No.1

 第1番はきっと簡単だろう(『図巧』はいきなり大傑作で始まるが)。
 黒に、チェックの余裕や、e5ポーンを取らせる余裕を与えてはいけない。つまり、1...Qd5+や1...Qxe5や1...Kf5を許してはいけない。
 したがって、素直に考えれば、初手は1.Qe4+しか考えられない。
 ただ、奇手に凝りだすと、1.Qh1!?が浮かぶ。もし1...Qxe5??なら、2.Qh3+.Kf4,3.Qf3#である。
 しかし、1.Qe4+が第一感だろうし、それから読んでみたい。
1.Qe4+ . Kh5(次譜へは右下の図をクリック)