東京中華とは何か


1990年台,バブル崩壊。大企業が崩れ落ちる時代が幕を開け,企業に寄り添って生きる時代から個人を生きる時代へと転換が起きている。

一方,地方に目をむけると,今や佐渡ヶ島にまで「洋服の青山」などの大規模郊外店舗や,大駐車場付きのカラオケボックスが建つ時代となり,「便利で活気のある都市,辛気臭い田舎」の構図も崩壊寸前,都会と地方の差は縮まりつつある。

さらに追い討ちをかけるかのようなインターネットの隆盛。インターネットの世界には都会と地方の差は微塵もないばかりでなく,どんな無名人でも内容のあることを書けば人の耳目を集めることが出来る世界,まさに広大な草の根ネットワークだ。

このようなボーダーレスな時代に,我々が我々の自我を発露できる集団とは何であろうか? 人によってはそれは宗教かもしれない。またある人によってはそれは学校の同窓かもしれない。もちろん所属する国家でもあるであろう。しかし,それら以上に我々に密着し,我々から拭い去ることのできないものがある。それは,「地元」である。

野球と比較すると後れを取っている日本プロサッカーであるが,野球の「巨人」と違い,サッカー界には「全国区」のチームはない。「巨人」のように,東京でも,新潟でも,札幌でも大人気などというチームはないのである。現在の世情の変化が続けば,「巨人」のような企業主導チームは時代後れのものとなる日が来るであろう。

日本の心,東京。日本の,東京。そんな日本の中華たる東京に,ついにプロフットボールクラブFC東京が誕生した。東京に生まれ東京に育った我々が,東京に生きる我々が,そして東京にあこがれる人々が,東京人としてのアイデンティティーの全てを賭けて応援できるクラブ,それがFC東京なのである。

我らが最高のクラブFC東京,だからFC東京中華思想。


FC東京は,東京ガスフットボールクラブを母体としたチームです。そのため応援スタイルなど多くのことを東京ガス時代から引き継いでいます。せっかくなので去年までの東京ガスフットボールクラブのこともちょっと覗いていって下さい。

とりあえず「このページ」の,1998年9月20日の応援風景を楽しむべし。
それから「このページ」の,1998年10月18日の応援ツアーの様子なども見るとよい。
もうちょっといいかな,と思ったら,「ガスはめ」の「97年 東京ガス観戦記」をがんばって全部読むべし。東京ガスにハメられていく姿が克明に記されている(笑)

あとは,「東京リンク」で,あちこちに飛んで頂戴。


質問と回答集

質問: このページは中国と関係があるのか?
回答: 全くない。「東京中華スポーツ第3号」の追記で以下ように述べられている。「…『中華弁当』なる弁当も販売しているらしいことが判明したが,そこで言う『中華』とは,我が国が歴史的に『日の沈む国』と認識しているいわゆる『中国』をさすものであって,『日の昇る国』たる日本国の首都であり,かつ真の中華である東京とは全く無関係であると思われるので,注意されたい。」つまり,「中華」とは,中心の華やかなところを示す一般名詞である。

質問:それにしても「中華」という表現が気になる。由来があるのか?
回答:かつて出版されたある本にヒントを得たものである。
1987年に「極楽スキー」という本が出版された。その中のスキー場マップが東京中心であることの理由として「東京中華思想に基づき云々…」と書かれていたのが強く印象に残り,このページの名称に使った次第である。

質問: 東京中華という表現は東京のサポーターの中で浸透しているの?
回答: あんまりしてないと思う。
なにしろインターネット界で1人でやっているページのことであり,見たことない人には通じないであろう。ただし,ゴール裏に来る人なら大方知っていると思われる。

質問: 東京以外の話題も載っているのはなぜか?
回答: 周辺地域(辺境)にも最大限の配慮をすることこそ中華の使命であると考えるからである。

質問: 筆者はゴール裏の人なの?
回答: 昔からの人ではないが,1999年までは主にゴール裏で応援していた。2000年は筆者が忙しい年であり,サッカーに憩いも求める筆者は,基本的にメインに構えている。新参者であり,ゴール裏で太鼓をたたいて応援をリードしたり,ツアー企画を仕切ったり補佐したことはない。横断幕を保管することはある。

質問: このページはゴール裏のページなの?
回答: そういう意識はなく,いち個人のページとして運営している。筆者は昔からのゴール裏の人の応援方法に共感するところが大であるから,ゴール裏の企画に協力することが多いが,常に自分の感覚も持ちつづけたいと考えている。


ブラウザについて(ネットスケープをお使いの方へ…)

 筆者はこのページを作成する際, Internet Explorer5(IE5)で動作確認をしつつ,時々 Netscape4.5でもチェックしていますが,はっきり言ってこのページはNetscapeでは見え方が汚いです。(特に,表の枠線がIEの場合美しい青赤に見えるのに,Netscapeでは薄汚い水黒色に見えてしまう。更に,Netscapeは先読み機能が手薄なため,反応の鈍いカウンタのところから先の読み込みが滞るなど,ホームページ閲覧にも不便だ。ちうわけで,Internet Explorerを使うことを強く勧めます。


ご意見などは峰村健司(fctokyo@yahoo.co.jp←全角を半角に直す)までお願いします。