごめんm(__)m 先日の甲子園とチャラということで勘弁してください。

2007/04/29(日)●伏見の現場●

溝渕君ら4人で伏見の上海行き荷物のピックアップ。営業との打ち合わせに齟齬があって、最初ぎくしゃくしたが、作業は順調にぶっ飛ばす。
昼休み近所を散策。濠川といういかにも京都らしい人工の川があって、水門の風景がお洒落だったし、栄運院というこjんまりしたお寺があって、古びた石像はまるで西洋の天使を思わせた。タケヤ味噌の味噌蔵もあって、脇に小さな稲荷の祠があった。


美しいアイリス

これは何だろう?

栄運院

天使みたい

タケヤ味噌本店

伏見稲荷(^^;);
2007/04/28(土)●愛しのえりたん(^o^)/●

矢谷君と二人で茨木市のアメリカ向け荷物のピックアップ。見積もりより全然荷物が少なくて、あっという間に作業終了。別の茨木の溝渕君らの現場のヘルプに入ったが、ここも昼前に作業終了。
帰り、尼崎駅付近の「博多駅」という店でラーメンと水餃子。ラーメンはなかなか美味しかったのだが水餃子が失敗(>_<) Morris.は当然ムルマンドゥみたいな皿に載ったやわやわのものと思ったのに、ここのは、スープに普通の餃子が入ってる態のもので、韓国のマンドゥクッに似てるが、味はいまいち、おまけに何となく半生という感じ。スープもあるので、替え玉断念せざるを得なかったし、倉庫に着いた頃からちょっとお腹の調子が悪くなった。
今日は各現場も早あがりで、結局3時前に解放された。阪神で三宮に出て銀行に寄り、元町の阪神理容で散髪、そのまま神戸駅まで歩き、南下して松尾稲荷神社へ。ここにはビリケンさんが祀られているというので一度見ておきたいと思っていた。予測以上に立派な神社でビリケンさんもすごい存在感でかっこ良かった。ビリケンさんは通天閣のものと同じくらいの大きさで、黒光りしていた。神社ということもあってお祀りしてあるという感じがいい。境内には猫が棲息していて、Morris.@Catographerとしては見逃せない。でも結構警戒心が強くて、撮りにくかった。神社の横の「稲荷市場」がこれまた細くていかにも昔風の下町の市場という感じですてきだった。
その後新開地を冷かしながら北上。今夜は一番星でムックさんの新しいビートルズバンドのお披露目ライブがあるのだった。まだ時間が早いので一緒に食事でもしようと電話したのだが繋がらない。一番星のあるミナエンタウンに、先日稲田さんが紹介してくれた「吉林麺点」があることを思い出した。湊川公園東南の入口を降りたところにあった。ここの野菜饅頭が美味しいとの噂、豚マンと3個ずつ注文。もちろんビールもね(^o^)。中国吉林省から8年前に来日した夫婦が5年前にオープンしたとのこと。豚マンも野菜饅頭も小ぶりで1個\70。豚マンは普通に美味しかったが野菜饅頭はこの店のオリジナルでえらい人気があるらしい。形もちょっと可愛いし野菜のジューシーさが新鮮だった。途中「焼餅」をお持ち帰りの客が来たので、これも一つだけ試しに貰う(\80)。餃子を折らずに二つ重ねたみたいな奴でこれも面白い。とつとつとした日本語のおかみさんとの会話も楽しかったし「ザージャ麺」なんてメニューもあったし、是非今度また来よう。
7Jに一番星へ。今日は6バンドの競演で、ムックさんの新バンドは4番目ということだったのでカウンターでビール頼んだのが、最初のバンドが八代亜紀の「舟歌」や北島三郎の「与作」とロックをミックスした面白い演奏やってたので覗いてみた。(有)かるぱっちょという5人組の茨木のバンドらしい。真ん中でキーボード弾きながら歌ってるメイドのコスプレの女の子をひとめ見た瞬間、Morris.は三脚持ってステージ前に走ったね(^o^) Morris.最愛のペコちゃんがそのまま歌って踊ってるではないか!! ああ、嬉しいなあ。しばらく彼女を激写。丸顔にぷっくりほっぺ、ぷっくり脚も含めてすっかりMorris.好みだあ(^^;)。キューティハニーや、魔法使サリーなどとロックの名曲をドッキングしたレパートリーの数々はすごく素敵だし、Morris.はえりたんに熱中状態(^^;) ライブの後も色々話出来たし、その後も、ステージ前で一緒に並んで観戦(^^;)できたのも嬉しかった。それにしてもこの子は久々の大ヒットである。 王子動物園のまぬう(マヌルネコ)以来のMorris.のニューアイドルである。近々「えりたんスライドショー」も(^^;)
ムックさんの新バンドは京都のビートリックスさん関連の女性二人とベースの5人編成でビートルズのナンバーのカバー。演奏の後メンバーの集合写真も。
明日も仕事あるので早く帰ろうと思いながら結局終電で帰宅。でも楽しかったなあ(^o^)


松尾稲荷

なかなか派手ぢゃ

貫禄のビリケンさん

稲荷市場

狭いけど味の有る市場である

市場裏手のネコ
松尾稲荷のネコ
ネコと狐と

稲荷市場

アベック階段

昭和24年製作[平和荘」のドア

吉林麺点

野菜饅頭、豚マン、焼餅

(有)かるぱっちょ

ペコちゃんのほっぺ(^o^)

最高!!

キャッワイイ(^o^)

イエーーイッ!!

タオルはやめようね(^^;)

姐御です

カッコよすぎるムックさん

微妙な3ショット

お約束記念写真

セルフタイマー2ショット
2007/04/27(金)●文化密集地帯●

矢谷君ら3人で昨日の寝屋川の現場。昼食は近くの大衆食堂でトンカツ定食。これもそこそこ美味しかった(^o^)
しかしこのあたりは矢鱈「文化住宅」が多い。もともとMorris.はこの文化住宅には親近感というか、一種の憧れを持っている。神戸に来て最初に住んだ大倉山近辺の奇妙なアパートは文化住宅というより、木賃宿みたいだったが、その次に移り住んだ中郷町の住まいは絵に描いたような文化住宅だった。その後紆余曲折して現在のMorris.亭は文化住宅より手狭な間取りである。何といっても神戸はあの大地震で、文化住宅の大部分が消滅してしまった。
今日の現場は寝屋川市御幸東町で門真市、守口市との境にあたる。壮観だったのは南北150m以上にわたってずらーっと昔風の文化住宅が並んでいる通りで、おもわずMorris.は「おおーっ」とうなったね(^o^) 京阪寝屋川近辺はこういった下町文化の色濃く残ってる地域とは知ってたが、これだけはっきり現状を見せ付けられると圧倒されてしまう。近辺はまさに文化住宅の変遷のショーケースみたいで、一番古いタイプからちょっとモダンなものそして、25軒が切れ目無しに繋がっているポストモダン(^^;)文化住宅までバラエティ豊かである。とても昼休み30分のフィールドワーク(^o^)ではカバーできない質と量だった.
7時半帰宅。風呂入って鉄人マーケットのウタカイに。今日はちょっと参加者少なかった。Morris.はしつこくミニギター持って行き「釜山港へ帰れ」と「コルモッキル」歌う。もちろん韓国語で、みんなぽかんとしていた(^^;)


まさに文化村

真紅の石楠花

ややモダン文化

文化爛熟

ここも文化だったはず

文化の超進化型
2007/04/26(木)●嗚呼!甲子園●

矢谷君らと寝屋川の米人宅のピックアップ。二日取りの現場だが、今日は午後1時からの作業開始と、ちょっと変則的現場。今夜は甲子園の阪神−ヤクルト戦を見に行くつもりなのに、これはちょっと心配。午後には一時雨も降って結構ややこしいことになった。倉庫に戻ったのが7時前。急いで阪神西灘から甲子園に向かう。何とか7時45分に球場入り。4回、2-1で阪神リードという結構な展開。ボーグルソン、グライシンガの投げ合い。ますみちゃんは6時半くらいに来ていた。今日の観戦は、尾西君からレフト外野指定席のタダ券4枚もらったので、ますみちゃんと、ムックさんらに券をわたしていっしょに観戦することにしてたのだったが、ムックさんは事情でドタキャンになってしまった(^^;)。
それはともかく、本当にひさしぶりの甲子園ナイターである。レフト側とはいえ、当然のごとくまわりは阪神ファンばかり(^o^)後姿とは言え目の前に金本がいるのが嬉しい。先制点は一回金本のタイムリーヒットだったらしいが後はまたまたヤクルトのエラーがらみで2点追加して、割りとゆったりした気分で応援できたのも良かった。7回の風船上げを魚眼で撮影しようというのが今日の目的(^o^)のひとつだったが、当然ますみちゃんも風船買ってきてくれてた(^o^)。で、撮影ははっきり言って失敗(^^;) でもまあ、雰囲気だけはわかるだろう。
ピッチャーは6回から久保田、ウィリアムス、藤川という黄金リレーでぴしゃりと〆てのいかにも阪神らしい快勝。勝利の後の六甲おろしを大声で歌って本当に気持ち良かった。尾西君ありがとうm(__)m ますみちゃん、お疲れ様。そして大量のアテもありがとうm(__)m


久々の生甲子園

後姿も凛々しいア・ニ・キ!!

チビトラ応援団

期待膨らむ

発射直前

はっきり言って失敗(^^;)

勝利の六甲おろし

これを歌いに来たのさ(^^;)

戦い済んで余韻を楽しむ球場前
2007/04/25(水)●子猫をお願い●

10時起床。
見たい見たいと思ってて、しかも手元にDVDがあるというのに、ずるずると見逃していたペドゥナの「子猫をお願い」を見ることにする。Morris.はいまだにDVD専用機持ってないので、PCで見るしかない。これはちょっと不自由でもあるが、それがこれまで見るのを延ばしてきた原因ではない。「子猫」を見る前に「吠える犬は噛まない」を見たのだが、これがMorris.にはどうも相性が悪いらしく、どうも釈然としない。日を改めて飲みながら見直したのだが、途中で寝てしまった(>_<) そんなこと無視してさっさとお目当ての「子猫」を見ればいいようなものなのに、そこがMorris.のMorris.らしいところなのか、とうとう今日まで来てしまったのだった。
で、見始めたらそのまま最後までしっかり映画の中に入り込むことが出来た。インチョンの商業高校を卒業したばかりの5人のアガシたちの卒業後の生活と交流を描いたもので、ペドゥナはサウナをやってる家の娘で就職もせず家の仕事を手伝ってる。他は親のコネで証券会社に勤務する美人の子、年老いた老人と暮らす貧しい子、そして中国人家族の双子という設定。二十歳前後の女の子の悩みや社会の厳しさ、心の移ろい、学生時代とは付き合いの形も変わるし、何よりも貧乏な子は悲惨になっていくばかり。
子猫はその貧乏な子が拾って証券会社の子の誕生祝にプレゼントされるが数日後に返却され、彼女が家屋崩壊後警察に連行される時にペドゥナに依託し、ラストでペドゥナから双子に渡される。タイトルの割に出番は少ない。たしかにそれなりに可愛いのだが、印象は薄かった。テキスタイルデザインやってる子が、猫の手形をサインがわりに使うシーンは、先日の吉田ルイ子の本のサインを思い出した。
それよりインチョンの下町の風景に心惹かれた。インチョンには数回行った事があるし、国際空港はインチョンにあるから韓国旅行のたびに2回は立ち寄ることになりがちだが、この映画に出てくる風景にはは全く見覚えがなかった。双子の住む「中華街」には一度行ってみたいと思っていたが、それよりも貧しい子の住むコルモッキルで出来ている一帯は、まるで2年前ソウル市立美術館で見かけたソウルの貧民窟「落骨」の写真集を髣髴させる。「落骨」はその頃には完全に地域整備が終ってしまっていて、あわてて訪れたMorris.をちょっと落胆させたが、この映画に出てくるあの地域はまだ残っているのではなかろうか。これは見逃せない。今度の訪韓時は必ず一日はインチョンにあてることにしたい。こういうのは今流行りのドラマや映画のロケ地訪問旅行に通ずるのだろうか?どうでもいいか。
この作品でのペドゥナは面倒見の良い心やさしいキャラクタである。ラストでは貧しい子とともに家を出るのだが、ストーリー的にこの部分はちと弱い気がする。監督が学校出たばかりの新人で、自分の目線での作品を作ったなどとインタビューで答えていたが、95年の韓国映画「犀の角のように独りで行け」の焼き直しじゃないかと言うのは意地悪い見方かな? でも「犀の角」はMorris.には退屈だったけど「子猫」は楽しめたのだから「子猫」の勝ち(^o^)だ。
しつこいMorris.は、続けて「吠える犬」をまた見直したのだが、結局理解できなかった。まあ、Morris.が「犬派」ではなく、「猫派」ということか。
午後自転車で三宮図書館に行く。途中旭通で黒白猫見つけたので自転車止めてそーっと近寄って行ったら、これがまたえらく人懐こい奴で、まとわりついて離れない。たしかにこういうのはこういうので却って撮りにくい。でも嬉しくて20分くらい一緒にいた(^o^)
三宮図書館から帰る途中、今度は日暮通(^o^)で数匹の猫を見かけて撮影。こちらはちょっと警戒気味だったが、やはり地域猫なのだろう。
大安亭で買い物して5時半帰宅。酒を買いに行った帰り、プリンセスソースの前に例の猫がいたので撮影してて、ひさしぶりに爺っちゃんと世間話。この猫は地震の後に拾ったメスで名前はチャッピー。避妊手術してるとのこと。ソースは昭和33年創業で息子が跡を継ぐつもりらしいが、どうなるかわからないとか。近所の身びいきでなく、ここのソースはすごく美味しいので、是非継続して欲しいものである。
阪神は今日は打撃好調で8回現在7-1である。勝利間違い無しだろう。明日負けてもこのシリーズ勝ち越しだけど、やっぱり明日も勝って欲しい。


