「八月のクリスマス」

フィールドワーク参加のための事前学習にと、り～ち先生から指定された映画。Ｉちゃんが◎◎しておいてくれたものを借りた｡映画はたまに見るが、韓国の映画はおそらくはじめてだ。静かで落ち着いた映像と音楽が意外だった。内容も私の想像した韓国とは違い、繊細だった｡韓国のイメージまず一新！

７月４日

大槻能楽堂で能楽鑑賞後、鶴橋で昼食。異常に暑かったため、歩いて行く予定を変更して電車に乗る。あのまま歩いていたら目的地までたどり着けなかっただろう･･･｡鶴橋は初めてでとても新鮮だった｡微妙に日本じゃないところなんか特に｡

とりあえず冷麺とちぢみが非常に旨かった｡ほとんどのメンバーが集まっていたにも関わらず名前と顔が一致しない｡Ｔ澤先輩は華道部でもお世話になっているし、Ｆ先生の去年の沖縄フィールドワークでホテルが同室だったため安心｡Ｔ澤先輩つながりで4回生のお姉さま方とはだいたいふつうに話ができた。旅行でみんなと仲良くなれることを願いつつ･･･｡

京都広隆寺参拝。この日も真剣暑かった｡昼食をとっていなかったのでＩちゃんと映画村近くの食堂でご飯を食べる｡あの辺って実は飲食店少なかったのね･･･｡観光地だからもっと食べるところはたくさんあると思ってたから、着いてから食べるつもりだったんだよなぁ･･･｡

そしてなぜか中華そばを食べた｡だってこってりした物が食べたい気分だったんだもん･･･｡京都っぽいものがあればそっちにしたんだけど･･･｡ちょこっと早めに集合場所に行ってみるがまだ集まっていないご様子｡すでに到着していたたえにゃんを発見｡鳥嫌いのたえにゃんはハトの集団におびえてすみっこに待機していた（笑）

広隆寺に来るのは確か3回目｡先の2回は学校の遠足だったかな･･･｡弥勒菩薩様もお変わりがないようで安心(笑)

前夜に必死で詰め込んだ荷物を抱えて家を出る｡なかもずにてスッピンのＩちゃんと合流｡ふたりとも朝は苦手なため、地下鉄に乗ってもうつらうつらとほぼ無言･･･｡1時間ほどで新大阪に到着｡ここでかよっぺと待ち合わせ｡とりあえずお菓子やお弁当を買い込む｡集合場所に行くとすでに数人が待機中｡全員が集合したところで新幹線に乗り込む｡新幹線って山口県のおばあちゃんの家に行くときにたまに乗るくらいで、年に1回も乗らないなぁ｡そんなこんなで見慣れた小郡駅を通り越していざ下関へ｡電車に乗り換え、下関国際ターミナルへ到着｡実は私、船に乗るのは今回がはじめて｡心配なのは船酔い･･･｡私、けっこう乗り物酔いするんだよなぁ･･･｡酔い止めは絶対に手放せないッ(>_<)もちろん今回も『いや、そんなにいらんやろぅ(-_-;』ってくらいの量を持参｡それくらいもってないと不安なんだよねぇ･･･。

そんなこんなでいざ乗船！！･･･の前にけっこうめんどくさい手続きがあるんですねぇ。そうそう、私は韓国はおろか海外さえもはじめて！すぐに乗れるわけじゃぁないんやねぇ･･･｡

書類を書いた後、ターミナルから出て買い物なんぞしてみる｡ここでもお菓子を買い込み、べたにカリカリ梅なんかも購入してみた｡そうこうしているうちにようやく船へ･･･｡

意外に揺れないことにビックリ｡船に乗ってとりあえず自己紹介｡ここでやっとみんなの名前がわかった｡1週間うまくやっていけそうな感じで安心｡でもここではまだお互いによくわかんないからなかなか話ははずまなかったなぁ｡そろそろ出航の時間だ！とりあえず甲板へ出てみることに･･･｡ ぶぉーという音とともに船が動き始める！ここはやはり手でも振っておくべきでしょう･･･｡ しっかしすごい風だわ(^_^;

ちょうど夕日が沈む直前で、ただでさえ初の船旅に感動してるのによりいっそうの感動！うっわー、きれぇ~ってなごときのもんじゃぁないね！風も気持ちいいし夕日はきれいやし！

