長い一日

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階段の下から母の呼ぶ声にたたき起こされる。
時計は5時半を差している。
窓の外はすこし明るいがまだ起きたばかりで
昼なのか夕方なのか分からない。
今分かるのは母の声の調子がいつものそれとは違うこと。
おぼつかない足取りで階段を下りるとその理由が分かった。

廊下には祖母が倒れていた。
その傍らには母がいる。
祖母は廊下で転倒したらしく、その痛みで少しパニック状態に陥っているようだった。
とにかく部屋のベッドまで運んでしばらく様子を見ていたものの
痛みが引かないようなので、朝一番で日ごろから祖母が世話になっている大学病院へ。

検査の結果、祖母は肋骨を骨折、全治3ヶ月という診断。
これといって治療ができる状態でもなく
コルセットで固定して自宅で安静にしているしかないらしい。

祖母は去年あたりからあまり体の具合が良くなかったが
年寄りが転倒して骨折、そのまま寝たきりになってしまう話は
何度か聞いたことがあるから余計に心配だ。

と、話はこれだけでは終わらなかった。
以前に職場で受けた健康診断の結果で再検査の項目があった。
それは胸部のX線撮影。
健康診断の結果には「小陰影の疑い」と記載されていた。
「肺に影」なんていうとちょっと驚いてしまうが
コメント欄には4ヵ月後に再検査を受けるように書いてあったからあまり気にしていなかった。 
母の勧めもあって祖母の付き添いで病院に来たついでに診てもらうことにしたのだった。

レントゲン撮影を終えて診察室で写真を見ると
右の鎖骨のあたりに確かに2つの白くて丸い小さな影がある。
これだけでは良くわからないので、一週間後にCTを取ることに。
健康診断の結果には4ヶ月後に再検査とあったし
医者もそれほど心配ないだろうという診断だった。
が、「前に結核でもやった?」の言葉はちょっと気になった。

コメント(2)

やのん :

おいおい!大丈夫なの!?
健康診断なんて当てにならないからちゃんと見てもらった方がいいよー!心配・・・汗
おばあちゃんもお大事に☆

birdie :

ご心配どうも。
医者も心配ないだろうって言ってたし、きっと問題ないんだろう。

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このページは、が2005年9月 3日 20:28に書いたブログ記事です。

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