「子猫をお願い」タイトル

子猫をお願いするペドゥナ

猫の手形をサインに使う

旭通の白黒猫

そんなに寄られてもなあ

警戒心ゼロ

日暮通の猫1

日暮通の猫2

左と同じ猫(^o^)

日暮通の猫3

プリンセスソース猫チャッピー

プリンセスソースの爺っちゃん
2007/04/24(水)●雌雄が決する(^^;)●

7時起床。洗濯、朝風呂。
稲田さんに教えてもらったflickrサイトの日本語化プラグイン「japanize」ダウンロードしてFirefoxも日本語で見られるようになった。
昼から王子動物園へ。まぬうの部屋に向かう途中。飼育係らしい男性が通りかかったので、まぬうのことを尋ねる。その人は直接の担当ではないからと言いながら、飼育係の待機室まで案内してくれた。しばらくして若い飼育係中心に5人ほどが出てくる。Morris.が持ってたポケットアルバムの数枚のまぬうの写真見せて、オスメスの区別がつくか聞いたら、飼育係によって意見が分れる(^^;) それにしてもこんな綺麗なマヌル猫の写真は珍しいと誉められてしまった。ともかく今日はメスが出ているはずだから確認し行こうとみんなでまぬうの部屋へ。飼育係5人がわさわさとやってくるものだから見物人は何事かと期待してたが、肝心のまぬうの姿は見えない。ともかく話だけは訊いておこうと、担当やメスオスの交代方法、名前などを質問したのだが、マヌル猫専門の係りはなくてもちわりらしい。つい最近まぬうの担当になった二人をまぬうの部屋前で撮影させてもらう。オスメスはほぼ一日交代で、これまで何度か一緒に出そうとしたが、やっぱりうまく行かなかったらしい。とくに名前はつけてないとのこと。おいおい、どうもまぬうは、王子動物園ではその他もろもろ的存在みたいだなあ。そうこうしてるうちにまぬう登場(^o^) おお、こちらがメスなのか。Morris.の予想とは裏腹に目つきの鋭い方がメスだった。写真と見比べるとはっきりわかる。これでもう、たぶん確実に区別がつきそうだ。ただ、過去の画像ははっきりわかるものはそう多くない。すっかりうれしくなって、しばらくメスを撮影。
その後、4月いっぱい公開のハンター邸も覗いて、今日は金具やシャンデリアなど細部の細工をデジカメに収める。
ずっと気になってたまぬうのオスメスがはっきりしてうれしくなり、こうなったら、Morris.部屋の中にまぬうページを作ろうかという気持ちが浮かんだ。そうなるとやっぱり王子動物園とのパイプも必要だろうし情報やニュースも欲しいよなと、帰りに管理事務所を訪ねて、まずは動物園のe-mailを教えてもらおうと思ったが、出て来た女性事務員は「うちは公開していません。教えられません」と、木で鼻をくくったような応対。前から王子動物園のHPはメールアドレスも掲示板も質問コーナーも無くて物足りなさを感じてたので、そのことも簡単に話したのだが「今後そうならないとも限りませんが、今のところはなんともいえません」だと。この応対にはがっかりさせられた。「開かれた動物園」というのは旭山動物園の専売特許ではなかろうし、王子だって日本の動物園の中では結構意欲的な方だと信じてただけにちょっと悲しくなった(>_<) せめて「前向きに検討してみます」くらい言ってもバチは当るまいに。まあこれは政治家用語では「おあいにくさま、一昨日おいで。」だけどね(^^;)
このところ何となく野球放れしてたのだが、阪神は打撃不振もあっていつの間にか借金生活してるではないか(^^;) 今日からのヤクルト戦で貯金を取り戻して欲しい。明後日は尾西君提供のタダ券でひさびさに甲子園に行くつもりだけに、まずは先勝を願いたいのだが、現在1点負けてるし、7回にピッチャーのジャンがラミレスの強烈な打球を顔面に受けて出血退場ときたもんだ(>_<)途中から雨になったし、打線も湿ったままだったが、9回裏シーツの凡打を相手がエラーしたのに付け込んで、満塁。林の同点打、矢野のサヨナラヒットで勝負あった(^o^)/ 良かった、良かった\(^o^)/


まぬうの飼育担当

こちらがメス

こちらがオス

ハンター邸入口

2階ベランダから

窓の金具

【モーダルな事象】奥泉光 ★★★☆☆ ひさびさの奥泉の長編だと思ったら2005年刊だった。タイトルは旧作「バナールな現象」に酷似してるし副題の「桑潟幸一教授のスタイリッシュな生活」は、少女漫画にその手の作品があったよう菜気がする。
500p超える長編で巻末に千野帽子名義の解説?+著者インタビューが付いている。文藝春秋の「本格ミステリ/マスターズ」シリーズの書き下ろしらしい。
奥泉のミステリー作品は過去にも少なくないし傑作もあったから問題は無い。問題は、この前の2作には落胆させられてしまったことだった。それがなければ、現代日本作家の中で奥泉イチオシと決め付けてたMorris.が2年も新作の出たことすら知らずにいたわけはないだろう。
ぱらぱらと見ると途中に新聞記事の切り抜き、週刊誌の記事の引用、その他もろもろをパッチワークよろしく配置してるし、副題に登場する教授がかなりのスノッブの狂言回しで、途中瀬戸内の島で妄想の世界に漂うあたりではこの作品も駄目なのかと、危ぶんだのだが、読み終わっての結果は、いやあ、なかなか楽しめた(^o^)である。
本格推理だけに謎に充ちた連続殺人事件があり、呪われた?血統の一族が登場、何と言っても元夫婦のコミカルかつ賑やかなにわか探偵ぶりが読書の楽しみを倍化させてくれた。
千野帽子というネーミングからして、Morris.は解説&インタビューも奥泉の創作ではないかと勘繰ったのだが、どうやら実在の批評家だったらしい。彼のインタビューの本作品の部分から引用する。

千野 −−−モーダルっていうのは、たとえばアクチュアルなものにタイsチエ様相化さrたものというか、様相論理学では、「can…」とか、「mae…」というかたちの、現実ではなくて予測とか反実仮想といった非事実の言説を、モーダルな言説と言ったりするんですが、そういう理解でよろしいでしょうか?
奥泉 それももちろn含みますね。あおt音楽用語でも、ジャズの「モード」の形容詞。いろんな意味を含むでしょう。でも、題を選んだ直観を説明することは難しいですね。
以前のぼくだったら、もっとメタフィクショナルな構成にしたと思うんです。今回もそうすることはいくらでも可能だったんですけど、そうしなくてもいいかな、という気持ちが強かったですね。メタフィクショナルな構成っていうのは、書いていくなかで自然と出てくるんですよ。そういう構想もあったんどえす。しかしまあ今回はそれをしない方がいいかなという直観がありました。なぜって言われても困っちゃうんですけど。
まあ、ミステリ好きの人に普通にちゃんと読んでもらいたいなと思ったんですね。

モーダルという聞き覚えの無い言葉も、音楽の「モード」から考えれば解りやすい概念だし、本作品の構成もそう考えると別に複雑怪奇なものでもなかったわけだ。最近良く奥泉が持ち出す、宇宙楽器論。太陽系の惑星の7つの位置とフィボナッチ数列の関連付けも、音階的に理解すればわかり易いだろう。
Morris.は面白ければそれで良いのだし、本作品は上々吉といえよう。面白かった「鳥類学者のファンタジア」のヒロイン、フォギーも脇役で出てくるし、こちらのヒロイン?であるジャズシンガーと、その元夫もなかなかいいキャラクタだったが、Morris.としてはフォギーが好みである。
アトランティスが、宇宙の音楽を奏でるための楽器の一形態だったとか、戦時中に孤島でミニ青髭を演じた童話作家がいたとか、さまざまな小ネタを思いのままにちりばめて、これだけのエンターテインメントに仕上げる奥泉の力量は健在である。おお、こうなるとそろそろ新しい長編を楽しみにしたいものである。
Morris.の唾棄する「手をこまねいて」(14p)や、病膏肓に「やまいこうもう」のルビがあったり(457p)という表記があるが、前者は桑潟教授の内的独白だし、後者は殺人犯蓑虫の台詞の中にあるのだから、登場人物の誤用として奥泉が意識的に用いたのだと善意に解釈しておきたい(^^;)

2007/04/23(火)●まぬうスライドショー●

7時起床。
昼から阪急でセンターへ。先日山根さんから預かってた古い韓国のレコードの返却が目的だったが、飛田さん、鹿嶋さん、稲田さんらとお茶飲んでだべって結構また長居をしてしまった。飛田さんの趣味の一つであるオカリナにMorris.がミニギターで伴奏して宴会で披露しようという計画も本決まりになったようで、とりあえず朝鮮/韓国関連の3曲を個別に練習することにした。曲目は秘密である(^^;) 懐かしの?「三里塚空港反対同盟」の催しで貰ってきたという千葉参落花生をお土産に貰う。これはすごく美味しかった(^o^)ありがとうm(__)m
flickrの一括処理のことで稲田さんに教えて欲しいことがあって彼のPCの画面で該当ページを開いてもらったら、何と日本語表記である。おいおい、Morris.のPCでは英語表記だぞ。もともとflickrはアメリカのソフトで、登録にもまずはYahooo USAから登録する必要があった。当然スライドショーも画像の閲覧ページも英語表記であたり前と思ってただけに衝撃だった。
ヌーベル六甲旧跡帰り道ヌーベル六甲がどうなってるか見に行ったら、とっくに取り壊されて、完全な更地になっていた。結構広い敷地である。中央吹き抜けの螺旋階段で変てこな造りだったが、無くなってしまうとちょっぴり淋しい。もちろん地下の「HERE COMES THE SUN」の思い出が大きい。
マルハチで買い物して5時帰宅。ぐいぐい酒場に「japanize」という英文サイトを自動的に日本語訳するソフトの紹介があり、flickrの日本語表示はこれで実現してるとのことだったので、インストールしてみたが上手くいかなかった(>_<) でも稲田さんのPCの日本語メニューで大まかなやり方がわかったので、英文メニューでも、一括処理がいくらかできるようになった(^o^)
調子にのって今日は、王子動物園のまぬう(マヌル猫)のスライドショーに挑戦。HDには100点以上の画像があったが、同じ構図のものも多かったので60点ほどセレクトしてアップ。この「まぬうスライドショー」を何度か見たら、たしかに表情が違う二種類が混在してるような気がしてきた。きっと目つきの鋭い方がオスではないかと思うがはっきりしない。まぬうに関心ある方は是非チェックしてください。