乗客のほとんどは韓国人だったように思う｡夕飯時になるといっせいにキムチをひろげてたのにはちょっとひいたかな･･･(-_-;韓国の人にとってキムチが大切なものであるであろうことを実感｡

食事よりも衝撃的だったのがお風呂｡あれはあかんやろぅ･･･。おばちゃんたちは夢中で洗濯をしていてシャワーを開けてくれない･･･｡“洗濯禁止”の張り紙の意味はいったい･･･｡しかし、そんなことよりも、湯船の湯がリバープールのように渦巻き、非常に嫌な予感がした｡これって相当揺れているんじゃぁ･･･？風呂の窓から外を見ると、真っ暗な海面がかすかに見えた｡風呂上り、部屋に戻ってゴロゴロするが、やはり相当揺れているようだ｡だんだん気持ちが悪くなってきた｡ちきしょう！船酔いのやろうがやってきやがった！！私はみんなとの交流もそこそこに、薬を飲んで9時には寝てしまった｡

薬のせいか、だいぶと寝ていた気がした－が起きてみると2時だった｡突然のバリバリバリバリバリッという轟音で起きてしまったのだが、これはどうやらイカリをおろした音だったらしい｡全員寝ぼけながら時計を見、急に明るくなった窓の外を見た｡まだ夜中だと知ったみんな再び布団にもぐりこんだ｡

９月６日

朝、起きてみると船はもう揺れていなかった｡とりあえず化粧をする（笑）

そしていよいよ船を下りるときがやってきた！韓国への第一歩だ！

ぞろぞろと出口に人が並び始める｡たくさんの人が大きな荷物を抱えて船から下りるときを待っているが、彼らの持ち物は食料品と電化製品が主のようだった｡扉が開き、橋を渡りいざ入国。パスポートと荷物のチェックが終わるとまず両替だ｡もちろん私には初めての体験だ｡しかし別にこれといって戸惑うこともなく終了してしまった｡

ここのお姉さんのメイクはインパクトがあった｡私の好きなくっきりハッキリメイクで特に口紅の塗り方には気合を感じた｡しかも色はこの秋の流行先取りのボルドーだ！負けた･･･｡

ターミナルを出ると地下鉄に乗った｡見るものすべてが新鮮だった｡別に建物などは日本とそう変わりがないのだが、やはりハングルが印象的だ｡地下鉄は日本のものよりも幅が広く、中吊り広告は丈が短かった｡路線案内を見ると、意外にも地下鉄は日本よりも発達しているようだ｡

地下鉄を降りると高速バスに乗る｡バス･･･これがまた乗り物酔い癖の強い私には不安だったが、お菓子を食べてしゃべっていると案外時間がたつのは早かった｡慶州到着｡

バスから降りて、この地で初めての公衆トイレに入る｡なぜだっ！何故明らかに並んでいるのに順番抜かしをするのか･･･(T_T)船の中でも思ったが、どうやら、この国では自己主張が絶対条件のようだ･･･｡やったもん勝ち精神｡

ターミナルでＡ山学院の学生さんたちと合流｡どかば先生はどこから見ても愉快な人だった｡まずはホテル探し｡おぉ、確かに貧乏旅行にふさわしい外観のホテルだ！こう見えても私は環境への順応性は高い(つもり)なのでホテルごときはどんなものでもけっこう平気だ｡荷物を置いて昼食｡

民家風の料理店で食べたジャジャンメン。スパゲッティのような麺にたまねぎベースの苦味のきいたソース味っぽいものをかけて混ぜて食す｡麺が出てきたときは具の入っていない冷やし中華かと思ったが全然違うものだった｡私はたまねぎが好きなので韓国上陸初の食事は非常に満足いくものであった｡そういえばここではキムチは出てこなかったような気が･･･｡

食後バスで移動し、仏国寺を見学｡やたらとカラフルな門に迎えられる｡日本だとこんな鮮やかな寺はまずないのではなかろうか？この門をくぐってしばし歩く｡遊歩道のような散歩するには最適な道が続いていた。

寺院までの道のりでも思ったが到着してみて改めて｢日本人が多い｣という感じた｡私たち以外にも団体さんがけっこういたようだ｡寺院そのものは最初に見た門ほどではないが、やはり緑をベースに色鮮やかに塗られていた｡日本と大きく異なる点だ｡

