東京応援風景1998 (10月後半から優勝まで)


1998年10月18日,強風吹き荒れる等々力競技場にて,伝統の対川崎フロンターレ戦を観戦。100人もの等々力ツアーサポータを背に,ここ数試合では見られなかった積極的な動きを披露した東京が,全般的にやや押され気味に展開しながらも,相手選手の退場も味方して2-0の完封勝ち。

10月18日の試合での軍団応援ツアー
フリーペーパー「東なめ」で呼びかけられた「東横線で行く東京人等々力大ツアー」。集合場所ハチ公前には何と100人もの東ガスサポ(しかも大部分がレプリカユニフォーム着用)が集結。
それに異常を感じたのか… 「警察が見に来たぞ,警察!」(笑)
100人を前に東なめ編集者によるツアー開始の挨拶(但し責任者にあらず。このツアーは烏合の集団なので責任者は不在であった(笑)) 「基本的に幼稚園の遠足と同じですから」(笑)
で,注意事項 「何しても騒いでも構わないんですが,物だけは壊さないで下さい!」(爆笑)
いざ出発だが,警察官も見に来ていたということで,のろしは上げずに静かな出発 「…………」
の,はずだったが,東横線に向かう列の最後方から自然発生するコール 「トーキョウ!,トーキョウ!」
青赤の服を身にまとった100人の集団は,ぞろぞろと東横線の改札に向かう。ほとんど新興宗教のありさま。
他のお客さんに迷惑にならないように駅のホーム先端で電車待ちをしていた東ガスサポ。電車が入線してくると,その電車に向かって 「トーキョウ!,トーキョウ!」(笑)
まさに開こうとする電車のドアに向かって 「うおぉぉぉぉぉおおおおお…オォゥッ!(笑)
(コーナーやゴールキック蹴る時のあれです)
先頭車両一両が貸し切り状態となると,早速「東なめ増刊号」が配られ,それを読みふける集団。移動中は意外におとなしい。
おとなしいとは言っても先頭車両の中は青赤の群集。途中駅から乗ってきたお客さんは,車内に足を踏み入れるや 「…………」
新丸子駅に着いた集団
等々力競技場まではおとなしく(ホント,おとなしかった)移動して,競技場の敷地に入ると歩きながら早速コールする 「トーキョウ!,トーキョウ!」
(周りの人たちも面白がって見ている。とってもフレンドリー)
そして歩きながら歌う 「とどろき~ とどろき~,しぶやっから電車で20ぷん!,とどろき~ とどろき~,しぶやっから電車で20ぷん!」(笑)
(警備員まで笑っている。これほど楽しげなサポーター軍団がかつてあったであろうか?(笑))
スタジアムの外で記念撮影
ツアーには,村林さん(FC東京常務)も皮ジャン姿で駆けつけた。 「村林さんお願いします!」
村林さんのひとことはこれだった! 「トーキョウ!!」
常務の一声に続いて沸き上がる東京コール,もう誰にも止められない。 「トーキョウ!,トーキョウ!,トーキョウ!,トーキョウ!……
(チームの常務がみずからコールを起こすようなチームを,どうして愛さずにいられようか?)
アウェイ側ゴール裏2階席に陣取った東ガスゴール裏。ここでも「とどろきの歌」を唱和する 「とどろき~ とどろき~,しぶやっから電車で20ぷん!,とどろき~ とどろき~,しぶやっから電車で20ぷん!」(笑)
(試合ともチームとも選手とも,全くと言っていいくらい関係のない歌を,ゴール裏で唱和するサポーター軍団がかつてあったであろうか?(笑))
今日の相手は川崎○○○ターレ 「かわさき__コタ~レ~,かわさき__コタ~レ~」
(無音部分あり。周囲状況を勘案しての新手の技の登場(笑))
曰く 「みんな! 言うなよ!」(笑)
そのココロは 「紳士的に行こうぜ!」(笑)
紳士的ということで,ついに川崎にもエールを? 「かわさき!,かわさき!」
やっぱり…(笑) 「××××××」(笑・拍手)
(↑↓Real Audio 106kbです(笑)。回線遅くて音が悪い場合は「こちら」を,聞けない人は「こちら」を見て下さい。)
さらに続いて 「××××××,××××××」(笑)
(聞けない人は「こちら」。)
もひとつおまけに 「××××××,××××××」(笑)
(そうだそうだ。 東京は嫌われ者でいい。巨人みたいに,札幌に行っても新潟に行っても大人気なんて,そんなのちっとも面白くないぞ!)
(聞けない人は「こちら」。)
でも試合終了後には,今日の試合の素晴らしさに 「フローンターレ!,フローンターレ!」
(と,まじめにエールを送ったのであった)

