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小詩集【小僧の天婦羅】
 で・じゃぶ
でたらめで
でぶで
出っ歯で
出べそで
出目で
出っ尻で
出しゃばりで
木偶の坊で
デカダンで
でかい面で
でかい胸で
でかい足で
でかい態度で
出稼ぎの出戻りで
出たとこ勝負で
デスペレートで
電話に出ないで
デマゴーギーで
デラシネで
刑事(デカ)みたいで
出入りが好きで
で、で、でももってどもりで
出会ったこともないのに
出ずっぱりで
でいっきれいでい!
 ついすと

つまり
ツイストは
劍の舞いだ
ついつられて
ツーリング
疲れつつも
釣竿積んで
釣り針付けて
堤に釣りに
つっかけ履いて
着いたところが
佃島
つるつる滑る
鶴もいる
積もり積もって
土の山
月には
月見草がよくつるむ
つくつくぼうしの
艷な声
つい聞き惚れて
通過して
終(つい)のすみかは
連れもなし
付き合いも
続くと辛いし
連れ合いは
つくづく詰まらない
月に一度は
詰め腹切って
付けも追加も追徴尽くし
机に向かって
作り事
つまらないのは
追試に勤め
ツェツェ蠅なら
ツリパノゾーマ
辛いつれない付きがない
筒井筒の
妻はたいずこ
辻斬り続く
辻の堂
ついてる奴に
付いて行き
爪で月日を
つまみ食い
 

ちぇいんず

癡漢血だらけ
 茶臼に千鳥
父はちっぽけ
 酎ハイちびり
地図の中央
 朝鮮済州島(チェジュド)
中学中退
 チャイニーズチェック
ちまちま乳繰る
 知的中年
知識知惠熱
 中気に中風
茶の湯茶の道
 ちゃんちゃらちんけ
チョンガーちろちろ
 ちらつく痴情
地中海には
 稚魚ちょろちょろ
千切れ千切れの
 千葉の地図
ちなみに狆は
 珍奇な忠犬
縮み縮緬(ちりめん)
 ちゃんちゃんこ
注意一秒
 血が一升
小さい知惠の輪
 挑戦中
血の繋がりより
 近くの知人
近い将来
 懲戒免職
茶色のチックは
 調子が違う
知に働けば
 血がちびた
 

あ・でゅう

あたしの愛した
あの人は
ある朝
アバート後にして
あたしを置いて
淡路のあたり
あれがあの人の
愛想尽かし
あたいはあばずれ
アルバイト
あの人荒くれ
あぶれもの
荒荒しい愛撫も
浅ましいあくめも
あの人の愛の証し
あれはあたしの
甘い夢
あるいは怪しい
あだしごと
青空明るく
鮮やかに
あたしの頭を
熱くする
ああ、あの雨垂れの
アルペジオ
あたしの愛の
アルカディオ
相合傘の
あなたとあたし
愛して愛して愛されて
あんなにあだな
朝夕も
あこぎなあの人
遊びなの
あぶく銭ある間だけ
甘い囁き甘い顔
当てにならない
赤い嘘
あたしはあれから
アロン・アゲイン
 
 

げしゅたると

元氣なゲイボーイ、ゲーリー
ゲームセンターで現金稼ぎ
月餠食いすぎ激烈な下痢
外科でもらった下剤を鯨飮
げっそりやつれて
げろげろあげて
げんなりゲーリー
ゲップも出ない
下衆の勘繰り
下品で現金
下手人探しのゲッシングゲーム
げて物狂いの芸術家たち
ゲジゲジ眉毛の現代画家と
げたげた笑う彫刻家
芸のできない芸者もいるが
ゲーリーもとより芸の虫
下馬評よりも現の証拠
原爆原発厳重抗議
月世界より芸能界
戲作三昧げに難し


サンボ通信創刊準備号(1987/07/19)収載。タイトルからわかる通り歌集でなくて、詩集なんですが、とりあえずこの部屋に置いときます。サンボ通信は、Morris.がこの年、Casioのワープロを買ったことから始まるわけで、サンボのネーミングもこのワープロの愛称(小さくて黒いからチビクロ=サンボという安易な発想)だったわけです。この創刊準備号は、なんと4ページでした(^○^)。その中でこの詩集は2ページ半を占めてました。これはことば遊びの戲れ歌なんです。谷川俊太郎の「ことば遊びうた」の影響があったことは否定できません。遊びなんですから、読まれる方もそれを御了解下さい。ところで、この詩集のタイトル「小僧の天婦羅」にも言葉遊びが仕込んであります。來月くらいにネタばらしするつもりですが、その前にご明察の方はMorris.あてにメール下さい。景品はありませんが、Morris.から賞賛のメールが届くでしょう(^o^)

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