仏国寺を一通り見て、次に向かったのは石窟庵だ｡これがまた山の上で、バスに乗って延々のぼるのぼる｡ここで気付いたのだが、慶州にはやたらと壷のようなものが点在している｡多いところだと数メートルおきに置かれているのだが、これはどうもゴミ箱のようだ｡なるほど確かに道にゴミなんか落ちていない｡そしてこれまた散歩道をずんずん歩いていくと更に山の上に古い建物が｡一通りの見学の後、バスでホテルの近くまで戻り夕食｡

ここで慶州大学の学生さん数人と合流｡このとき食べた焼肉はほんっとうに最高だった！日本でいつも食べたいる焼肉っていったい何？！ってくらいの感動！！こんな旨い肉があったのね？！しかも豚肉？！

感動のあまり酒もすすみ、気付けば日本でも稀に見るどんちゃん騒ぎに･･･(^_^;でもこのときの飲みでメンバー全員と仲良くなれたと思う｡韓国人はおろか日本人のどかば先生たちまでもひくような荒れようだったようです(笑)「韓国ではこーゆぅのしないんですねぇー」と、どかば先生にふったところ「関西人だけだろ！」と言われてしまった(T_T)

ともかくこの日みんなと仲良くなれて本当に良かった｡韓国のビールおいしかったなぁ･･･｡

９月７日

朝起きると前日の飲みもなんのその、ガンガンに元気だった｡しかしパーマをあてていて朝髪をぬらさないとウェーブの出ない私にとって、お湯が出なかったことは衝撃的だった･･･｡まぁ夏だから別に水で洗っても風邪はひかないんだろうけど、その日は小雨が降る寒い日であった｡そういえば2枚しかない布団の真中に寝ていた私は朝起きてみると布団をかぶっていなかった･･･(T_T)夜中に何度か寒さで目がさめたのだけども両脇のふたりは掛け布団を自分の体に巻き込んでしまっていて引っ張ろうにも引っ張れない状況｡しかも敷布団も徐々に移動して隙間が出来ている｡こんなことがあったにも関わらず私は道中ずっと真中に寝つづけた(笑)

朝食は常設屋台｡朝一でフライドチキンを食せる自分のお腹に乾杯･･･｡すべての食べ物の安さに感激！しかも種類も豊富で何を食べようか迷うくらい｡

ご飯を食べたら天文台を見学｡ここで現地のテレビ局につかまり先生が私たちに天文台について説明している様子を映される｡いつ放送されたんだろう･･･？続いて鶏林、天馬塚｡若草山だっ！とみんなで大騒ぎした｡天馬塚のある古墳公園はとても広く、野生のリスなんかもいた｡この後慶州の街を歩き、いろんなものを見て回った｡

お昼は葉っぱご飯｡いっぱい葉っぱがあってそれにいろんなものを巻いて食べる｡なんでもキムチにしちゃいました、という感じだった｡ビックリしたのがジャガイモのキムチ｡大好きな大根のキムチかと思って食べてしまったのでかなりの衝撃を受けた！

夕飯まで自由時間となったので私とＩちゃんとかよっぺはとりあえずプリクラを撮りに行った｡言葉がわからないためシャッターのタイミングがまったくわからず、目が半開きの怖いプリクラが大量に出来てしまった｡

この日はまず慶州民俗工芸村へ移動｡ここで焼き物やアクセサリーを見る｡おもしろかったのが、実際に一からろくろを回して花瓶のようなものをつくって見せてくれたこと｡しかもせっかく綺麗に仕上がったものを｢触ってみてください｣と！せっかくなのでよってたかって突っついてベコベコにさせていただいた(笑)少し雨が降っていて寒かったけどあまり気にならなかった｡

昼食は海鮮うどんのようなものだった｡日本のうどんとほぼ同じ｡貝類がたくさん入っていて出汁がしっかり効いていて美味！

夕方、セマウル号に乗って大田に移動｡Ｓ・Ｊ先生とご対面｡ここからバスでホテルへ｡大田駅からホテルまでは意外に遠く、到着するともうけっこう遅い時間になっていたため開いている飲食店があまりなかった。相変らず雨は降っていたが傘もささずに出歩いた｡