【わたしはネコロジスト】吉田ルイ子 ★★★☆ 先週、六甲学生青年センターの古本市で掘り出して来た一冊である。
サインとトラノスケの手形ピンクのA5版ハードカバーに子猫が仰向けに寝かされている画像には淡い記憶があった。彼女はハーレムやアパルトヘイトに関連した黒人の写真集を出して当時話題を集めていた。
本書は母の初盆を控えた1986年7月12日の雨の中で生まれたばかりの仔猫を拾い、育てた4年間の成長のファミリーアルバムから、50点ほどの白黒写真と30pくらいのショートエッセイで構成されたもので、つまりは愛猫写真集ということになる。
主人公の寅之助は名前の通りのトラ猫で、写真映えのするハンサム猫である。附録に3枚の絵葉書も挟んであったのだが、その中の一枚は、つい先日アシナガさんから届いた絵葉書と同じ写真だったのには驚いた。
初版は90年9月25日だが、Morris.が入手したこの本の表紙裏には90年10月1日付けの著者のサインがある。ひにちからしてきっと本書の出版記念のサイン会の時のものだろう。嬉しかったのはサインに加えて猫の手形(脚形?)があることだ。これは、まず主人公寅之助のものに違いないだろう。
デジカメで猫を撮りまくってPC上でのスライドショーをアップしたばかりのMorris.にとって、この一冊はいろいろ考えさせられる、そして、手ごたえのある、未知の誰かからのプレゼントのような気がする一冊だった。

2007/04/22(日)●夜桜ショー●

11時起床。
昼からGaOの「天国の階段」「パリの恋人」見る。
その後懲りずにflickrに王子動物園の夜桜の画像を25点ほど送り「yozakura、夜桜」などのタグをつけてスライドショーにしてみる。
阪神−巨人戦は雨の中強行されて昨日につづいて連敗。
「ローズマリー」はペドゥナの駄目親父が交通事故で死に、Morris.はほっとしたのだが、ペドゥナはボロボロである(^^;)

【そして夜は甦る】原ォ ★★★☆☆☆ このところちょっと熱中してるハードボイルド作家長編デビュー作である。88年発行だからざっと20年も前の作品である。何でこれまで名前も知らずにいたのだろう?と、信じられないくらいだが、これもMorris.の読書パターンのなせるわざだろう。この30年の間に長編4作、短編集1冊、ほかにはエッセイが3冊ほどあるくらいだから寡作を絵に描いたような作家だが、同じ探偵を主人公とする長編2作目、4作目の順に読み、どちらにも過去の相棒探偵との事件が深く彼の探偵稼業に影を落としてることが描かれていたから、当然デビュー作はこの相棒の事件のことが書かれているだろうというMorris.の予測(ほぼ確信)はあっさり肩透かし食わされてしまった。
基本的には知事選最中の現職東京都知事狙撃事件の真相を探ろうとするルポライタ-が失踪し、富豪の娘であるその妻から捜索を頼まれた主人公が、紆余曲折の末に真相らしきものに到達するというストーリーで、後続2作と同様のタッチで、そのアクロバチックな文章の芸に、またもMorris.はすっかり陶酔させられた。

・「名緒子は最高の猟犬を雇ったようですわね」と、彼女は口を歪めていった。皮肉は褒め言葉として聞き、褒め言葉は皮肉として聞いておくのが無難である。
・彼女の声には何かが迫っていることを感じているような響きがあった。女の直観に比べたら、探偵の判断など風邪をひいた猟犬の鼻に等しかった。

こういった言葉遊び的小洒落た独白がいくらでも出てくるのは、原ォ作品に限らず、ハードボイルドのお約束なのだろうが,それが読者を鼻白ませないというだけでも日本ではめったに得がたい作家だと思う。
嫌悪しながら認め合ってる辣腕刑事錦織との掛け合いも、初手から読ませるものであったことがわかった。

錦織が要件に入ろうとしたが、寝室の音楽が邪魔だった。
「ちょっと音を小さくして来ます」と、勝間田が言って、立ち上がった。
「良かったら消してもらえないかね。レコード鑑賞に来たわけじゃないんだ」と、錦織が言った。
「ビートルズなんです」と、勝間田が言った。壁の向こうに、この世で一番正しいものが存在しているような口調だった。彼は寝室へ行った。
「ビートルズだと?」と、錦織が言った。「あれが解らんと、近頃は若い警官までが犯罪者でも見るような目つきでこっちを見るぜ。下らんものを下らんと言うのが怖い大人が増えてるだけさ。フン、あんなものは今世紀最大の過大評価だ」
「あんたが音楽についてそんな洒落た意見を持っているとは知らなかった.。橋爪のカラオケ趣味よりはましだな」
「うるさい。二度と橋爪とおれを比較するな」
共感を強要するような音楽が小さくなって消えると、勝間田が戻って来て、テーブルについた。


発表時期を思い出してMorris.はつい笑いをかみ殺したね(^^;) 同様な批評?が日本の画家へも浴びせられていた。本作発表より30年前に建った東京都庁の描写。

私は正面右側にある玄関を通って、岡本太郎の壁飾りのある一階のロビーへ入った。芸術だそうだ。私に言わせれば児戯に類する[がらくた]だったが、そんなものを見物に来たわけではなかった。

当然発表時、岡本太郎はまだ健在だったはずだが、こういったジャブはまだ手ぬるい方で、本書の核心となる、石原兄弟をモデルとする狙撃された都知事とその弟への言及は、30年後の現在の時点で読むと、ひと味違った皮肉な感慨をもたらした。まさに長崎市長射殺事件が起きたニュースのさなかに本書を読んだこともあって、ついつい深読みさせられた。
それにしても、ひさしぶりにのめり込みそうな作家と会えたのに、未読の作品はあと長編1冊しか残っていないというのはあまりに悲しすぎるぞ。

【天使たちの探偵】原ォ ★★★
 私立探偵沢崎を主人公とする6編の短篇が収められている、今のところ彼の唯一の短編集(1990)である。タイトルから連想される通り、子供がからむ作品というのがトータルカラーである。Morris.はどちらかというと長編好みであるから、本書への評価はあまり高くなってないが、原ォらしさは随所に出てくるし、例によってその「文藝」は楽しめた。個々の感想は省略して、適当なブレ-ズを引いておく。

・「なぜあの銀行にいた?」と、錦織が訊いた。
「セールスさ。大金を引き出した客をつかまえて、ボディガードは要らないかと売り込む」
・「そのとき、あなたは彼女のお腹の子供の父親としての資格を失ったと考えるべきじゃないのか……少なくとも、彼女はそう考えたのだ」
「彼女が私のもとを去ったのは、自分と子供に及ぶ危険から遠ざかるためだろうが、私の新たな反体制運動を支持し、援助するためでもあった、と私は思っている」
「どんな場合にも虫のいい考え方というのはあるものだな……スパイは自分の立っている陣営の自慢をすべきではない。スパイとしての能力を自慢すべきだ」
・彼は腕時計で時間を確かめながら、このビルの表へまわった。約束の11時までにちょうど15秒あった。こうまで時間を厳守する人種の多くは、時間より大事なものを持っていないか、時間より大事なものはお金だけという処世哲学を持っている。
・冷たい雨が降りつづいている冬の夕方だった。過ぎ去った季節(とき)を振り返りたくなるのはこういう時間である。世間では"昭和"が終ったと騒いでいたが、読売ジャイアンツを巨人と呼ぶ義務はなく、国営放送をNHKとオブ義務はないように、1989年を平成元年と呼ぶ義務もなかった。
・私と同世代の小柄でハンサムな男が顔を出した、昔のパートナーの渡辺が、成人後に養子に迎えられる人間の80%はハンサムな男だと言ってたのを思い出した。養子の第一条件は、能力や人格や健康な体ではなく容姿なのだそうだ。しかも、その理由は社会通念とは逆に、人間は容姿の優れている者に優越感を抱いているからなのだそうだ。とくに、容姿だけが優れている者に。

2007/04/21(土)●夜カラ●

11時起床。うーーん、ひさしぶりの宿酔である(>_<)
今日は2時から今里の韓国人会館で、済州島研究会の例会。と、いってもMorris.は会員ではないのだが、山根さんが、「懐メロの中の済州島」というタイトルで講演するので、これを見逃すわけにはいかなかったのだった。ふらふらとJR、地下鉄乗り継いで何とかたどり着いた(^^;)
ちょうど開演直前で、山根さんは、例によって、古いレコードやテープ、関連書籍などどっさり持ち込んでの講演。
講演の半分は音源紹介で、民謡「オドゥルトギ」「イヤオンタリョン」「イヨドサナ」、新民謡「済州島打令 チェジュドタリョン(キムセレナ)、トロット「西帰浦七十里 ソキポチルシムニ(ナムインス)」「三多島消息 サムダドソシク(ファングムシム)」「カムスガン(ヘウニ)」、ミュージカル「そっと来てね(ペティキム)」日本歌謡「済州エアポート(半田浩二)」、K-POP「済州島の青い夜(ソンシギョン)」の10曲。もともとMorris.は朝鮮民謡には詳しくないのだが、特に済州島の民謡は全く知らなかった。今日聞かせてもらった民謡の音源は昭和54年の「アリランの世界」3枚組からで、これは今から思うと画期的なレコードだと思う。
済州島生まれヘウニの芸名が恩師吉屋潤への「恩恵」という言葉を引っくり返した「恵恩 ヘウン」に愛称を表わす語尾を付けたものだったとか、済州島の漢拏山の高さ(1950m)の覚え方「ハンボンクギョンオシプショ」とか、ナムインスの「西帰浦七十里」の歌詞の中に出てくる「フィパラム 口笛」が海女が海上に浮き上がるときに出す奇声ではないかとか、済州島方言へのやりとりなど、エピソードやおまけ話が面白かった。
この研究会は姜在彦教授との関連が深いらしく、今日も参席されていた。講演のあと鶴橋の「韓日館」で二次会。宿酔と手元不如意(カードで出金する時間的余裕がなかった)ということもあって、失礼しようと思ったが、山根さんが一緒に行こうと誘ってくれたので同行することにした。
研究会の事務局長のシンジェギョンさんが、Morris.に以前あったことがあるとのこと。確認したら何と15年以上前のパソコン通信時代の韓国関係の交友会「光化荘」「Agola」のメンバーで、鶴橋でのオフ会に同席したことがわかった。まああの頃から、オフ会では真っ先に酔い潰れてたMorris.のことだから覚えてないのも無理からぬことである。
宿酔覚めやらぬMorris.なので、ビールちびちび、マッコリちょこちょこで適当にやり過ごす。チャプチェ、チヂミ、スユクなどもそこそこ美味しかったが、最後に出てきた「ヘムルクッ 海鮮鍋」は絶妙な味つけだった。ここでの会費は山根さんに借りる(^^;)
結局この店で3時間近く飲み食いして、さらにカラオケに行こうということになる。こうなったら行かないわけにはいくまい(^o^)で、結局10人ほどで、サランバンへ。先日の花見の流れの御乱行があったので、早晩謝りを兼ねて行かねばと思ってたからちょうどよい機会でもある。幸いママはあまり怒ってなかったようで一安心。今日は罪滅ぼしも兼ねて、レーザーディスクチェンジャーに徹することにした。と、いいながら、初っ端から「ナメンヨルチャ」歌った(がなってた)Morris.だった(^o^)
山根さんもノリノリでママも感心することしきり、後から常連客二人も参加して、9時半にお開きとなった。ここの会費も帰りの電車賃も山根さんに借りる。帰りにコンビニで出金して返済するつもりでいたのだが、山根さんはこれから今里の別の店に行く(@ @)というので、ここで別れることになったのだった。山根さん、助かりましたあ。なるべく早くお返ししますね←メールモード(^^;)
やっとMorris.は宿酔も醒めてきたので(^o^)、みんなが帰ってから、本格的に歌うことにした。残ってるのはサランバンファンクラブ会長とMorris.の二人だけ。大人数のカラオケも楽しいけど、なかなか歌う番が回ってこないのが難点、しかも、今日はMorris.はリクエスト一手に引き受けてたから、あまり歌うひまがなかった(ウソ)。通信カラオケなら、どんどんリクエスト入れていけばOKだけど、このレーザーディスクは一曲ごとに盤を入れ替えなければならないから、結構大変である。一番多いときは7曲リクエストがたまったから、Morris.は大忙し。でも、これはこれでそれなりに楽しいものでもある。
結局11時まで歌いつづけ、ママ特製のうどんごちそうになって、零時半帰宅。すっかり酔いはさめていた(^^;)