さ,川崎を倒してやるべきことはやった。あとは運を天に任せるのみ。

こぼれ話…

その1・ハチ公前で集合した時の植田朝日さん(なんかよそよそしいが,とりあえずいいや)との会話

植:「(大声で)峰村さん,いる?」
峰:「あ,はい,はい」
植:「ホームページ面白い!」
峰:「あ,東京中華の…」
植:北朝鮮の写真が」(笑)
峰:「あっちか(笑)」
植:「コンピューター立ち上げた時にあなたのページが最初に出てくるようにしてあるよ」
峰:「(手振りで)例のこうやってる写真?」
植:「違うよ! 『トーキョウ!ダダダ!』ってやつだよ! 誰もあなたの顔最初に見ないよ!」(笑)

その2・渋谷駅で係員に「責任者います?」と訊ねられて,「いません…」と答えた後の東ガスサポの会話

「この人数で責任者がいないってのも凄いよな」(笑)
「責任取れるような奴もいないけどな」(笑)

優大劣小順位表(第28節終了)


1998年10月25日,江戸川陸上競技場にて対本田技研戦を観戦。試合開始早々,フリーキックからのこぼれ球(でしたよね?)を岡元が決めて,流れは完全に東ガスペース。後半にはアマラオのJFL通算100点目となる記念ゴールで2-0とし,そのまま完封。奥原の復帰,アマラオの独演会,サンドロのお笑い転向など内容の濃い一戦となった。

10月25日の試合での軍団のコールと野次
試合開始直後,たびたびやってる定番コール 「秒殺~東京!,秒殺~東京!」
その直後,ポストにあたったフリーキックのこぼれ球を岡元が決めたもんだから 「ホントに秒殺!,ホントに秒殺!」
ああ,凄かった,というわけで 「××××××!,××××××!」(笑)
(↑2項目RealAudioです。回線遅くて音が悪い場合は「こちら」,聴けない人は「こちら」。)
100得点にあと1に迫ったアマラオを,緊張させないための親ごころ? 「100とか言うなよ,100とか!」(笑)
そのアマラオがまわりとの連携をとっている 「…アマラオが人のためにプレーした!」
それがなかなか華麗だったので 「すげ~あいつ,外人みたい!」(笑)
(ん?)
一方サンドロは,ヘディングでボールを自分の足元に落すという技を披露した 「頭トラップ!」
「何で吸いつくんだ?
頭に?!」(笑)
アマラオがファウルをとろうとして(?)わざとらしく転んだら,本当にファウルが取られた! 「演技賞!演技賞!演技賞!演技賞!
後半見事アマラオが100点目を入れた,が,その後怪我からの復帰緒戦となる奥原が投入されると, 「オク行け~」「アマラオお前もういいから」(笑)
ゲンキンだよね 「これが東京。熱しやすくさめやすい」(笑)
しかしアマラオがマジでだれ気味になってきたので 「アマ,まだ終わってないよ!」「アマ1点足りないよ本当は!」(笑)
試合終了後,アマラオをゴール裏の前に来させて訊ねる。 「アマ,知ってる? 100ゴール!」
アマラオの答えはこれだった! 「知ラナイ!,知ラナイ!」
そんなアマラオに,100点を祝う横断幕をプレゼントしたら… [アマラオは,その横断幕を身に巻きつけ,すそをたなびかせながらグリコの絵のように手をあげて,チームメイトのところに走っていった](大爆笑の海)
そんなアマラオに愛情のこもったコールが飛ぶ 「莫・迦・ラオ!,莫・迦・ラオ!」
「君ら,言い過ぎ」(笑)
来季から,東京とは別のリーグに入る本田にエールが送られる 「ホンダ!,ホンダ!」
「元気でな!」
本田のGKコーチにもエールが送られた 「大橋番長!,大橋番長!」
「大橋番長
フォーエバー!」