しかし、ここでもやはり最初にテーブルごとにキムチが出される｡続いて出てきたのがナマコと謎の刺身｡一見ベビーハムのような物体だったが貝の刺身だったらしい｡ここでカルチャーショックだったのは刺身や海鮮どんぶりにコチュジャンをかけることよりも何よりも、ナマコが超マイナーな食材であったことだった！！みんな｢うわっ、これ何？！｣と言ってナマコを指している｡何ってナマコやん･･･｡みんな食べたがらなかったので醤油をかけて一人でいただいた｡確かにナマコを最初に食べた人はすごいと思うけど･･･｡どんぶり自体は「こーゆぅもんだ」と思って食べれば別に食べれないことはなかった｡でもどっちかって言うとやっぱり醤油で食べたほうが美味しそう、かな･･･(^_^;半分ちょいくらい食べたかなぁ･･･｡醤油をかけた子がすごい勢いで店員さんに腕をつかまれて「違う！」と言われていたのが面白かった（笑）

夜はコンビニでお菓子やデザートを買い込んでテレビを見たりして過ごした｡コンビニにあるものはほぼ日本と同じだったのだが、唯一牛乳だけが非常に薄味だった･･･｡他のジュースとかはけっこう味濃いなぁと思ったんだけど･･･｡このホテルで初めて家に電話をし、韓国の興奮を手短に母に語った｡

山登りは、前日までの雨で少し歩きにくかったが、敬愛の持ってきていた日韓･韓日の辞書をお互いに持っていろんな話をし、よい交流の場になったと思う｡ここでやたらと「Ｒちゃんは韓国人ッぽい顔だ」とみんなに言われた｡韓国の女性は綺麗な人が多いし、私好みの化粧がはやっているようなので非常に嬉しかった｡お昼ご飯には冷麺をいただいた｡やはり美味｡しかし金属の箸であのつるつる麺を食べるのはなかなか至難の業だった･･･｡そういえば、そのとき店のテレビでは素人喉自慢大会のようなものをやっていた｡

扶余博物館を一通り見て回った後、敬愛とはぐれてしまった。

どこに行ったのかなぁ、と思っているとしばらくして戻ってきて“お土産に”と、博物館内で売っていたキーホルダーを買ってプレゼントしてくれた｡夕方からまた雨が降り始めた｡思えばこの雨は私に何かを忠告しようとしてくれていたのかもしれない･･･｡ごめんなさい、この夜のことは途中から本っ当に何も覚えていません･･･｡Ｋ君がおんぶしてくれたところまではなんとか･･･(-_-;ご迷惑をおかけしました･･･｡介抱してくれた皆にはお礼の言いようもありません(T_T)しかし、あんなことがあったにも関わらず未だに酒をやめられない自分がしゅてき･･･｡

９月１０日

4時｡起きたらなぜかベッドの上だった｡たしか自分の部屋は布団だったはず･･･。布団よりもベッドのほうがラクだろう、とＯ先輩とＴ澤先輩の部屋で寝かせていただいていた模様｡みんなが起きはじめた頃、まずお礼回り(笑)とりあえず数人で大浴場へ行った｡

前日あんな状況だったくせに異常に元気な自分が憎い･･･｡

大田駅には数名の学生さんが見送りにきてくれていた。

昼食後は国立中央博物館見学と市内観光、免税店めぐり等々｡ソウルに着いてから、やたらと警察らしき人たちを見かける｡博物館の周りは勿論、地下道への入り口にまでも２名ほど。

先生にタクシーに乗せて送り出してもらった私とＩちゃんとかよっぺとＭサンは、いざ韓国汗蒸プラザへ！到着するとまず基本に自分の好きなオプションを組み合わせてコースを決める｡基本コースはサウナと薬用風呂と垢すり｡それに私はカッピング、ヨモギ蒸し、石膏パック、足つぼマッサージをトッピング｡これで２万弱。日本で全身エステに行ったことはないけど、２万はありえないでしょうッ！！(>_<)

次はヨモギ蒸し｡部屋に入るとまず目に入ったのは左の写真で女性が着ているものを頭のてっぺんまでかぶった人･･･｡私も全裸で肩まですっぽりと同じ物をかぶせられ、椅子に座らせられる｡その椅子はドーナツみたいに真中に穴があいていて、下で蓬が蒸されている！座ると肩までだったのが頭のてっぺんまでになり小さいサウナ状態｡

なんだか非常にまぬけな姿である｡隣はいったいどんな人なのか･･･｡しばらく蒸されていると「えぇ？！」と、おそらく我らの姿を見て驚いたのあろう声がした｡

Ｉちゃんだッ！(>o<)「Ｉちゃぁーん、これ私やでぇ！！」と手をパタパタさせて訴えると、隣から｢え？！となり瑠理ちゃんやったん？！｣とかよっぺの声･･･！３人で並んでお互いを励ましあう･･･(笑)そして順に抜けていき、いよいよ垢すり！！