講演スタート

魚眼会場風景

「アリランの世界」3枚組アルバム

姜在彦教授

絶品の海鮮鍋

サランバンでの熱唱

2007/04/20(金)●昼カラ●

昼前ムックさん部屋に来て、最後のタイカレー一緒に食べる。その後、「ナメンヨルチャ」特訓(^^;)
2時過ぎに部屋を出て、ちょっと屋上で憩って、三宮のジャンカラへ。ムックさんは夕方用事があるので今日は2時間だけ。でも、部屋での特訓が良かったのか、二人とも何だかのどの調子が良くて、飛ばす飛ばす。今日は珍しくMorris.が日本語の曲(「ちょっとなら媚薬」)を、ムックさんが英語の曲「コールドターキー」)1曲ずつ歌った(^^;)
甲子園の阪神−巨人戦。1-1で延長になり12回表3点取られて、あーあ、と思ったら、何と怒涛の攻めで5-4でまさかのサヨナ逆転勝ち。これで昨夜の悪夢も忘れられそう(^^;)
嬉しくて一人祝杯あげる。で、ちと、飲みすぎである(>_<)


家庭内カラオケ

日光浴

昼カラでの雄姿

2007/04/19(木)●センター日和●

7時起床。昨日作った猫スライドショーをついつい何度も見てしまう(^o^)
お昼に阪急電車で六甲に出て、稲田さんと昼食。BUI''S DINING KOBEという小洒落たフランス料理店。Aランチ\1,050という一番安いのを頼む。肉と魚が選べて稲田さんは鱈、Morris.はラムのメニューを頼む。えらく出てくるのに時間がかかる店だった。ポタージュスープはすごく美味しかった。肉は羊とは思えない味だったが、ちょっと筋が固かったけどまあ美味しかった。
センターに戻って、鹿嶋さんらと歓談。今日は休みの飛田さんもやって来て、オカリナのレパートリーをコピーしてもらったり、オリンパスのデジカメの手ぶれ防止機能を試し撮りさせてもらう。猫スライドショーの宣伝もおさおさ怠りなくやっておく(^^;)
開催中の古本市冷かして、吉田ルイ子の「わたしはネコロジスト」を掘り出す。また、鹿嶋さんから83年発行の「別冊デュオ 大島弓子の世界」をプレゼントしてもらった、いやあ、懐かしいっ!!である。
掲示板やメールで複数の猫スライドショーの反響があった。嬉しい。まあ、他人の褌で相撲を取るたぐいのものであるが、flickrはこれからもう少し勉強していろいろ利用してみたい。
今夜の阪神−ヤクルト戦。7-1とリードしながら、結果7-9で逆転負け、というのは、あんまりである(>_<)


ブイズダイニングコウベ

稲田さんの鱈

Morris.のラム

鹿嶋さん&飛田さん

飛田さん撮影のMorris.

魚眼による歓談風景」

2007/04/18(水)●猫画像遊び●

昨日銃撃された伊藤長崎市長は手術の甲斐なく亡くなられたとのこと。なんともやりきれない話である。合掌

7時起床。今週になって途端にひまになった。ムックさんと昼カラでも行こうと連絡入れたがあっさり断られる(^^;)
昨日からえらく冷え込んで、おまけに昼から雨になったので、今日も結局部屋でごろごろ攻撃(^^;)
昨日図書館二軒はしごして読む本には不自由しないが、あまり根詰めるのも老眼に良くないということで、懸案の「猫アルバムページ」でも作ろうかと思う。とりあえずMorris.日乘に貼り付けた猫画像のうち拡大画像のあるものを拾い集めて、これを使いまわせばサイトの容量を増やすこともないだろう。しこしこと拾い集めたらざっと50点ほどあった。しかしこれをいちいち貼り付けてネットのアドレスにリンク張るのは結構大変そうだな。サムネイル用の画像は、フィリーソフトの縮小専用使えば簡単である。いや、このソフトには簡易HTMページ作製機能があったな。これを使おう。しかしそのためには一つのファイルの中にすべての画像を入れる必要がある。つまり使いまわしではなく、拡大画像すべてこのファイルにコピーすることになる。これでは使いまわしとはいえ同じ画像を2点ずつアップするとなると何の意味も無い。現在Morris.部屋の容量は360MBくらいあるが、この猫の拡大画像だけでざっと5MBくらいである。許容範囲と言えなくも無いから、これで行くことにしよう。大まかに作り上げて、仮にアップしてみた。簡易HTMなので、サムネイルにコメントも付けられないが、猫好きの友人達には喜んで貰えるだろう。
午後からGaOでこのところサボってた韓国ドラマを見る。チャンナラの「ウエディング」は大詰めで、リュシオンが失意のままインチョン空港からアメリカに旅立つところで終った。もちろんチャンナラは空港に追っかけて来て、もちろん、ぎりぎりで間に合わなかったさ(^^;) 来週はハッピーエンドになることを確信する。「パリの恋人」はヒロインのカンテヨン(キムジョンウン)が恋人を慰めるため、カラオケステージでチャンヘリの「ネゲナムンサランウルドゥルリケヨ」を、前半しっとりと、そして突然後半ロックのりのりで歌うという荒技を披露して、いや、Morris.は感激したね。3回この場面だけリピートしたよ(^o^)
そんなこんなしているうちに、ちょっと前に稲田さんが、ブログでスライドショーをアップしてたことを思い出した。今は無き軍艦アパートのスライドショーと同じフリッカーを使ってたんだよな。うーーん、ちょっと前に「夜桜アルバム」作ったときもこのスライドショーできたらいいのにな、と思ったんだけど、あの時は本当に忙しくてとてもそこまで手が回らなかったのだけど、今日この頃のヒマかげんを有効利用しないてはないよな、ぐいぐい酒場に稲田さんが解説サイトを教えてくれたことを思い出して、チェック。基本的には英文サイトで、まずはYahoooのUSAサイトに登録しなくてはならないとか、ちょっとややこしそうだったが、ともかく適当に流し読みして登録。画像のアップロードも便利な専用ソフトがあるらしかったがそれも無視、中途半端ながら、ともかくも画像アップしてみた。
おお!! サイズは500ピクセルとちょっと物足りないものの、ちゃんとMorris.猫スライドショーが見られるう(^o^)/ 本当はタイトルつけたり、複数のセット作ったり出来るらしいのだが、今日はもう、これで限界である。充分嬉しい(^^;) 嬉しさついでに30点ほど猫画像追加してしまった。先の猫アルバムはせっかく作ったんだし、画像のサイズが大きいだけに、期間限定ということでしばらくの間だけ置いておくことにしよう。
名古屋ドームの第二戦。昨日と反対に今日は阪神初回から押せ押せで(^o^) 金本の3ランなどもあって9-1の快勝。何か大味であるな。明日はがちんこ勝負で勝ち越してもらいたい。
サッカーの日本−シリア戦のことはすっかり忘れてて、偶然後半ロスタイムだけしか見なかった。2-0で日本は勝って最終予選へ駒を進めたらしいから良しとしよう。

2007/04/17(火)●ボロ負け(>_<)●

7時起床。よい天気である。
素麺を湯掻いてタイカレーかけて食べる。これはタイでも、似たような食べ方があるはずだ。でもやっぱりご飯のほうが美味しい。一度タイ米を使ってみたい。
昨日の日記を打って、風呂に入り、昼前に自転車で灘図書館、さらにそのまま2号線を西に向い三宮図書館へ。Morris.の自転車はほとんど破壊寸前のいわゆるママチャリであるが、神戸は南北はかなり急な傾斜があるが、東西は割りと平坦だからのんびり走れば大して疲れない。
サンパルにもひさしぶりに寄る。2階のサンパル古書街はもう「ロードス書店」が残るのみとなった。3Fの「MANNYO」は以前より分野別整理がついて見やすくなってたし、雑誌のバックナンバーなどもそろえて、ちょっとオタク御用達的雰囲気も出てきたが、どうもMorris.には馴染めない。
帰り、大安亭商店街で買い物して5時半帰宅。
名古屋ドームの緒戦。山本に全く手が出ず0-5のボロ負け(>_<)
昨日アメリカの工科大学で起きた30人以上殺傷の拳銃乱射事件の犯人が韓国籍の学生だったらしい。長崎では選挙運動中の現役市長が暴力団幹部に背中から撃たれて心肺停止の重症とか。
島田和夫部屋スケジュール更新。


タイカレー素麺

神ノ木町の黒猫

大日商店街の白猫

2007/04/16(月)●読書マラソン●

昨日、ムックさんが帰ってから、またまたタイカレーお代わりして飲み始める。どんどん進んで後は夢の中(^^;)
起きたのが10時前で、ちょっと頭が思い。外は雨模様だし、今日はお得意のゴロゴロ攻撃(>_<) 
一歩も外に出ずひたすらベッドで灘図書館から借りてきた本を読みつづける。ゴーマニズム宣言の「よしりん戦記」、漫画「神聖喜劇2-4」、原ォの新作(といっても4年前刊)、米原万里の未読文庫本、梓澤要の新作、と、途中飯やトイレ以外はずっと読みつづけて、気がついたら13時間以上経ってた(^^;)

【よしりん戦記】小林よしのり ★★☆☆ ゴーマニズム宣言の縮刷版というか、過去の作品の中から30編ほどを選んで、これに対談や歴代秘書のコメント写真などを張り合わせたパッチワークもので、結構Morris.はゴー宣読んでるから特に目新しいものは無かったのだが、好き嫌いは別として、やっぱりこの迫力と執念とエネルギーには圧倒される。
差別問題、戦争論、台湾論、薬害エイズ、新しい教科書作る会、オーム教事件、イラク戦争、反米−−−とたしかに、ことあるごとに社会の耳目を集める問題に係わり合い、自己主張を続け、ともかくもつぶされずに「わしズム」という個人雑誌まで作るパワーは常軌を逸しているといっても過言ではないだろう。
Morris.はゴー宣の愛読者ではないと思う。恐いもんみたさ、いや、はっきり言えば、野次馬根性を抑え切れないで読んでしまうということになるのだろう。それだけの力を持ってるともいえる。
そして本書であるが、セレクトということは、小林にとって自分に都合の良いものを取上げ、都合の悪いものはカットしてるのは自明だろう。つまり本書は使いまわしであるとともにプロパガンダである。もっともゴー宣自体がプロパガンダそのものであるけどね(^^;) こうやってゴー宣の軌跡というか全体像をおさらいするというのも無意味なことではないだろうし、Morris.も共感を覚えるところも少なくないし、何よりMorris.の弱点をぐさっと刺す部分もある。それ以上にそれはないよなという部分が多いことも事実なのだが、これだけ偏見を表にだすということも常人にはなかなかなしがたいことだろう。
何を言いたいのかわからなくなってきたが、要するに本書みたいなダイジェスト、セレクトを出すなら、すっきり作品だけを掲載すべきだったと思う。特にMorris.は2代目秘書カナモリのファンだったこともあって、3代目秘書と、大高なんとかいう女性評論家二人の構成の仕方が鼻について仕方が無かった。特にこの二人の対談「よしりんのSEX観を斬る」なんて対談(おまけに袋綴じ(^^;))は、これはもう噴飯ものだった。
本書とは直接関係ないが、Morris.としてはゴー宣「韓国論」を待ち望んでいる。一時予告が出たような気もするのだが、それきりである。もちろん恐いもんみたさ、野次馬根性での待望論である(^^;)

