これを知った村林常務(FC東京)はびっくり。「どこに書いてあったのか」と興味津々の様子であった。 しかし心中穏やかでないのは東京ガスサポーターだ。いくらFC東京へのサポートには自信があるとはいえ,やはり第2の東京の出現には警戒心を隠せない。しかも横河電機は武蔵野市・日野市にスクールを持ち,地域密着度ではFC東京に負けていない。ヴェルディ川崎が東京に移転するのとは状況が全く違い,多摩地区に籍を置くFC東京サポーターが寝返ってもおかしいとは言えない下地があるのである。
この件に関してある東京ガスサポーターは「広い東京に地域密着型のチームが増えて,日本全体の手本になるのはむしろ歓迎すべきこと。しかし我々FC東京サポーターとしては,今後ますます応援とチーム愛に磨きをかけて,今後直面する東京人争奪戦に望まねばならないことは言うまでもない」と,気合を入れ直していた。
上記発言はあくまでも横河電機サッカークラブのものであり,これが直ちにJ参入につながるものではないと想像されるが,東京にもう一つ地域密着型の強豪チームがあるという事実。これからも東京のサッカーシーンからは目が離せない。
|