「秒殺」した時,あまりに瞬時のことでどう喜んでいいのか戸惑っていた人,多くなかったですか?

優大劣小順位表(第29節終了)


1998年11月1日,駒沢陸上競技場にて対アルビレックス新潟戦を観戦。東京が勝利,等々力で川崎がソニー仙台に屈したため,東京ガスが逆転優勝!

11月1日の試合での軍団の大逆転を呼ぶ応援
東京ゴール裏の脇に張られた横断幕

試合開始前,川崎がソニー仙台に負けて東京が新潟に勝つと叶う優勝への一縷の望みをかけて 「ソニー仙台!,ソニー仙台!」
東京のオフサイドパスに新潟応援団がコールする 「全部う~そさ,そんなも~んさ,いまのパ~スはまぼろし~,オフサイッ」
(このコール,もともとは富士通(現・川崎F)のあるサポーター軍団の持ちネタだったのが,その軍団がサポーター同士の確執で応援できなくなったんで,お蔵入りしていたもの。それを今年のオールスターで山形新潟大宮連合が,ネタを貰って復活させたもの。ということは新潟対大宮の試合では,お互いにこのコールの応酬をするのだろうか?)
それを聞いた東ガスサポの小さい野次 「それ,もう飽きた」
アマラオが,わざと倒れたとも受け取れるダイビングをして 「ダイビング!ダイビング!ダイビング!ダイビング!」(笑)
最近のアマラオ,そういうの多くないかい? 「うっそつき!うっそつき!うっそつき!うっそつき!」(笑)
(でも不思議と反スポとられないような気が…)
ここぞとばかりいい倒す 「ウ・ソ・ラオ!,ウ・ソ・ラオ!」(笑)
(まあ,それだけ愛されている証拠さ)
アマラオが絡むとファウル多いんで 「アマラオルールってのがあるからな,触れたらファウルってのが」(笑)
前半30分頃,ソニー仙台が川崎に先制したという速報がゴール裏に伝わる 「うおぉぉぉぉおお!」(大歓声)
(↑RealAudioです。回線遅くて音が悪い場合は「こちら」。21kb)
となるとハーフタイムには,やっぱり言っちゃうよな~ 「かわさき○○○タ~レ~,かわさき○○○タ~レ~」
(現物は無修正(笑))
同じくハーフタイム,出場停止の加賀見にゴール裏からラブコール 「こっち来い加賀見!,こっち来い加賀見!」
後半,奥原が登場。奥原の活躍を見たいゴール裏 「オク!,パスしなくていい!」(笑)
熱い動きを見せる奥原に 「オクやっちゃいそう!」(笑)
終了10分ほど前,相手ゴール付近でのファウルに熱くなり揉めそうな雰囲気になり, 「やっめとけ!やっめとけ!やっめとけ!やっめとけ!」
続けてコール 「落ち着け~東京!,落ち着け~東京!」
ロスタイムに入り,川崎の敗北がゴール裏に伝わる 「うおぉぉぉぉおお!」(大大歓声)
その直後,長い笛の音が鳴り響く 「うおぉぉぉぉおお!」
「優勝?」
「優勝だよ,
優勝!」

(↑上記2項目がRealAudioでよみがえる! 回線遅くて音が悪い場合は「こちら」。86kb)

初観戦が今年の5月4日。半年間勝っても負けても東京人として,応援して,最後に,ホントいい夢見させてもらったよな…。いや,夢じゃなくて現実なんだよな。ありがとう…

↓最終節,ついに東京が…
優大劣小順位表(最終成績)