【漫画版 神聖喜劇 1-5】大西巨人原作 のぞゑのぶひさ漫画 岩国和博企画脚色 ★★★☆☆ この漫画が灘図書館に新着してるということを稲田さんにおしえてもらったのが数ヶ月前で、その後第一巻だけ見つけて図書館で読み、それからしばらくして第5巻を読み、このたび2-4までの3冊を借りて読んだ。とりあえず1-5まで読んだことになる。全6巻とのことだから、まだ読み終えてはいないのだが、とりあえず感想だけを記しておこう。
原作は1968年から69年にかけて光文社のカッパノベルスとして刊行されていて、Morris.はこの版で読んだ覚えがあるから、二十代で読んだことは間違いない。当然全てを理解し得たわけでもないだろうが、かなり強烈な印象を覚えたことは間違いない。主人公東堂の超人的記憶力と特異な倫理観は圧倒的だったし、著者得意の綿密緻密細密厳密過密な描写にも感嘆しまくった。でも、一番本書でMorris.が感謝しているのは斎藤緑雨の存在を教えられたことだ。主人公が所持していたとおぼしい「縮刷版 緑雨全集」という小型の1冊本を古本屋で見つけたことや、その本への愛着は別のところに書いているので興味があれば参照してもらいいたい。
閑話休題、この問題作を漫画化するなんて誰も考えないと思っていた。でもその暴挙(^^;)を敢えてやろうとして、完成させてしまった、という、ただそれだけのことでも、信じられないことなのに、こうやって5巻まで読了した時点で、充分評価される作品である、ということが、これまた信じられずにいる。
漫画家はMorris.と同年齢で佐賀県出身というのも偶然だが、画風は古風で決して上手いとは言い難いが、精工で綿密な画風は原作と一致しているし、場面の切り取り方が実に大西巨人の作風を髣髴させる。ストーリーなどは読んでるうちに思い出したが、何か初めて読む気がした。
唯一の濡れ場ともいうべき牡蠣料亭の女とのやりとり部分は何故かMorris.の記憶からすっぽりと抜け落ちていた。二人の会話に出て来る、英米の詩には、深く心打たれるものがあった。ジョンマックレーの「フランドルの野に」、アラン・シーガーの「僕は死神と会う約束がある I have a randezvous with Death・・・」、そしてマリアン・ムーアの「A Talisman(護符)」。

護符 マリアン・ムーア

つんざけたる帆柱の
くずおれて船の片えに散り敷ける
       下影にして

地の中に埋もれたるを
躓ける羊飼いは見出たり
       一羽のカモメ

瑠璃色なり
海の神聖甲虫
       その翅ひろげつつ−−−

珊瑚色の諸足かがめ
嘴開けて悼むか
       逝きて遥けき人人を


何か心に残る詩である。死んだ鴎を「海の神聖甲虫」と比喩する部分にゾクッとさせられた。マリアン・ムーアはアメリカの女性詩人らしいが、ネットで調べてもあまりよくわからない。手元の半世紀前発行の「世界詩人全集」(河出書房)第六巻に安藤一郎訳で「御符」を含む4篇が紹介されていた。1987年セントルイス生れで、「そのスタイルは、一見冷ややかで固いが、底には抑制された情緒が水々しく動いており、意外に豊かな想像の世界をひそめている。技法に独自な特徴があって、類音や押韻を用い、カミングズと似て、単語の音節を大胆に切ったりする。彼女は好んで動物を主題にとり、そこに諷刺とユーモア或いはモラルを含める」などと書いてある。
ちょっと長いがたぶん1941年の詩集の表題作と思われる「歳月とは何か」を引用しておく.

歳月とは何か? マリアン・ムーア 安藤一郎訳

私たちの無染とは何か
私たちの罪とは何か? すべての者は
  裸か、誰も安全ではない。どこから
勇気が出るか、答のない問い、
堅固とした疑い−−−
唖ながら呼び、聾ながら聞く−−−それが
不幸のとき、死に際しても
      他を励まし、
      敗北にあつても、

  魂を奮いたたせるとは?
無常性に応じて
  自分が閉じこめられながら
深い淵にある海のごとく、
自分の上に起ちあがり、
自由になろうともがいても、
自由になることが出来ず、
屈服することに自分の存続を見出す、
そういう人は見る力深く、喜びがある。

  それ故信じることの深い人は
身の処し方を知る。歌いながら大きくなる
  そういう鳥は自分の形を
ぴいんと鋼のように強くする。囚われの身でも、
その力強い歌
は語る、満足は卑しい
もの、喜びこそ純粋なもの、と。
      これが無常性、
      これが永遠である。

うーーむ、なかなか観念的な詩だな、でも、Morris.は嫌いでないぞ。こういう本筋とは本来無関係な知識や作品を提供してくれるという意味でも「神聖喜劇」あるいは大西作品というのは、止められないところがある、って、これはMorris.の特殊な読み方なのかなあ。
ともかくも、この漫画のおかげで、一度原作を読み直してみたいという気になった。

【愚か者死すべし】原ォ ★★★★ 新沢崎シリーズの長編である。などと、偉そうに言う資格も知識もMorris.には皆無だった。直木賞受賞作の「私が殺した少女」1冊しか読んでなくて、これが89年の長編2作目ということで、つまりMorris.は20年近くこの作家の名前さえ知らずにいたのだ。
寡作な作家ということはまちがいないようだが、本邦稀に見る本格的ハードボイルド作家であることも2冊読んで確信をもった。すごいもんである。
私立探偵沢崎が警察での発砲事件に巻き込まれ、ヤクザや警察とのかけひき、老フィクサーの大金配達(^^;)などやって、徐々にとんでもない犯罪の本質を抉り出していくという、前作(実は前々作)と色合いの似た作品だったが、実に洒落のめしたそれでいて神経の通った文体の積み重ね、トリックの意外さより、細部の積み重ねで読者を引きずっていく展開の妙、ドライすぎるくらいの人間描写、どれをとってもすごい、としか言いようがない。
こうなるとのこりの二つの長編と、1冊ずつの短篇集とエッセイ集は読まずに死ねないな(^^;)
ネタバレになるかもしれないが、終盤での犯人と沢崎の対話

「奥多摩で何があったのか、知りたいだろう? みんなそうなんだ。砂糖の山に群がるあり、いや、糞便の山に群がる蝿のようなものだ」ちがごろの人間はみんな昼のワイド・ショーがお好みの、低級な"のぞき屋"ばかりなんだ。相手が加害者だろうと、被害者だろうとおかまいなしで、何から何まで知りたがる……」
「この世の中のほとんどすべての人間は、あんたの犯した罪などどうでもいいのだ。ほとんど気にも留めていない。あんたのいったワイド・ショーの見物人は、この犯罪者が自分でなくてよかった、この被害者が自分でなくてよかったと、他人の不幸を見て、胸を撫でおろしているだけだ。テレビで取り上げなくなれば、すぐに忘れてしまうだろう。次の新しいニュースで忙しいからね。この私も、彼らと大差はない。こんどの事件は私にとっては、依頼者があって何かの真相をつきとめなければならないような事件ではなかった。私自身が事件にまきこまれ、命を狙われる立場におかれただけの、実にくだらないじけんだった。」

万事がこんな調子である。拳銃持ってる相手にこの台詞。クールというよりスーパードライでしょ(^^;)
前作ではほとんど登場する事の無かった携帯電話が、本作ではさすがに登場せざるを得なくなってるが、沢崎の携帯への嫌悪&不信感は、やっぱりね、と思いながら妙に心地よかった。

【ロシアは今日も荒れ模様】米原万里 ★★☆☆ Morris.とほぼ同年代の米原万里のことはずっと名前しかしらないまま、かせたにさんの紹介文などから、やっと彼女の本を読み始めたのは、彼女の没後ということになってしまった。
8冊くらい読み終えたところで、ちょっとひと息入れてたのだが、ひさしぶりにこの文庫本が目に入ったので読んで見た。
90年代中盤に雑誌などに掲載されたロシア関連の雑文の集成らしい。ロシアを代表する酒ウォトカと反アルコールキャンペーンに関するもの、ソ連崩壊前夜の生々しい状況、通訳から見たゴルバチョフ、エリツィン評、芸術家などのエピソードで、ちょっと今となっては、新鮮味に欠けるものも多かった。
ところどころにロシア小噺がちりばめられていて、あまり小噺好きな方ででないMorris.でも、クスリとさせられたりもした。

「父ちゃん、酔っぱらうってどんなことなの?
「ここにグラスが二つあるだろう。これが四つに見えだしたら、酔っぱらったってことだ」
「父ちゃん、そこにグラスは一つしかないよ」


ロシアタンカーの油流出事故で、盛んにロシア弁護論を繰り広げたり、来日したロシア要人と日本の総理との会談でのこぼれ話も、いささか親ロに流れる傾向にはちょっと鼻白む。
ただ、ロシア人との挨拶に限らず、「握手」に関する注意事項は覚えておいて損はないと思う。とにかく握手するときは相手の目を見つめることと、握り返すこと、なるべく体を近づけること、腕は上方に維持すること、基本はこの4点が基本らしい。
Morris.の嫌いな「手をこまねいて」表現(202p)があったのも、本書への評点が辛くなった一因である。

【恋戦恋勝】梓澤要 ★★ 図書館に行ったらまず「あ」の棚で彼女の本を探す、と、以前書いたことがある。灘図書館の新刊コーナーで本書を見つけたときは無条件に本書を手に取り表紙を開くこともなしに借りてきた。
「生きよ。恋せよ。江戸の女たち。苦しくとも。切なくとも。」「爛熟の町江戸に生まれた六つの恋愛譚」と惹句にある。そういった短編集なのかと思って読み出したら、滝沢馬琴の息子の嫁、路が、盲目になった馬琴の口述筆記をやってる場面から始まり、病弱で神経質だった夫の回想話やそれとなく心惹かれた男のことや、細切れに出てくるのであるが、一向に恋愛物語にはならない、第二話でも同じ家の物語で、こんどは下女の情夫話で、これまたまるで味も艶もない話、つづいては馬琴の年下の友が話す、飲み屋夫婦のどろどろした家族間の関係。なんだよこれは、Morris.が好きな梓澤要といえば、古代、中世の魅力的な登場人物たちが、歴史を踏まえながら空想の翼をひろげて特異なフィクション世界を提供してくれるはずのものだったのにい(>_<)
そういえばMorris.は、ここ数年の作品も読むたびに不満不平を連ねることに終始してた。特に本書は読み進めるのが困難になって、とうとう途中で読むのを止めてしまった。だから、感想文など書く必要もないのだろうが、あの、素敵だった「喜娘」の世界を忘れられずにいる。そして何といっても彼女の畢生の傑作長編「百枚の定家」こそ。ところが、本書の著者紹介にはこの代表作のタイトルすらない。もう、図書館に行っても「あ」の棚に執着するのは止めることにする。