･･･と思ったが、まずサウナ｡石の壁の囲まれたドーム型の汗蒸幕｡何度か出たり入ったりするように言われ、３度ほど出入りを繰り返した｡しばらく寝転んで休んだ後は薬用風呂へ｡まずは高麗人参風呂｡黒っぽい湯の一面に泡が浮いている｡隣は緑茶風呂、冷炭風呂、と聞いただけでもむちゃくちゃ肌に良さそうなお風呂ばっかり！！(^0^)しばらくそのいかにも良さげなお風呂を堪能していると、名前を呼ばれた。ひとりのおばちゃんが私の名前を呼んでキョロキョロしている｡どうやら私を担当してくれる垢すりおばちゃんらしい｡「よろしくおねがいしまぁす」と陽気に挨拶をされ、奥に連れて行かれる｡

ちっちゃいビニール張りのベッドに寝かされ垢すり開始！！このとき気になったのはおばちゃんの衣装･･･｡遠目だと黒い水着かと思ったのだが、よく見ると明らかにセクシー下着だった･･･(-_-;

最初はやはりガシガシこすられて痛かったのだが慣れてくるとなかなか気持ちのいいもんだ｡ショッキングなことに垢はどんどん出てくる･･･｡おばちゃんと軽く会話をしながら垢をどんどん落としていく｡垢すりが終わるとオイルでマッサージ｡これで終わりかと思いきや、今度はココナッツみたいな香りのするミルク色の液体をダバダバかけられ更にマッサージ！幸せでございました｡シャワーでオイルを落としたら完了｡

オイルとか海草エキスでしっかり肌に栄養分を与えたあと、ガーゼをかぶせられ、その上からひんやりとした液状の石膏をのせられるのだが、写真とは違い目までぽってりと石膏でふさがれてしまう｡時間も時間だし、だんだんととろーんとしてくる。いつの間にか3人とも眠ってしまっていたよう｡しかし突然のバリバリッという音と衝撃で目がさめた･･･｡石膏を引っぺがされたのだ｡明日は絶対に化粧のりいいはず･･･｡

最後は足つぼマッサージ｡私はこれが一番楽しみだったのだ！歯医者さんの診察台みたいなトコに座らされて、まず足を色のついたお湯につけて暖める｡バスクリンみたいな色のお湯｡しばらくすると別のベッドに連れていかれ、いよいよマッサージ開始！おばちゃんはまずふくらはぎを手でぐりぐり。痛かったら言ってね、といわれるが逆にこそばいくらい｡ふくらはぎが終わると次は足の裏｡足の裏はちちゃいすりこぎみたいなものでマッサージ｡これは噂通り痛かった！でもテレビでよく見るようなあんな大げさな痛さではなかったなぁ･･･私が健康すぎるのか？！(笑)痛いんだけど気持ちいい｡マッサージが終わるとまた別の椅子に座らされて今度はなにやらピンク色の液体が目の前に｡「ちょっと熱いですよ～」といわれたかと思うと、おばちゃんは私の足をつかんでくるぶしまでどぼんっとその液体の中に！アツッ！！その液体は溶けたロウ｡そら熱いわぃ(^0^;まぁ一瞬だったので耐えられないほどではなかったけど･･･｡しばらくそのまま放置され、ロウが固まってきたらべろーんと剥がす｡これにて終了！

みんなは私よりもちょっと早く終わっていたよう。時間はすでに23時を過ぎていた･･･｡極楽でございました♪エステ内で着せられていた服を脱いで着てきた服に着替え、すでに着替えを済ませていたＭサンに「この服どこに返したらいいん？」と聞くと「あー、あっこに入れるところあったよ」と教えてくれたのでＩちゃんとかよっぺと私の3人はそこに服を入れにいった。

4人でエステの感想なんかを話しながらホテルまで送迎してくれるワゴンに乗り込む｡送迎までしてくれるとはまさに至れり尽せりですな･･･｡ホテルに戻ってまずり～ち先生に帰ってきたことを告げなくては、と部屋を訪れるが反応がない･･･｡他の部屋も静まりかえっている｡まだ帰ってきていないのね･･･？(;_;)私たちはとりあえず部屋でおしゃべりをして過ごした｡

しばらくすると有り得ない事件が発覚！！なんとＭサンがエステの服を持って帰ってきているではないかっ！なんでやねんっ！！あんたが「あそこに入れるんやでー」って言ったんやんっ！！凄いよ、Ｍサン･･･｡しかもおもいっきり天然･･･？Ｍサン、面白すぎです･･･(^_^;

