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組み分け全パターン結構大変であるが,出来れば以下の少なくとも(9)までをマスターしたいものである。
組み分けの問題には,いろいろなパターンがあるが,それらをひとまとめにして説明されたことはないと思う。そこでここではそれらをきちんとパターン分けしておこう。そして理解するべきことをまとめたのが次の表である。
aは組の数,bは区別のつく組の数である。 これでは何のことだかわからないであろうから,一つ一つ解説していくことにする。
とりあえず異なる9個から,Aさんに渡す玉を4個選ぼう。 次に残った4個から,Bさんに渡す玉を3個選ぶ。 最後に残った2個から,Cさんに渡す玉……これはもう選ぶ余地はなく,1通りである。 この3つの作業は連続操作なので,全部掛け算して とすればOKである。 (注:分ける数の少ないCさんの分から選ぶほうが,計算式は簡単になる。その場合の計算は となる。) この問題では,9個の異なる玉を3人に分けるということなので,分けられるもの(玉)に区別があって,組(人間)にも区別があるというわけである。しかも組内の要素の個数が決まっているので,その組に決められた個数ずつ選んでゆくだけでよいのである。
実はこの場合も(1)とまったく同じで,まず異なる9個から4個の組を選んで でいいわけである。この場合も,4個の組・3個の組・2個の組が全部違う組(玉の個数が違う)なので,人に渡すのではないけれども,組の区別がつくという点で(1)と同じなのである。
これも方法は(1)や(2)とまったく同じである。Aさん,Bさん,Cさんは人間で区別があるので,まずAさんに与える3個を選んで である。
この場合は(1)や(2)や(3)とはちょっと違うのである。3つの組は個数が同じなので,それぞれの組に違いがないのである。組の区別がつかないわけである。 しかしはじめから組に区別がないものとして分けるのは難しいので,各組に仮の看板A・B・Cをつけて分けることを考える。そうすれば(3)と同じなので
と計算できる。ところが実際には組に区別がないので,9個の玉
上の表では,「A組」「B組」「C組」という看板があるからこそ,別々の分け方に見えるが,組名をはずしたら
どの分け方でも「 仮の看板を付けていたときは,
という関係であることが分かる。これは「 となるわけである。
今度もまず仮の看板A,B,Cをつけて組み分けすることを考えよう。
今度の場合(4)と違うところは,中身が1個だけの組については,看板をはずしても他の4個の組とは個数の違いから区別がつくということである。
上の表でA,B,Cの看板を外した場合,分け方1・2は同じ分け方になり,分け方3・4も同じ分け方になり,分け方5・6も同じ分け方になる。看板を外した場合に区別がなくなってしまうのはB組とC組の2組だけなので,余計に数えていたのは,看板BとCの付け方の方法の分だけということになる。その看板の付け方はB・Cの2文字の並べ方の分だけなので
という関係である。そこで仮の看板を付けたときの分け方 となるわけである。
(3)との違いは,一人当たりの取り分が決まっていないことである。玉のゆくえを1つずつ追っていってみよう。
というわけで,どの玉も3通りの行き場がある。そして一人当たりの取り分が決まっていないので,たとえ全ての玉がAに行ってしまっても構わないわけである。(3)では許されなかったことである。 するとこの計算方法は意外に単純で,3通りの行き道を持った異なる玉が9個あるので, となるだけである。
(6)は簡単でも,(7)のように「受け取らない人がいない」とした場合突如として難しくなるのである。多くの人が(9)からの連想で「とりあえず で,仕方がないので余事象で行くことにする。受け取らない人がいる場合というのは,2人が受け取らない(全部の玉が1人に行く)場合と,1人が受け取らない(2人で山分け状態)の2通りがある。これらの分け方の数を(6)の答からひいてやるのである。 まず2人が受け取らず,全部の玉が1人に行く場合は,Aに全部行く場合とBに全部行く場合とCに全部行く場合の3通りだけである。 厄介なのは1人が受け取らない場合である。例えばAが受け取れず,全ての玉をBとCの2人で分け合う分け方は,異なる9個の玉を2人に分けることを考えて,
となる。そして同じことがBだけが受け取らない場合とCだけが受け取らない場合についてもいえるので,結局誰か1人が受け取らない場合の総数は
である。 これらの使って,誰もが最低1個は受け取るような分け方を計算する。それには
と計算すれば良いので
となる。
この2問についての説明は,「重複組み合わせ」を参照してもらいたい。それぞれの答は,次の通りである。 (8)
(9) まず玉3個を使って,3人に1個ずつを渡してしまい,残りの6個について,受け取らない人がいてもよいとして3人に分けることを考える。
各組にA,B,Cという看板をつけて玉を分けておいて,後から看板をはずせばよさそうなものだが,各組の個数が決まっていないときは危険なのである。(4)と(5)でやったように,同じ個数が入った組がいくつあるかによって,看板外しのために分母に持ってくる階乗が変わるからである。例えば2個・3個・4個に分かれる分け方は,看板がある場合は次の3!通りであり,
この場合は
となるので,3!でわらなければならないはずである。ところが例えば1個・4個・4個に分かれる分け方は,看板がある場合でも次の3通りしかない。
このように,3組の玉の数が全部違う場合と,同じ個数の組がある場合で,看板がついているときの分け方の数が違うので,看板をつけて分けた場合の数をあっさり
以上の計7通りである。 念のため付け加えておくが,ダブりを避けるために個数の少ない順に並べているので,(1, 4, 4)個の組み合わせのあとは,(1, 5, 3)ではなく(2, 2, 5)であるし((1, 5, 3) の組み合わせは(1, 3, 5)個の組み合わせと同じである),同じ理由から(2, 3, 4)のあとは(2, 4, 3)ではなく(3, 3, 3)なのである。
これはかなり難しい。各組に仮の看板をつけて玉を分けておいて,後から看板をはずすのが危険なのは(10)と同じである。かといって数え上げようとすると異なる玉であるだけに分け方があまりに多くて大変である。仕方がないのでまず各組の個数を決めてから,各組に分けていくという段階を踏んでいこう。 各組の個数の決め方は(10)と同じである。そしてそれぞれの個数の分け方について,組み合わせの数を考える。個数が決まっていて,各組の区別がない場合の分け方を計算するのである。 まず,各組の個数が(1, 1, 7)と分かれるなる分け方は 次に (1, 2, 6)となる分け方は (1, 3, 5)となる分け方は (1, 4, 4)は (2, 2, 5)は (2, 3, 4)は (3, 3, 3)は 以上を全てたして, となった。 |
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