2007/04/15(日)●自由研究まぬうの謎●

7時起床。天気も悪くない。今日こそはと思いを決めて、掃除、洗濯、朝風呂セット。
忙しさと花見、酒にかまけて2週間くらいまともに掃除してなかったから、散らかってること(^^;)
昼前にまぬうに会いに王子動物園へ。途中仏壇屋に寄って飼い猫チャチャのプリントをわたす。奥さんはえらく喜んでくれたがチャチャは食事に夢中でこちらには全くお愛想無し(^^;)。
まぬうは暖かいので、結構あちこち動き回ってた。
動物資料館図書室でマヌルネコのことを調べる。「旧ソ連のカスピ海周辺でこれを発見したドイツの博物学者ペーター・シモン・パラス(1741-1811)にちなんで、英名はパラスキャットという。「マヌル」はタタール人が「小さな山猫」という意味で名づけた」とか、「他のネコ類との著しい違いは額が高く、耳が低くついているところである」ふむふむ、たしかにそうだ。でも「実は目の位置が高いのであって、獲物のナキウサギなどを捕獲するとき、ステップに潜み、岩の上から眼だけ出して獲物を狙うため」とのこととか。でも、Morris.が知りたいのはこの王子動物園のまぬうのことである。何歳なのか?オスなのかメスなのか?いつから王子動物園にいるのか?などなど。事務のおじさんに聞いたら、親切に飼育係に電話していろいろ教えてくれた。そして驚くべき事実が判明した。
何と、王子動物園にはマヌルネコはオスメス二頭が飼われている!!らしい。
え”〜〜〜〜っ(@ @) Morris.はこれまで10回以上まぬうに会いに行ってるけど、いっつもまぬうは唯我独尊状態だったぞ。と、しつこく食い下がったら、またまたおじさんが確かめてくれた。オス、メスいっしょにすると喧嘩して危ないから、1頭ずつしか出さないことにしてるらしい。
と、いうことはMorris.がこれまで1頭のまぬうと思ってたのが、実はときどきオスメス交代してたのだろうか??
とにかく、王子動物園のマヌルネコは、オスが1999年4月7日生れで、2000年3月6日に東山旅館動物園から来園、メスは2000年生まれで、2001年10月19日に天津動物園から来園したということになっている。
動物園の雑誌「はばたき」(年2回発行)のバックナンバーを調べてみる。第50号(2002年4月号)のニュフェース紹介のページにメスのマヌルネコ来園の記事と写真が載っている。オスが来演したという記事は2000年、2001年の「はばたき」には記載がない。この当時はパンダ騒ぎのときで、マヌルネコのことなどほとんど無視されてた可能性が大きい。メスの写真は5年前のものだろうが、まぬうそのものである。たぶんまぬうはこのメスなのではないかと思うが、そうなるとオスのことが気になる。これまでMorris.はオスメス両方を混同してたのだろうか。次回またきちんと調べよう。
マヌルネコと同じく目の位置が高いネコ科に雪豹がいるというので、たしかめに雪豹見に行ったら、岩の上でどたっと寝てた。隣りのジャガーが大きな欠伸してたので撮影。
2時半に帰宅してTVつけたら、阪神8-0でリードしてる。1回に7点、その後金本のホームランで8点取ったらしい。ラジオとビールとミステリー持ってひさしぶりに屋上へ。例の折り畳み椅子を広げて寝っころがってビール飲んで野球聞きながら読書を楽しむ。暖かい春の日ざしとそよ風が心地よい。さらに金本の2ランで今日は阪神が10-1の楽勝。ゲームセットまで屋上にいる。
その後自転車で大安亭まで買い物。パクチーがあったので、またまたタイカレー作ることにする。
タイカレーもうすぐできるかな、と、思った頃に、大阪までバイクツーリング帰りのムックさんが立ち寄る。さっそく二人でタイカレー食べる。バイクだから今日は珍しくアルコール抜きで、ムックさんと「アパート」を練習。やっぱり酒がないと、きっちり最後まで練習できる(^^;)


リラとクリスマスローズと教会

今日のまぬう

「はばたき」50号10p

ジャガーの大あくび

久々屋上(^o^)

右手にタイカレー左手にアールグレー

2007/04/14(土)●桜もフィナーレ●

荒神口中華屋の鶏玉葱炒め夜中なかなか寝付かれず、やっと4時過ぎに就寝して6時に目覚ましで起こされ、矢谷君らと京都のドイツ人の現場最終日。さすがに鴨川の桜もかなり散ってた。昼飯は荒神口の「上海なんたら」という店で鶏と玉葱炒めの定食にしたが、これがなかなか美味しかった。秋本君は不思議な麺を食べてたし、矢谷君は日替わりの鶏と大根の餡かけ風と、それぞれ頑張ってる感じだった。
仕事は荷物が多くてなかなかはかどらず、結局5時過ぎまでかかってやっと作業完了。何かへとへとである。帰りのトラックで野球聞こうと思ったら、今日は阪神デイゲームで何と横浜に0-6で負けてた。昨日に続いての連敗らしい。
帰りは千疋屋でビーフンと玉子スープの定食。
8時帰宅。尾西君から電話で、4/26(木)の阪神-ヤクルト戦の外野レフトのタダ券が4枚手に入り、自分は見に行けないからいらないかとのこと、Morris.もどうなるかわからないが行きたいといったら、わざわざ届に来てくれた。ありがとうm(__)m あと3人分余っている。外野でも指定席だから前もってわたしておけば並びの席で観戦できるぞ。

2007/04/13(金)●十三日の金曜日●

深夜隣りのマンションの猫名古屋の仕事キャンセル、というか事務所の連絡ミスのおかげで昨夜は、ヤケ夜更かしみたいになってしまった。ビール、焼酎と飲み続け、いつつぶれたかも判然としない。とりあえずカーペットの上で目を覚ましたのが正午前。風呂に入って迎え酒して、またまた潰れて目がさめたのが午後6時。昨日灘図書館で借りた小林よしのりの「よしりん戦記」なんてのをベッドでだらだらと読んで、深夜零時過ぎてもなかなか寝付かれなかった。なんか最低な一日であった。そして今日が13日の金曜日ということにふと思い当たった(^^;)
ますみちゃんから仕事でフェリーで上海に向かってるというメール、帰りは飛行機らしいが、仕事で上海というのも羨ましい。

2007/04/12(木)●offを満喫(明日も?)●

7時半起床。今日は半ば強引に休んだのだが、よい天気である。洗濯機動かしながら朝風呂を楽しむ。
昼前に王子動物園に。でもまぬうは今日もまた岩の一番上に座り込んで動かない。檻の周りは桜がまだ見頃である。まぬうにとっては桜なんかどうでもよいのだろうが、いちおう、花見してるみたいな画像を撮影。ついでにすぐ近くのミアキャットという、鼠みたいね猫?も撮影。今日はまぬうだけ見るつもりだったが、4月はハンター邸公開されてるから、ついつい入らずにはいられない。桜に埋もれたハンター邸も良いが、内部から洋風窓越しにのぞむ桜もひと味違う。一通り見物して退場するときこれまで気づかずにいたドアノブの浮彫が目に止まりこれまた撮影。
帰り道の小さな仏壇屋の前で人懐こいトラ猫を見つけまたまた撮影。と、まるで写真爺々状態。この猫はここの飼い猫で、猫の雑誌にも登場したという人気猫らしい。やはり耳の一部をカットされてて、これは地域猫というより、飼い猫でも、外を歩くとき捕獲されないように、避妊手術済みの認識表示らしい。全国的にこの耳の一部カット(稲田さんによるとギザ耳)は、普及してるようだ。うーーん、何となくMorris.はわだかまるものがある。動物観察で鳥に脚輪はめたり、タグつけたりするのと通じるものがあるのかもしれないが、人為的なギザ耳というのはどうもなあ。他に良いアイディアはないのだろうか?
昼過ぎ、一旦部屋に戻り、自転車で、コーナン、郵便局、プリント屋、灘区役所、ジャパン、オレンジスリフティー、灘図書館と回り、3時過ぎ帰宅。今夜は大阪西九条でムックさんの弾き語りライブあるというので、行きたいとも思ったのだが、明日は名古屋だから、絶対無理。
休養も兼ねて部屋で、先月末の大森夫妻のジャズヴォーカル教室発表会のビデオの編集作業。何度やっても、ビデオをDVDに焼き込む作業はMorris.のPCではすんなり進まない。うだうだしてるうちに野球が始まってしまった。
明日名古屋行きの集合時間は今日連絡すると言われてたのに一向に連絡入らないので、こちらから確認の電話入れたら、何と明日も休みとのこと、おいおい、それはないだろう、って、別に休みが嫌なわけでなく(かえって嬉しいくらいのものだけど)、それなら休みになった時点で即連絡入れるのが筋だろう。いくらなんでも7時半過ぎに突然休みになったとは思えない。前もってわかってたら、ムックさんのライブにだって行けたはずなのに(>_<) 以前から事務所の業務連絡は杜撰であるが、最近さらにいいかげんになってる気がする。
今日の阪神−中日は、ボーグルソンと川上の投げ合いで、何とボーグルソンの2ランで、3-0と先行したが、中村のセリーグ初ホームランで3-1、でも、7回からは、鉄壁の三銃士登場で零封。今日はサンTVの中継なので、何時までかかってもOKだったのに、こんな日に限って9時前にゲームセット(^^;) しかし中日の緒戦2勝1分けは上出来、上出切。今年は期待できるぞ(^o^)
このところの忙しさにかまけて、読書控えは開店休業状態だった。確かに読書量は激減してるというものの、全く読んでないわけではなく、感想を記録する気力と時間がなかったのだ。今日図書館に返却する前に、ちゃかちゃかと4冊分片づける。かなり手抜きだけど、了解してもらいたい(^^;) 今月やたらデジカメ画像が多いのも、実はMorris.が文章を打つ気力がないための苦肉の策といえるのかもしれない。


今日のまぬう(マヌル猫)

まぬうも花見(ウソ)

これがミーアキャット

花の下にて河馬

八重枝垂桜アップ

花に埋もれたハンター邸

ハンター邸内部から

鏡の国のMorris.

ハンター邸のドアノブ

名前はチャチャ

仏壇店の看板猫?

青い仏壇に映える



【シネマ・シネマ・シネマ】梁石日 ★★☆☆ 自作小説映画化の経緯やそれにまつわるエピソードを「小説」仕立てに書いたものということになるのだろうが、Morris.はこれは「小説」ではないとしか、思えなかった。登場人物も著者本人を始め、仮名で登場するのだが、たいてい該当者はすぐわかる仕組みになってるし、自作に父親役で出演した場面の描写など、いいかげんにして欲しいくらい、いいかげんである(>_<) 
後半で彼の傑作「夜を賭けて」の映画化の部分は、Morris.もこの映画は評価してるだけに、興味深かったが、ここでも、韓国でのおおがかりなセット、資金繰りなどで、自分がどれだけ苦労させられたかなどという愚痴めいたことを書きながら、結局は自慢と、自己弁護に努めている。
さらに、過去の破産と債権者から逃げ回り、タクシー運転手で食いつないだお得意の昔話、原稿料前借しながら、遅筆で引き伸ばしはかり、編集に頼まれてのパリやニューヨーク、タイの取材旅行のレポートまがいなど、本筋とは関係ない部分や重複も多く、ほとんど書きなぐり的しろものという感じがした。これではまるでMorris.日乘ぢゃないか(@ @)

【私が殺した少女】原ォ ★★★☆☆ 全く未知のハードボイルド作家だったが、46年鳥栖生まれで、70年代はジャズピアニスト、88年に処女作「そして夜は甦る」を発表して話題を呼び、本書は89年発表の長編第二作らしい。かなり古ての作家だが、Morris.は学生時代以降はミステリーはあまり読まなくなったし、特に国産ハードボイルドとは無縁だったから知らなくても仕方がない。矢作俊彦にちょっとはまって、彼の初期のハードボイルド作品を読みたいと思いながらその機会にめぐまれずにいたところに、本書にめぐり合ったというところだろう。
そして、本書は期待以上に読み応えがあったし、主人公もなかなか魅力的だった。天才ヴァイオリン少女の誘拐事件に巻き込まれた主人公が、自分のせいで少女を死なしてしまったと思い込む設定とタイトルとのダイレクトさには疑問を感じたが、これもフィナーレのどんでん返しの伏線だったようだ。
被害者家族や親族、そして捜査の刑事たちもそれぞれ個性的でうがった描写も多く、上手い作家だと思った。
ただ、やはり最後のどんでん返しは、それはないよ、と思ってしまった。他の作品も読んでみよう。
本筋とは関係ないが、日本と欧米のニュースレポーターの感情表出の違いを書いた部分は共感を覚えた。