9月11日

この日は一日自由行動｡私とＩちゃんは、足は何ぼでもあるんやから別に細かい計画はいらないでしょと安直な考えだったが、慎重派かよっぺだけは前夜先生にいろいろ聞いていてくれていた(^_^;まぁそれにもかかわらずロッテデパートに行くのに2時間くらいかかったけど･･･(笑)

早々に出かける準備をした3人はまず朝ご飯にしよう、とケンタッキーへ｡ロッテリアもそうだったが日本とは微妙にメニューが違う｡朝から元気に揚げ物を食した私たちはいざ買い物へ！

ここでご理解いただきたいのが3人の性質の違い｡私はこう見えても貯金好きである。流行などにはあまり興味がないため、普段でも服とかに莫大なお金をかけることはない｡かよっぺは堅実派だがブランド物が好き｡普段の生活での出費を抑え、ここぞというときに使うらしい｡最後にＩちゃんは間違いなく浪費家である･･･(笑)

しかし私も「ブランド物にはあんまし興味ないんだけど財布くらいはいいの持とうかなぁ」と思い始めていたので免税店でとりあえずお財布を見てみる｡私は早々に自分のと母へのお土産の財布を購入し任務完了｡日本でもそうだからわかりきっていたのだが、私はふたりの冷静さを失った買い物にくっついて歩くことになる(笑)傍から見ていると面白い。世の女性たちが身を滅ぼしていく姿が目に浮かぶ(笑)

そんな感じで半日が過ぎ、ホテルに集合の時間となる｡ホテルに戻って一休みしていると、やはりふたりは後悔していた(笑)さて、みんな揃ったところでお夕飯♪･･･の前にCDを大量購入！このとき何の気なしに買った紫雨林が相当お気に入りです｡

そしていよいよサンゲタンを食すときがやってきた！鳥だ･･･｡確かに鳥だッ！！さすがに鳥一匹は量も半端ではない｡しかも鳥の中にはもち米らしき詰め物が｡味は勿論ゲキウマッ！スープなんか、これ全部飲まないと損でしょ、ってくらいにお出汁が出ている！！大変おいしゅうございました･･･｡

食事の後は再び自由行動｡夜の町は異様な活気に満ちていて、すべてがパワフル｡集合時間を早く感じてしまう｡最後の夜｡なんだかものすごく寂しくなった｡

この日はまずユネスコ世界遺産の昌徳宮を見に行く｡なんと休日だという理由で入場料が無料･･･｡なんでやっー！！ふつう休日とかって稼ぎどきじゃないのっ？！･･･素晴らしい｡

王宮内は意外に広く、散歩気分で回り終わってみるとずいぶんと時間がたっていた｡

ホテルへ帰る途中の道端で絶対におかしいものを発見！なぜ自動販売機と公衆電話が一体化してるのだッー？！絶対におかしいって！！(>、<)誰かが電話使ってたらジュース買いにくいやん～ッ！！電話しながらまぁ落ち着いてジュースでも飲みなよ、ってコト？！公衆電話ってそんな長電話するためのものなのか？！これ考えた人、会議で自信満々で発表したんやろうなぁ･･･｡そんで「画期的だっ！！」ってすっごい拍手喝采やってんで、絶対･･･｡

そしていよいよ旅は終わりへと近づく｡ホテルに荷物をとりに行くと金浦空港へと移動｡空港までの道のりは意外に混んでいた｡しかし、Ｉちゃんとかよっぺはそんなこと知りもしないはずだ･･･なぜなら奴らは私をほったらかして熟睡していたのだからッ~！！(T0T)空港には、Ｋ君が見送りに来てくれていた。彼に本当にお世話になりました･･･(^_^;感謝しています。

飛行機に乗り、ほんのわずかな時間で関西空港に到着｡無性に寂しくなってくる｡まだまだ帰りたくない｡一週間を共に過ごしてほんっとうに仲良くなれたみんなが大好きで、まだまだ一緒にいたかった｡

この旅行、本当に楽しかった｡人生こんな愉快なことがあっていいのかってくらいにずっと笑い続けて、毎日が最高｡大学生活ではもちろん一番の思い出になるだろう｡今回得たものはどれもなくしたくない｡本当に心からそう思えた｡メンバーみんながそう思ってくれていたらどんなに幸せか｡