テレビ・カメラに向かったテレビ局の女性レポーターが、傘とマイクを両手に持ち、弔意を顔で表現するとこうなるという顔と弔意を声で表現するとこうなるという声でレポートしていた。ニュースに喜怒哀楽の感情を盛り込むのはお国柄でもあるが、それだけニュースが新鮮でない証拠のようでもあった。欧米のテレビ・ニュースは感情など入れている暇はないというように早口でまくしたてる。泣くか笑うかは受けとったほうで勝手にしろという態度だ。どちらも嘘だが、あとのほうがやや合理的でニュースの量が多くなることは確かだった。

20年近くも前にこういった批評的な一文をさらりとストーリーに解けこませる手腕はなかなかのものであるな。そして、この批評は今でも通用すると思う、いや、その傾向はますます強まっているようだ。

【ぶぶ漬け伝説の謎】 北森鴻 ★★☆ 京都嵐山の山奥にある「大悲閣」(実在するらしい)の寺男、と、地域誌の女性記者、裏京都ミステリー作家の3人が、次々起こるトンデモ事件を京都独自の裏文化をネタに解決?していく連作短編6篇が収められている。北森鴻といえば、二つのシリーズがお気に入りであるが、本書はそれらとは意識的に色を変えた喜劇作品を狙っているようで、結果的には失敗だと思うぞ。かなり周到なネタ仕込みながら、ギャグが空回りしている。やpっぱり骨董や文化人類学を基盤にした彼独特の作品世界を深めて欲しいと思う。

【40 翼ふたたび】 石田衣良 ★★★☆☆ 40歳になって独立した広告マンを主人公件狂言回しとして、作者自身も属する40代の人物がまきおこすさまざまな事件やエピソードをシニカルなタッチで描いた連作短編7篇だが、トータルで長編になるという、著者がよくやる手法の作品である。
40歳が人生の半分でターニングポイントという見方はことさら目新しくもないが、主人公が作ったブログを中心に人の出会いが始まるというのは、いかにも今ふうである。モデルがすぐわかる、失墜したIT企業家や、23年引きこもりの男、肺癌が進行してもタバコを止めないコピーライター、オタクのフリータなどが、それぞれ深刻な悩みを持ち、それぞれ(主人公も)に真剣に立ち向かい、最終話で、一堂に会して、イベントで派手な大団円を迎えるという、どう考えても無理のあるストーリーだが、おしまいの部分ではついMorris.も感涙をこぼしそうになったさ(^^;) そのくらい上手く作られている「大人の御伽噺」である。この作家はそういったツボを心得ているらしい。たまにはこういうのもよいだろう。
ただ、「目をしばたいた」表現があったのは不満である。(268p) こういうイージーミスはたとえ作者が間違ってても編集で直すべきだろう。

2007/04/11(水)●猫じゃらけ(^o^)●

朝、民家同士の狭い路地に白猫発見。白猫ってなかなかピントが合いにくいし、毛並みが写り難い(^^;) でも今日はちょっと暗いめだったことが幸いしてなかなかチャーミングに撮れた。いつもの猫屋敷の不細工猫はMorris.の姿見るとそそくさと逃げ出した。ふさふさトラ猫は今日は弟分みたいなちょっとちんけな三毛を連れていた。弟分はかなり警戒気味だったがポケットのいりこを放ったら、こそこそと食べに来る。
京都の現場3日目。鴨川の桜も心なしか散り始め。昼食は昨日の店の隣りの日替わり定食。鰻、茶碗蒸に7種類くらいの惣菜取り合わせでなかなかいい感じだった。
荒神橋南西の川岸に下りて散策。早速黒猫見つける桜と猫の取り合わせというのもあまりないショットなので追いかけるがこれも結構思うに任せない。小さな地蔵堂があり、覗いたら、顔の部分は白く塗られて子供の描いたような素朴な手描き絵だった(^o^) 若狭路ではこういった手描き地蔵が多いことを雑誌「銀花」特集で見たことがある。
地蔵堂の隣りの小さな桜の木に紙札が下がっていて、猫のイラストといっしょに「耳をカットした猫は避妊去勢手術済です。命あるかぎりは生かせてやってください。不幸な猫を増やさないために捨てないでください。」と書いてあった。例の地域猫運動みたいなのが、この付近でも実践されているようだ。そういえば、黒猫も左の耳の上がカットされていたようだ。大日商店街や大安亭付近でも耳の上の部分がカットされた猫をこれまで良く見かけて、Morris.は猫同士の喧嘩で噛み切られたと思ってたが、これは地域猫運動の結果だったのかもしれない。この運動にはMorris.は無条件に賛成とはいいがたいもののある意味では理解もしてるのだが、耳の端とはいえ、生き物の体の一部をカットするというのは心が痛む。
その後瓢軽なトラ猫も現われたがこちらも右耳カットされてた。
今日は5時半までみっちり梱包していいかげんバテバテ。この現場は二日おいて土曜日が最終日である。その頃はもう桜もほとんど終ってるだろう。
本当に疲労が溜まってるので、明日は半ば強引に休みにする。でも明後日は早出の名古屋である(>_<)
阪神−中日2戦目は、4時間近くの延長で結局引き分け。今年もこの2チームで優勝争いする予感。でも、今年の巨人はアナドレリン(^^;)


路地の白猫

ふさふさ猫とその弟分

鴨川の黒猫

手描き地蔵

地域猫の貼り紙

瓢軽なトラ猫
2007/04/10(火)●飛行機雲●

今日は朝から青空が広がってて、やたら飛行機雲が目立つ。朝なんかほとんど空の端から端まで切れ目なく繋がってて壮観だった。しかも単なる直線でなく、不思議な鎖模様になっていた。
昨日と同じ京都の現場。お昼は荒髪橋を越えた寿食堂でトンカツ定食、昨日の店よりましだったが、いまいちである。
甲子園開幕戦の阪神-中日戦。5-2の逆転勝ちで気持ち良かったが、最後の藤川のところで4chは放送打ち切りである。まったくいいかげんにしてもらいたい。TVで野球を放映するのなら試合終了までやるべきである。それが嫌なら放映権他に譲れ!!


すごい飛行機雲

ふさふさ猫の尻尾

荒神橋付近のcafe

柳桜をこきまぜて

鴨川の鷺

これは大島桜かな?
2007/04/09(月)●どこでも花見●

矢谷、浅海君ら4人で京都丸太町鴨川沿いのドイツ人の4日取り現場の初日。何てったって鴨川である。当然桜満開である。花好きのMorris.は、休憩時間ごとに鴨川べりに寝ころがって花見を楽しんだ。いくら見ても見飽きないのは、Morris.だけだろうか?
昼食は近くの食堂で定食頼んだのだがこれが不味い(>_<) おまけにうどん付き(これまた超不味)にしたら千円取られた。明日はコンビニ弁当でも買って花の下で食べよう。
5時までみっちり梱包して、帰宅は8時。昨夜録画しておいた「ローズマリー」見る。
先日アップした「夜桜Album」は好評で、メールや掲示板で複数のお褒めのことばをいただいた(^o^) 何か嬉しい(^o^)


加茂川の畔

寝ころがって花見

トンビが多かった
2007/04/08(日)●花見さぼってサッカー観戦●

11時半起床。 実は今日は巻田さんから大阪城公園花見のお誘いを受けていたのだが、午後にり〜ちさんが監督を務めている大阪大谷大学サッカー部のデビュー戦が神戸外大であるので、こちらの応援に行くことにした。このところの仕事ラッシュでいいかげん体力消耗してるから、これで花見で沈没したら明日からのハードスケジュールに耐え切れないかもしれないという事情もあったのだ(^^;)
対戦相手は滋賀大学教育学部チームで、前半2点後半1点取られて0-3の完敗。Morris.としては記念すべきファーストゴールをデジカメにおさめたかったのだが、残念。
また機会があれば応援に出かけよう。


神戸外大グラウンド

惜しかったけどね(^^;)

戦い済んで…
2007/04/07(土)●姫路市勝浦区丁●

昨夜の王子動物園夜桜は、予想以上に美しくて、ついついデジカメ撮りまくった。あまりに画像多いしますみちゃんのリクエストもあったので「夜桜Album」ページ作ったのでそちらを見るように(^^;)
今日は西根君ら4人で姫路市勝浦区丁(「よろ」と読む(@ @))の保管荷物ピックアップ現場。ほとんど太子町と姫路の境で、何となく歴史を感じさせる一画だった。近くに瓢塚古墳というのがあったので登ってみた。
お昼はお客さんが弁当を買ってきてくれたのでこれをもって近くの朝日山ふもとの吉備神社まで歩いて花見弁当を楽しむ。朝日山は桜が咲き誇ってすごくいい感じだった。吉備神社は小さいながら由緒ありそうで、天宝13年の狛犬や、石棺橋が置かれていた。石棺橋は古墳時代の石棺の蓋を用水路の橋に流用してたものを改修工事でこの神社に移したものらしい。墓石を橋にしたというのもすごいが、こうやって千年以上を経て保存されているというのはいいことである。
作業は3時に終了。昼間は雨が降ったり止んだりだったが夕方にはあがった。今夜もちょこっと王子動物園の夜桜覗く(^^;) 阪神は巨人に逆転で勝った(^o^)


左手が瓢塚古墳

古墳の石室
丁村の鎮守の吉備神社

天保3年(1832)の狛犬

旧石棺橋

ありし日の石棺橋(^^;)

桜まみれの朝日山

丁の福原家住宅

同じく裏手から

2007/04/06(金)●ピビンパvs.テジカルビ●

清水君と西区玉津のタイ向け荷物のピックアップ。思ったより荷物が多く、午後から秋本君にヘルプたのむ。
昼食は近くの「陣」という韓国風鉄板焼の店で清水君は石焼ピビンパ、Morris.は昼からテジカルビ定食大盛りと、あいかわらずちょっと贅沢なランチメニューである。ピビンパは見るからに美味しそうだったし、テジカルビも大盛りにしただけに充分な量。味もまずまずだった。
4時前に作業終えて、倉庫で荷降ろしと明日の用意済まして、そそくさと帰ることにした(^^;) もちろん今日こそ王子動物園に行くつもりだ。
「韓国まるごと★リンク集」サイトを運営しているさやかさんから、Morris.部屋にリンク張ったというメールをもらう。「韓国まるごと★リンク集は、韓国に関する様々なホームページを集めた総合リンク集です。韓国ドラマやK-POPから、旅行情報、韓国語学習など、役立つこと間違いなしのサイトが集まっています。どうぞ、ご活用ください!!」というのがキャッチフレーズである。タイトルに恥じず、芸能、料理、旅行、在日、日韓交流、北朝鮮、韓国語学習、留学、スポーツなど、オールラウンドな分野でさまざまなサイトを紹介している。杉山さんの「微ニ入ルソウル」や、ぷりんすさんの「東山旅館」や、ひらちゃん,、パイザさんのページも含まれている。とにかく、リンクの数が多くて、凄く充実している。さやかさんは、現在福岡在住だが、何とMorris.と同じ佐賀県武雄市の出身らしい。しかも昨年までは小倉に住んでたというから、Morris.との共通点も多い。これも何かの因縁かもしれない。もちろんMorris.のリンク集にも貼り付けて、いろいろ参考にさせてもらおう。
島田和夫部屋スケジュール更新。


美女と野獣(^^;)

「陣」の石焼ピビンパ

「陣」のテジカルビ
2007/04/05(木)●名古屋の長ぁ〜い桜並木●

4時起床。眠いっ(>_<) 何とか5時に事務所にたどり着き溝渕君と名古屋へ向かう。今日もMorris.はトラックのアルミバンの中に梱包材料の紙パッドをマットに、布パッドを布団代わりに仮眠することにした。なかなか走ってるトラックの荷台で寝ることは出来ないのだが今日は何とか2時間くらいはうつらうつらできたようだ。9時に現場に着いたら朝日がめちゃくちゃ眩しかった。
しかも、現場のすぐ脇の南北の通りは見事な桜並木で完全な満開状態(^o^) いっぺんに目が醒めてしまった。
Morris.は今日の現場の住所も全く知らないままに眠ってた(^^;)のだが、ここは天白区元植田というところらしい。寒いが、これだけ桜だらけだと寒さなんか感じない。500mくらい歩いたが桜並木が途切れる気配もない。これは1kmくらいあるのではなかろうか。こんなに長い桜並木は初めてである。
途中「李芳」というちょっと高級そうな中国料理店があり、ちょっとMorris.には縁が無さそうだったが、開店4周年記念で4月10日まで特別サービスランチ\1,200というのがあった。花見気分もあって、たまにはこのくらいの昼食もいいだろうと入ってみる。前菜に酢の利いた大根のスライス、玉子スープの後に、焼き飯、海老チリソース、春巻、豚肉と野菜の天麩羅、鶏のマリネみたいな盛り合わせ、ちょっとお子様ランチっぽいが、それぞれしっかりした味付で、満足、満足。
4時過ぎ作業終了。7時倉庫到着。荷降ろし、明日の配達荷物の積み込みなどやって、結局帰宅は9時前。阪神はヤクルトに1-4で負けてしまった。


すごい桜並木

どこまで行っても桜

青空をバックに

「李芳」サービス定食の前菜

ちょっとお子様ランチ風(^^;)

電線がなければねえ(^^;)
2007/04/04(水)●やっぱ、疲れた(^^;)●

6時半起床。7時に1階の喫茶店で朝食を取って、近所を散歩する。夜中にかなり雨が降ったらしい。
小さな神社にも桜が咲いてたし、椿や菫や土筆や辛夷や連翹など花には事欠かない。電線から飛び立った烏のショットはなかなかのものだった。西方の山(鬼ヶ岳?)には雪が残っている。
9時に現場へ。高平さんとバイト二人はローカルに回る。Morris.は昨日から下痢気味で調子が悪い。おまけに荷物の中にあった包丁で右親指をざっくり(^^;)切ってしまった(>_<) 
ともかくも午後4時に何とか作業終了。帰りの北陸道は今庄−敦賀間はスノーチェーン規制で8号線通って帰る。おかげで越前海岸の風景を楽しめたのが良かった。
7時半に倉庫到着、バン詰めして、ゴミ捨てて帰宅したのが9時前。明日は4時起きで名古屋行きである(>_<)


神社の裏で

神社の脇の桜

蔵の飾り浮彫

とうのたった土筆

鴉の飛翔

越前海岸
2007/04/03(火)●武生泊まり●

5時起床。奥井、高平さんと3人で武生に向かう。トラックの座席狭いし、Morris.は眠いしということでアルミバンの中で寝ていくことにした(^^;)
途中雨の音もした。9時過ぎに現場到着。シンガポール向け荷物と保管荷物、さらに近所のローカル、ゴミの持ち帰り、というフルコースで、量も多いので、2日がかり。今夜はいつものプリンスホテル泊。
昼はお目当て「つる庵」でおろしそばの大盛り。うーん、これは何時食べても美味しいが、今日の大根はいまいち辛さが足りなかった。
食後近所の喫茶店で珈琲飲んだが、でてきたフレッシュクリームがかなり古いもので、ほとんど溶けずダマになったので、いれなおすように頼む。
結局6時半過ぎまで梱包作業して、ホテルへ。夕食は隣りの「とんとん拍子」という店で一杯やりながら。いろいろ頼んだけど注文してから出てくるのが遅すぎる。
9時前に部屋に戻る。嬉しかったのは部屋にPCTVがあって、自由にインターネットできたことだ。これはありがたい。


如何にもの日本の春風景

お好みの店「つる庵」

おろしそば大盛り
2007/04/02(日)●にかいのおんながきにかかる●

6時ごろムックさんのメールで起きる。12時半に森ノ宮駅で待ち合わせということにして、十一夢のんでまた寝て、目が醒めたら12時である(>_<) 慌てて飛び起きて、1時間遅れでムックさんと落ち合う。朝からというか昼から酔っ払い状態である(^^;)
駅前の中華屋で花見弁当買って大阪城公園へ。いやあ見事に満開。平日だからあまり人も多くないし絶好の花見日和である。
さっそく弁当にビール、そしてポケット瓶に入れて持ってきた十一夢で乾杯。
ミニギターで韓国歌謡歌ってたらギャル4人組がやってきてムックさんがお得意のビートルズナンバーやったらえらく受けてしまった。記念撮影もして花見気分盛り上がる。
もうすでにMorris.はすっかり出来上がってたが、そのまま鶴橋に出て楽都舘でこの前気になってた「日本産業文化変遷史」買って、サランバンへ。その後の乱行は覚えていない(>_<) ともかく、飲んで歌って大騒ぎして、ママに店を追い出された模様。何とか部屋に戻りついたから良かったということにしておく。
ああ、なかなか充実の花見だった。
今日のタイトルは「桜」という漢字の旧字体「櫻」の絵解きである。
歌集『櫻 はな』を見ていただきたい。


満開ぢゃーっ(^o^)

花見弁当

十一夢

宴会モード

ギャル4人組と記念撮影

すっかり酔ってるMorris.
2007/04/01(日)●4月馬鹿●

8時半起床。今日から四月である。4月馬鹿、萬愚節、April Foolというのは言葉としては残っていても、この日は罪のない嘘をついても許されるなんて習慣は大日商店街の白黒猫今やほとんど消滅してるのではなかろうか。と、自ページ検索かけたら、99年4月の日記に同じようなことを書いてた(^o^)
以前面白半分にやってたぐいぐい俳句で萬愚節の句を作ったことがある。

膝枕ガバリと開く萬愚節

これはもちろん三鬼の有名な「水枕ガバリと寒い海がある」の句のパロディである。異色の俳人西東三鬼の忌日がこの日であるというのを知って、なかなかのものだと思ったのだ。
午前中は部屋の掃除と昨日のビデオの取り込み。午後から王子動物園に行くつもりだったが、小雨が降ってきたのでパス。
大安亭の業務スーパーに冷凍食品など買出し。帰り道大日商店街の入口付近に白黒猫がいたので、デジカメ撮影。昨日読んだ「猫の撮りかた」を実践することにしたのだが、あまり役に立たなかった(^^;)
帰ってから阪神ー広島戦TVで見る。新人小嶋投手の先発、シーツの先制打でリード、おしまいは藤川がぴしゃりと占めて開幕広島戦は2勝1敗で勝ち越しスタートとなった。よしよし。
同じ時間にフィギュアスケートのエキジビションみたいなのがあって、Morris.はラジオで野球聞きながら、TV画面の映像だけ流して、お目当ての安藤美姫だけきちんと見た。先日の僅差での優勝が大きかったらしく、すっかり落ち着いて素敵な演技を見せてくれた。
この繁忙期に無理言って、土日と連休取ったはずなのに、何故か明日月曜日も休みになってた。これを利用して明日は大阪城あたりに花見に出かけよう。

【猫を撮る】岩合光昭 ★★★ Morris.と同年輩の動物写真家らしいが、知らなかった。稲田さんの紹介で気になって、Morris.には珍しく即買うつもりで六甲の書店に行ったら売り切れてた。こうなるとますます買いたくなる。昨日阪急甲東園駅の書店で見かけたので買うことが出来た。朝日新書の一冊で、ほぼ半分は猫の写真だが、カラー写真は冒頭の16pだけで、後はすべて白黒というのが、いまどきの本にしてはちょっと物足りない。200pくらいの本で半分が写真とういことは本文100pくらい、ジャズ教室生徒の発表会の撮影の合い間に読み終えてしまった。
それなりに役立つ情報もあったし、彼の猫写真も好きなタイプではあったけど、ノウハウ本としては中途半端な気がした。「面白くてためになる」本というMorris.の書物評価基準Iからいっても、インパクトに欠ける。要するに本を買うことに異常に吝嗇なMorris.が\750出して買ったことをちょっと後悔してるということに尽きる(^^;) これなら立ち読みで済ませるべきだったかな(^o^) Morris.にとって役に立ちそうなノウハウは以下の5点くらいだった。

・早朝は猫撮影の狙いめ。
・撮りやすいのはオス猫
・三毛猫はほとんど牝猫
・写真を撮るときには、角度が重要だ。一般的にネコの目線に合わせてカメラを低い位置で構えるとネコらしく撮れる。子ネコだったら、さらに目の高さは低い。カメラを地面にくっつけるつもりで構えてみるおち。
とはいえ、そればかりでは芸がない。ネコを見る高さと自分の目の高さの位置を変えてみる。それは、上下だけではなくて、前後左右いろいろな位置でネコを見てみるといい。
・雨上がりもネコを撮影するチャンスである。


タイトルに「猫」という漢字を使いながら本文では「ネコ」というカタカナ表記というのも何だかなと思うが、これは好みの問題だろう。
著者の猫写真で、猫だけでなく周囲の環境や風土を一緒に写し込むという姿勢は最近のMorris.の猫写真に通じるものがあると思った。

【写真集 50本の木】 丹地保堯 (詩 谷川俊太郎) ★★★★ 樹木の写真集である。原書は82年にあすか書房から出されている。これも図書館で閲覧したが、Morris.が買ったのは90年ちくま文庫に収められたものだ。文庫サイズでも十二分にその魅力を堪能できて、Morris.は当時この文庫を10冊くらい買って、友人知人にプレゼントしまくった記憶がある。その結果手元には1冊も残ってなくて、いつの間にか絶版になったらしい。書店や古本屋で、見かけたら1冊手元に置きたいと思いながら、そのままになっていたが、先月六甲の「口笛文庫」に\250で出ていたので即購入。うーーーん、 やっぱり良い写真集である。
もともとタイトル通り50点の樹木の写真で1冊にするつもりだったらしいが、ちょっと厚みに足らないということで? 20点の写真を追加してそれぞれに谷川俊太郎が20行の一行詩を提供したということらしい。
そんなことは別にして、本書に収められた木の画像は15年ぶりに見てもやっぱりその魅力を保持している。
谷川俊太郎の20行の詩も、それぞれの写真に即しながら、この20行で1篇の詩篇になりそうだ。

角ぐむものののいちいちに微風の指は触れて
 
影のうちにこそあるいのちの発熱

誰が教えたのか垂直に立つことを

他と似るのをすこしも恐れずに身を寄せあい

大気のぬくもりへと滲み出る地の和毛

名づけ得ぬ緑の諧調を目は喜んでたどる

戦いよりも巨きなもののために号令を待つ

けっして煽動の効かぬ静かな群集

暗闇から立ち上るのだいのちあるものは

どんな錘がきみたちを隠された水へ誘うのか

林の中にいると心がからだになじんでくる

空へ溶け入ろうとしてふるえている−−色

その色の秘めている透明を探りつづける

木々もまたかけがえのない経験を生きる

一本一本の木にくちづけしてから死にたい

これが楽譜ならその音楽を聴きとる耳は?

鏡をもたないから立ち姿それぞれに美しく

天を目指す力のなんというあどけなさ

もうそれ以上美しくなってはいけない

この地上で木とともに生きることの恵み

最近また俊太郎は写真と詩のコラボレーションめいた本をいろいろ出しているが、25年前に書かれたこの作品を超えるものはないと思う。もちろん、それぞれの一行詩に配された写真の素晴らしさがあってのことだが。


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